愛された側妃と、愛されなかった正妃
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
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葵れいさん、いつもコメントありがとうございます😊とても嬉しいです!
宰相親子の覚悟は、貴族達には伝わっています。残念ながら、王族には伝わっておりませんが😰
王家の血を引くのが国王だけっていうのも、事態が悪化した原因ですね。他に王族の血を引く人がいれば、とっくにすげ替えられていたと思います。
ミリアは王の子ではありませんが、表向きは王の子なので、彼女は王位を継げます。
ぱらさん、コメントありがとうございます😊とても嬉しいです!
遅いですねー。キャスリーン達が強引に介入する事もできましたが、それをすると自分達の瑕疵になる可能性もあるので放置していました。
いずれ崩壊するだろうとは思ってましたし、最低な国王と関わらず幸せに暮らす事が、最大の復讐でもあったのです。まさか、王妃があそこまで酷いとは思ってなかったみたいですけどね😅
ミリアは価値観を歪められています。今後少し出てきますので、彼女が更生するかどうかは後ほど描きます(*´∇`*)
葵れいさん、コメントありがとうございます😊とても嬉しいです☺️
そうなんですよー。上手く描けているか分かりませんが、親が同じでも、環境や手本となる大人達の違いで子どもは変わるってのを出してみたかったんです。
妹、この後少しだけ出てきます。
ひろ44さん、いつもコメントありがとうございます♪とても嬉しいです☺️
モーリスがどうにもキモい、確かにそんな側面もありますね💦書いてたら、なんかヤンデレっぽい感じになってしまいました笑
ビオレッタは、モーリスが好きなので大丈夫ですが、私自身も彼で良いのだろうかと、少しだけ、すこーしだけ思いました😂
ぱらさん、いつもコメントありがとうございます😊とても嬉しいです。
端折りましたけど、お父さんとクリスが話してキャスリーンに伝えた感じですね。あの辺り、後で直したいなーと思ってますが、まず完結させます😂
ぱらさん、いつもコメントありがとうございます!とても嬉しいです!
少し更新止まってしまいますが、ちゃんと完結させようと思いますのでしばらくじっくり続きを書き上げます!☺️
ビオレッタの幸せも描きたいと思います!
もしよろしければ
来週から、またよろしくお願いします🙇♀️
太真さん、いつもコメントありがとうございます!とても嬉しいです!
ビオレッタ、難しい立場ですよね。そのあたり整理しようとしたらうまくまとめられなくて😭しばらく整理したいと思います。来週には元に戻します。
また読んで頂けたら本当に嬉しいです。よろしくお願いします🙇♀️
ひろパパさん、いつもコメントありがとうございます😊とても嬉しいです!
ビオレッタと結ばれた者が王太子になれるっていうのは国力の差から厳しいですが、ビオレッタは王妃の姪なので悪いようにはならないと思います。あちこちの国から嫁いで来る王女達と比べると安定した地位を築けると思います☺️
それも、今後のビオレッタ次第ですけど⭐️
ひろ44さん、コメントありがとうございます!とても嬉しいです☺️
人気小説のようになるかは、これからという事で…☺️今のところ、親達は娘も守りたくて婚約を結んでます。
明日から一気に時間を進めようと思いますので、ビオレッタが大きくなった様子も描きます☺️
とまとさん、コメントありがとうございます☺️とっても嬉しいです☺️
ビクターは、正妃様が好きなんです。なので、本当は側妃が嫌で…考えに考えた苦肉の策みたいです😂
ぱらさん、いつもコメントありがとうございます!とても嬉しいです☺️
クリス視点が長くなってしまいました💦明日は母親視点を入れて、一気に時間を進めます。
いつも本当に感謝です!
ぱらさん、いつもコメントありがとうございます!とても嬉しいです☺️
美味しいチョコレートを配ってるかもしれません😅バレたらヤバいですけど、上手く隠してます☺️
ぱらさん、いつもコメントありがとうございます😊とても嬉しいです!
そして分かんなくてごめんなさい🙏
なんかこう、道は見えてるけど獣道な感じでして😱今から道を広げていきます!
分かりにくい部分が散見しておりますので、折をみて直したいと思いますが、まず完結を目指します!
こうしてコメント頂けるおかげでなんとか書けています。
いつもありがとうございます!
名無し生活さん(お名前変わりましたか?)いつもコメントありがとうございます😊
ご指摘の通り、王弟です。姉は王族ですから、必要なら躊躇なく自分の子と妹の縁を結ぼうとするでしょうけど、今回は妹の行く末を心配した結果の行動なので、あっさり引き下がりました。
ひろパパさん、いつもコメントありがとうございます😊とても嬉しいです!
モナコの王妃様ですよね。ビオレッタがどうなるかはこれからですが、しっかり自分を持つ子になると良いなと、クリスは思っています☺️
もうすぐ一気に時間を進めますので、クリスとキャスリーンが築いた家庭でビオレッタがどう成長したか、描いていきたいと思います。
煌さん、いつもコメントありがとうございます😊とても嬉しいです♪
第四王子は、アメリア(元側妃)みたいな女性は大っ嫌いですし、出会ってもいません😆
けど、ちょっと思わせぶりだったかもしれませんね。彼は幼い頃から王族としてキッチリ教育されていますし、正妃を大事にしていますので、無闇に種をばら撒くような真似はしません。
この辺り第四王子とクリスの会話シーンで補強しておいた方が良いかもなって思いましたので明日はクリスと第四王子の会話シーンにしてみます♪その前に、名前決めないと😆
チョコプリンさん、いつもコメントありがとうございます😊とてもありがたいです!
第四王子の不審な行動は後で明かしますが、彼はキャスリーンのような女性が好みなので(だから姉が会わせようとした)アメリア(元側妃)みたいな女性は嫌いです。多分会っても冷たいと思います笑
太真さん、いつもコメントありがとうございます😊とても嬉しいです♪
ピーター、かっこいいですよね。
お姉様はこの状況を知らないので、妹を助けたいと思ってるんです。
リアリストな姉が1番可愛がっていたのがキャスリーンなんですよ😆
ぱらさん、いつもコメントありがとうございます😊とても励みになっています!
お姉ちゃん、どうなるでしょう?
次の話で描きたいと思います😆
とまとさん、コメントありがとうございます♪とても嬉しいです(*´∇`*)
クリスを可愛いと言って頂けて光栄です。
普段はしっかりしてるんですけど、キャスリーンを相手にするとどうして良いか分からなくなるみたいです♪
ぱらさん、いつもありがとうございます♪
コメント、凄く嬉しいです☺️
クリス、テンパってますね😆
どうして良いかわからないみたいです😅
Sugar0117さん、コメントありがとうございます😊とても嬉しいです!
おっしゃる通り、哺乳瓶や粉ミルクはありませんので乳母に懐いています。ビオレッタはマリーがいなくなってからは少し不安定になってましたね。けどすぐ第一章の騒ぎが起きたので、マリー不在はそんなに長い期間ではありません。
容姿の表現を減らしたのは、最初はサクッと終わらせるつもりだったからです💦
けど、書いていて楽しくなってきて話が広がってしまいまして😅予想より長くなりそうです。
髪の色などは正確に描いておりませんが、正妃と側妃は似ているという設定です。でないとキャスリーンが産んだと誤魔化せませんので。元夫も目や髪の色が違っていても母親を誤魔化せると思うほど愚かではありません。(まぁ、行動は愚かですけど)
「氏より育ち」はこの作品のテーマのひとつです。興味深く読んで頂けて嬉しいです。ビオレッタの成長と共に、さまざまな出来事が起きる予定です。
ざまぁは時間かかります💦
元夫の描写はまだ先ですけど、以前のように好きに出来ずイライラしています。
たくさん感想ありがとうございます。今後は容姿の描写なども加えていこうと思います。
ぱらさん、いつもありがとうございます😊とても嬉しいです!
ピーター、いい漢ですよね😁
そう言っていただけてとっても嬉しいです♪
チョコレート大好きさん、コメントありがとうございます😊とても嬉しいです☺️
ピーターをお褒め頂き嬉しいです♪
また出番があると思いますのでよろしくお願いします。
ぱらさん、いつもコメントありがとうございます!
久しぶりの更新に早速感想頂けて嬉しいです^^b
我儘を忘れてしまったキャスリーンの選択をご覧いただければ幸いです。
物語はキャスリーンが再婚して終わりじゃないので……(ビオレッタの事とかもありますし)
引き続きよろしくお願いいたします。
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