13 / 25
12.騎士になる理由
しおりを挟む
「騎士試験なら月に1回行われているから、合格すれば見習いになれる」
「オレみてぇな冒険者でも受けられるのか?」
「以前は貴族だけだったんだけどね、最近身分を問わなくなったんだ。性別も不問だから、女性も受けにくるよ。残念ながら、まだ合格者はいないけれど」
「なら、オレでも受けられるのか……?」
「身分証明と信頼できる者の推薦はいるけどね。身分証明は冒険者証で充分だよ。推薦状は俺が書こう」
「よっしゃ! ありがとうフィリップ! いや、王太子様!」
「人目があるところはともかく、非公式の場ではフィリップで構わない。ガンツは俺達の師匠なんだから。もう1人の弟子も、強くなって元気にやってるよ」
嘘を吐きたくないが、シルビアの正体をガンツに言うのも違う。フィリップは苦し紛れに誤魔化した。
「そうか! 坊主も元気なら良かったぜ。いつか戦いたいなぁ。シルビア様より強いのか?」
「……シルビアの方が強いかな」
うん、あの時の坊主はシルビアなんだ。あの時より今のシルビアの方が強い。苦し紛れな誤魔化しだったが、ガンツはフィリップの言葉を信じた。
「やっぱりすげぇんだな! あんなに綺麗で強いなんて……」
「まぁな。シルビアは頑張ったから。ところで、ガンツが騎士になりたいのはどうしてだ?」
「冒険者は稼げるけど、定職に就いてるとは言えねえだろ。騎士になれば、シルビア様に相応しくなれるかなと……あーもう、こんなの兄貴に言うなんて違うだろ!」
「ははっ……構わないよ。他国と違い、うちは騎士が休みの日に冒険者稼業をやるのは認められてる」
「へえ、珍しいな」
「優秀な人材を集める為最近改めたんだ。もちろん、騎士の仕事が優先だけどな。よほどの緊急事態でなければ呼び出されたりしないが、冒険者稼業に行く時は報告がいる」
「そりゃそうだよな」
「ただし、転移魔法と通信魔法が使えれば報告は要らん。転移魔法が使える騎士は必ず騎士団の詰め所に転移できるよう魔法印を刻んでもらう。いざという時すぐ戻れるなら、休みにどこにいても良い。ガンツは転移魔法が使えるし、休みの日に稼げるだろうな」
通信魔法は、補助する魔道具を使えば大抵の者が使える簡単な魔法だ。互いの魔力を記録しておく魔道具を使い、連絡を取り合う。魔力量に応じて、距離が決まる。
転移魔法を使える者は少なく、移動できる距離も人によって違う。魔法印を刻んだ場所か、きっちり景色を記憶している場所にしか転移できない。
城や騎士団の詰め所など重要な建物は魔法印の刻んだ者以外転移できないよう魔法の結界が刻まれている。
転移魔法は術者しか転移できない事が多い。訓練を重ねて複数人転移できる者も存在するが、数は少ない。
ガンツもシルビアもフィリップも、数少ない者の1人だ。
「なんでオレが転移魔法を使えるって知って……ああ、精霊か」
「うん。精霊達にガンツの事を調べてもらった」
「上手くやってるな」
「勝手に調べたと、怒らないのか?」
「怒らねぇよ。王太子で精霊の加護もありゃ、大抵の情報は筒抜けだ。いちいち気にしてらんねぇよ。教えたのはオレだしな」
「師匠……いや、ガンツなら妹を幸せにしてくれる。俺は全力で応援するよ。ただ、シルビアは強いぞ」
「分かってる。何回挑んでも良いんだよな?」
「もちろん。だが、あまり待たせるようなら父上がシルビアの相手を探してしまうかもしれんな」
「くっ……それは困る!」
「今のところ大丈夫だ。俺も父上の気が変わらないように気をつけておくよ」
「ありがとな。頑張るよ」
「ひとつだけ教えてくれ。ガンツはシルビアのどこが気に入ったんだ?」
「最初会った時は、綺麗な人だなと思っただけだった。けど、戦いはじめたら目が離せなくて。シルビア様はすげえ楽しそうに戦うんだ。あんなに綺麗で、強くて、楽しそうに戦う人、初めて見た。彼女から目が離せなくて、なんか……懐かしくて、気付いたらドキドキしちまって。負けた後、オレが求婚者扱いになってるって知ったらどんどんシルビア様が気になり始めてさ」
「分かるぞ。シルビアに見惚れる男は多いからな。だが、皆シルビアの外見しか見ないんだ」
「なんでだよ! シルビア様は綺麗だけどよ、一番の良さは彼女の内面だろ?! 戦えば分かる。シルビア様はいい人だよ。それに、むちゃくちゃ強えんだぞ! 元々の素質だけであんなに完成されたりしねえ! どんだけシルビア様が努力したか想像もできねぇよ!」
「その通り。シルビアは1日も休まず訓練を続けた。王女としての教育も、政務も、一切手を抜かずにだ」
「すげえな……」
「だが、今までの見合い相手は全員シルビアの強さを求めず、封印しようとした」
「お偉いさんって、馬鹿なのか?」
「はは、ひとくくりにして欲しくはないがシルビアの見合い相手はそうかもしれんな」
「う、悪い。フィリップが馬鹿なわけねぇわ。今の言葉は取り消してくれ」
「承知した。気にしなくていいよ。さて、シルビアに惚れた理由を教えてくれ」
「またそこに戻るのな……オレさ、あんまりパーティを組まないし1人が好きなんだ。けど……シルビア様と一緒にいたいって、あの笑顔をずっと見たいって思って……あーくそ! 一言で言うなら、一目惚れだ!」
耳まで赤いガンツの姿に、自分の人を見る目は正しかったと確信したフィリップは騎士試験の推薦状を書いてガンツに手渡した。
推薦状を手に試験を受けたガンツは、当然のごとく合格した。
騎士試験の日、シルビアはこっそりとガンツの姿を眺めていた。試験官を簡単に倒し、首席で合格したガンツに皆の羨望の視線が集まる。
そこに僅かだが、嫉妬の視線が混ざっていた。シルビアは嫉妬の視線を向けた者の顔をしっかり覚えて、会場をひっそりと後にした。
「オレみてぇな冒険者でも受けられるのか?」
「以前は貴族だけだったんだけどね、最近身分を問わなくなったんだ。性別も不問だから、女性も受けにくるよ。残念ながら、まだ合格者はいないけれど」
「なら、オレでも受けられるのか……?」
「身分証明と信頼できる者の推薦はいるけどね。身分証明は冒険者証で充分だよ。推薦状は俺が書こう」
「よっしゃ! ありがとうフィリップ! いや、王太子様!」
「人目があるところはともかく、非公式の場ではフィリップで構わない。ガンツは俺達の師匠なんだから。もう1人の弟子も、強くなって元気にやってるよ」
嘘を吐きたくないが、シルビアの正体をガンツに言うのも違う。フィリップは苦し紛れに誤魔化した。
「そうか! 坊主も元気なら良かったぜ。いつか戦いたいなぁ。シルビア様より強いのか?」
「……シルビアの方が強いかな」
うん、あの時の坊主はシルビアなんだ。あの時より今のシルビアの方が強い。苦し紛れな誤魔化しだったが、ガンツはフィリップの言葉を信じた。
「やっぱりすげぇんだな! あんなに綺麗で強いなんて……」
「まぁな。シルビアは頑張ったから。ところで、ガンツが騎士になりたいのはどうしてだ?」
「冒険者は稼げるけど、定職に就いてるとは言えねえだろ。騎士になれば、シルビア様に相応しくなれるかなと……あーもう、こんなの兄貴に言うなんて違うだろ!」
「ははっ……構わないよ。他国と違い、うちは騎士が休みの日に冒険者稼業をやるのは認められてる」
「へえ、珍しいな」
「優秀な人材を集める為最近改めたんだ。もちろん、騎士の仕事が優先だけどな。よほどの緊急事態でなければ呼び出されたりしないが、冒険者稼業に行く時は報告がいる」
「そりゃそうだよな」
「ただし、転移魔法と通信魔法が使えれば報告は要らん。転移魔法が使える騎士は必ず騎士団の詰め所に転移できるよう魔法印を刻んでもらう。いざという時すぐ戻れるなら、休みにどこにいても良い。ガンツは転移魔法が使えるし、休みの日に稼げるだろうな」
通信魔法は、補助する魔道具を使えば大抵の者が使える簡単な魔法だ。互いの魔力を記録しておく魔道具を使い、連絡を取り合う。魔力量に応じて、距離が決まる。
転移魔法を使える者は少なく、移動できる距離も人によって違う。魔法印を刻んだ場所か、きっちり景色を記憶している場所にしか転移できない。
城や騎士団の詰め所など重要な建物は魔法印の刻んだ者以外転移できないよう魔法の結界が刻まれている。
転移魔法は術者しか転移できない事が多い。訓練を重ねて複数人転移できる者も存在するが、数は少ない。
ガンツもシルビアもフィリップも、数少ない者の1人だ。
「なんでオレが転移魔法を使えるって知って……ああ、精霊か」
「うん。精霊達にガンツの事を調べてもらった」
「上手くやってるな」
「勝手に調べたと、怒らないのか?」
「怒らねぇよ。王太子で精霊の加護もありゃ、大抵の情報は筒抜けだ。いちいち気にしてらんねぇよ。教えたのはオレだしな」
「師匠……いや、ガンツなら妹を幸せにしてくれる。俺は全力で応援するよ。ただ、シルビアは強いぞ」
「分かってる。何回挑んでも良いんだよな?」
「もちろん。だが、あまり待たせるようなら父上がシルビアの相手を探してしまうかもしれんな」
「くっ……それは困る!」
「今のところ大丈夫だ。俺も父上の気が変わらないように気をつけておくよ」
「ありがとな。頑張るよ」
「ひとつだけ教えてくれ。ガンツはシルビアのどこが気に入ったんだ?」
「最初会った時は、綺麗な人だなと思っただけだった。けど、戦いはじめたら目が離せなくて。シルビア様はすげえ楽しそうに戦うんだ。あんなに綺麗で、強くて、楽しそうに戦う人、初めて見た。彼女から目が離せなくて、なんか……懐かしくて、気付いたらドキドキしちまって。負けた後、オレが求婚者扱いになってるって知ったらどんどんシルビア様が気になり始めてさ」
「分かるぞ。シルビアに見惚れる男は多いからな。だが、皆シルビアの外見しか見ないんだ」
「なんでだよ! シルビア様は綺麗だけどよ、一番の良さは彼女の内面だろ?! 戦えば分かる。シルビア様はいい人だよ。それに、むちゃくちゃ強えんだぞ! 元々の素質だけであんなに完成されたりしねえ! どんだけシルビア様が努力したか想像もできねぇよ!」
「その通り。シルビアは1日も休まず訓練を続けた。王女としての教育も、政務も、一切手を抜かずにだ」
「すげえな……」
「だが、今までの見合い相手は全員シルビアの強さを求めず、封印しようとした」
「お偉いさんって、馬鹿なのか?」
「はは、ひとくくりにして欲しくはないがシルビアの見合い相手はそうかもしれんな」
「う、悪い。フィリップが馬鹿なわけねぇわ。今の言葉は取り消してくれ」
「承知した。気にしなくていいよ。さて、シルビアに惚れた理由を教えてくれ」
「またそこに戻るのな……オレさ、あんまりパーティを組まないし1人が好きなんだ。けど……シルビア様と一緒にいたいって、あの笑顔をずっと見たいって思って……あーくそ! 一言で言うなら、一目惚れだ!」
耳まで赤いガンツの姿に、自分の人を見る目は正しかったと確信したフィリップは騎士試験の推薦状を書いてガンツに手渡した。
推薦状を手に試験を受けたガンツは、当然のごとく合格した。
騎士試験の日、シルビアはこっそりとガンツの姿を眺めていた。試験官を簡単に倒し、首席で合格したガンツに皆の羨望の視線が集まる。
そこに僅かだが、嫉妬の視線が混ざっていた。シルビアは嫉妬の視線を向けた者の顔をしっかり覚えて、会場をひっそりと後にした。
53
お気に入りに追加
263
あなたにおすすめの小説
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
あなたが残した世界で
天海月
恋愛
「ロザリア様、あなたは俺が生涯をかけてお守りすると誓いましょう」王女であるロザリアに、そう約束した初恋の騎士アーロンは、ある事件の後、彼女との誓いを破り突然その姿を消してしまう。
八年後、生贄に選ばれてしまったロザリアは、最期に彼に一目会いたいとアーロンを探し、彼と再会を果たすが・・・。
【完結】お飾りの妻からの挑戦状
おのまとぺ
恋愛
公爵家から王家へと嫁いできたデイジー・シャトワーズ。待ちに待った旦那様との顔合わせ、王太子セオドア・ハミルトンが放った言葉に立ち会った使用人たちの顔は強張った。
「君はお飾りの妻だ。装飾品として慎ましく生きろ」
しかし、当のデイジーは不躾な挨拶を笑顔で受け止める。二人のドタバタ生活は心配する周囲を巻き込んで、やがて誰も予想しなかった展開へ……
◇表紙はノーコピーライトガール様より拝借しています
◇全18話で完結予定
【電子書籍発売に伴い作品引き上げ】私が妻でなくてもいいのでは?
キムラましゅろう
恋愛
夫には妻が二人いると言われている。
戸籍上の妻と仕事上の妻。
私は彼の姓を名乗り共に暮らす戸籍上の妻だけど、夫の側には常に仕事上の妻と呼ばれる女性副官がいた。
見合い結婚の私とは違い、副官である彼女は付き合いも長く多忙な夫と多くの時間を共有している。その胸に特別な恋情を抱いて。
一方私は新婚であるにも関わらず多忙な夫を支えながら節々で感じる女性副官のマウントと戦っていた。
だけどある時ふと思ってしまったのだ。
妻と揶揄される有能な女性が側にいるのなら、私が妻でなくてもいいのではないかと。
完全ご都合主義、ノーリアリティなお話です。
誤字脱字が罠のように点在します(断言)が、決して嫌がらせではございません(泣)
モヤモヤ案件ものですが、作者は元サヤ(大きな概念で)ハピエン作家です。
アンチ元サヤの方はそっ閉じをオススメいたします。
あとは自己責任でどうぞ♡
小説家になろうさんにも時差投稿します。

蔑ろにされた王妃と見限られた国王
奏千歌
恋愛
※最初に公開したプロット版はカクヨムで公開しています
国王陛下には愛する女性がいた。
彼女は陛下の初恋の相手で、陛下はずっと彼女を想い続けて、そして大切にしていた。
私は、そんな陛下と結婚した。
国と王家のために、私達は結婚しなければならなかったから、結婚すれば陛下も少しは変わるのではと期待していた。
でも結果は……私の理想を打ち砕くものだった。
そしてもう一つ。
私も陛下も知らないことがあった。
彼女のことを。彼女の正体を。

【完結】皇太子の愛人が懐妊した事を、お妃様は結婚式の一週間後に知りました。皇太子様はお妃様を愛するつもりは無いようです。
五月ふう
恋愛
リックストン国皇太子ポール・リックストンの部屋。
「マティア。僕は一生、君を愛するつもりはない。」
今日は結婚式前夜。婚約者のポールの声が部屋に響き渡る。
「そう……。」
マティアは小さく笑みを浮かべ、ゆっくりとソファーに身を預けた。
明日、ポールの花嫁になるはずの彼女の名前はマティア・ドントール。ドントール国第一王女。21歳。
リッカルド国とドントール国の和平のために、マティアはこの国に嫁いできた。ポールとの結婚は政略的なもの。彼らの意志は一切介入していない。
「どんなことがあっても、僕は君を王妃とは認めない。」
ポールはマティアを憎しみを込めた目でマティアを見つめる。美しい黒髪に青い瞳。ドントール国の宝石と評されるマティア。
「私が……ずっと貴方を好きだったと知っても、妻として認めてくれないの……?」
「ちっ……」
ポールは顔をしかめて舌打ちをした。
「……だからどうした。幼いころのくだらない感情に……今更意味はない。」
ポールは険しい顔でマティアを睨みつける。銀色の髪に赤い瞳のポール。マティアにとってポールは大切な初恋の相手。
だが、ポールにはマティアを愛することはできない理由があった。
二人の結婚式が行われた一週間後、マティアは衝撃の事実を知ることになる。
「サラが懐妊したですって‥‥‥!?」

【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」

【完結】悪役令嬢は3歳?〜断罪されていたのは、幼女でした〜
白崎りか
恋愛
魔法学園の卒業式に招かれた保護者達は、突然、王太子の始めた蛮行に驚愕した。
舞台上で、大柄な男子生徒が幼い子供を押さえつけているのだ。
王太子は、それを見下ろし、子供に向って婚約破棄を告げた。
「ヒナコのノートを汚したな!」
「ちがうもん。ミア、お絵かきしてただけだもん!」
小説家になろう様でも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる