気弱ドワーフと転生エルフの産業革命

編端みどり

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第一章

24.お風呂が増えました

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「えっと、キュビさんと話せるのはおかしいのでしょうか?」

「うん、おかしい。なんでキュビちゃんの言葉が分かるの? 私以外分からないのに」

「な、なんでですか? キュビさん」

「シラン ワレハ イツモ ヒト 二 ハナシカケル ダガ ハンノウ シタノハ アオイ ト マイス ダケダ」

「え?! カナさんとレナさんは?!」

「ふたりとも話せないわ」

「ナゼ ハナセルカ ワカラン」

「えぇ……、僕だって今日急に話しかけられたんだから分かりませんよ」

「もう! スキルとか分かれば良いのに!」

「スキルって何ですかっ?!」

「こっちの話よ! 他の動物とも話せるの?!」

どうだろう。キュビさんの声しか分かんなかったけど。そう伝えると、アオイさんがたくさんの動物を連れてきた。アオイさんが声をかけるだけで集まるからすごいね。

「みんな! マイスに話しかけて!」

「「「……」」」

「なにも聞こえませんよ」

「そっか、キュビちゃんだけかぁ」

「ワレハ カシコイ カラナ」

キュビさん、尻尾パタパタして得意げですね。めっちゃ可愛いですね。

なんだか尻尾の動きがレナさんと似てるなぁ。

「ま、キュビちゃんと話せるだけで凄いよね」

「ウム マタ イイモノヲ ツクレ」

「作れるものは危険な物でなければ、なんでも作りますけど、キュビさんの欲しいものって何ですか?」

「ワレモ フロ ガ ホシイゾ」

「キュビちゃんお風呂入るの?! なら私たちと入ろうよ!」

「ウム」

「え……なら作らなくて良いですかね?」

「キュビちゃん用の小さいやつ作って!」

「分かりました。浴槽だけ土魔法で作って貰えますか? 魔道具はストックがあるから、すぐセットできるので今やってしまいましょう。そしたら今日からキュビさんとお風呂入れますよ」

「ホント?! 残業で悪いけど頼んで良い?」

「もちろんです」

「ヤッタ エライゾ マイス」

「あ、お迎え行かなきゃ! すぐ浴槽作るからあとはよろしくね!」

そう言って、アオイさんは嬉しそうに去って行った。

「キュビさん、温度はどれくらいがお好みですか?」

「ウム ワレハ ヌルメガ イイゾ」

「わかりました」

キュビさんはお湯の温度はぬるめが好きらしい。僕は熱めが好きだから、やっぱり浴槽分けて良かったかな。

「ただいま! おふろー!」

「キュビちゃんも入れるなんて嬉しいです」

「オフロ ハイロウ!」
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