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28.結界魔法習得
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「いいですか? 結界魔法は神のお力が必要です」
「神の力ですか?」
「そうです、聖女様は癒しを使われますよね。その時も神に祈りませんか?」
「祈ります」
「その時の何倍も強く神に祈ります。そして、結界を作りたい範囲と結界内に入れたい者をイメージして、自分はいかに神を崇拝しているかを心で唱えながら、結界と口で唱えます」
以外にシンプルね。ああでも、神様を崇拝してないと使えないのか。そんなに神を崇拝してるシスターが作った結界内で虐待とはこれいかに。いまさらだし考えるのはやめよう。とにかくやってみるか。
まずは、神に祈るのね。癒しはだいぶサラッと使えるようになって、もう神様に祈ったりしてないんだけど、最初は神様助けてって感じだったよね。あの時の感じを思い出すそう。う、思い出したらえげつなくて気持ち悪くなってきた。やばい、やっぱシスターとふたりはキツイ。そんな姿の私をみてうれしそうに悪魔が笑う。
「最初はできませんわ。わたくしは習得に3日かかりました。聖女様もごゆっくり習得なさいませ」
アンタの所業を思い出して気持ち悪くなっとるんじゃぁ!!! とは言えず、わたしは幻影に定型文のシスターの言うとおりにいたしますと言わせてから、自分に癒しをかける。あー、まだ苦しい。
「では、わたくしはお教えしましたのであとは聖女様のお力次第ですわ! そうですわねぇ、わたくしの3日とはいかずとも、1週間ほどで習得できれば、ほめて差し上げますわ!」
授業終わりかい! こんだけかよ! ニックさん追い出した意味はあるの!!!
「では、ひとりで練習してみますわ。やはりシスターのご指導は素晴らしいですね」
「そうでしょう! そうでしょう! では今日はもうお邪魔しませんから頑張ってくださいませ! わたくしは聖女様が結界魔法を学ばれていると神殿長様に報告しなくては! 失礼しますわね!」
あぁ、自分の手柄になりそうですもんね。わかりますよ。とにかく、シスター居なくなったらホッとした。もう今日は部屋に来ないっていうけど、あの人の言うことを信用するわけない。来られたら面倒だからドアの近くに幻影を張り巡らせて必死でやってるけどできないわたしを作っておく。んで、奥の祭壇がある部屋で練習する。これならシスターがこっそり見に来ても大丈夫。入り口で悩んでる私を見たら、笑って去っていくだろうし声もかけないだろう。
さて、やるか。
「神様、神様、結界魔法を使えるようにお力を貸してください」
そう祈ってから、私一人、誰も入ってこない結界を思い浮かべる。神様への崇拝っていうけど、崇拝なんてわからんからとにかく結界ができてひとりの空間が欲しいって願ってみた。
「へ?」
1時間ほど祈っただろうか、とにかくひとりの空間が欲しい! 絶対あのシスターが来ない場所が欲しい! って必死に祈っているとふと目の前が目をつぶっているので眩しく光った。
そして目を開けてみると、シスターの作った結界よりは小さいが、すっぽり寝転がれるほどの空間が結界になっていた。
できた! できた! できたぁ!!!
わたしは久しぶりに、床でゴロゴロする。んー、せまいなぁ。でも、この感じで広げていけば色々できるかも! とにかくここにいればラスボスは来ないのよね! それだけで私には健康ランドより健康になれるスポットだよ!
「神様ありがとう!!!」
『ふむ、思ったより習得が早いのぉ』
あ、結界内でも神様と話せるんだ。シスターが結界内は誰も見えないって言うし、今日の鞭も結界内なら神も見ておりませんしってつぶやいてたから、完全に外界と切り離されてるのかと思ってた。
『我の力を借りて作った結界で、何故我が見てないと思えるのか疑問じゃのぅ』
言われてみるとそうね。あのシスター今後は鞭打ちは結界内で行うつもりのようだけど神様にはバレバレかぁ……そうだ、いい事思いついた!
『悪い顔しとるぞ』
そんなことないですぅ、このままでは私以外の小さな子どもとか、何も知らない新人のシスターさんとかが鞭打ちの被害にあわないために思いついたことなので、これは、人々のためなんですぅ。
『言い訳がましいが、まぁよかろう。計画を話してみよ』
神殿の教義は、今までの教育で散々習った。そして教義を習えば習うほど疑問だったのだ。懲罰をしていいなんて教義、どこにもない。まだ習ってない教義の中にあるのかもしれないけど、それでも今まで習った教義と矛盾する。だから思ったのだ。懲罰というのは、神殿で正義とされてはいるが、経典などには一切書かれておらず、神の教えではないのではないかと。だったら、懲罰という名の拷問は神様の指示なら中止できるんじゃないの?
『その通りじゃ、我もなんとか懲罰を止めようとしたことがあるのじゃが、我の声を聞けるものはおらなんだ。我の名を叫び、傷つけられている人を見るのはつらかったが、下界に干渉できなくてのぅ』
今バリバリ干渉してますけどね。
『それは其方が規格外な力を持っておるだけじゃ』
そういうことなら、その規格外の力使わせていただきましょ。また神様を出現させることはできる?
『其方が心から祈れば、可能じゃな』
よっし! まずはきっちり計画を立てていきますよ! 行き当たりばったりな計画は破綻すると前回学んだからね! まぁあれはアリサちゃん助けられたからよかったけど。神様、わたしがこうやって祈って話しかけまくってるけど、神様やわたしに負担はない? 時間制限とかあるの?
『普通はあるのじゃが、其方に限ればないのぉ』
よっしゃ! じゃぁ、シスターは1週間は結界習得にかかる事をお望みのようだから、その間は頑張る私の幻影を目くらましにして結界内で計画を立てよう。ついでに、結界をもうちょっと有効活用できるようにしなきゃ。懲罰なんて言ってるけどあれは単なる弱いものいじめ。わたしは良いけど他の人にされたら死んじゃうじゃん。絶対どうにかしてやる。
「神の力ですか?」
「そうです、聖女様は癒しを使われますよね。その時も神に祈りませんか?」
「祈ります」
「その時の何倍も強く神に祈ります。そして、結界を作りたい範囲と結界内に入れたい者をイメージして、自分はいかに神を崇拝しているかを心で唱えながら、結界と口で唱えます」
以外にシンプルね。ああでも、神様を崇拝してないと使えないのか。そんなに神を崇拝してるシスターが作った結界内で虐待とはこれいかに。いまさらだし考えるのはやめよう。とにかくやってみるか。
まずは、神に祈るのね。癒しはだいぶサラッと使えるようになって、もう神様に祈ったりしてないんだけど、最初は神様助けてって感じだったよね。あの時の感じを思い出すそう。う、思い出したらえげつなくて気持ち悪くなってきた。やばい、やっぱシスターとふたりはキツイ。そんな姿の私をみてうれしそうに悪魔が笑う。
「最初はできませんわ。わたくしは習得に3日かかりました。聖女様もごゆっくり習得なさいませ」
アンタの所業を思い出して気持ち悪くなっとるんじゃぁ!!! とは言えず、わたしは幻影に定型文のシスターの言うとおりにいたしますと言わせてから、自分に癒しをかける。あー、まだ苦しい。
「では、わたくしはお教えしましたのであとは聖女様のお力次第ですわ! そうですわねぇ、わたくしの3日とはいかずとも、1週間ほどで習得できれば、ほめて差し上げますわ!」
授業終わりかい! こんだけかよ! ニックさん追い出した意味はあるの!!!
「では、ひとりで練習してみますわ。やはりシスターのご指導は素晴らしいですね」
「そうでしょう! そうでしょう! では今日はもうお邪魔しませんから頑張ってくださいませ! わたくしは聖女様が結界魔法を学ばれていると神殿長様に報告しなくては! 失礼しますわね!」
あぁ、自分の手柄になりそうですもんね。わかりますよ。とにかく、シスター居なくなったらホッとした。もう今日は部屋に来ないっていうけど、あの人の言うことを信用するわけない。来られたら面倒だからドアの近くに幻影を張り巡らせて必死でやってるけどできないわたしを作っておく。んで、奥の祭壇がある部屋で練習する。これならシスターがこっそり見に来ても大丈夫。入り口で悩んでる私を見たら、笑って去っていくだろうし声もかけないだろう。
さて、やるか。
「神様、神様、結界魔法を使えるようにお力を貸してください」
そう祈ってから、私一人、誰も入ってこない結界を思い浮かべる。神様への崇拝っていうけど、崇拝なんてわからんからとにかく結界ができてひとりの空間が欲しいって願ってみた。
「へ?」
1時間ほど祈っただろうか、とにかくひとりの空間が欲しい! 絶対あのシスターが来ない場所が欲しい! って必死に祈っているとふと目の前が目をつぶっているので眩しく光った。
そして目を開けてみると、シスターの作った結界よりは小さいが、すっぽり寝転がれるほどの空間が結界になっていた。
できた! できた! できたぁ!!!
わたしは久しぶりに、床でゴロゴロする。んー、せまいなぁ。でも、この感じで広げていけば色々できるかも! とにかくここにいればラスボスは来ないのよね! それだけで私には健康ランドより健康になれるスポットだよ!
「神様ありがとう!!!」
『ふむ、思ったより習得が早いのぉ』
あ、結界内でも神様と話せるんだ。シスターが結界内は誰も見えないって言うし、今日の鞭も結界内なら神も見ておりませんしってつぶやいてたから、完全に外界と切り離されてるのかと思ってた。
『我の力を借りて作った結界で、何故我が見てないと思えるのか疑問じゃのぅ』
言われてみるとそうね。あのシスター今後は鞭打ちは結界内で行うつもりのようだけど神様にはバレバレかぁ……そうだ、いい事思いついた!
『悪い顔しとるぞ』
そんなことないですぅ、このままでは私以外の小さな子どもとか、何も知らない新人のシスターさんとかが鞭打ちの被害にあわないために思いついたことなので、これは、人々のためなんですぅ。
『言い訳がましいが、まぁよかろう。計画を話してみよ』
神殿の教義は、今までの教育で散々習った。そして教義を習えば習うほど疑問だったのだ。懲罰をしていいなんて教義、どこにもない。まだ習ってない教義の中にあるのかもしれないけど、それでも今まで習った教義と矛盾する。だから思ったのだ。懲罰というのは、神殿で正義とされてはいるが、経典などには一切書かれておらず、神の教えではないのではないかと。だったら、懲罰という名の拷問は神様の指示なら中止できるんじゃないの?
『その通りじゃ、我もなんとか懲罰を止めようとしたことがあるのじゃが、我の声を聞けるものはおらなんだ。我の名を叫び、傷つけられている人を見るのはつらかったが、下界に干渉できなくてのぅ』
今バリバリ干渉してますけどね。
『それは其方が規格外な力を持っておるだけじゃ』
そういうことなら、その規格外の力使わせていただきましょ。また神様を出現させることはできる?
『其方が心から祈れば、可能じゃな』
よっし! まずはきっちり計画を立てていきますよ! 行き当たりばったりな計画は破綻すると前回学んだからね! まぁあれはアリサちゃん助けられたからよかったけど。神様、わたしがこうやって祈って話しかけまくってるけど、神様やわたしに負担はない? 時間制限とかあるの?
『普通はあるのじゃが、其方に限ればないのぉ』
よっしゃ! じゃぁ、シスターは1週間は結界習得にかかる事をお望みのようだから、その間は頑張る私の幻影を目くらましにして結界内で計画を立てよう。ついでに、結界をもうちょっと有効活用できるようにしなきゃ。懲罰なんて言ってるけどあれは単なる弱いものいじめ。わたしは良いけど他の人にされたら死んじゃうじゃん。絶対どうにかしてやる。
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