気弱ドワーフと転生エルフの産業革命

編端みどり

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第一章

35.僕は男です

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僕の料理は、みんなに喜んで貰えた。

「疲れてたから作る元気なかったし助かるよ! 出店の料理は飽きちゃった」

「そうですね。マイスさんは、器用ですからお料理も出来るのでは? と言ってましたが、これはプロ級ですね」

「そうね、また腕を上げたわね。食材届ける度にキュビちゃんが褒めてたけど、本当に美味しいわ」

出店は、美味しいけど似たメニューが多いし、ずっと食べてると飽きちゃうからね。
こんなに褒めて貰えるなんて嬉しいな。材料は全部買ってきて貰ってるし、レシピもメモの通りに作っただけなんだけど、火加減とか分かるようになってきたからかな?

「最初は、全部焦げてましたけどね。キュビさんが色々教えてくれました」

キュビさんは、アオイさん達の料理をいつも見ていたらしくて、僕にも的確に指示をしてくれた。

ちょっと口うるさい気もするけど、頼りになる存在だ。

そうそう、キュビさんは尻尾で感情を表現してくれるんだ。特に料理中は分かりやすい。

上手くいってるとキュビさんの尻尾が揺れるんだ。で、ダメだと尻尾が下がっちゃう。

しばらくしたら、キュビさんが言う前に失敗に気がつくようになった。ミクタに居る時、ギルド長に気が利かないってよく怒られてたもんね。

「マイス ドウシタ ゲンキ ナイ」

いけない、ちょっと落ち込んでた。もうミクタの事は忘れよう。

「大丈夫です。なんでもないですよ」

「本当? 何か困った事があるの?」

「本当にありません! 昔の事を思い出して、今は天国だなって思っただけです。それより、お家全部完成しました。皆さんの部屋の家具も、お好みを聞いていた通りに作ってあるので食後に確認してください。タンスは、マジックバッグになってるから荷物が増えても問題ありませんよ」

「ありがとう! でも、マジックバッグの材料とかどうしたの? 私達は用意してないよね?」

「はい。みなさんにプレゼントしたマジックバッグの材料を買った時に予備も買っておきました。冷蔵庫もマジックバッグにしたかったんですが、冷やす機能を足せなかったので、見た目通りしか入りません」

「なるほどね、後で材料費を払うね。冷蔵庫は売り出すつもりだけら、あんまり高機能だと値段上がって売れないからちょうど良いよ」

「分かりました。でも自宅用だけでもいっぱい入るようにしたいですね」

「それは、仕事の合間にでもやってね」

「さて、お風呂入ろう! 久しぶりに!」

「掃除して、お湯も入れ替えてあるのでゆっくり入ってくださいね」

「ありがとう! マイスをお嫁さんにしたいよ」

「僕、男ですよ?!」

3人をお嫁さんにしたい人は、いっぱい居そうだけど。何故、僕がお嫁さんなの?!
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