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第二部
47話 再び三人の帰り道
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休み時間。
ケイとハヤトはおれの席まで話に来てくれて、おれやおれの後ろの席のキョウとしゃべったりしたが。
あおいは一度も来なかった。
お弁当のときや教室を移動するときなどはおれと一緒にしゃべったから、多分おれの席まで来ないのはキョウとおれの2人と同時に接することを避けているのだと思う。
『あおい=みどり』を知る者3人がそろうのが、あおいには気まずいのだ。
授業が終わり、帰宅時間になると。
おれはドキドキしてきた。
『あおい、今日も一緒に帰ってくれるかなあ?』と。
朝の電車は『おれをねらう痴漢(予備軍)のおばさんがいるから』と優しいあおいは一緒の電車に乗ってくれたのだろうけど。
帰りにはそのおばさんを見かけたことはないのだ。
おれと一緒に帰る必然性がそもそもない。
一緒に帰ろう、と言って断られる可能性あるかも……とドキドキしていると。
「りん。一緒に帰ろー」
と言う声が後ろから聞こえてきた。
が、あおいの声ではなかった……。
あおいはもっと声が高い。
もちろん声の主はわかっているが振り返ると、キョウがニコニコおれを見ていた。
「うん……」
とおれは曖昧な笑顔を返す。
キョウの行動には規則性がない。
おれたちと帰ったり、他の男子と一緒に帰ったり。
その日その日で決めている感じ。
読めない。
キョウと帰るのは別に良い。
と言うかあおいと2人きりより良いのかも。
と思ったものの、あおいの方はキョウ、あおい、おれの3人がそろうのを今日一日避けていた節がある。
あおい的には大丈夫なんだろうか?
「あおいちゃん、一緒に帰ろー」
とキョウはあおいがカバンを準備する机へ歩いて行った。
キョウってすごいな、とおれは思った。
キョウだってあおいとおれが(仲直りはしたものの)気まずい状況だと気付いているだろうに。
気まずい2人と一緒に帰ろうなんて、キョウは気後れしないのだろうか。
……と思ってから。
そう言えばキョウが
『りん。
僕のこと応援してくれる?』
と言っていたことを思い出した。
『例えばさ、あおいちゃんと僕が二人きりになる機会を作ってくれるとか。
そう言う応援ありでしょ?』
まさか今がその『応援』を求めているときなのではないか?
キョウはおれに
『あおいと二人きりにしろ』
と言外に頼んでいるのではないか?
このまま3人一緒に帰ろうとしたら
『りんって空気読めないな』
とキョウに思われるのかもしれない。
でも。
そうだとしても、やはり一緒に帰るしかない。
あおいに変な誤解されたらイヤだから。
『りんはおれと一緒に帰るのを嫌がっている』
とあおいに思われたら困る。
あおいがおれと一緒に帰るのを嫌がるのはいいけど、こちらから嫌がる素振りを見せたら。
友達にすら戻れない可能性もあるのだ。
空気が読めないとキョウに思われても仕方ない。
それにもともとおれはあまりキョウの応援をしたいと思っていなかったし、『応援する』とも明言していないし。
『応援したくない?』と言うキョウに『そんなことない』とつい反射的に言っちゃったけど……。
……などと思いつつキョウの後へ付いていった。
※※※
今まで3人で帰ったときはおれが真ん中だった。
しかし今はキョウが真ん中で。
ホッとすると同時に、寂しくなった。
あおいとこれからずっとこの距離感だったらどうしようと思う。
キョウとは駅の手前あたりで別れた。
駅近くに家があるんだそう。
キョウとあおい――『みどり』――がテレビカメラに撮られたのも、あおいがキョウの親に顔を見せにキョウの家へ来る際に一緒に駅を歩いたからだと、キョウはあっけらかんと話してくれた。
『みどり』の話をそれが原因(と言うか発端)でケンカしたとも言えるおれたちの前でするのは普通ためらわれそうなものだが。
さすがキョウ。
と言うか、ケンカの原因でなくても、あおいにとって『みどり』――あおいの男の娘バージョン――はあまり表だって話題にしたくない内容だと思うんだけど。
でもキョウが話にすることで、『みどり』は『何てことない存在』になった気がする。
『ありのまま』と言うか、『みどり』の存在をそのまま肯定する感じ。
きっと……キョウの『みどり』の扱い方はおれのより正しいと思った。
おれもキョウのように『みどり』を受け入れることができたら良かったのに……と劣等感を感じた。
しかし。
何だかいつの間にか、おれも『みどり』の秘密共有仲間になっているな、と心の中で苦笑してしまう。
ますますキョウやサキそしてあおいを責められない――おれもケイやハヤトに『みどり』のことを言っていないから。
おれがケイやハヤトに対して悪気がないように――ただ何となく言えないように――、キョウもサキも悪気なんて全くなかったんだろうな。
なのに反感を持つなんて、ほんとおれイヤな奴だ、と何回も思ってきたことを再び思う。
あおいと2人きりになると、少し気まずくなりつつ。
おれは口を開いた。
「キョウって……」
「ん?」
と首をかしげるあおい。
「良い奴だよな」
「うん」
と少し顔をほころばせた。
「そうだね」
また沈黙が訪れる。
話題を探す。
キョウがいてしばらく緊張感がなかった分油断してしまって、話題がなかなか見つからない。
思いつかない。
今度はあおいから口を開いた。
「タケルもさ」
「タケルくん……あおいの弟」
あおいは「うん」と頷くと、
「キョウくんはいい人だって。
ちゃんと覚えていたな。
当時小学二年生だったのに」
と優しそうな顔で言う。
そんなあおいの顔を見て『お姉ちゃん』と言う言葉を思い出した。
『あおいちゃんは良い「お姉ちゃん」だよ』
と言うキョウの言葉。
「実は前、キョウくんを家に誘ったとき。
『タケルがキョウくんにそこまで会いたがらなかったらどうしよう。
転校したときタケルはまだ小さかったし。
おれほどキョウくんを覚えてないだろうし』
と少し思ったんだけど。
全然そんなことなかった」
「へえ……」
「キョウくんとタケル。
今でも、おれより頻繁に連絡取っているみたいだよ」
と微笑むあおいに、おれは茶化すように、
「あおいはあんまりラ〇ンとかも続かないよな」
「あは……。
苦手だから」
そんな取り留めのないことを話しながらも。
心の中では色んな思いがわき上がってきた。
『キョウとタケルの方があおいとキョウより連絡を取り合っている』
と聞き、嬉しかった。
しかし同時に、心の中がモヤモヤして来るのを感じた。
キョウとあおいの弟は仲が良い。
そのことにモヤモヤしているのだと気付き、ホントどうかしていると我ながら思う。
でもホントに、本気でモヤモヤしてしまい自分では止められない。
きっとおれはあおいの弟――タケルくん――とキョウほど仲良くはなれないのだろうと思ってしまい、モヤモヤしている……。
そんな自分が、本当に気持ち悪い。
なんだよこの嫉妬。
おかしいだろ?
ケイとハヤトはおれの席まで話に来てくれて、おれやおれの後ろの席のキョウとしゃべったりしたが。
あおいは一度も来なかった。
お弁当のときや教室を移動するときなどはおれと一緒にしゃべったから、多分おれの席まで来ないのはキョウとおれの2人と同時に接することを避けているのだと思う。
『あおい=みどり』を知る者3人がそろうのが、あおいには気まずいのだ。
授業が終わり、帰宅時間になると。
おれはドキドキしてきた。
『あおい、今日も一緒に帰ってくれるかなあ?』と。
朝の電車は『おれをねらう痴漢(予備軍)のおばさんがいるから』と優しいあおいは一緒の電車に乗ってくれたのだろうけど。
帰りにはそのおばさんを見かけたことはないのだ。
おれと一緒に帰る必然性がそもそもない。
一緒に帰ろう、と言って断られる可能性あるかも……とドキドキしていると。
「りん。一緒に帰ろー」
と言う声が後ろから聞こえてきた。
が、あおいの声ではなかった……。
あおいはもっと声が高い。
もちろん声の主はわかっているが振り返ると、キョウがニコニコおれを見ていた。
「うん……」
とおれは曖昧な笑顔を返す。
キョウの行動には規則性がない。
おれたちと帰ったり、他の男子と一緒に帰ったり。
その日その日で決めている感じ。
読めない。
キョウと帰るのは別に良い。
と言うかあおいと2人きりより良いのかも。
と思ったものの、あおいの方はキョウ、あおい、おれの3人がそろうのを今日一日避けていた節がある。
あおい的には大丈夫なんだろうか?
「あおいちゃん、一緒に帰ろー」
とキョウはあおいがカバンを準備する机へ歩いて行った。
キョウってすごいな、とおれは思った。
キョウだってあおいとおれが(仲直りはしたものの)気まずい状況だと気付いているだろうに。
気まずい2人と一緒に帰ろうなんて、キョウは気後れしないのだろうか。
……と思ってから。
そう言えばキョウが
『りん。
僕のこと応援してくれる?』
と言っていたことを思い出した。
『例えばさ、あおいちゃんと僕が二人きりになる機会を作ってくれるとか。
そう言う応援ありでしょ?』
まさか今がその『応援』を求めているときなのではないか?
キョウはおれに
『あおいと二人きりにしろ』
と言外に頼んでいるのではないか?
このまま3人一緒に帰ろうとしたら
『りんって空気読めないな』
とキョウに思われるのかもしれない。
でも。
そうだとしても、やはり一緒に帰るしかない。
あおいに変な誤解されたらイヤだから。
『りんはおれと一緒に帰るのを嫌がっている』
とあおいに思われたら困る。
あおいがおれと一緒に帰るのを嫌がるのはいいけど、こちらから嫌がる素振りを見せたら。
友達にすら戻れない可能性もあるのだ。
空気が読めないとキョウに思われても仕方ない。
それにもともとおれはあまりキョウの応援をしたいと思っていなかったし、『応援する』とも明言していないし。
『応援したくない?』と言うキョウに『そんなことない』とつい反射的に言っちゃったけど……。
……などと思いつつキョウの後へ付いていった。
※※※
今まで3人で帰ったときはおれが真ん中だった。
しかし今はキョウが真ん中で。
ホッとすると同時に、寂しくなった。
あおいとこれからずっとこの距離感だったらどうしようと思う。
キョウとは駅の手前あたりで別れた。
駅近くに家があるんだそう。
キョウとあおい――『みどり』――がテレビカメラに撮られたのも、あおいがキョウの親に顔を見せにキョウの家へ来る際に一緒に駅を歩いたからだと、キョウはあっけらかんと話してくれた。
『みどり』の話をそれが原因(と言うか発端)でケンカしたとも言えるおれたちの前でするのは普通ためらわれそうなものだが。
さすがキョウ。
と言うか、ケンカの原因でなくても、あおいにとって『みどり』――あおいの男の娘バージョン――はあまり表だって話題にしたくない内容だと思うんだけど。
でもキョウが話にすることで、『みどり』は『何てことない存在』になった気がする。
『ありのまま』と言うか、『みどり』の存在をそのまま肯定する感じ。
きっと……キョウの『みどり』の扱い方はおれのより正しいと思った。
おれもキョウのように『みどり』を受け入れることができたら良かったのに……と劣等感を感じた。
しかし。
何だかいつの間にか、おれも『みどり』の秘密共有仲間になっているな、と心の中で苦笑してしまう。
ますますキョウやサキそしてあおいを責められない――おれもケイやハヤトに『みどり』のことを言っていないから。
おれがケイやハヤトに対して悪気がないように――ただ何となく言えないように――、キョウもサキも悪気なんて全くなかったんだろうな。
なのに反感を持つなんて、ほんとおれイヤな奴だ、と何回も思ってきたことを再び思う。
あおいと2人きりになると、少し気まずくなりつつ。
おれは口を開いた。
「キョウって……」
「ん?」
と首をかしげるあおい。
「良い奴だよな」
「うん」
と少し顔をほころばせた。
「そうだね」
また沈黙が訪れる。
話題を探す。
キョウがいてしばらく緊張感がなかった分油断してしまって、話題がなかなか見つからない。
思いつかない。
今度はあおいから口を開いた。
「タケルもさ」
「タケルくん……あおいの弟」
あおいは「うん」と頷くと、
「キョウくんはいい人だって。
ちゃんと覚えていたな。
当時小学二年生だったのに」
と優しそうな顔で言う。
そんなあおいの顔を見て『お姉ちゃん』と言う言葉を思い出した。
『あおいちゃんは良い「お姉ちゃん」だよ』
と言うキョウの言葉。
「実は前、キョウくんを家に誘ったとき。
『タケルがキョウくんにそこまで会いたがらなかったらどうしよう。
転校したときタケルはまだ小さかったし。
おれほどキョウくんを覚えてないだろうし』
と少し思ったんだけど。
全然そんなことなかった」
「へえ……」
「キョウくんとタケル。
今でも、おれより頻繁に連絡取っているみたいだよ」
と微笑むあおいに、おれは茶化すように、
「あおいはあんまりラ〇ンとかも続かないよな」
「あは……。
苦手だから」
そんな取り留めのないことを話しながらも。
心の中では色んな思いがわき上がってきた。
『キョウとタケルの方があおいとキョウより連絡を取り合っている』
と聞き、嬉しかった。
しかし同時に、心の中がモヤモヤして来るのを感じた。
キョウとあおいの弟は仲が良い。
そのことにモヤモヤしているのだと気付き、ホントどうかしていると我ながら思う。
でもホントに、本気でモヤモヤしてしまい自分では止められない。
きっとおれはあおいの弟――タケルくん――とキョウほど仲良くはなれないのだろうと思ってしまい、モヤモヤしている……。
そんな自分が、本当に気持ち悪い。
なんだよこの嫉妬。
おかしいだろ?
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