286 / 308
286
しおりを挟む
翌日稽古を終えて例の空間から出るとビアンカが待っていた。クラ―ネルは5分前に既に仕事に出ているはずだ。
どうもビアンカはクラ―ネルを意識しすぎて顔を合わせるのも恥ずかしいらしい。乙女心って奴かな?
さて、今日は昨日の続きでギルガムの町から調査を始める。徐々に王都へ近づいて行くつもりだ。まあ、大きな町をメインに調査して行くのでそれ程の日数は掛からないだろう。
ビアンカを連れてギルガムの町へ転移する。
ちなみに転移魔法と飛行魔法が使えるのは既にビアンカに伝えてある。戦略上必要になるかもしれないので僕が使える魔法はだいたい教えてあるのだが、時空魔法の幾つかは教えてない。
それから蘇生魔法が使える事も言ってない。これは迷ったのだが、死んでも生き返る事を前提に戦略を組まれても困るので止めて置いた。
ビアンカは初めての転移に驚いていたが、時間が勿体ないので先を急ぐ。
ギルガムはサントスとほぼ同じ位の規模の町だ。東にある町としてはかなりの大きさだ。漁業が盛んなのもサントスに似ている。
冒険者ギルドの場所を聞き、2人で向かう。今日は僕だけでなくビアンカにも冒険者の格好をさせている。
ギルドは町のやや北寄りにある。僕は川を渡って来たので南側に転移地点を置いていた。少し歩くが仕方ない。30分程歩いて、ようやくギルドに着いた。この時点で10時近い。冒険者ギルドが空いている事を祈ろう。
冒険者ギルドはサントスの町より一回り大きかった。ドアを開けると、喧騒と言う程では無いがかなり賑わっている。
僕とビアンカは一番短い列に並んだ。それでも30分位は掛かりそうだ。
「見ない顔だな。新人か?」
後ろから声を掛けられた。もしかしたらビアンカを見て新人だと思ったのかな?彼女は新しい装備を付けているし、冒険者では無いので動きが素人だ。
「止めて下さい。」
後ろを振り向くとビアンカがガタイの良い男に腕を掴まれている。ナニコレ?テンプレ?
「済まないが僕の連れなので手を放して貰えないか?」
「ほう?新人の癖に良い度胸じゃ無いか。」
僕を見ても新人とは、この馬鹿、気も読めないのか?おそらくCランク以下の冒険者だろう。
さて、どうしたものか?ぶっ飛ばすのは簡単だが、目立つのは不味い。それにギルド内で揉め事を起こすと罰金を取られる。最悪ギルドカード剥奪だ。
「その辺で止めて置け。お前次に問題を起こしたらギルドカード剥奪だって言われてるんだろう?」
ん?正義の味方登場?ドアの方から声が聞こえた。
ビアンカの腕を掴んだ冒険者が後ろを振り向く。
「ピアーズさん。これは揉め事ではありませんよ、新人に礼儀を教えてやってるだけです。」
ピアーズと呼ばれた男が近づいて来る。年齢は20歳位だろうか、均整の取れた肉体から抑えきれない闘気が溢れている。かなり強そうだ。
「礼儀ねぇ、お前に礼儀なんて教えられるのか?」
その言葉に周りから笑い声が上がる。男は顔を赤くして怒っているが、動こうとはしない。ピアーズと言う男はこの冒険者より格上らしい。
ピアーズが更に男に付かづくと、男はビアンカを放して後ろずさった。
「お嬢さん、大丈夫かな?」
なんだそのイケメン台詞は?そこまでの顔では無いと思うぞ。
「ありがとうございます。助かりました。」
ビアンカが笑顔で答えた。んー、僕が目立たなかったから良しとしよう。
「ところで、そっちの君。新人とは思えないのだが、何故彼女を助けなかったんだい?」
あら?どうやらピアーズには僕の実力を見破られていた様だ。
「ちょっと事情がありまして、騒ぎを起こす訳には行かなかったので穏便に済ませるつもりでした。ピアーズさんのお陰で助かりました。ありがとうございます。」
「ふむ、どうやら要らぬお節介だったかな?君ただ者じゃ無いよね?」
この人はどう言う人なんだ?敵か味方か良く解らない。
「えっと、自分では普通だと思っているんですがね。」
なんか、周りに人がやたらと集まってるんだけど、目立って無い?僕じゃ無いよね?
どうやったらこの状態から抜け出せるかな?そう考えていると、騒ぎを聞きつけたのか、2階から偉そうなおっさんが下りて来た。
「おお、ピアーズじゃねえか。なんかトラブルか?」
「ギルマス。ボルドムがまた新人に絡んでいたので止めていた所ですよ。」
ん?ギルマス?このおっさんがギルマスか。サントスのギルマスとは大違いだな。なんと言うかギャングの親分の様だ。あと、絡んで来た冒険者はボルドムと言うらしい。
「またボルドムか。Bランクに上げたのは失敗だったかな?少し調子に乗り過ぎだな。」
「まあ、実力はあるんですがね。如何せん性格があれじゃあ、いずれ死にますよ。」
あれ?ボルドムってBランクなの?あれがBランクじゃあ、このギルドもたかが知れているって所かな。
「ところで絡まれた方はどうなっている?怪我とかしたのか?」
「いえ、大事になる前に止めましたので大丈夫です。と言うかあのまま騒ぎになって居たら怪我をしたのはボルドムの方だったかもしれませんが。」
ギルマスが、どう言う事だと言いながら辺りを見渡す。何故か僕と目が合った。
「絡まれてたのは新人じゃなかったのか?」
「絡まれて居たのはこちらのお嬢さんです。彼は連れの様ですよ。」
ピアーズがビアンカを指さし、その後僕に目を向ける。
「確かにお嬢ちゃんは新人って感じだな。だが、後ろの奴は何者だ?」
ここで僕の正体を明かすと色々と面倒な事になりそうだ。
「あー、何処か人の少ない場所で話せませんか?」
「なんだ?訳アリか?」
「そんな感じです。」
ギルマスは少し考える素振りを見せてから、付いて来いと言った。
僕とビアンカはギルマスに付いて行く。って言うかなんでピアーズまで付いて来るんだ?
2階のギルマスの部屋に招かれた。ここに住んでいる訳では無いから執務室かな?
「で、話とはなんだ?」
「えーと、その前にピアーズさんは何で自然に混じって居るんでしょうか?」
「ん?駄目だったか?」
ピアーズが何で駄目なんだと言う口調で言った。
「ピアーズはこの町で唯一のSランク冒険者だ。トラブルなら彼が居た方が何かと都合が良いと思うぞ。」
ギルマスがそう言った。なるほど、Sランカーだったのか道理でBランクのボルドムが素直に言う事を聞いた訳だ。
「んー、まあ良いでしょう。」
僕は自分のギルドカードをギルマスに見せる。
「ほう、君もSランク冒険者だったのか。この町にSランク冒険者が2人も揃うなんて何十年ぶりだろうか。」
「なるほど、君もSランカーだった訳だ。道理で平然としていた訳だ。」
ピアーズが得心が行った顔で何度も頷いていた。
「えっと、実は本題はここからでして。我々は国王陛下の命を受けてここに来ています。」
「国王陛下だと?」
「ええ、国王陛下が新しく即位したのはご存じですよね?その理由も。」
そう言うとギルマスとピアーズが同時に頷いた。
「テロによる前国王の崩御の話は聞いている。新国王の即位の報も当然この町まで届いている。」
「僕らはそのテロ組織を追っていましてね。このギルガムの町あるいは周辺でおかしな事って起こって居ませんか?」
「おかしな事ですか?」
「ああ、些細な事でも構わない。何か異変があれば教えて欲しい。」
「異変と呼べるかどうかは判らんが、ここの所、この町の人口が減り続けている。元々、人口の増減は少なからずあったのだが、だいたい3万5千人前後をキープしていたのだが、ここ数か月で3万2千人を切る直前まで来ている。このままのペースで減り続けると後数か月で3万人を割りかねない。」
ギルマスが深刻そうにそう語った。人口の激減か、救済の箱舟のメンバーにされているのだとすれば、数千人規模の配下が既に居る事になる。
「もう一つ付け加えるなら冒険者の数も減っている。当然魔物の討伐が追い付かなくなり、町の外は危険な状況になりつつある。」
今度はピアーズがそう付け加えた。
どうやら、この町では何かが起こっている様だ。もう少し詳しく調査する必要がありそうだ。
どうもビアンカはクラ―ネルを意識しすぎて顔を合わせるのも恥ずかしいらしい。乙女心って奴かな?
さて、今日は昨日の続きでギルガムの町から調査を始める。徐々に王都へ近づいて行くつもりだ。まあ、大きな町をメインに調査して行くのでそれ程の日数は掛からないだろう。
ビアンカを連れてギルガムの町へ転移する。
ちなみに転移魔法と飛行魔法が使えるのは既にビアンカに伝えてある。戦略上必要になるかもしれないので僕が使える魔法はだいたい教えてあるのだが、時空魔法の幾つかは教えてない。
それから蘇生魔法が使える事も言ってない。これは迷ったのだが、死んでも生き返る事を前提に戦略を組まれても困るので止めて置いた。
ビアンカは初めての転移に驚いていたが、時間が勿体ないので先を急ぐ。
ギルガムはサントスとほぼ同じ位の規模の町だ。東にある町としてはかなりの大きさだ。漁業が盛んなのもサントスに似ている。
冒険者ギルドの場所を聞き、2人で向かう。今日は僕だけでなくビアンカにも冒険者の格好をさせている。
ギルドは町のやや北寄りにある。僕は川を渡って来たので南側に転移地点を置いていた。少し歩くが仕方ない。30分程歩いて、ようやくギルドに着いた。この時点で10時近い。冒険者ギルドが空いている事を祈ろう。
冒険者ギルドはサントスの町より一回り大きかった。ドアを開けると、喧騒と言う程では無いがかなり賑わっている。
僕とビアンカは一番短い列に並んだ。それでも30分位は掛かりそうだ。
「見ない顔だな。新人か?」
後ろから声を掛けられた。もしかしたらビアンカを見て新人だと思ったのかな?彼女は新しい装備を付けているし、冒険者では無いので動きが素人だ。
「止めて下さい。」
後ろを振り向くとビアンカがガタイの良い男に腕を掴まれている。ナニコレ?テンプレ?
「済まないが僕の連れなので手を放して貰えないか?」
「ほう?新人の癖に良い度胸じゃ無いか。」
僕を見ても新人とは、この馬鹿、気も読めないのか?おそらくCランク以下の冒険者だろう。
さて、どうしたものか?ぶっ飛ばすのは簡単だが、目立つのは不味い。それにギルド内で揉め事を起こすと罰金を取られる。最悪ギルドカード剥奪だ。
「その辺で止めて置け。お前次に問題を起こしたらギルドカード剥奪だって言われてるんだろう?」
ん?正義の味方登場?ドアの方から声が聞こえた。
ビアンカの腕を掴んだ冒険者が後ろを振り向く。
「ピアーズさん。これは揉め事ではありませんよ、新人に礼儀を教えてやってるだけです。」
ピアーズと呼ばれた男が近づいて来る。年齢は20歳位だろうか、均整の取れた肉体から抑えきれない闘気が溢れている。かなり強そうだ。
「礼儀ねぇ、お前に礼儀なんて教えられるのか?」
その言葉に周りから笑い声が上がる。男は顔を赤くして怒っているが、動こうとはしない。ピアーズと言う男はこの冒険者より格上らしい。
ピアーズが更に男に付かづくと、男はビアンカを放して後ろずさった。
「お嬢さん、大丈夫かな?」
なんだそのイケメン台詞は?そこまでの顔では無いと思うぞ。
「ありがとうございます。助かりました。」
ビアンカが笑顔で答えた。んー、僕が目立たなかったから良しとしよう。
「ところで、そっちの君。新人とは思えないのだが、何故彼女を助けなかったんだい?」
あら?どうやらピアーズには僕の実力を見破られていた様だ。
「ちょっと事情がありまして、騒ぎを起こす訳には行かなかったので穏便に済ませるつもりでした。ピアーズさんのお陰で助かりました。ありがとうございます。」
「ふむ、どうやら要らぬお節介だったかな?君ただ者じゃ無いよね?」
この人はどう言う人なんだ?敵か味方か良く解らない。
「えっと、自分では普通だと思っているんですがね。」
なんか、周りに人がやたらと集まってるんだけど、目立って無い?僕じゃ無いよね?
どうやったらこの状態から抜け出せるかな?そう考えていると、騒ぎを聞きつけたのか、2階から偉そうなおっさんが下りて来た。
「おお、ピアーズじゃねえか。なんかトラブルか?」
「ギルマス。ボルドムがまた新人に絡んでいたので止めていた所ですよ。」
ん?ギルマス?このおっさんがギルマスか。サントスのギルマスとは大違いだな。なんと言うかギャングの親分の様だ。あと、絡んで来た冒険者はボルドムと言うらしい。
「またボルドムか。Bランクに上げたのは失敗だったかな?少し調子に乗り過ぎだな。」
「まあ、実力はあるんですがね。如何せん性格があれじゃあ、いずれ死にますよ。」
あれ?ボルドムってBランクなの?あれがBランクじゃあ、このギルドもたかが知れているって所かな。
「ところで絡まれた方はどうなっている?怪我とかしたのか?」
「いえ、大事になる前に止めましたので大丈夫です。と言うかあのまま騒ぎになって居たら怪我をしたのはボルドムの方だったかもしれませんが。」
ギルマスが、どう言う事だと言いながら辺りを見渡す。何故か僕と目が合った。
「絡まれてたのは新人じゃなかったのか?」
「絡まれて居たのはこちらのお嬢さんです。彼は連れの様ですよ。」
ピアーズがビアンカを指さし、その後僕に目を向ける。
「確かにお嬢ちゃんは新人って感じだな。だが、後ろの奴は何者だ?」
ここで僕の正体を明かすと色々と面倒な事になりそうだ。
「あー、何処か人の少ない場所で話せませんか?」
「なんだ?訳アリか?」
「そんな感じです。」
ギルマスは少し考える素振りを見せてから、付いて来いと言った。
僕とビアンカはギルマスに付いて行く。って言うかなんでピアーズまで付いて来るんだ?
2階のギルマスの部屋に招かれた。ここに住んでいる訳では無いから執務室かな?
「で、話とはなんだ?」
「えーと、その前にピアーズさんは何で自然に混じって居るんでしょうか?」
「ん?駄目だったか?」
ピアーズが何で駄目なんだと言う口調で言った。
「ピアーズはこの町で唯一のSランク冒険者だ。トラブルなら彼が居た方が何かと都合が良いと思うぞ。」
ギルマスがそう言った。なるほど、Sランカーだったのか道理でBランクのボルドムが素直に言う事を聞いた訳だ。
「んー、まあ良いでしょう。」
僕は自分のギルドカードをギルマスに見せる。
「ほう、君もSランク冒険者だったのか。この町にSランク冒険者が2人も揃うなんて何十年ぶりだろうか。」
「なるほど、君もSランカーだった訳だ。道理で平然としていた訳だ。」
ピアーズが得心が行った顔で何度も頷いていた。
「えっと、実は本題はここからでして。我々は国王陛下の命を受けてここに来ています。」
「国王陛下だと?」
「ええ、国王陛下が新しく即位したのはご存じですよね?その理由も。」
そう言うとギルマスとピアーズが同時に頷いた。
「テロによる前国王の崩御の話は聞いている。新国王の即位の報も当然この町まで届いている。」
「僕らはそのテロ組織を追っていましてね。このギルガムの町あるいは周辺でおかしな事って起こって居ませんか?」
「おかしな事ですか?」
「ああ、些細な事でも構わない。何か異変があれば教えて欲しい。」
「異変と呼べるかどうかは判らんが、ここの所、この町の人口が減り続けている。元々、人口の増減は少なからずあったのだが、だいたい3万5千人前後をキープしていたのだが、ここ数か月で3万2千人を切る直前まで来ている。このままのペースで減り続けると後数か月で3万人を割りかねない。」
ギルマスが深刻そうにそう語った。人口の激減か、救済の箱舟のメンバーにされているのだとすれば、数千人規模の配下が既に居る事になる。
「もう一つ付け加えるなら冒険者の数も減っている。当然魔物の討伐が追い付かなくなり、町の外は危険な状況になりつつある。」
今度はピアーズがそう付け加えた。
どうやら、この町では何かが起こっている様だ。もう少し詳しく調査する必要がありそうだ。
34
お気に入りに追加
4,347
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?
よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ!
こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ!
これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・
どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。
周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ?
俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ?
それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ!
よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・
え?俺様チート持ちだって?チートって何だ?
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる