54 / 95
54.追放テイマーと温泉街の休日
しおりを挟む
「あ、起きた? ショコラ、おはよー」
「今日こそ一緒に温泉街まわろうね?」
朝、暖かい布団の中で目を覚ますと、親友二人に囲まれていた。
ふと窓の外を見ると、窓から日差しが差し込んでいる。
もうすっかり日が昇ってるみたい。
――ちょっと待って。
――今、何時?
私は慌てて、枕元にあった魔道具を確認する。
九時半……九時半って。
うそ。
これ。
完全に寝過ごしてるんだけど!?
「ゴメン、今すぐ出かけないといけないから!」
リサとコーディーは顔を見合わせると、慌てて起きようとする私に抱きついてきた。
うわぁ、なんなの。
二人の柔らかい感触と、バラの花のような、やわらかい匂いに包まれる。
これ。彼女たちと……あの温泉の香りだ。
「ふっふっふ。その予定はキャンセルしたから、安心していいわよ」
「ねー?」
「ちょっと、キャンセルってなによ?」
もごもご。
二人が私の上にかぶさってるから、起きれないし、うごけない!
「魔王城の朝ミーテイングでしょ? ちゃんと魔王くんに伝えておいたから」
コーディーが嬉しそうに布団に入ってくる。
「伝えたって?」
「だから、ショコラの今日は完全オフってことよ!」
もう。
リサまで隣に入ってくるし。
これさ、すごく密着してるんだけど。
「アンタ、私たち村の人達を休みにしてるのに、自分は働いてたでしょ?」
「な、なんのこと?」
「とぼけなくても平気よ、アイドルはなんで知ってるんだから!」
温泉に来てからも、毎日こっそり抜け出してメルクルさんの転送魔法で魔王城にもどってたんだけど。
なんで知ってるんだろう。
一人で温泉街巡ってるっていったのに。
「あのね、アンタの顔みてればわかるわよ。そんな疲れた顔しちゃって」
「疲れてるなら、このまましばらく寝ててもいいわよ。私もリサも付き合うから!」
「付き合うって、このまま寝るってこと?」
「ほら、子供の頃のお泊り会で、よくこうやって寝たよね」
コーディーが懐かしそうに頬をくっつけてくる。
「あったねー、三人で同じベッドで固まって。あの頃のショコラは、私らのお姉さんみたいだったよね」
それはそうだよ。
私転生者だったから、精神年齢的には二人よりおもいきりお姉ちゃんだったし。
ん?
あれ?
「リサ、ちょっと待って。今はお姉さんっぽくないってこと?」
「んー。まぁ、今は手のかかる妹みたいな感じ?」
「いえてるー」
「……いや、コーディー、アンタもだから」
リサは手を伸ばすと、コーディーの額をこつんと触れた。
「おかしいから! 今でも二人より私が一番お姉さんっぽいから!」
「いやいや、そこはどう考えても私でしょ?」
「リサもショコラもやめなよ。ふふふ、ほら私が一番大人じゃない?」
「「それはない!」」
……ぷ。
思わず声がそろってしまって、リサと二人で笑い出してしまった。
「ちょっと、なによ。せっかく新しい勇者新聞も持ってきてあげたのに!」
コーディーは頬を膨らますと、新聞を私に押し付けてきた。
もしかして、もう昨日の戦いの事が書いてあるとか?
私は上半身をおこすと、新聞を広げてみた。
『勇者軍、フォルト村から堂々撤退』
『魔王軍は卑怯にも、第二王妃ショコラ様、第三王妃ミルフィナ様を人質に軍を進めてきた』
『心優しい勇者様は、魔王軍をさんざん蹴散らした後、お二人の安全を優先し軍を王都周辺までひきあげることにした』
うーん。
なんだか全然事実と違う気がするんだけど。
王国軍からだと、こう見えたのかなぁ。
「ねぇねぇ。アンタさ、また第二王妃に戻ってるわよ。残念ね!」
「え? 気にするところ、そこなの?!」
「あはは。あーあとさ」
リサとコーディーは、真剣な表情で、ゆっくり私に抱きついてきた。
「ちょっと、もう。なによ!」
「ショコラ……」
「うん?」
「「村を守ってくれて、ありがと!」」
**********
私たち三人は、宿で遅い朝食を食べた後、温泉街をぶらぶらと歩いていた。
「ふふん。今日はどこの温泉入ろうかなー?」
「二人とも、結構まわったの?」
「うん、みてみてこれ!」
コーディーは、旅行雑誌『大陸ウォーカー』を嬉しそうに差し出してくる。
「丸がしてあるところが、今まで入ったところね!」
「へー。結構入ったんだね」
「まぁ、せっかくだしね!」
ふむふむ。
スリムボディを手に入れる湯、吟遊歌姫になる湯、玉の輿を目指す湯……って。
どんな成分があるのよ!
逆に気になるんだけど!
「あとね、ここはショコラと行こうって、周らずにとっておいたの」
「どこどこ」
「ふふん。これよ!」
二人は嬉しそうに振り返ると、大きな見出しのページを指さした。
『ある日突然、イケメンの高貴な貴族と出会った私が、彼の花嫁候補になって溺愛される女神の湯』
……。
…………。
うそでしょ。
なにこの、ラノベのタイトルみたいな温泉。
「この温泉にはいると、素敵な彼が出来るんだって!」
「ほら、ここに書いてあるでしょ! 逆ハーレムも夢じゃないって!」
二人が興奮して、紹介記事をパンパンと叩く。
体験談とか、すごくウソっぽいんだけど。
あ、でも。
私は改めて、記事の写真を眺めてみる。
神殿みたいな大きな建物が、まるごと温泉になってるみたい。
へー、こんなところもあるんだ。
名前はともかく、すごくキレイで楽しそう。
「二人ともありがと。じゃあ、今からここ行ってみる?」
「やったぁ。ずっと行ってみたかったのよね。楽しみ!」
「目指せ逆ハー!」
「「おー!」」
ちょっと、周りから思いきり見られてるからね?!
「ほら、ショコラも一緒に! おー!」
「もう。いいから、早く行くよ!」
私たちは、雑誌の地図を確認しながら、温泉街の大通りを歩いていった。
「今日こそ一緒に温泉街まわろうね?」
朝、暖かい布団の中で目を覚ますと、親友二人に囲まれていた。
ふと窓の外を見ると、窓から日差しが差し込んでいる。
もうすっかり日が昇ってるみたい。
――ちょっと待って。
――今、何時?
私は慌てて、枕元にあった魔道具を確認する。
九時半……九時半って。
うそ。
これ。
完全に寝過ごしてるんだけど!?
「ゴメン、今すぐ出かけないといけないから!」
リサとコーディーは顔を見合わせると、慌てて起きようとする私に抱きついてきた。
うわぁ、なんなの。
二人の柔らかい感触と、バラの花のような、やわらかい匂いに包まれる。
これ。彼女たちと……あの温泉の香りだ。
「ふっふっふ。その予定はキャンセルしたから、安心していいわよ」
「ねー?」
「ちょっと、キャンセルってなによ?」
もごもご。
二人が私の上にかぶさってるから、起きれないし、うごけない!
「魔王城の朝ミーテイングでしょ? ちゃんと魔王くんに伝えておいたから」
コーディーが嬉しそうに布団に入ってくる。
「伝えたって?」
「だから、ショコラの今日は完全オフってことよ!」
もう。
リサまで隣に入ってくるし。
これさ、すごく密着してるんだけど。
「アンタ、私たち村の人達を休みにしてるのに、自分は働いてたでしょ?」
「な、なんのこと?」
「とぼけなくても平気よ、アイドルはなんで知ってるんだから!」
温泉に来てからも、毎日こっそり抜け出してメルクルさんの転送魔法で魔王城にもどってたんだけど。
なんで知ってるんだろう。
一人で温泉街巡ってるっていったのに。
「あのね、アンタの顔みてればわかるわよ。そんな疲れた顔しちゃって」
「疲れてるなら、このまましばらく寝ててもいいわよ。私もリサも付き合うから!」
「付き合うって、このまま寝るってこと?」
「ほら、子供の頃のお泊り会で、よくこうやって寝たよね」
コーディーが懐かしそうに頬をくっつけてくる。
「あったねー、三人で同じベッドで固まって。あの頃のショコラは、私らのお姉さんみたいだったよね」
それはそうだよ。
私転生者だったから、精神年齢的には二人よりおもいきりお姉ちゃんだったし。
ん?
あれ?
「リサ、ちょっと待って。今はお姉さんっぽくないってこと?」
「んー。まぁ、今は手のかかる妹みたいな感じ?」
「いえてるー」
「……いや、コーディー、アンタもだから」
リサは手を伸ばすと、コーディーの額をこつんと触れた。
「おかしいから! 今でも二人より私が一番お姉さんっぽいから!」
「いやいや、そこはどう考えても私でしょ?」
「リサもショコラもやめなよ。ふふふ、ほら私が一番大人じゃない?」
「「それはない!」」
……ぷ。
思わず声がそろってしまって、リサと二人で笑い出してしまった。
「ちょっと、なによ。せっかく新しい勇者新聞も持ってきてあげたのに!」
コーディーは頬を膨らますと、新聞を私に押し付けてきた。
もしかして、もう昨日の戦いの事が書いてあるとか?
私は上半身をおこすと、新聞を広げてみた。
『勇者軍、フォルト村から堂々撤退』
『魔王軍は卑怯にも、第二王妃ショコラ様、第三王妃ミルフィナ様を人質に軍を進めてきた』
『心優しい勇者様は、魔王軍をさんざん蹴散らした後、お二人の安全を優先し軍を王都周辺までひきあげることにした』
うーん。
なんだか全然事実と違う気がするんだけど。
王国軍からだと、こう見えたのかなぁ。
「ねぇねぇ。アンタさ、また第二王妃に戻ってるわよ。残念ね!」
「え? 気にするところ、そこなの?!」
「あはは。あーあとさ」
リサとコーディーは、真剣な表情で、ゆっくり私に抱きついてきた。
「ちょっと、もう。なによ!」
「ショコラ……」
「うん?」
「「村を守ってくれて、ありがと!」」
**********
私たち三人は、宿で遅い朝食を食べた後、温泉街をぶらぶらと歩いていた。
「ふふん。今日はどこの温泉入ろうかなー?」
「二人とも、結構まわったの?」
「うん、みてみてこれ!」
コーディーは、旅行雑誌『大陸ウォーカー』を嬉しそうに差し出してくる。
「丸がしてあるところが、今まで入ったところね!」
「へー。結構入ったんだね」
「まぁ、せっかくだしね!」
ふむふむ。
スリムボディを手に入れる湯、吟遊歌姫になる湯、玉の輿を目指す湯……って。
どんな成分があるのよ!
逆に気になるんだけど!
「あとね、ここはショコラと行こうって、周らずにとっておいたの」
「どこどこ」
「ふふん。これよ!」
二人は嬉しそうに振り返ると、大きな見出しのページを指さした。
『ある日突然、イケメンの高貴な貴族と出会った私が、彼の花嫁候補になって溺愛される女神の湯』
……。
…………。
うそでしょ。
なにこの、ラノベのタイトルみたいな温泉。
「この温泉にはいると、素敵な彼が出来るんだって!」
「ほら、ここに書いてあるでしょ! 逆ハーレムも夢じゃないって!」
二人が興奮して、紹介記事をパンパンと叩く。
体験談とか、すごくウソっぽいんだけど。
あ、でも。
私は改めて、記事の写真を眺めてみる。
神殿みたいな大きな建物が、まるごと温泉になってるみたい。
へー、こんなところもあるんだ。
名前はともかく、すごくキレイで楽しそう。
「二人ともありがと。じゃあ、今からここ行ってみる?」
「やったぁ。ずっと行ってみたかったのよね。楽しみ!」
「目指せ逆ハー!」
「「おー!」」
ちょっと、周りから思いきり見られてるからね?!
「ほら、ショコラも一緒に! おー!」
「もう。いいから、早く行くよ!」
私たちは、雑誌の地図を確認しながら、温泉街の大通りを歩いていった。
1
お気に入りに追加
250
あなたにおすすめの小説
錆びた剣(鈴木さん)と少年
へたまろ
ファンタジー
鈴木は気が付いたら剣だった。
誰にも気づかれず何十年……いや、何百年土の中に。
そこに、偶然通りかかった不運な少年ニコに拾われて、異世界で諸国漫遊の旅に。
剣になった鈴木が、気弱なニコに憑依してあれこれする話です。
そして、鈴木はなんと! 斬った相手の血からスキルを習得する魔剣だった。
チートキタコレ!
いや、錆びた鉄のような剣ですが
ちょっとアレな性格で、愉快な鈴木。
不幸な生い立ちで、対人恐怖症発症中のニコ。
凸凹コンビの珍道中。
お楽しみください。
収納持ちのコレクターは、仲間と幸せに暮らしたい。~スキルがなくて追放された自称「か弱い女の子」の元辺境伯令嬢。実は無自覚チートで世界最強⁉~
SHEILA
ファンタジー
生まれた時から、両親に嫌われていた。
物心ついた時には、毎日両親から暴力を受けていた。
4年後に生まれた妹は、生まれた時から、両親に可愛がられた。
そして、物心ついた妹からも、虐めや暴力を受けるようになった。
現代日本では考えられないような環境で育った私は、ある日妹に殺され、<選択の間>に呼ばれた。
異世界の創造神に、地球の輪廻の輪に戻るか異世界に転生するかを選べると言われ、迷わず転生することを選んだ。
けれど、転生先でも両親に愛されることはなくて……
お読みいただきありがとうございます。
のんびり不定期更新です。
転生幼女の怠惰なため息
(◉ɷ◉ )〈ぬこ〉
ファンタジー
ひとり残業中のアラフォー、清水 紗代(しみず さよ)。異世界の神のゴタゴタに巻き込まれ、アッという間に死亡…( ºωº )チーン…
紗世を幼い頃から見守ってきた座敷わらしズがガチギレ⁉💢
座敷わらしズが異世界の神を脅し…ε=o(´ロ`||)ゴホゴホッ説得して異世界での幼女生活スタートっ!!
もう何番煎じかわからない異世界幼女転生のご都合主義なお話です。
全くの初心者となりますので、よろしくお願いします。
作者は極度のとうふメンタルとなっております…
聖女として召還されたのにフェンリルをテイムしたら追放されましたー腹いせに快適すぎる森に引きこもって我慢していた事色々好き放題してやります!
ふぃえま
ファンタジー
「勝手に呼び出して無茶振りしたくせに自分達に都合の悪い聖獣がでたら責任追及とか狡すぎません?
せめて裏で良いから謝罪の一言くらいあるはずですよね?」
不況の中、なんとか内定をもぎ取った会社にやっと慣れたと思ったら異世界召還されて勝手に聖女にされました、佐藤です。いや、元佐藤か。
実は今日、なんか国を守る聖獣を召還せよって言われたからやったらフェンリルが出ました。
あんまりこういうの詳しくないけど確か超強いやつですよね?
なのに周りの反応は正反対!
なんかめっちゃ裏切り者とか怒鳴られてロープグルグル巻きにされました。
勝手にこっちに連れて来たりただでさえ難しい聖獣召喚にケチつけたり……なんかもうこの人たち助けなくてもバチ当たりませんよね?
異世界でぼっち生活をしてたら幼女×2を拾ったので養うことにした
せんせい
ファンタジー
自身のクラスが勇者召喚として呼ばれたのに乗り遅れてお亡くなりになってしまった主人公。
その瞬間を偶然にも神が見ていたことでほぼ不老不死に近い能力を貰い異世界へ!
約2万年の時を、ぼっちで過ごしていたある日、いつも通り森を闊歩していると2人の子供(幼女)に遭遇し、そこから主人公の物語が始まって行く……。
―――
月の猫姫様は愛されちゃってしょうがない〜人造姫【プリンセス】・ラボラトリ〜
不確定ワオン
ファンタジー
若くして海の事故で死んでしまったオレは別の世界で違う自分として転生(?)した様だ。
取り囲むのは二足歩行する5匹の猫と、オレの心の中に住むもう一人のオレ。
どうやらオレの魂は、大魔導師なるお爺ちゃんが作った超テクノロジーの人造の肉体に迷い込んできたらしい。
猫たちはオレをチヤホヤと甘やかすし、この身体に宿った力は規格外だし、なんだかこの世界は前世と色々と勝手が違うみたい。
いや、それは良いんだ。
確かに死んでしまったのは悲しいけれど、不思議と前世に未練や無念は無いから。
それに毎日大騒ぎで飽きないし、楽しいしご飯は美味しいし!
ただこの身体、女の子だよね?
しかも結構可愛い、銀髪幼女………だよね?
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
歴史に名を残すほどの大魔導師が遺した最高傑作!
世界にとってオーバーテクノロジーの身体を持つラァラ姫は、今日も元気に異世界をのんびり旅しちゃう!
お供は5匹の個性的なケット・シーと、頼もしい超AI!
どこまでも自由で何者にも縛られない自由な異世界幼女ライフが、今始まる!
お姉さまは酷いずるいと言い続け、王子様に引き取られた自称・妹なんて知らない
あとさん♪
ファンタジー
わたくしが卒業する年に妹(自称)が学園に編入して来ました。
久しぶりの再会、と思いきや、行き成りわたくしに暴言をぶつけ、泣きながら走り去るという暴挙。
いつの間にかわたくしの名誉は地に落ちていたわ。
ずるいずるい、謝罪を要求する、姉妹格差がどーたらこーたら。
わたくし一人が我慢すればいいかと、思っていたら、今度は自称・婚約者が現れて婚約破棄宣言?
もううんざり! 早く本当の立ち位置を理解させないと、あの子に騙される被害者は増える一方!
そんな時、王子殿下が彼女を引き取りたいと言いだして────
※この話は小説家になろうにも同時掲載しています。
※設定は相変わらずゆるんゆるん。
※シャティエル王国シリーズ4作目!
※過去の拙作
『相互理解は難しい(略)』の29年後、
『王宮勤めにも色々ありまして』の27年後、
『王女殿下のモラトリアム』の17年後の話になります。
上記と主人公が違います。未読でも話は分かるとは思いますが、知っているとなお面白いかと。
※『俺の心を掴んだ姫は笑わない~見ていいのは俺だけだから!~』シリーズ5作目、オリヴァーくんが主役です! こちらもよろしくお願いします<(_ _)>
※ちょくちょく修正します。誤字撲滅!
※全9話
オタクな母娘が異世界転生しちゃいました
yanako
ファンタジー
中学生のオタクな娘とアラフィフオタク母が異世界転生しちゃいました。
二人合わせて読んだ異世界転生小説は一体何冊なのか!転生しちゃった世界は一体どの話なのか!
ごく普通の一般日本人が転生したら、どうなる?どうする?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる