1 / 14
妹と婚約者が結婚
しおりを挟む
「お姉様、わたくしエドガー様と結婚いたしますわ」
「ぇ…エドガーはわたくしの婚約者よ?!」
「知ってますわぁ、でも、エドガー様はわたくしが良いそうです。それに、わたくしもうエドガー様の子を妊娠してるのですわ。きゃっ」
義理の妹の、エリザベスは可愛らしく言った。はぁー、またかぁ。エリザベスはいつもわたくしのものを欲しがるんですが、まさか婚約者まで欲しがるとは思わなかったわよ。妊娠って本当かしら? 少なくとも、心当たりがある行動はしたって事ね。
まぁ、エリザベスは腹が立つけど生まれた時から自分優先ならこうなるわよね。悪いのはうちの両親と使用人だ。
「ミリィ、エリザベスがこう言ってるし、先方もエリザベスを妊娠させた責任を取れと迫ったらご当主から許可がおりた。来週のお前の結婚式はそのままエリザベスが行う」
「良かったわね、エリザベス。ミリィのドレスを羨ましがっていたもの」
「……そうですか、ではわたくしは今後どうすればよろしいですか?」
「お前の顔を見るとエリザベスの胎教に良くない。エドガーくんも、振った女の顔など結婚式で見たくないだろう。だから、お前は結婚式には出るな」
「かしこまりました」
「かわいい、かわいいエリザベスの式ですから、使用人も皆出かけます。お前は好きになさい。もう家にも戻らなくて良いわ。エリザベスとエドガー様が家を継ぐから。援助もエリザベスを妊娠させた責任を取って頂き多めに頂けたから、貴方はもう要らないわ」
母は、エリザベスが生まれたらエリザベス至上主義になった。父も母につられてから、1ヶ月もするとエリザベスの顔は見にくるがわたしの顔を見ても、無視するようになった。
食事も、いつのまにかわたくしの席はエリザベスの席になり、代わりにエリザベスの席に座るとエリザベスが席を取ったと泣くから、面倒になり行かなくなった。
使用人と一緒に食べようとすると、エリザベス様なら歓迎ですがと言われる。
仕方ないので、こっそり台所からご飯を持って行ったり、料理したりするようになった。
だけど、料理人に見つかり叱られたので、今度は街に出てなんとか食事を手に入れようとした。けど、お金がない。困った時に助けてくれたのは、孤児院だった。後で思えば、かなりラッキーだったなと思う。悪い人に会わなかったのは、運が良かったんだろう。
両親も使用人も、わたくしが居なくなっても気にもしなかった。
娘に気がつかない親なんて要らないし、仕える筈の令嬢を無視する使用人も要らない。
そう思ったので、そのまま孤児院に居た。すぐに貴族の子どもが孤児院にいると噂になった。だけど、うちの両親はクズだった。孤児院の実情を見たいから自分から孤児と交流している娘をでっち上げた。本人は素晴らしい領主様像を作れたと思ってる。実際の町中の噂は娘を育児放棄したクズだけど上の人に噂がいく頃には素晴らしい領主様になるんだから笑える。だってみんな、おべっかは使うじゃない?
しかも、孤児院脅して口止めまでしたのよ! 寄付すらせずに娘を預けるなんて恥だから言うなって。連れ戻そうともしなかったくせに。なら寄付しなさいよ。貴族なのに! だけど、孤児院の人はみんな暖かかったわ。ご飯も貰えたし、色々な事も教えて貰った。少し大きくなったら、デザイナーとして働く事ができたわ。いっつも妹のドレス野暮ったくてイライラしてたのよね。ボロボロのお下がりを綺麗にして着てたから裁縫の知識もあったし、うまく雇って貰えたわ。まぁ、そのきれいにしたドレスもたいてい1週間で取られてましたけどね。
稼ぎは半分は孤児院に、半分は自分のために使っている。貯金もだいぶしてるわ。こっそり貯めているものとわかりやすく貯めているものを用意してある。
案の定、ある程度わたくしのドレスが人気になると、勝手に婚約を決めて連れ戻されたわ。自分の式は自分でお金出せですって。わたくしが決めた結婚でもないし、人気デザイナーのわたくしを抱え込みたい政略結婚だから、両親はさぞ潤ったでしょうにね。
貯金を全部出せと言われたから、見せる用の貯金を半分出した。もっとあるはずだとエリザベスが言うせいで会社の机をひっくり返されたわ。結局隠してた半分も取られたけどこっそり貯めてた方は別の所にあるから大丈夫だった。会社の人にも言ってないから知らないし、わたくしが泣き崩れたからもうないと判断したみたい。
それだけ全部持って行ったくせに、エリザベスのドレスもタダで作れとか馬鹿なのかしら? 結局、花嫁のわたくしのドレスにはお金がまわらなかった。仕方ないので会社と相談して、廃棄予定の余った布を組み合わせて、見栄えの良いものを作ることにしたの。これはこれで、素敵なデザインになったし、今後の良い勉強になったわ。両親には貧乏くさいとバカにされたけど、エリザベスが褒めたら渡せとか馬鹿じゃないの! 白を着れるのは花嫁だけなのに!
エドガーも、最初は良い人だったんだけど……最近は、屋敷に来てもエリザベスの部屋に直行だったから、婚約破棄できないか法律を調べまくっていたところに、この事態だ。
「では、わたくしはもう戻りませんわ。籍が残っていると、エリザベスも不安でしょう。ふたりの幸せを邪魔してはいけませんし、籍を抜き他人となりましょう。そうすればエリザベスが長子ですもの。書類はこちらです。お父様、お母様、エリザベス、記入してください」
「おお、お前にしては気が利くな! 必要ならお前を養子で戻せば良いからなお前は親子の縁を切ろう」
「ホントね!すぐに書きましょう。エリザベスがずっとお家にいてくれるのね!」
「お姉様、他人になってもお姉様ですからね。また素敵なドレスをよろしくね」
「まあ、なんて優しいのエリザベス!」
茶番か。心がどんどん冷たく冷めていくのが分かる。でも今は我慢だ。こんなチャンス、逃すものか。
確実にサインをもらい、不備がないか確認して自分もサインする。
すぐに貴族院に送る手続きをしたから、明日には籍が抜けているはずだ。両親は気が付いてないが、手続きを撤回することは不可能だし、再会不可・連絡不可という条項を滑り込ませておいたから、接触してきたら訴えることも出来る。控えもこちらにあるから、万が一があればこれを出そう。
「では、わたくしは失礼致します。エリザベス、お幸せにね」
エリザベス、良くやったわ。貴方に感謝したのは初めてよ。
「ぇ…エドガーはわたくしの婚約者よ?!」
「知ってますわぁ、でも、エドガー様はわたくしが良いそうです。それに、わたくしもうエドガー様の子を妊娠してるのですわ。きゃっ」
義理の妹の、エリザベスは可愛らしく言った。はぁー、またかぁ。エリザベスはいつもわたくしのものを欲しがるんですが、まさか婚約者まで欲しがるとは思わなかったわよ。妊娠って本当かしら? 少なくとも、心当たりがある行動はしたって事ね。
まぁ、エリザベスは腹が立つけど生まれた時から自分優先ならこうなるわよね。悪いのはうちの両親と使用人だ。
「ミリィ、エリザベスがこう言ってるし、先方もエリザベスを妊娠させた責任を取れと迫ったらご当主から許可がおりた。来週のお前の結婚式はそのままエリザベスが行う」
「良かったわね、エリザベス。ミリィのドレスを羨ましがっていたもの」
「……そうですか、ではわたくしは今後どうすればよろしいですか?」
「お前の顔を見るとエリザベスの胎教に良くない。エドガーくんも、振った女の顔など結婚式で見たくないだろう。だから、お前は結婚式には出るな」
「かしこまりました」
「かわいい、かわいいエリザベスの式ですから、使用人も皆出かけます。お前は好きになさい。もう家にも戻らなくて良いわ。エリザベスとエドガー様が家を継ぐから。援助もエリザベスを妊娠させた責任を取って頂き多めに頂けたから、貴方はもう要らないわ」
母は、エリザベスが生まれたらエリザベス至上主義になった。父も母につられてから、1ヶ月もするとエリザベスの顔は見にくるがわたしの顔を見ても、無視するようになった。
食事も、いつのまにかわたくしの席はエリザベスの席になり、代わりにエリザベスの席に座るとエリザベスが席を取ったと泣くから、面倒になり行かなくなった。
使用人と一緒に食べようとすると、エリザベス様なら歓迎ですがと言われる。
仕方ないので、こっそり台所からご飯を持って行ったり、料理したりするようになった。
だけど、料理人に見つかり叱られたので、今度は街に出てなんとか食事を手に入れようとした。けど、お金がない。困った時に助けてくれたのは、孤児院だった。後で思えば、かなりラッキーだったなと思う。悪い人に会わなかったのは、運が良かったんだろう。
両親も使用人も、わたくしが居なくなっても気にもしなかった。
娘に気がつかない親なんて要らないし、仕える筈の令嬢を無視する使用人も要らない。
そう思ったので、そのまま孤児院に居た。すぐに貴族の子どもが孤児院にいると噂になった。だけど、うちの両親はクズだった。孤児院の実情を見たいから自分から孤児と交流している娘をでっち上げた。本人は素晴らしい領主様像を作れたと思ってる。実際の町中の噂は娘を育児放棄したクズだけど上の人に噂がいく頃には素晴らしい領主様になるんだから笑える。だってみんな、おべっかは使うじゃない?
しかも、孤児院脅して口止めまでしたのよ! 寄付すらせずに娘を預けるなんて恥だから言うなって。連れ戻そうともしなかったくせに。なら寄付しなさいよ。貴族なのに! だけど、孤児院の人はみんな暖かかったわ。ご飯も貰えたし、色々な事も教えて貰った。少し大きくなったら、デザイナーとして働く事ができたわ。いっつも妹のドレス野暮ったくてイライラしてたのよね。ボロボロのお下がりを綺麗にして着てたから裁縫の知識もあったし、うまく雇って貰えたわ。まぁ、そのきれいにしたドレスもたいてい1週間で取られてましたけどね。
稼ぎは半分は孤児院に、半分は自分のために使っている。貯金もだいぶしてるわ。こっそり貯めているものとわかりやすく貯めているものを用意してある。
案の定、ある程度わたくしのドレスが人気になると、勝手に婚約を決めて連れ戻されたわ。自分の式は自分でお金出せですって。わたくしが決めた結婚でもないし、人気デザイナーのわたくしを抱え込みたい政略結婚だから、両親はさぞ潤ったでしょうにね。
貯金を全部出せと言われたから、見せる用の貯金を半分出した。もっとあるはずだとエリザベスが言うせいで会社の机をひっくり返されたわ。結局隠してた半分も取られたけどこっそり貯めてた方は別の所にあるから大丈夫だった。会社の人にも言ってないから知らないし、わたくしが泣き崩れたからもうないと判断したみたい。
それだけ全部持って行ったくせに、エリザベスのドレスもタダで作れとか馬鹿なのかしら? 結局、花嫁のわたくしのドレスにはお金がまわらなかった。仕方ないので会社と相談して、廃棄予定の余った布を組み合わせて、見栄えの良いものを作ることにしたの。これはこれで、素敵なデザインになったし、今後の良い勉強になったわ。両親には貧乏くさいとバカにされたけど、エリザベスが褒めたら渡せとか馬鹿じゃないの! 白を着れるのは花嫁だけなのに!
エドガーも、最初は良い人だったんだけど……最近は、屋敷に来てもエリザベスの部屋に直行だったから、婚約破棄できないか法律を調べまくっていたところに、この事態だ。
「では、わたくしはもう戻りませんわ。籍が残っていると、エリザベスも不安でしょう。ふたりの幸せを邪魔してはいけませんし、籍を抜き他人となりましょう。そうすればエリザベスが長子ですもの。書類はこちらです。お父様、お母様、エリザベス、記入してください」
「おお、お前にしては気が利くな! 必要ならお前を養子で戻せば良いからなお前は親子の縁を切ろう」
「ホントね!すぐに書きましょう。エリザベスがずっとお家にいてくれるのね!」
「お姉様、他人になってもお姉様ですからね。また素敵なドレスをよろしくね」
「まあ、なんて優しいのエリザベス!」
茶番か。心がどんどん冷たく冷めていくのが分かる。でも今は我慢だ。こんなチャンス、逃すものか。
確実にサインをもらい、不備がないか確認して自分もサインする。
すぐに貴族院に送る手続きをしたから、明日には籍が抜けているはずだ。両親は気が付いてないが、手続きを撤回することは不可能だし、再会不可・連絡不可という条項を滑り込ませておいたから、接触してきたら訴えることも出来る。控えもこちらにあるから、万が一があればこれを出そう。
「では、わたくしは失礼致します。エリザベス、お幸せにね」
エリザベス、良くやったわ。貴方に感謝したのは初めてよ。
729
お気に入りに追加
1,747
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】私を虐げた継母と義妹のために、素敵なドレスにして差し上げました
紫崎 藍華
恋愛
キャロラインは継母のバーバラと義妹のドーラから虐げられ使用人のように働かされていた。
王宮で舞踏会が開催されることになってもキャロラインにはドレスもなく参加できるはずもない。
しかも人手不足から舞踏会ではメイドとして働くことになり、ドーラはそれを嘲笑った。
そして舞踏会は始まった。
キャロラインは仕返しのチャンスを逃さない。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
王太子様には優秀な妹の方がお似合いですから、いつまでも私にこだわる必要なんてありませんよ?
木山楽斗
恋愛
公爵令嬢であるラルリアは、優秀な妹に比べて平凡な人間であった。
これといって秀でた点がない彼女は、いつも妹と比較されて、時には罵倒されていたのである。
しかしそんなラルリアはある時、王太子の婚約者に選ばれた。
それに誰よりも驚いたのは、彼女自身である。仮に公爵家と王家の婚約がなされるとしても、その対象となるのは妹だと思っていたからだ。
事実として、社交界ではその婚約は非難されていた。
妹の方を王家に嫁がせる方が有益であると、有力者達は考えていたのだ。
故にラルリアも、婚約者である王太子アドルヴに婚約を変更するように進言した。しかし彼は、頑なにラルリアとの婚約を望んでいた。どうやらこの婚約自体、彼が提案したものであるようなのだ。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
ここはあなたの家ではありません
風見ゆうみ
恋愛
「明日からミノスラード伯爵邸に住んでくれ」
婚約者にそう言われ、ミノスラード伯爵邸に行ってみたはいいものの、婚約者のケサス様は弟のランドリュー様に家督を譲渡し、子爵家の令嬢と駆け落ちしていた。
わたくしを家に呼んだのは、捨てられた令嬢として惨めな思いをさせるためだった。
実家から追い出されていたわたくしは、ランドリュー様の婚約者としてミノスラード伯爵邸で暮らし始める。
そんなある日、駆け落ちした令嬢と破局したケサス様から家に戻りたいと連絡があり――
そんな人を家に入れてあげる必要はないわよね?
※誤字脱字など見直しているつもりですが、やはりございます。申し訳ございません。教えていただけますと有り難いです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
別れたいようなので、別れることにします
天宮有
恋愛
伯爵令嬢のアリザは、両親が優秀な魔法使いという理由でルグド王子の婚約者になる。
魔法学園の入学前、ルグド王子は自分より優秀なアリザが嫌で「力を抑えろ」と命令していた。
命令のせいでアリザの成績は悪く、ルグドはクラスメイトに「アリザと別れたい」と何度も話している。
王子が婚約者でも別れてしまった方がいいと、アリザは考えるようになっていた。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
自分勝手な側妃を見習えとおっしゃったのですから、わたくしの望む未来を手にすると決めました。
Mayoi
恋愛
国王キングズリーの寵愛を受ける側妃メラニー。
二人から見下される正妃クローディア。
正妃として国王に苦言を呈すれば嫉妬だと言われ、逆に側妃を見習うように言わる始末。
国王であるキングズリーがそう言ったのだからクローディアも決心する。
クローディアは自らの望む未来を手にすべく、密かに手を回す。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】婚約破棄? 正気ですか?
ハリネズミ
恋愛
「すまない。ヘレンの事を好きになってしまったんだ。」
「お姉様ならわかってくれますよね?」
侯爵令嬢、イザベル=ステュアートは家族で参加したパーティで突如婚約者の王子に告げられた婚約破棄の言葉に絶句した。
甘やかされて育った妹とは対称的に幼い頃から王子に相応しい淑女に、と厳しい教育を施され、母親の思うように動かなければ罵倒され、手をあげられるような生活にもきっと家族のために、と耐えてきた。
いつの間にか表情を失って、『氷結令嬢』と呼ばれるようになっても。
それなのに、平然と婚約者を奪う妹とそれをさも当然のように扱う家族、悪びれない王子にイザベルは怒りを通り越して呆れてしまった。
「婚約破棄? 正気ですか?」
そんな言葉も虚しく、家族はイザベルの言葉を気にかけない。
しかも、家族は勝手に代わりの縁談まで用意したという。それも『氷の公爵』と呼ばれ、社交の場にも顔を出さないような相手と。
「は? なんでそんな相手と? お飾りの婚約者でいい? そうですかわかりました。もう知りませんからね」
もう家族のことなんか気にしない! 私は好きに幸せに生きるんだ!
って……あれ? 氷の公爵の様子が……?
※ゆるふわ設定です。主人公は吹っ切れたので婚約解消以降は背景の割にポジティブです。
※元婚約者と家族の元から離れて主人公が新しい婚約者と幸せに暮らすお話です!
※一旦完結しました! これからはちょこちょこ番外編をあげていきます!
※ホットランキング94位ありがとうございます!
※ホットランキング15位ありがとうございます!
※第二章完結致しました! 番外編数話を投稿した後、本当にお終いにしようと思ってます!
※感想でご指摘頂いたため、ネタバレ防止の観点から登場人物紹介を1番最後にしました!
※完結致しました!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
私が出て行った後、旦那様から後悔の手紙がもたらされました
新野乃花(大舟)
恋愛
ルナとルーク伯爵は婚約関係にあったが、その関係は伯爵の妹であるリリアによって壊される。伯爵はルナの事よりもリリアの事ばかりを優先するためだ。そんな日々が繰り返される中で、ルナは伯爵の元から姿を消す。最初こそ何とも思っていなかった伯爵であったが、その後あるきっかけをもとに、ルナの元に後悔の手紙を送ることとなるのだった…。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
妹と婚約者は私が邪魔なようなので、家から出て行きます
天宮有
恋愛
伯爵令嬢の私アリカが作った魔法道具の評判はよかったけど、妹メディナが作ったことにされてしまう。
婚約者ダゴンはメディナの方が好きと言い、私を酷使しようと目論んでいた。
伯爵令嬢でいたければ従えと命令されて、私は全てがどうでもよくなってしまう。
家から出て行くことにして――魔法道具は私がいなければ直せないことを、ダゴン達は知ることとなる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる