45 / 57
辺境伯夫人は頑張ります
8
しおりを挟む
「シャーリー、体調はどうだ?」
「大丈夫ですわ。ずいぶん寝てしまってごめんなさい」
まだ身体が痛くて動けないけど、眠ったからずいぶんスッキリした。
フレッドは心配そうにしているし、自分のせいだって言ってるけど、どちらかというと疲れたのは王太子殿下のご依頼をお断りしたからなのよね。
わたくしをエリザベスの相談役にって仰ったけど、相談役は城に部屋を持って王族の為に全てを捧げる職業よ。辺境伯夫人であるわたくしでは務まらない。
先生も、以前は相談役をなさっていた。
仕えていた王族の方がお亡くなりになったから相談役を辞めて、家庭教師になられた。先生の実績を鑑みると、本来ならばうちの実家の財力では先生を雇えない。
だけど、先生は格安でたくさんの女性を教育して下さっている。エリザベスのような公爵令嬢だけでなく、男爵令嬢も教え子にいるそうだ。
エリザベスの相談役になるなら、先生が適任なんだろうけど、先生はたくさんの教え子を放り出せる方ではない。だから、エリザベスは相談役を頼むつもりはないと言っていた。
相談役は、王族に常に寄り添わないといけない。通いで良いとか、休みもあるとか仰ってたけど、そんな甘い仕事じゃないと先生から聞いてるわたくし達は知っている。
だから、わたくしはエリザベスの相談役にはなれない。今後、子どもだって産まれるかもしれない。フレッドの妻としての仕事もあるし、事業だってやっている。
フレッドにお金は返せたけど、従業員も居るから仕事を辞めるつもりはない。お客様だって、うちのアクセサリーを気に入ってくれている。
王太子殿下のお誘いは、口調は優しかったし強制はしないと仰っていたけど、とてつもなく圧があった。以前のわたくしなら、王太子殿下のお言葉に頷いてしまっていた。
フレッドが手を握っていてくれたからなんとか大丈夫だったわ。お断りした後は気が抜けて泣いてしまったけど、フレッドが優しく抱き締めてくれた。
エリザベスは大好きだけど、エリザベスを最優先する事が出来ないわたくしが相談役を引き受けてはいけない。
わたくしは辺境伯夫人。最優先するのはフレッドだもの。
エリザベスは何か悩みを抱えているのかしら。王太子殿下は、思慮深い方だった筈。わたくしに相談役を頼むなんて無理があると分からない方ではない。
エリザベスはわたくしに相談役を頼むつもりはないと言っていたし、何かの間違いだろうから気にしないでと言ってたけど、心配だわ。
だけど……お断りしてしまったわたくしに何が出来る?
考え込んでいると、心配したフレッドが食事を運んでくれた。正直、まだ動けないので助かる。
「軽食を用意した。果実水を飲むか?」
「ありがとう。飲むわ」
フレッドから果実水を貰おうとしたら、口移しで飲まされてしまう。
「んっ……」
「シャーリー、何か悩んでるか?」
「どうして分かるの?」
「なんとなくだ。エリザベス様の事か?」
「ええ、お断りした事に後悔はないわ。だってどう考えてもわたくしではエリザベスの相談役は出来ないもの。だけど……親友が心配じゃないのかって……心配に決まってるのに……」
「そんな事言われたのか?」
フレッドが低い声でわたくしに聞く。通信の魔法は、術者にしか声を届けられない。エリザベスみたいに親しい人との通信魔法なら簡単に周りも聞こえるように出来るんだけど、補助の魔道具を使っている場合は当人同士の会話しかできない。
だから、フレッドはわたくしの声は聞いていたけど王太子殿下の声は聞いていない。
説明はしたけど、何を言われたかまでは詳細に話さなかった。
フレッドは怒ってる。彼の様子に、侍女達は怯えてしまった。退室を促せば、ホッとした顔をして出て行った。もう、だから誤解されるのよ。本当はフレッドは優しいのに。
「そんな顔しないで。王太子殿下がそこまで仰るなんて、エリザベスに何かあったのかと心配になっただけなの」
「……なら、相談役を引き受けるか? シャーリーが望むなら、オレは反対しないぞ」
「相談役になれば、常に王族の質問に答えられるように城に住まないといけない。わたくしは勉強はしてるけど、もっと勉強してるエリザベスの質問になんでも答えるなんて無理。それに、フレッドに会えなくなるなんて……絶対嫌。でも、エリザベスも心配で……わたくし、欲張りね」
あんなにあっさり家族を切り捨てたのに、フレッドさえ居れば良いと思ってたのに……。
「通いで良い、休みもあると言われたのなら、週に何度か登城すれば良いのではないか?」
「相談役はそんな甘い仕事ではないわ。先生は深夜だろうと起こされたって言ってた。全てを王族に捧げる覚悟がないと出来ない仕事だって……わたくしに、そんな覚悟はないわ。フレッドと離れるなんて嫌。一カ月会えないだけでこんなに寂しかったのに……」
「そうだな。まぁもう断った話だ。シャーリーが気にする事はない。それに、エリザベス様だってシャーリーに相談役をして欲しいなんて思っていないんだろう?」
「ええ、わたくしが相談役になれば上下関係ができる。友達じゃいられなくなるから嫌だって言ってたわ」
「だったら断ったシャーリーは正しいよ。一度お請けしてしまえばもう覆せないからね。明日、母上が登城する事になったからエリザベス様の様子を確認してきて貰うから安心して」
「わたくしも行った方が良いかしら?」
「いや、行かなくて良い。ゆっくり休んでくれ。まだ身体がつらいだろう?」
「平気よ!」
思わず、強がってしまう。明日になればきっと身体は動く。わたくしもエリザベスに会えば……。
だけど、わたくしの発言を聞いたフレッドは意地悪な笑みを浮かべて囁いた。
「そう、なら今夜も可愛がってあげる」
「ま、待って!」
「待たない。平気って言っただろ?」
フレッドに見つめられると、拒否できない。身体はまだ痛いのに、嬉しくて仕方ない。
そのまま口付けをあちこちに落とされ、わたくしの意識は沈んでいった。
「大丈夫ですわ。ずいぶん寝てしまってごめんなさい」
まだ身体が痛くて動けないけど、眠ったからずいぶんスッキリした。
フレッドは心配そうにしているし、自分のせいだって言ってるけど、どちらかというと疲れたのは王太子殿下のご依頼をお断りしたからなのよね。
わたくしをエリザベスの相談役にって仰ったけど、相談役は城に部屋を持って王族の為に全てを捧げる職業よ。辺境伯夫人であるわたくしでは務まらない。
先生も、以前は相談役をなさっていた。
仕えていた王族の方がお亡くなりになったから相談役を辞めて、家庭教師になられた。先生の実績を鑑みると、本来ならばうちの実家の財力では先生を雇えない。
だけど、先生は格安でたくさんの女性を教育して下さっている。エリザベスのような公爵令嬢だけでなく、男爵令嬢も教え子にいるそうだ。
エリザベスの相談役になるなら、先生が適任なんだろうけど、先生はたくさんの教え子を放り出せる方ではない。だから、エリザベスは相談役を頼むつもりはないと言っていた。
相談役は、王族に常に寄り添わないといけない。通いで良いとか、休みもあるとか仰ってたけど、そんな甘い仕事じゃないと先生から聞いてるわたくし達は知っている。
だから、わたくしはエリザベスの相談役にはなれない。今後、子どもだって産まれるかもしれない。フレッドの妻としての仕事もあるし、事業だってやっている。
フレッドにお金は返せたけど、従業員も居るから仕事を辞めるつもりはない。お客様だって、うちのアクセサリーを気に入ってくれている。
王太子殿下のお誘いは、口調は優しかったし強制はしないと仰っていたけど、とてつもなく圧があった。以前のわたくしなら、王太子殿下のお言葉に頷いてしまっていた。
フレッドが手を握っていてくれたからなんとか大丈夫だったわ。お断りした後は気が抜けて泣いてしまったけど、フレッドが優しく抱き締めてくれた。
エリザベスは大好きだけど、エリザベスを最優先する事が出来ないわたくしが相談役を引き受けてはいけない。
わたくしは辺境伯夫人。最優先するのはフレッドだもの。
エリザベスは何か悩みを抱えているのかしら。王太子殿下は、思慮深い方だった筈。わたくしに相談役を頼むなんて無理があると分からない方ではない。
エリザベスはわたくしに相談役を頼むつもりはないと言っていたし、何かの間違いだろうから気にしないでと言ってたけど、心配だわ。
だけど……お断りしてしまったわたくしに何が出来る?
考え込んでいると、心配したフレッドが食事を運んでくれた。正直、まだ動けないので助かる。
「軽食を用意した。果実水を飲むか?」
「ありがとう。飲むわ」
フレッドから果実水を貰おうとしたら、口移しで飲まされてしまう。
「んっ……」
「シャーリー、何か悩んでるか?」
「どうして分かるの?」
「なんとなくだ。エリザベス様の事か?」
「ええ、お断りした事に後悔はないわ。だってどう考えてもわたくしではエリザベスの相談役は出来ないもの。だけど……親友が心配じゃないのかって……心配に決まってるのに……」
「そんな事言われたのか?」
フレッドが低い声でわたくしに聞く。通信の魔法は、術者にしか声を届けられない。エリザベスみたいに親しい人との通信魔法なら簡単に周りも聞こえるように出来るんだけど、補助の魔道具を使っている場合は当人同士の会話しかできない。
だから、フレッドはわたくしの声は聞いていたけど王太子殿下の声は聞いていない。
説明はしたけど、何を言われたかまでは詳細に話さなかった。
フレッドは怒ってる。彼の様子に、侍女達は怯えてしまった。退室を促せば、ホッとした顔をして出て行った。もう、だから誤解されるのよ。本当はフレッドは優しいのに。
「そんな顔しないで。王太子殿下がそこまで仰るなんて、エリザベスに何かあったのかと心配になっただけなの」
「……なら、相談役を引き受けるか? シャーリーが望むなら、オレは反対しないぞ」
「相談役になれば、常に王族の質問に答えられるように城に住まないといけない。わたくしは勉強はしてるけど、もっと勉強してるエリザベスの質問になんでも答えるなんて無理。それに、フレッドに会えなくなるなんて……絶対嫌。でも、エリザベスも心配で……わたくし、欲張りね」
あんなにあっさり家族を切り捨てたのに、フレッドさえ居れば良いと思ってたのに……。
「通いで良い、休みもあると言われたのなら、週に何度か登城すれば良いのではないか?」
「相談役はそんな甘い仕事ではないわ。先生は深夜だろうと起こされたって言ってた。全てを王族に捧げる覚悟がないと出来ない仕事だって……わたくしに、そんな覚悟はないわ。フレッドと離れるなんて嫌。一カ月会えないだけでこんなに寂しかったのに……」
「そうだな。まぁもう断った話だ。シャーリーが気にする事はない。それに、エリザベス様だってシャーリーに相談役をして欲しいなんて思っていないんだろう?」
「ええ、わたくしが相談役になれば上下関係ができる。友達じゃいられなくなるから嫌だって言ってたわ」
「だったら断ったシャーリーは正しいよ。一度お請けしてしまえばもう覆せないからね。明日、母上が登城する事になったからエリザベス様の様子を確認してきて貰うから安心して」
「わたくしも行った方が良いかしら?」
「いや、行かなくて良い。ゆっくり休んでくれ。まだ身体がつらいだろう?」
「平気よ!」
思わず、強がってしまう。明日になればきっと身体は動く。わたくしもエリザベスに会えば……。
だけど、わたくしの発言を聞いたフレッドは意地悪な笑みを浮かべて囁いた。
「そう、なら今夜も可愛がってあげる」
「ま、待って!」
「待たない。平気って言っただろ?」
フレッドに見つめられると、拒否できない。身体はまだ痛いのに、嬉しくて仕方ない。
そのまま口付けをあちこちに落とされ、わたくしの意識は沈んでいった。
11
お気に入りに追加
1,899
あなたにおすすめの小説
愛すべきマリア
志波 連
恋愛
幼い頃に婚約し、定期的な交流は続けていたものの、互いにこの結婚の意味をよく理解していたため、つかず離れずの穏やかな関係を築いていた。
学園を卒業し、第一王子妃教育も終えたマリアが留学から戻った兄と一緒に参加した夜会で、令嬢たちに囲まれた。
家柄も美貌も優秀さも全て揃っているマリアに嫉妬したレイラに指示された女たちは、彼女に嫌味の礫を投げつける。
早めに帰ろうという兄が呼んでいると知らせを受けたマリアが発見されたのは、王族の居住区に近い階段の下だった。
頭から血を流し、意識を失っている状態のマリアはすぐさま医務室に運ばれるが、意識が戻ることは無かった。
その日から十日、やっと目を覚ましたマリアは精神年齢が大幅に退行し、言葉遣いも仕草も全て三歳児と同レベルになっていたのだ。
体は16歳で心は3歳となってしまったマリアのためにと、兄が婚約の辞退を申し出た。
しかし、初めから結婚に重きを置いていなかった皇太子が「面倒だからこのまま結婚する」と言いだし、予定通りマリアは婚姻式に臨むことになった。
他サイトでも掲載しています。
表紙は写真ACより転載しました。

人質王女の婚約者生活(仮)〜「君を愛することはない」と言われたのでひとときの自由を満喫していたら、皇太子殿下との秘密ができました〜
清川和泉
恋愛
幼い頃に半ば騙し討ちの形で人質としてブラウ帝国に連れて来られた、隣国ユーリ王国の王女クレア。
クレアは皇女宮で毎日皇女らに下女として過ごすように強要されていたが、ある日属国で暮らしていた皇太子であるアーサーから「彼から愛されないこと」を条件に婚約を申し込まれる。
(過去に、婚約するはずの女性がいたと聞いたことはあるけれど…)
そう考えたクレアは、彼らの仲が公になるまでの繋ぎの婚約者を演じることにした。
移住先では夢のような好待遇、自由な時間をもつことができ、仮初めの婚約者生活を満喫する。
また、ある出来事がきっかけでクレア自身に秘められた力が解放され、それはアーサーとクレアの二人だけの秘密に。行動を共にすることも増え徐々にアーサーとの距離も縮まっていく。
「俺は君を愛する資格を得たい」
(皇太子殿下には想い人がいたのでは。もしかして、私を愛せないのは別のことが理由だった…?)
これは、不遇な人質王女のクレアが不思議な力で周囲の人々を幸せにし、クレア自身も幸せになっていく物語。
人質姫と忘れんぼ王子
雪野 結莉
恋愛
何故か、同じ親から生まれた姉妹のはずなのに、第二王女の私は冷遇され、第一王女のお姉様ばかりが可愛がられる。
やりたいことすらやらせてもらえず、諦めた人生を送っていたが、戦争に負けてお金の為に私は売られることとなった。
お姉様は悠々と今まで通りの生活を送るのに…。
初めて投稿します。
書きたいシーンがあり、そのために書き始めました。
初めての投稿のため、何度も改稿するかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。
小説家になろう様にも掲載しております。
読んでくださった方が、表紙を作ってくださいました。
新○文庫風に作ったそうです。
気に入っています(╹◡╹)

【完結】【番外編追加】お迎えに来てくれた当日にいなくなったお姉様の代わりに嫁ぎます!
まりぃべる
恋愛
私、アリーシャ。
お姉様は、隣国の大国に輿入れ予定でした。
それは、二年前から決まり、準備を着々としてきた。
和平の象徴として、その意味を理解されていたと思っていたのに。
『私、レナードと生活するわ。あとはお願いね!』
そんな置き手紙だけを残して、姉は消えた。
そんな…!
☆★
書き終わってますので、随時更新していきます。全35話です。
国の名前など、有名な名前(単語)だったと後から気付いたのですが、素敵な響きですのでそのまま使います。現実世界とは全く関係ありません。いつも思いつきで名前を決めてしまいますので…。
読んでいただけたら嬉しいです。
【完結】冷遇・婚約破棄の上、物扱いで軍人に下賜されたと思ったら、幼馴染に溺愛される生活になりました。
えんとっぷ
恋愛
【恋愛151位!(5/20確認時点)】
アルフレッド王子と婚約してからの間ずっと、冷遇に耐えてきたというのに。
愛人が複数いることも、罵倒されることも、アルフレッド王子がすべき政務をやらされていることも。
何年間も耐えてきたのに__
「お前のような器量の悪い女が王家に嫁ぐなんて国家の恥も良いところだ。婚約破棄し、この娘と結婚することとする」
アルフレッド王子は新しい愛人の女の腰を寄せ、婚約破棄を告げる。
愛人はアルフレッド王子にしなだれかかって、得意げな顔をしている。

どうかこの偽りがいつまでも続きますように…
矢野りと
恋愛
ある日突然『魅了』の罪で捕らえられてしまった。でも誤解はすぐに解けるはずと思っていた、だって私は魅了なんて使っていないのだから…。
それなのに真実は闇に葬り去られ、残ったのは周囲からの冷たい眼差しだけ。
もう誰も私を信じてはくれない。
昨日までは『絶対に君を信じている』と言っていた婚約者さえも憎悪を向けてくる。
まるで人が変わったかのように…。
*設定はゆるいです。
変態婚約者を無事妹に奪わせて婚約破棄されたので気ままな城下町ライフを送っていたらなぜだか王太子に溺愛されることになってしまいました?!
utsugi
恋愛
私、こんなにも婚約者として貴方に尽くしてまいりましたのにひどすぎますわ!(笑)
妹に婚約者を奪われ婚約破棄された令嬢マリアベルは悲しみのあまり(?)生家を抜け出し城下町で庶民として気ままな生活を送ることになった。身分を隠して自由に生きようと思っていたのにひょんなことから光魔法の能力が開花し半強制的に魔法学校に入学させられることに。そのうちなぜか王太子から溺愛されるようになったけれど王太子にはなにやら秘密がありそうで……?!
※適宜内容を修正する場合があります
踏み台令嬢はへこたれない
IchikoMiyagi
恋愛
「婚約破棄してくれ!」
公爵令嬢のメルティアーラは婚約者からの何度目かの申し出を受けていたーー。
春、学院に入学しいつしかついたあだ名は踏み台令嬢。……幸せを運んでいますのに、その名付けはあんまりでは……。
そう思いつつも学院生活を満喫していたら、噂を聞きつけた第三王子がチラチラこっちを見ている。しかもうっかり婚約者になってしまったわ……?!?
これは無自覚に他人の踏み台になって引っ張り上げる主人公が、たまにしょげては踏ん張りながらやっぱり周りを幸せにしたりやっと自分も幸せになったりするかもしれない物語。
「わたくし、甘い砂を吐くのには慣れておりますの」
ーー踏み台令嬢は今日も誰かを幸せにする。
なろうでも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる