98 / 116
第3章 公爵令嬢の選択
第19話 進路
しおりを挟む
貴族の子弟が通うだけあって、王立学校の食堂はテーブルには純白のクロスが掛けられ、椅子も木製で、脚の部分に金の装飾が施されている豪華な造りだ。
食堂の奥には厨房とカウンターがあり、そこで学生は料理を受け取る仕組みのようだった。
今は昼時で多くの学生で賑わっている中、私はサーモンのムニエルに、パンとスープがついたものを注文する。
ヴィレッタは鴨肉のローストにサラダとバケットを付けたものを選び、リョウは肉オンリーなメニューを注文した。
いやいや、それどう見ても怪しい肉だぞ。
値段もめっちゃ安いし、他の学生で頼んでいる人いなさそうなんだけど。
てか野菜も食え、野菜も。
「そんな料理なのですね。初めて見ました。
時々、裏メニューであるとは耳にしてましたが」
ヴィレッタが興味深そうに、リョウの皿に盛られた牛でも豚でも鶏でもない、謎の肉を見て呟く。
「それって何の肉なの?料理名、何だっけ?
ていうか、お肉だけじゃなく野菜も採らなきゃ駄目っていつも言ってるのに」
空いている席に座ってから私が注意すると、リョウは目線を逸らした。
……子供か!
「これは俺の故郷ではよく食べられてる馬肉だ。
まさかこんなところで食べられるとは思わなかった」
リョウが牛でも豚でも鶏でもない謎の肉の正体を教えてくれる。
馬肉!え?馬を食べるの?
後で聞いたけど、偶に王立学校で不要になった馬の処分で、料理として提供されているらしい。
そこそこ人気があるそうだ。
「東方のパルケニアやレアードでは有名ですね。
リョウ様はそちらの出身でしたか」
優雅に食事をしながら呟くヴィレッタ。
フォーク捌きが様になってるなあ。
「ああ、パルケニアの農奴出身だ」
って!リョウ!そんな容易く、どうでもいいかのように暗い過去を匂わせる発言するなっての。
ほれ見ろ。微妙な空気になっちゃったじゃないか。
「ま、まあ今はアラン傭兵団の一員だし、とまあそんなことは置いておいて楽しく食事しようよ。
せっかくの美味しい料理が冷めちゃうし」
微妙な空気を払拭するために明るく言う私に、ヴィレッタは同意するように頷いた。
うーん♪このムニエルの絶妙な焼き加減。
パンもふわふわで最高!スープもコンソメ風で美味しい。
「ここ、いいかしら?」
舌鼓をうちながら食べていると、シャルロッテがやって来た。
ここの食堂のテーブルは4人掛けだし、残り一つ空いてる状態だから誰が座ろうが文句はない。
シャルロッテは、テーブルにステーキとパンのセットを置いて座る。
そして、じっと私を見つめてくる。
めっちゃ見てるんですけど……あの、シャルロッテさん?
しばし見つめ合った後、彼女は口を開いた。
「貴女……やっぱり似てるわね」
「に、似てるって誰にですか~」
「さあて、誰かしらね」
そう言ってシャルロッテはクスッと笑う。
私が王女なのでは?と、シャルロッテも想像してるのかな?
正解だと教えたいけど、それは、まだできない。
せめてヴィレッタの問題を解決してからでないと……
その時まで、幼馴染2人に嘘を付き続けるのかと、私は心の中で愕然としてしまった。
リョウが何か言いたそうにしていたけど、私が大丈夫と合図すると黙って料理を食べ続ける。
「ヴィレッタ様、陛下との婚姻おめでとうございます。
まあ、貴女なら納得の人選よね」
ちょっと刺を感じる言い方でシャルロッテは言った。
「ありがとうございます。シャルロッテ様にも良き縁談が訪れますよう、お祈りしております」
ヴィレッタがそう返すと、シャルロッテは肩を竦めた。
「私はどうでもいいわ。家は兄が継ぐし、卒業したら王国から去るつもりだもの」
王国から去る?ええ⁉
意外すぎて驚く。
シャルロッテって、貴族の誇りとかに拘るタイプだったから。
「なぜそのようなことを?」
「公爵令嬢として生きていたって、私の望みは叶わないもの」
ヴィレッタの疑問に、シャルロッテは断言して言った。
望み?なんだろう?
公爵令嬢では叶わない望みなんて、自由に生きるぐらいしか思い浮かばない。
「それはそうと、ヴィレッタ様。
何故、民間の冒険者を護衛にしているんです?
陛下の配慮とも考えたのですが、どうも違うようなので興味を惹かれました」
この反応を見るに、ヴィレッタが教会で暗殺されかけた事件の背後関係について、シャルロッテも探るを入れている感じだ。
シャルロッテだけではなく、誰もがそうなのだろう。
テスタ宰相の嫡男であるウイルヘルムも、典型的なボンボン馬鹿貴族なだけで事件とは無関係に思える。
生徒の中に、犯人に連なる存在はいないようだった。
「この方々とは縁があって、わたくしが直接雇いました。
陛下とは関係ありません」
ふーん、と面白くなさそうに私たちを見つめるシャルロッテ。
「アランの傭兵に魔女。どうして一緒に旅をしているのかも興味を惹きますね」
「えっと、腐れ縁ってところですかね?」
「そうですか、腐った世を変えるために旅をしているのかと思いましたが……少々残念な答えでした」
ガッカリされた⁉
「魔女ローゼさん、私は貴女に似ている人が、腐った世を変えるために立ち上がれば協力するつもりです。
もし旅路で出会ったら伝えてくださるかしら?」
それって……やっぱり王女である私のことだよね。
シャルロッテの気持ちは嬉しいけど、私は他人を巻き込んだ戦いなんてしたくない。
ごめん、シャルロッテ。
そう心の中で囁やき、私は話を変えることにした。
「わかりました。もし会えたら伝えておきます。
それでシャルロッテ様は、卒業後どうされるおつもりでしょうか?剣が得意なようですし、冒険者に?」
シャルロッテは首を振った。
じゃあ魔女かな?でも公言してないみたいだし口にするのはな~、と思っていると彼女はこう続けた。
「誘われてるとこがあるのよ。それは言えないけどね」
意味深過ぎるけど、どこだろ?何かのギルドか、あるいは他国へ渡るのかな?
「口外すれば一大事になる発言です。
シャルロッテ様、お気をつけ下さい」
「ヴィレッタ様は相変わらず臆病ね。でも、まあいいわ。
一応告げておかないといけないと思ったのよ。
……同じ王女の側近だった者として」
意味深に告げるシャルロッテに、私の心臓の鼓動が早まる。
ヴィレッタは立ち去るシャルロッテを、愁いを秘めた目で見送っていた。
それから、この日の午後の授業は特に何も起こらず、淡々と時間は過ぎ去ったのであった。
食堂の奥には厨房とカウンターがあり、そこで学生は料理を受け取る仕組みのようだった。
今は昼時で多くの学生で賑わっている中、私はサーモンのムニエルに、パンとスープがついたものを注文する。
ヴィレッタは鴨肉のローストにサラダとバケットを付けたものを選び、リョウは肉オンリーなメニューを注文した。
いやいや、それどう見ても怪しい肉だぞ。
値段もめっちゃ安いし、他の学生で頼んでいる人いなさそうなんだけど。
てか野菜も食え、野菜も。
「そんな料理なのですね。初めて見ました。
時々、裏メニューであるとは耳にしてましたが」
ヴィレッタが興味深そうに、リョウの皿に盛られた牛でも豚でも鶏でもない、謎の肉を見て呟く。
「それって何の肉なの?料理名、何だっけ?
ていうか、お肉だけじゃなく野菜も採らなきゃ駄目っていつも言ってるのに」
空いている席に座ってから私が注意すると、リョウは目線を逸らした。
……子供か!
「これは俺の故郷ではよく食べられてる馬肉だ。
まさかこんなところで食べられるとは思わなかった」
リョウが牛でも豚でも鶏でもない謎の肉の正体を教えてくれる。
馬肉!え?馬を食べるの?
後で聞いたけど、偶に王立学校で不要になった馬の処分で、料理として提供されているらしい。
そこそこ人気があるそうだ。
「東方のパルケニアやレアードでは有名ですね。
リョウ様はそちらの出身でしたか」
優雅に食事をしながら呟くヴィレッタ。
フォーク捌きが様になってるなあ。
「ああ、パルケニアの農奴出身だ」
って!リョウ!そんな容易く、どうでもいいかのように暗い過去を匂わせる発言するなっての。
ほれ見ろ。微妙な空気になっちゃったじゃないか。
「ま、まあ今はアラン傭兵団の一員だし、とまあそんなことは置いておいて楽しく食事しようよ。
せっかくの美味しい料理が冷めちゃうし」
微妙な空気を払拭するために明るく言う私に、ヴィレッタは同意するように頷いた。
うーん♪このムニエルの絶妙な焼き加減。
パンもふわふわで最高!スープもコンソメ風で美味しい。
「ここ、いいかしら?」
舌鼓をうちながら食べていると、シャルロッテがやって来た。
ここの食堂のテーブルは4人掛けだし、残り一つ空いてる状態だから誰が座ろうが文句はない。
シャルロッテは、テーブルにステーキとパンのセットを置いて座る。
そして、じっと私を見つめてくる。
めっちゃ見てるんですけど……あの、シャルロッテさん?
しばし見つめ合った後、彼女は口を開いた。
「貴女……やっぱり似てるわね」
「に、似てるって誰にですか~」
「さあて、誰かしらね」
そう言ってシャルロッテはクスッと笑う。
私が王女なのでは?と、シャルロッテも想像してるのかな?
正解だと教えたいけど、それは、まだできない。
せめてヴィレッタの問題を解決してからでないと……
その時まで、幼馴染2人に嘘を付き続けるのかと、私は心の中で愕然としてしまった。
リョウが何か言いたそうにしていたけど、私が大丈夫と合図すると黙って料理を食べ続ける。
「ヴィレッタ様、陛下との婚姻おめでとうございます。
まあ、貴女なら納得の人選よね」
ちょっと刺を感じる言い方でシャルロッテは言った。
「ありがとうございます。シャルロッテ様にも良き縁談が訪れますよう、お祈りしております」
ヴィレッタがそう返すと、シャルロッテは肩を竦めた。
「私はどうでもいいわ。家は兄が継ぐし、卒業したら王国から去るつもりだもの」
王国から去る?ええ⁉
意外すぎて驚く。
シャルロッテって、貴族の誇りとかに拘るタイプだったから。
「なぜそのようなことを?」
「公爵令嬢として生きていたって、私の望みは叶わないもの」
ヴィレッタの疑問に、シャルロッテは断言して言った。
望み?なんだろう?
公爵令嬢では叶わない望みなんて、自由に生きるぐらいしか思い浮かばない。
「それはそうと、ヴィレッタ様。
何故、民間の冒険者を護衛にしているんです?
陛下の配慮とも考えたのですが、どうも違うようなので興味を惹かれました」
この反応を見るに、ヴィレッタが教会で暗殺されかけた事件の背後関係について、シャルロッテも探るを入れている感じだ。
シャルロッテだけではなく、誰もがそうなのだろう。
テスタ宰相の嫡男であるウイルヘルムも、典型的なボンボン馬鹿貴族なだけで事件とは無関係に思える。
生徒の中に、犯人に連なる存在はいないようだった。
「この方々とは縁があって、わたくしが直接雇いました。
陛下とは関係ありません」
ふーん、と面白くなさそうに私たちを見つめるシャルロッテ。
「アランの傭兵に魔女。どうして一緒に旅をしているのかも興味を惹きますね」
「えっと、腐れ縁ってところですかね?」
「そうですか、腐った世を変えるために旅をしているのかと思いましたが……少々残念な答えでした」
ガッカリされた⁉
「魔女ローゼさん、私は貴女に似ている人が、腐った世を変えるために立ち上がれば協力するつもりです。
もし旅路で出会ったら伝えてくださるかしら?」
それって……やっぱり王女である私のことだよね。
シャルロッテの気持ちは嬉しいけど、私は他人を巻き込んだ戦いなんてしたくない。
ごめん、シャルロッテ。
そう心の中で囁やき、私は話を変えることにした。
「わかりました。もし会えたら伝えておきます。
それでシャルロッテ様は、卒業後どうされるおつもりでしょうか?剣が得意なようですし、冒険者に?」
シャルロッテは首を振った。
じゃあ魔女かな?でも公言してないみたいだし口にするのはな~、と思っていると彼女はこう続けた。
「誘われてるとこがあるのよ。それは言えないけどね」
意味深過ぎるけど、どこだろ?何かのギルドか、あるいは他国へ渡るのかな?
「口外すれば一大事になる発言です。
シャルロッテ様、お気をつけ下さい」
「ヴィレッタ様は相変わらず臆病ね。でも、まあいいわ。
一応告げておかないといけないと思ったのよ。
……同じ王女の側近だった者として」
意味深に告げるシャルロッテに、私の心臓の鼓動が早まる。
ヴィレッタは立ち去るシャルロッテを、愁いを秘めた目で見送っていた。
それから、この日の午後の授業は特に何も起こらず、淡々と時間は過ぎ去ったのであった。
0
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説
【書籍化確定、完結】私だけが知らない
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
ファンタジー
書籍化確定です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
妹に傷物と言いふらされ、父に勘当された伯爵令嬢は男子寮の寮母となる~そしたら上位貴族のイケメンに囲まれた!?~
サイコちゃん
恋愛
伯爵令嬢ヴィオレットは魔女の剣によって下腹部に傷を受けた。すると妹ルージュが“姉は子供を産めない体になった”と嘘を言いふらす。その所為でヴィオレットは婚約者から婚約破棄され、父からは娼館行きを言い渡される。あまりの仕打ちに父と妹の秘密を暴露すると、彼女は勘当されてしまう。そしてヴィオレットは母から託された古い屋敷へ行くのだが、そこで出会った美貌の双子からここを男子寮とするように頼まれる。寮母となったヴィオレットが上位貴族の令息達と暮らしていると、ルージュが現れてこう言った。「私のために家柄の良い美青年を集めて下さいましたのね、お姉様?」しかし令息達が性悪妹を歓迎するはずがなかった――
十三回目の人生でようやく自分が悪役令嬢ポジと気づいたので、もう殿下の邪魔はしませんから構わないで下さい!
翠玉 結
恋愛
公爵令嬢である私、エリーザは挙式前夜の式典で命を落とした。
「貴様とは、婚約破棄する」と残酷な事を突きつける婚約者、王太子殿下クラウド様の手によって。
そしてそれが一度ではなく、何度も繰り返していることに気が付いたのは〖十三回目〗の人生。
死んだ理由…それは、毎回悪役令嬢というポジションで立ち振る舞い、殿下の恋路を邪魔していたいたからだった。
どう頑張ろうと、殿下からの愛を受け取ることなく死ぬ。
その結末をが分かっているならもう二度と同じ過ちは繰り返さない!
そして死なない!!
そう思って殿下と関わらないようにしていたのに、
何故か前の記憶とは違って、まさかのご執心で溺愛ルートまっしぐらで?!
「殿下!私、死にたくありません!」
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
※他サイトより転載した作品です。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
幼女に転生したらイケメン冒険者パーティーに保護&溺愛されています
ひなた
ファンタジー
死んだと思ったら
目の前に神様がいて、
剣と魔法のファンタジー異世界に転生することに!
魔法のチート能力をもらったものの、
いざ転生したら10歳の幼女だし、草原にぼっちだし、いきなり魔物でるし、
魔力はあって魔法適正もあるのに肝心の使い方はわからないし で転生早々大ピンチ!
そんなピンチを救ってくれたのは
イケメン冒険者3人組。
その3人に保護されつつパーティーメンバーとして冒険者登録することに!
日々の疲労の癒しとしてイケメン3人に可愛いがられる毎日が、始まりました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる