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やがて西門が見える位置まで来ると、冒険者で大賑わいだった。労せずにドラゴンの素材が手に入るのだ。低ランクの冒険者だと、1日狩りをした成果よりもドラゴンの鱗1枚の方が高かったりする。
なるほど、見事に外壁が壊れているな。まあ40メートル近いグリーンドラゴンがぶつかる事までは想定して作って居ないだろうからな。
外壁の修理には1か月位掛かりそうだ。しかし、それだけだ。怪我人も出ていないし、むしろドラゴンの素材が手に入って冒険者にとってはご褒美だ。
僕なら、グリーンドラゴンを外壁にぶつけるなんて事はしないだろう。ぶつけるなら王城だ。でなければドラゴンを王都で暴れさせた方が効率が良い。
何のためにこんな事をしたんだ?本当に偶然だったのだろうか?
「なぁ、これって、なんか意味があるのかな?」
「どうなんでしょう?僕も最初見た時は意味が分からなくて混乱しましたよ。」
「例えドラゴンを操れる能力を持っていたとしても、これじゃあ駄目だろう?」
「ですよね。嫌がらせですかね?」
確かに嫌がらせと言う意味では成功している。が、ドラゴンの素材の値段で外壁を修理してもお釣りが来るぞ?
そうこうしている内に群がった冒険者達が少しずつ素材を剥ぎ取って、ドラゴンは徐々に解体されて行く。今日、西門を潜った者はラッキーだったな。
そもそも普通に冒険者をやっていたらドラゴンなんて倒す機会はまずない。当然ドラゴンの解体も初めてだろう。明かに勿体ない解体方法でドラゴンを解体しているが、口を出すのも憚られるしなぁ。
ドラゴンは捨てる所が無いと言うが知らない者も多いらしい。って言うか血抜きしちゃ駄目だろう。
「そう言えばドラゴンの首が折れていたと言ったな?」
クラ―ネルに尋ねる。
「ええ、外壁に頭から突っ込んだのか、首が変な方向に向いてましたよ。」
「どうなんだ?ドラゴンって、そんなに軟だったか?」
「んー、何とも言えませんが、グリーンドラゴンですからね。レッドドラゴンならそのまま壁を突き破って王都に侵攻してもおかしくは無い気がしますが。」
魔物を操る能力があるとして、その上限がグリーンドラゴンって言うのはどうなんだろう?中途半端だよな?たまたま近くにグリーンドラゴンが居たのでデモンストレーションだったと言う事なのか?
いや、その能力をわざわざ敵に見せる意味は無い。むしろ隠して置いた方が効率的だ。では、これはやはり偶然?
「あの、お二人とも平然としていますが、ドラゴンが王都に現れたんですよ?もっとこう大騒ぎする所なのではありませんか?」
ビアンカが恐る恐る言った。
ん?僕とクラ―ネルの感覚がおかしいのか?確かに王都にドラゴンが現れるって大事件だよね?
僕らはともかく、一般市民にとっては恐怖だよな?それを狙ったのか?
「なぁ、ビアンカ。ドラゴンって一般市民的にはどの位の脅威なんだ?僕らはその辺の感覚が少し麻痺していて良く解らない。」
「ドラゴンは災害級の魔物ですよ?Sランク冒険者が10人位集まってようやく倒せる魔物です。普通なら騎士団が出て来る案件です。王都なら何とか対応できますが、地方都市ではまず町や村を捨てて逃げるレベルの大事件ですよ?」
僕とクラ―ネルは顔を見合わせた。
「敵は僕とクラ―ネルの事を知っているはずだよな?」
「どうでしょう?僕らがドラゴンを瞬殺出来ると言う事は伝わって無いのでは無いでしょうか?」
なるほど、言われてみれば、救済の箱舟のメンバーの前でドラゴンを倒した事は無い筈だ。って言うか、ドラゴンを退治するのを人に見せた事は無いと思う。
「でも、ドラゴンの素材を販売している事は知っているのでは?」
「どこかで購入した物を転売していると思っているとか?」
なんだろう?救済の箱舟って思ったより情報収集能力が低いのか?もしくは1枚岩では無いと言う事なのだろうか?
僕は今まで、こちらの戦力は全て救済の箱舟に筒抜けだと思っていた。だが、そうで無いのなら、それなりにやりようがあると言う事になる。
「まあ、良い。今日はこの辺でお開きにしよう。明日は違う訓練を考えて置く事にするよ。」
クラ―ネルは自分が狩った魔物を売る為に冒険者ギルドに寄ってから帰る様だ。僕とビアンカは直接公爵邸に転移で帰る。
「公爵様は魔物を売らなくて良いのですか?」
「今日はドラゴンのせいで冒険者ギルドが混むのは目に見えている。行くなら別の日が良いだろう。幸いアイテムボックス内に入った物は時間が停止するしな。」
「ところで、公爵様って稼いでるんですよね?何で稼いでいるんですか?」
「あれ?言って無かったか?僕は一応領地持ちの貴族なので、領地からの税収がメインの収入だ。他にも冒険者をやったり商売もしているので、まあ、他の貴族よりは少しばかり裕福かな。」
「これで少しですか?もっと稼いでる貴族が居るんですか?」
まあ、恐らく僕がこの国で一番稼いでる貴族だろうな。税収とかはもっと稼いでる貴族が居るだろうが、冒険者としての稼ぎが普通じゃない。まあ、この辺はクラ―ネルも一緒なんだけどね。
僕の場合使うお金より収入が多いので増える一方なんだよね。貴族としては収入は使い切る位の方が良いのだろうが。
クラ―ネルはまだ若いし、収入も多いが出て行くお金も多い。ビアンカを嫁に貰えばまたお金が出て行くだろう。現在は冒険者と商売のお金がメインだが、将来を考えれば、もう一つ位収入源が欲しい。領地が貰えれば良いのだがな。
救済の箱舟との戦いに勝った時に運よく誰かの領地が空けば、僕が何とか出来るかもしれない。
上手くすれば辺境伯になれる可能性もあるな。辺境伯なら侯爵と同等の力があるので、悪く無いと思っている。
って、捕らぬ狸のなんとやらだな。
「まあ、ビアンカも稼ぐ貴族の仲間入りをする訳だから、将来は安泰だな。子供も含めて。」
「子供ですか?でも、第二夫人の子供なんて幾ら伯爵家でも、安泰と言う程の地位は難しいのでは?女児なら良いかもしれませんが。」
「ふむ、女児なら子爵家辺りに嫁がせれば良いだろう。男児でも恐らく問題無いと思うぞ。クラ―ネルは優秀だからな。それに僕の弟子なので僕のやり方を知っている。爵位位どうにでもなるって言う事も教えたしね。」
「良く解りませんが?」
「まあ、その内解る。だから安心して子供を産むと良いぞ。」
さて、将来の為にもビアンカを一人前の軍師に育てないとな。
それにしても、今日のドラゴン事件は、何か意味が合ったのだろうか?救済の箱舟の事ばかり考えているから、すぐに結び付けて考えてしまうが、別の何かが動いていると言う可能性もあるんだよな。
ドラゴンの突然死と言うのはまず考えられない。だとすれば、他で傷を負ったドラゴンが、王都まで何かをしに来たと言う事か?それも現実的では無い気がする。
これが森の中なら何も問題は無いのだろう。だが、一歩間違えれば王都にドラゴンが墜落していた可能性もある。こうなると話は変わって来る。意図的なのか偶然なのか。意図的だとしたら誰のせいか?
真っ先に浮かぶのは救済の箱舟だ。だが、他の可能性はどうだろう?王都にドラゴンを落として得する者って誰か居るか?
新国王の体制に反対している者?3侯爵が動いたか?しかし、彼らにドラゴンを王都に運んで来る力があるとは思えない。
すると第三の存在?もし、不完全でもドラゴンを操る事が出来る能力を持った者が居るとすれば、これは脅威になる可能性がある。ドラゴンが操れるなら、もっとランクの低い魔物なら自由に操れると言う事も考えられる。
もし、Aランク程度の魔物でも1000匹単位で王都に突入して来たら、かなりの被害が出る事になる。
更に言えば、Sランクの魔物なら100匹程度の数でも王都は大混乱だ。今日のドラゴン騒ぎがこれの布石なら、僕とクラ―ネルの足止めになる。
もし、ここまで考えての行動なら、敵は僕らの事を良く知っていて、更に王都以外の何処かで何かを起こすつもりだと言う事になる。
僕の考えすぎなら良いのだが。
なるほど、見事に外壁が壊れているな。まあ40メートル近いグリーンドラゴンがぶつかる事までは想定して作って居ないだろうからな。
外壁の修理には1か月位掛かりそうだ。しかし、それだけだ。怪我人も出ていないし、むしろドラゴンの素材が手に入って冒険者にとってはご褒美だ。
僕なら、グリーンドラゴンを外壁にぶつけるなんて事はしないだろう。ぶつけるなら王城だ。でなければドラゴンを王都で暴れさせた方が効率が良い。
何のためにこんな事をしたんだ?本当に偶然だったのだろうか?
「なぁ、これって、なんか意味があるのかな?」
「どうなんでしょう?僕も最初見た時は意味が分からなくて混乱しましたよ。」
「例えドラゴンを操れる能力を持っていたとしても、これじゃあ駄目だろう?」
「ですよね。嫌がらせですかね?」
確かに嫌がらせと言う意味では成功している。が、ドラゴンの素材の値段で外壁を修理してもお釣りが来るぞ?
そうこうしている内に群がった冒険者達が少しずつ素材を剥ぎ取って、ドラゴンは徐々に解体されて行く。今日、西門を潜った者はラッキーだったな。
そもそも普通に冒険者をやっていたらドラゴンなんて倒す機会はまずない。当然ドラゴンの解体も初めてだろう。明かに勿体ない解体方法でドラゴンを解体しているが、口を出すのも憚られるしなぁ。
ドラゴンは捨てる所が無いと言うが知らない者も多いらしい。って言うか血抜きしちゃ駄目だろう。
「そう言えばドラゴンの首が折れていたと言ったな?」
クラ―ネルに尋ねる。
「ええ、外壁に頭から突っ込んだのか、首が変な方向に向いてましたよ。」
「どうなんだ?ドラゴンって、そんなに軟だったか?」
「んー、何とも言えませんが、グリーンドラゴンですからね。レッドドラゴンならそのまま壁を突き破って王都に侵攻してもおかしくは無い気がしますが。」
魔物を操る能力があるとして、その上限がグリーンドラゴンって言うのはどうなんだろう?中途半端だよな?たまたま近くにグリーンドラゴンが居たのでデモンストレーションだったと言う事なのか?
いや、その能力をわざわざ敵に見せる意味は無い。むしろ隠して置いた方が効率的だ。では、これはやはり偶然?
「あの、お二人とも平然としていますが、ドラゴンが王都に現れたんですよ?もっとこう大騒ぎする所なのではありませんか?」
ビアンカが恐る恐る言った。
ん?僕とクラ―ネルの感覚がおかしいのか?確かに王都にドラゴンが現れるって大事件だよね?
僕らはともかく、一般市民にとっては恐怖だよな?それを狙ったのか?
「なぁ、ビアンカ。ドラゴンって一般市民的にはどの位の脅威なんだ?僕らはその辺の感覚が少し麻痺していて良く解らない。」
「ドラゴンは災害級の魔物ですよ?Sランク冒険者が10人位集まってようやく倒せる魔物です。普通なら騎士団が出て来る案件です。王都なら何とか対応できますが、地方都市ではまず町や村を捨てて逃げるレベルの大事件ですよ?」
僕とクラ―ネルは顔を見合わせた。
「敵は僕とクラ―ネルの事を知っているはずだよな?」
「どうでしょう?僕らがドラゴンを瞬殺出来ると言う事は伝わって無いのでは無いでしょうか?」
なるほど、言われてみれば、救済の箱舟のメンバーの前でドラゴンを倒した事は無い筈だ。って言うか、ドラゴンを退治するのを人に見せた事は無いと思う。
「でも、ドラゴンの素材を販売している事は知っているのでは?」
「どこかで購入した物を転売していると思っているとか?」
なんだろう?救済の箱舟って思ったより情報収集能力が低いのか?もしくは1枚岩では無いと言う事なのだろうか?
僕は今まで、こちらの戦力は全て救済の箱舟に筒抜けだと思っていた。だが、そうで無いのなら、それなりにやりようがあると言う事になる。
「まあ、良い。今日はこの辺でお開きにしよう。明日は違う訓練を考えて置く事にするよ。」
クラ―ネルは自分が狩った魔物を売る為に冒険者ギルドに寄ってから帰る様だ。僕とビアンカは直接公爵邸に転移で帰る。
「公爵様は魔物を売らなくて良いのですか?」
「今日はドラゴンのせいで冒険者ギルドが混むのは目に見えている。行くなら別の日が良いだろう。幸いアイテムボックス内に入った物は時間が停止するしな。」
「ところで、公爵様って稼いでるんですよね?何で稼いでいるんですか?」
「あれ?言って無かったか?僕は一応領地持ちの貴族なので、領地からの税収がメインの収入だ。他にも冒険者をやったり商売もしているので、まあ、他の貴族よりは少しばかり裕福かな。」
「これで少しですか?もっと稼いでる貴族が居るんですか?」
まあ、恐らく僕がこの国で一番稼いでる貴族だろうな。税収とかはもっと稼いでる貴族が居るだろうが、冒険者としての稼ぎが普通じゃない。まあ、この辺はクラ―ネルも一緒なんだけどね。
僕の場合使うお金より収入が多いので増える一方なんだよね。貴族としては収入は使い切る位の方が良いのだろうが。
クラ―ネルはまだ若いし、収入も多いが出て行くお金も多い。ビアンカを嫁に貰えばまたお金が出て行くだろう。現在は冒険者と商売のお金がメインだが、将来を考えれば、もう一つ位収入源が欲しい。領地が貰えれば良いのだがな。
救済の箱舟との戦いに勝った時に運よく誰かの領地が空けば、僕が何とか出来るかもしれない。
上手くすれば辺境伯になれる可能性もあるな。辺境伯なら侯爵と同等の力があるので、悪く無いと思っている。
って、捕らぬ狸のなんとやらだな。
「まあ、ビアンカも稼ぐ貴族の仲間入りをする訳だから、将来は安泰だな。子供も含めて。」
「子供ですか?でも、第二夫人の子供なんて幾ら伯爵家でも、安泰と言う程の地位は難しいのでは?女児なら良いかもしれませんが。」
「ふむ、女児なら子爵家辺りに嫁がせれば良いだろう。男児でも恐らく問題無いと思うぞ。クラ―ネルは優秀だからな。それに僕の弟子なので僕のやり方を知っている。爵位位どうにでもなるって言う事も教えたしね。」
「良く解りませんが?」
「まあ、その内解る。だから安心して子供を産むと良いぞ。」
さて、将来の為にもビアンカを一人前の軍師に育てないとな。
それにしても、今日のドラゴン事件は、何か意味が合ったのだろうか?救済の箱舟の事ばかり考えているから、すぐに結び付けて考えてしまうが、別の何かが動いていると言う可能性もあるんだよな。
ドラゴンの突然死と言うのはまず考えられない。だとすれば、他で傷を負ったドラゴンが、王都まで何かをしに来たと言う事か?それも現実的では無い気がする。
これが森の中なら何も問題は無いのだろう。だが、一歩間違えれば王都にドラゴンが墜落していた可能性もある。こうなると話は変わって来る。意図的なのか偶然なのか。意図的だとしたら誰のせいか?
真っ先に浮かぶのは救済の箱舟だ。だが、他の可能性はどうだろう?王都にドラゴンを落として得する者って誰か居るか?
新国王の体制に反対している者?3侯爵が動いたか?しかし、彼らにドラゴンを王都に運んで来る力があるとは思えない。
すると第三の存在?もし、不完全でもドラゴンを操る事が出来る能力を持った者が居るとすれば、これは脅威になる可能性がある。ドラゴンが操れるなら、もっとランクの低い魔物なら自由に操れると言う事も考えられる。
もし、Aランク程度の魔物でも1000匹単位で王都に突入して来たら、かなりの被害が出る事になる。
更に言えば、Sランクの魔物なら100匹程度の数でも王都は大混乱だ。今日のドラゴン騒ぎがこれの布石なら、僕とクラ―ネルの足止めになる。
もし、ここまで考えての行動なら、敵は僕らの事を良く知っていて、更に王都以外の何処かで何かを起こすつもりだと言う事になる。
僕の考えすぎなら良いのだが。
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