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結局答えが出ないまま1日が終わってしまった。メイドが風呂の時間だと呼びに来た。おそらくパズルのピースが幾つか足りない状態なのだろう。だから正解にたどり着けない。
足りないピースは誰が持っているのだろう?
風呂から上がって応接室で紅茶を飲んでいたら、セリーが帰って来た。何故かビアンカも一緒だ。
「あれ?なんでビアンカも帰って来てるの?」
「まだ暫くは公爵様のお仕事が残って居るので、それまではこちらでお世話になろうとクラ―ネル様と相談して決めました。」
婚約したら普通はその日から一緒に暮らすのがルールじゃ無いのか?断る事が出来るなんて僕は聞いて無いぞ。
「セリー。こう言う場合世間体はどうなんだ?」
「ビアンカさんは実家に居る訳では無いので、世間体は気にする必要は無いと思います。それに、家格的にはこちらが上ですので文句を言う人は居ないと思いますよ。」
「そう言う物なのか?」
まあ、別に僕は拘らないから良いのだが、婚約したら一緒に住むのがルールだと聞いていたから、この世界の常識を崩すのはどうなのかと思っただけだ。
ん?この世界の常識?あれ、なんか今少しだけ引っ掛かりを覚えたのはなんだろう?
翌日、クラ―ネルと少し話をしたが、救済の箱舟は全く動いていない様だ。完全に地上での行動を破棄し、地下に潜って居るらしい。これは、まだ暫くはXデーが来る事は無いと言う事になるだろう。
つかの間の平和と言う事になるが、僕としては時間的猶予が出来るのはありがたい。
そう言えば、トゥーファルへ向かった、元公爵の配下はどうなったんだろう?
その後、ビアンカと今後の事について協議した。
「暫くは救済の箱舟は動かないと見て良いだろう。動いた時は何らかの災害に要注意と言う事になる。」
「動かない間は救済の箱舟の調査は難しい。しかし動いた時には、時すでに遅しですか?これって、今の内に救済の箱舟を探さなきゃいけないって事ですよね?」
「僕もそう思って居たんだが、この際、救済の箱舟は無視する事にした。」
「え?無視ですか?」
「ああ、動かないのなら無理に突いて刺激する事は無いだろう?それよりも僕らにはやるべき事があるんじゃないか?」
ビアンカが、僕の言葉を反芻する様に考え込んでいる。
「よく考えたら、私達も救済の箱舟も目的は一緒って事になるのでしょうか?」
「まあ、表向きはな。奴らが裏で何を考えているかはこの際どうでも良い。」
「どうでも良いのですか?」
「ああ、何を企んでいようが力で捻じ伏せる。」
「珍しいですね。何時も慎重な公爵様がそう言う事を言うのは。」
「実はな、この事件が終わったら、隠居しようと思ってな。」
「隠居ですか?まだ若いですよね?」
「別にお爺さんみたいに日向ぼっこして暮らそうって訳じゃない。公爵の仕事を辞めて、自由に冒険者でもやろうと思っている。」
「なるほど、そう言う事ですか。政治の世界から隠居するって事ですね?」
「そうなるな。幸いこの家の者が一生食べて行くだけの蓄えはあるから、稼ぐ必要も無いし、のんびり好きに狩りをしようと思っている。」
「公爵家の一生分の蓄えって、どれだけ稼いでるんですか?」
「驚く事は無いと思うが?クラ―ネルもそれくらい稼いでるぞ。」
「え?クラ―ネル様もですか?」
「聞いて無いのか?婚約したんだろう?大丈夫か?」
「大丈夫です!どうしてもクラ―ネル様と話をすると救済の箱舟関係の話になってしまいますので。」
「何時までも様付けはどうかと思うぞ。婚約したんだから『あなた』とかどうだ?」
「それはちょっといきなりハードルが高いです。」
「そうか?婚約したら何をするかは知って居るんだろう?」
「一応貴族の娘ですので、知ってはいます。」
ビアンカの顔が真っ赤だ。これ以上からかったら頭から湯気が出そうなので止めて置こう。
「まあ、その話は置いておいて。災害が本当に起こるのか、起こるとしたらどの位の規模で何時何処で起きるのかを調査して貰いたい。クラ―ネルにも話して置いたから、クラ―ネルを自由に使って構わない。なるべく早く情報を掴んでくれ。」
「解りました。公爵様はどうなされるのですか?」
「僕はちょっと別口で調べなきゃいけない事があるので、暫くはそっちに掛かりきりになりそうだ。」
戦うにしろなんにしろ、僕の精神状態をこのままにして置く訳には行かない。表舞台はクラ―ネルたちに任せて、僕は無くしたピースを探してみようと思っている。
行く先に当てがある訳では無いが、とりあえず帝国に行って見ようと思っている。もう暫く帝国には行っていない。博士に会ってみるのも一つの手かなと思いついただけだ。
それに帝国には1年以上住んでいた。あそこに何かがあってもおかしくはない。
翌日、稽古の後、帝国に転移した。
久しぶりの帝国はあまり変わった感じはしなかった。だが、僕の存在がバレるのは不味いんだよね。帝都は相変わらず賑やかだ。まあ、時々クラ―ネルから情報は得ているので現状帝都に異変は無い事は解って居る。
ざっと、商店街を歩いて、久しぶりの帝都を満喫する。その後、マルケーノ博士の家に転移する。
博士は大いに驚いていたが、歓迎してくれた。
「1年ぶり位かの?」
「そうですね。フローネルは元気ですよ。その子供もね。」
「そうか、それは良かった。心配していたのだよ。しかし、今は何処に?」
「話を聞いたら秘密に出来ますか?」
「そうじゃな、儂は今、皇帝と親交は無いから大丈夫だと思うぞ。」
そう言えば博士は科学者としては既に引退しているんだったな。
「では、お話しますが、内密にお願いしますよ。」
僕は大森林の向こうに国がある事、僕がそこで現在公爵の身分である事等を話し、その公爵邸でフローネルを夫人として迎えた事、生まれた子供が男児だった事等を詳細に話した。
「なるほど、大森林の向こうに大陸があり、そこに国があるとは俄かには信じられん話じゃが、お主が言うなら事実なのだろう。解った。この件は儂の胸の中に仕舞って置こう。」
「ありがとうございます。それで、一つ気になる事がありまして、質問させて貰いたいのですが、宜しいでしょうか?」
「儂に解る事なら構わんぞ。」
「博士は神について研究していましたよね?この帝国では神はどう言う扱いなのでしょうか?」
「この帝国に限らず、他の国もそうだが、神は唯一神だ。名前は無い。基本的には創造神と呼ばれておるな。」
唯一神、確か王国でも同じだった気がする。だが、実際には神は複数いる。これは神が人間に干渉していなかったからなのかな?
「神が人間に何らかの神託や干渉をした事は無いのでしょうか?」
「ふむ、古い書物には神が下りて来たと言う記述もあるが、信ぴょう性は低いな。」
「では、何故唯一神信仰なのでしょうか?博士は人が神に至ると言う研究をして居たんですよね?神は基本死なない。人が神に至れば、神の数が増える事になりませんか?」
「これは私の理論なのだが、神は複数居るが、その思考は一つ。つまり複数の神が同時に存在しているが、神と言うのは肉体の名前ではなく思考の名前であると考えている。」
「それは、つまり、人を超えて神の領域に入ると神の一部になると言う考え方であっていますか?」
「まあ、雑に言えばそうじゃな。だから唯一神信仰と儂の考えは相反しない。」
「僕が知っている人間が住む国は全部で4つ。その全てが唯一神信仰なんですよね。ですが、実際に僕が神界に行った時には神は複数いてそれぞれ名前を持っていました。僕が行った神界は偽物なんでしょうか?」
「なんと?神界に行ったじゃと?そこで複数の神に会ったと?」
「ええ、僕が話した神は人間から神になったと言って居ました。確か2500年前の話だとか。」
「2500年前と言えば古代文明の頃の話じゃな。それが本当だとすると、歴史がひっくり返るな。教会もひっくり返るかもしれん。」
「博士だから話したので他言は無用でお願いしますよ。」
「しかし、おかしな点が一つあるな。」
「おかしな点ですか?」
「ああ、神が複数いるなら、この世界はどの神が作ったのじゃろう?そして、他の神は何故、自分の世界を作らないのかのぉ?」
足りないピースは誰が持っているのだろう?
風呂から上がって応接室で紅茶を飲んでいたら、セリーが帰って来た。何故かビアンカも一緒だ。
「あれ?なんでビアンカも帰って来てるの?」
「まだ暫くは公爵様のお仕事が残って居るので、それまではこちらでお世話になろうとクラ―ネル様と相談して決めました。」
婚約したら普通はその日から一緒に暮らすのがルールじゃ無いのか?断る事が出来るなんて僕は聞いて無いぞ。
「セリー。こう言う場合世間体はどうなんだ?」
「ビアンカさんは実家に居る訳では無いので、世間体は気にする必要は無いと思います。それに、家格的にはこちらが上ですので文句を言う人は居ないと思いますよ。」
「そう言う物なのか?」
まあ、別に僕は拘らないから良いのだが、婚約したら一緒に住むのがルールだと聞いていたから、この世界の常識を崩すのはどうなのかと思っただけだ。
ん?この世界の常識?あれ、なんか今少しだけ引っ掛かりを覚えたのはなんだろう?
翌日、クラ―ネルと少し話をしたが、救済の箱舟は全く動いていない様だ。完全に地上での行動を破棄し、地下に潜って居るらしい。これは、まだ暫くはXデーが来る事は無いと言う事になるだろう。
つかの間の平和と言う事になるが、僕としては時間的猶予が出来るのはありがたい。
そう言えば、トゥーファルへ向かった、元公爵の配下はどうなったんだろう?
その後、ビアンカと今後の事について協議した。
「暫くは救済の箱舟は動かないと見て良いだろう。動いた時は何らかの災害に要注意と言う事になる。」
「動かない間は救済の箱舟の調査は難しい。しかし動いた時には、時すでに遅しですか?これって、今の内に救済の箱舟を探さなきゃいけないって事ですよね?」
「僕もそう思って居たんだが、この際、救済の箱舟は無視する事にした。」
「え?無視ですか?」
「ああ、動かないのなら無理に突いて刺激する事は無いだろう?それよりも僕らにはやるべき事があるんじゃないか?」
ビアンカが、僕の言葉を反芻する様に考え込んでいる。
「よく考えたら、私達も救済の箱舟も目的は一緒って事になるのでしょうか?」
「まあ、表向きはな。奴らが裏で何を考えているかはこの際どうでも良い。」
「どうでも良いのですか?」
「ああ、何を企んでいようが力で捻じ伏せる。」
「珍しいですね。何時も慎重な公爵様がそう言う事を言うのは。」
「実はな、この事件が終わったら、隠居しようと思ってな。」
「隠居ですか?まだ若いですよね?」
「別にお爺さんみたいに日向ぼっこして暮らそうって訳じゃない。公爵の仕事を辞めて、自由に冒険者でもやろうと思っている。」
「なるほど、そう言う事ですか。政治の世界から隠居するって事ですね?」
「そうなるな。幸いこの家の者が一生食べて行くだけの蓄えはあるから、稼ぐ必要も無いし、のんびり好きに狩りをしようと思っている。」
「公爵家の一生分の蓄えって、どれだけ稼いでるんですか?」
「驚く事は無いと思うが?クラ―ネルもそれくらい稼いでるぞ。」
「え?クラ―ネル様もですか?」
「聞いて無いのか?婚約したんだろう?大丈夫か?」
「大丈夫です!どうしてもクラ―ネル様と話をすると救済の箱舟関係の話になってしまいますので。」
「何時までも様付けはどうかと思うぞ。婚約したんだから『あなた』とかどうだ?」
「それはちょっといきなりハードルが高いです。」
「そうか?婚約したら何をするかは知って居るんだろう?」
「一応貴族の娘ですので、知ってはいます。」
ビアンカの顔が真っ赤だ。これ以上からかったら頭から湯気が出そうなので止めて置こう。
「まあ、その話は置いておいて。災害が本当に起こるのか、起こるとしたらどの位の規模で何時何処で起きるのかを調査して貰いたい。クラ―ネルにも話して置いたから、クラ―ネルを自由に使って構わない。なるべく早く情報を掴んでくれ。」
「解りました。公爵様はどうなされるのですか?」
「僕はちょっと別口で調べなきゃいけない事があるので、暫くはそっちに掛かりきりになりそうだ。」
戦うにしろなんにしろ、僕の精神状態をこのままにして置く訳には行かない。表舞台はクラ―ネルたちに任せて、僕は無くしたピースを探してみようと思っている。
行く先に当てがある訳では無いが、とりあえず帝国に行って見ようと思っている。もう暫く帝国には行っていない。博士に会ってみるのも一つの手かなと思いついただけだ。
それに帝国には1年以上住んでいた。あそこに何かがあってもおかしくはない。
翌日、稽古の後、帝国に転移した。
久しぶりの帝国はあまり変わった感じはしなかった。だが、僕の存在がバレるのは不味いんだよね。帝都は相変わらず賑やかだ。まあ、時々クラ―ネルから情報は得ているので現状帝都に異変は無い事は解って居る。
ざっと、商店街を歩いて、久しぶりの帝都を満喫する。その後、マルケーノ博士の家に転移する。
博士は大いに驚いていたが、歓迎してくれた。
「1年ぶり位かの?」
「そうですね。フローネルは元気ですよ。その子供もね。」
「そうか、それは良かった。心配していたのだよ。しかし、今は何処に?」
「話を聞いたら秘密に出来ますか?」
「そうじゃな、儂は今、皇帝と親交は無いから大丈夫だと思うぞ。」
そう言えば博士は科学者としては既に引退しているんだったな。
「では、お話しますが、内密にお願いしますよ。」
僕は大森林の向こうに国がある事、僕がそこで現在公爵の身分である事等を話し、その公爵邸でフローネルを夫人として迎えた事、生まれた子供が男児だった事等を詳細に話した。
「なるほど、大森林の向こうに大陸があり、そこに国があるとは俄かには信じられん話じゃが、お主が言うなら事実なのだろう。解った。この件は儂の胸の中に仕舞って置こう。」
「ありがとうございます。それで、一つ気になる事がありまして、質問させて貰いたいのですが、宜しいでしょうか?」
「儂に解る事なら構わんぞ。」
「博士は神について研究していましたよね?この帝国では神はどう言う扱いなのでしょうか?」
「この帝国に限らず、他の国もそうだが、神は唯一神だ。名前は無い。基本的には創造神と呼ばれておるな。」
唯一神、確か王国でも同じだった気がする。だが、実際には神は複数いる。これは神が人間に干渉していなかったからなのかな?
「神が人間に何らかの神託や干渉をした事は無いのでしょうか?」
「ふむ、古い書物には神が下りて来たと言う記述もあるが、信ぴょう性は低いな。」
「では、何故唯一神信仰なのでしょうか?博士は人が神に至ると言う研究をして居たんですよね?神は基本死なない。人が神に至れば、神の数が増える事になりませんか?」
「これは私の理論なのだが、神は複数居るが、その思考は一つ。つまり複数の神が同時に存在しているが、神と言うのは肉体の名前ではなく思考の名前であると考えている。」
「それは、つまり、人を超えて神の領域に入ると神の一部になると言う考え方であっていますか?」
「まあ、雑に言えばそうじゃな。だから唯一神信仰と儂の考えは相反しない。」
「僕が知っている人間が住む国は全部で4つ。その全てが唯一神信仰なんですよね。ですが、実際に僕が神界に行った時には神は複数いてそれぞれ名前を持っていました。僕が行った神界は偽物なんでしょうか?」
「なんと?神界に行ったじゃと?そこで複数の神に会ったと?」
「ええ、僕が話した神は人間から神になったと言って居ました。確か2500年前の話だとか。」
「2500年前と言えば古代文明の頃の話じゃな。それが本当だとすると、歴史がひっくり返るな。教会もひっくり返るかもしれん。」
「博士だから話したので他言は無用でお願いしますよ。」
「しかし、おかしな点が一つあるな。」
「おかしな点ですか?」
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