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第2章 英雄の最期
第8話 私の評価
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え~っと、なになに?
『ローゼ。魔女。性格は仲裁型で、場の空気に流されやすい。
問題に対し、常に正面から向き合おうとしている姿は尊敬に値し好感が持てる。
武器は白銀の杖。魔女の腕前は上位。
ただ、まだ底がしれない』
……えっと、仲裁型って⁉流されやすいって⁉
いやいやいや、でも次からの文は褒められてるよね。
はあ……良かった。
……悪口雑言なら泣いてたよ。
そして次の文は……っと。
『立ち居振る舞いや整った容姿から、どこかの王侯貴族の出身と推察する。
冒険者としては優しすぎる思考。
他者との関り合いから学びを得て改善しようとする姿勢。
驕り高ぶりは皆無な点から、苦労はしているものの衣食住に悩まされる生活は経験していないようだ。
気になる点は多々あるが、最大の懸念は魔女としての資質だ。
伝承に聞く魔王アリスと同じく、闇に飲まれる可能性がある。
魔力が暴走し、人の身に余る程の魔法を行使する可能性を考慮すれば放置は危険である。
アラン傭兵団が魔女をリストアップしてるのはたしかだろう。
そのためにリョウ・アルバースも彼女の側にいるのではなかろうか?
要注意人物と判断する』
…………え?
リョウが私と一緒にいる理由……何それ…………
それに力に呑まれるって……魔王アリス?
え?魔王ってそんな名前なの?
どの文献にも出てこない魔王の名前……
それに……私が魔王になる可能性があるってどういうこと?
放心していると、ムクリと起きたフィーリアが、私の手に日記帳があるのを見て慌てふためく。
「よ、読めるんすか?ローゼさん?」
コクリと力なく頷く私。
「あちゃー油断したっす。
この文字はドワーフぐらいしか使ってないっすからね」
「ごめん……読んじゃって」
「まあ、自分も、うたた寝しちゃったっすからね。
……にしてもビックリっす」
「これって人物評だよね」
私はフィーリアにそう確認すると、コクリと頷かれる。
「旅で得た商人としての知識や、各地方の特産品や気候や住んでる人の好みの把握。
それから、出会った人物を評価する手記っすね。
あ~、気にしなくっていいっすよ?
自分が思っただけを書いた手記っすから」
私はフィーリアにそう慰められると、日記帳を閉じて返す。
「アラン傭兵団が魔女をリストアップしていて、リョウが私の側にいる理由って……」
「いやいや、マジで気にしないでほしいっす。
自分の想像ですし、リョウ様の性格っすからねえ。
……ガチで何も考えてない可能性もあるっすよ」
私が落ち込んでる姿を見せると、フィーリアは慌てて元気づけようとしてくれる。
うん。この話題は後日に持ち込むとして、もう一つ聞きたいのがある。
「魔王アリスって?」
「あ~、人間では、魔王軍を追い出した後の大乱で記録が失われたんすよねえ。
……魔王アリス。
それが魔族をこの大陸に呼び寄せ、服従させ、大陸の人口を十分の一に激減させた張本人っすよ」
フィーリアの説明に私は驚く。
人間が魔族を服従させた⁉
そんなのは信じられないと、否定しようとする私にフィーリアが続ける。
「千年前の魔王軍との戦い。
自分らドワーフの代表として、当時の王様のシュタイン様が七英雄として名を残してるのは知ってるっすよね?」
「名匠シュタイン。
大いなる武具を作り出した英雄王」
「そっす。
シュタイン様がドワーフに伝えし伝承だと、仲間である魔女アニスのお姉さんが、魔王アリスだったそうっす」
フィーリアの言葉に私は衝撃を受ける。
アニスは七英雄の1人であり、最初に魔王に国を滅ぼされた姫。
と言うことは……
「ディンレル王国第一王女アリス。
元々は誰からも、魔法からも愛されていたという話っすね。
……すいませんっす。自分も細かくは知らないんすけど、たしか愛する騎士が殺されてから人格が崩壊したと伝承にあるっす。
里に詳しい学者がいるんすけど、着いたら紹介するっすよ。詫びっす」
「うん……ありがと」
「詫びついでにローゼさんの日記帳っすけど、それ激レア魔導具っすね。
記述した体験を、他の人間が経験値として追体験出来る魔道具っす。
それを与えたローゼさんの師匠って、相当ヤバいと思うっすよ」
「ああ~。まあ、なんとなくは理解してたけど。
そういう人だったから。
多分私が死んだら回収する気なのかも。
でも、それは別にいいかなあって。
その前に再会して、お祖母ちゃんも書いてるんでしょ!
だったら読ませて!って言おうと思ってたから」
「……ローゼさんて、やっぱり変な人っすね。
これはいい意味っす」
ホ、ホントかなあ?
「フィーリアが魔女をよく思ってないのって、魔王になる危険性があるから?」
「まあ、それもあるっすが、話を聞かない人が多いんすよ。
おまけに魔導具に強欲すっからね。
大体が自分が強くなれればいいって人ばっかだったっすから、何度か危険な目に遭ったんすよ。
その点ローゼさんはお人好しの善人ですので、よく思ってるっすよ」
ホ、ホントかなあ?
「うるさいわねえ。
あんたたち、まだ起きてるの?
これ以上私の睡眠の邪魔したら……明日のご飯……全部貰っちゃう……から……ね。スピー」
ベレニスの寝言に私たちは顔を見合わせて笑う。
そして、明日の旅に備え、灯りを消してベッドへと潜った。
とにかく今は寝よう。明日も山道だし盗賊や魔獣も多く出るらしいし。
翌朝、私のほっぺたにフィーリアとベレニスの足が引っ付いていて、目を覚ました私は身動き出来ないことに気づく。
おにょれベレニス!
だからどうしていつも隣のベッドで寝たのに、私が起きたら私の寝てるベッドで、反対側を枕にして寝てるんじゃあああああ。
フィーリアは同じベッドで寝たし、初犯だし可愛い足裏だから許す。
とりあえず強引に起き上がって、2人を起こした。
外ではビュンビュンと剣を振って、朝の鍛錬しているリョウ。
ベレニスが相変わらず理解できないという顔をし、フィーリアも疲れないんすかねあれ、と呆れている中、出立の準備をする。
さて、今日はどこまで行けるかなあ?
なにはともあれ、私もドワーフの里に行く用事ができたのだ。
逸る気持ちを胸に私たちは宿を後にした。
『ローゼ。魔女。性格は仲裁型で、場の空気に流されやすい。
問題に対し、常に正面から向き合おうとしている姿は尊敬に値し好感が持てる。
武器は白銀の杖。魔女の腕前は上位。
ただ、まだ底がしれない』
……えっと、仲裁型って⁉流されやすいって⁉
いやいやいや、でも次からの文は褒められてるよね。
はあ……良かった。
……悪口雑言なら泣いてたよ。
そして次の文は……っと。
『立ち居振る舞いや整った容姿から、どこかの王侯貴族の出身と推察する。
冒険者としては優しすぎる思考。
他者との関り合いから学びを得て改善しようとする姿勢。
驕り高ぶりは皆無な点から、苦労はしているものの衣食住に悩まされる生活は経験していないようだ。
気になる点は多々あるが、最大の懸念は魔女としての資質だ。
伝承に聞く魔王アリスと同じく、闇に飲まれる可能性がある。
魔力が暴走し、人の身に余る程の魔法を行使する可能性を考慮すれば放置は危険である。
アラン傭兵団が魔女をリストアップしてるのはたしかだろう。
そのためにリョウ・アルバースも彼女の側にいるのではなかろうか?
要注意人物と判断する』
…………え?
リョウが私と一緒にいる理由……何それ…………
それに力に呑まれるって……魔王アリス?
え?魔王ってそんな名前なの?
どの文献にも出てこない魔王の名前……
それに……私が魔王になる可能性があるってどういうこと?
放心していると、ムクリと起きたフィーリアが、私の手に日記帳があるのを見て慌てふためく。
「よ、読めるんすか?ローゼさん?」
コクリと力なく頷く私。
「あちゃー油断したっす。
この文字はドワーフぐらいしか使ってないっすからね」
「ごめん……読んじゃって」
「まあ、自分も、うたた寝しちゃったっすからね。
……にしてもビックリっす」
「これって人物評だよね」
私はフィーリアにそう確認すると、コクリと頷かれる。
「旅で得た商人としての知識や、各地方の特産品や気候や住んでる人の好みの把握。
それから、出会った人物を評価する手記っすね。
あ~、気にしなくっていいっすよ?
自分が思っただけを書いた手記っすから」
私はフィーリアにそう慰められると、日記帳を閉じて返す。
「アラン傭兵団が魔女をリストアップしていて、リョウが私の側にいる理由って……」
「いやいや、マジで気にしないでほしいっす。
自分の想像ですし、リョウ様の性格っすからねえ。
……ガチで何も考えてない可能性もあるっすよ」
私が落ち込んでる姿を見せると、フィーリアは慌てて元気づけようとしてくれる。
うん。この話題は後日に持ち込むとして、もう一つ聞きたいのがある。
「魔王アリスって?」
「あ~、人間では、魔王軍を追い出した後の大乱で記録が失われたんすよねえ。
……魔王アリス。
それが魔族をこの大陸に呼び寄せ、服従させ、大陸の人口を十分の一に激減させた張本人っすよ」
フィーリアの説明に私は驚く。
人間が魔族を服従させた⁉
そんなのは信じられないと、否定しようとする私にフィーリアが続ける。
「千年前の魔王軍との戦い。
自分らドワーフの代表として、当時の王様のシュタイン様が七英雄として名を残してるのは知ってるっすよね?」
「名匠シュタイン。
大いなる武具を作り出した英雄王」
「そっす。
シュタイン様がドワーフに伝えし伝承だと、仲間である魔女アニスのお姉さんが、魔王アリスだったそうっす」
フィーリアの言葉に私は衝撃を受ける。
アニスは七英雄の1人であり、最初に魔王に国を滅ぼされた姫。
と言うことは……
「ディンレル王国第一王女アリス。
元々は誰からも、魔法からも愛されていたという話っすね。
……すいませんっす。自分も細かくは知らないんすけど、たしか愛する騎士が殺されてから人格が崩壊したと伝承にあるっす。
里に詳しい学者がいるんすけど、着いたら紹介するっすよ。詫びっす」
「うん……ありがと」
「詫びついでにローゼさんの日記帳っすけど、それ激レア魔導具っすね。
記述した体験を、他の人間が経験値として追体験出来る魔道具っす。
それを与えたローゼさんの師匠って、相当ヤバいと思うっすよ」
「ああ~。まあ、なんとなくは理解してたけど。
そういう人だったから。
多分私が死んだら回収する気なのかも。
でも、それは別にいいかなあって。
その前に再会して、お祖母ちゃんも書いてるんでしょ!
だったら読ませて!って言おうと思ってたから」
「……ローゼさんて、やっぱり変な人っすね。
これはいい意味っす」
ホ、ホントかなあ?
「フィーリアが魔女をよく思ってないのって、魔王になる危険性があるから?」
「まあ、それもあるっすが、話を聞かない人が多いんすよ。
おまけに魔導具に強欲すっからね。
大体が自分が強くなれればいいって人ばっかだったっすから、何度か危険な目に遭ったんすよ。
その点ローゼさんはお人好しの善人ですので、よく思ってるっすよ」
ホ、ホントかなあ?
「うるさいわねえ。
あんたたち、まだ起きてるの?
これ以上私の睡眠の邪魔したら……明日のご飯……全部貰っちゃう……から……ね。スピー」
ベレニスの寝言に私たちは顔を見合わせて笑う。
そして、明日の旅に備え、灯りを消してベッドへと潜った。
とにかく今は寝よう。明日も山道だし盗賊や魔獣も多く出るらしいし。
翌朝、私のほっぺたにフィーリアとベレニスの足が引っ付いていて、目を覚ました私は身動き出来ないことに気づく。
おにょれベレニス!
だからどうしていつも隣のベッドで寝たのに、私が起きたら私の寝てるベッドで、反対側を枕にして寝てるんじゃあああああ。
フィーリアは同じベッドで寝たし、初犯だし可愛い足裏だから許す。
とりあえず強引に起き上がって、2人を起こした。
外ではビュンビュンと剣を振って、朝の鍛錬しているリョウ。
ベレニスが相変わらず理解できないという顔をし、フィーリアも疲れないんすかねあれ、と呆れている中、出立の準備をする。
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