286 / 308
286
しおりを挟む
翌日稽古を終えて例の空間から出るとビアンカが待っていた。クラ―ネルは5分前に既に仕事に出ているはずだ。
どうもビアンカはクラ―ネルを意識しすぎて顔を合わせるのも恥ずかしいらしい。乙女心って奴かな?
さて、今日は昨日の続きでギルガムの町から調査を始める。徐々に王都へ近づいて行くつもりだ。まあ、大きな町をメインに調査して行くのでそれ程の日数は掛からないだろう。
ビアンカを連れてギルガムの町へ転移する。
ちなみに転移魔法と飛行魔法が使えるのは既にビアンカに伝えてある。戦略上必要になるかもしれないので僕が使える魔法はだいたい教えてあるのだが、時空魔法の幾つかは教えてない。
それから蘇生魔法が使える事も言ってない。これは迷ったのだが、死んでも生き返る事を前提に戦略を組まれても困るので止めて置いた。
ビアンカは初めての転移に驚いていたが、時間が勿体ないので先を急ぐ。
ギルガムはサントスとほぼ同じ位の規模の町だ。東にある町としてはかなりの大きさだ。漁業が盛んなのもサントスに似ている。
冒険者ギルドの場所を聞き、2人で向かう。今日は僕だけでなくビアンカにも冒険者の格好をさせている。
ギルドは町のやや北寄りにある。僕は川を渡って来たので南側に転移地点を置いていた。少し歩くが仕方ない。30分程歩いて、ようやくギルドに着いた。この時点で10時近い。冒険者ギルドが空いている事を祈ろう。
冒険者ギルドはサントスの町より一回り大きかった。ドアを開けると、喧騒と言う程では無いがかなり賑わっている。
僕とビアンカは一番短い列に並んだ。それでも30分位は掛かりそうだ。
「見ない顔だな。新人か?」
後ろから声を掛けられた。もしかしたらビアンカを見て新人だと思ったのかな?彼女は新しい装備を付けているし、冒険者では無いので動きが素人だ。
「止めて下さい。」
後ろを振り向くとビアンカがガタイの良い男に腕を掴まれている。ナニコレ?テンプレ?
「済まないが僕の連れなので手を放して貰えないか?」
「ほう?新人の癖に良い度胸じゃ無いか。」
僕を見ても新人とは、この馬鹿、気も読めないのか?おそらくCランク以下の冒険者だろう。
さて、どうしたものか?ぶっ飛ばすのは簡単だが、目立つのは不味い。それにギルド内で揉め事を起こすと罰金を取られる。最悪ギルドカード剥奪だ。
「その辺で止めて置け。お前次に問題を起こしたらギルドカード剥奪だって言われてるんだろう?」
ん?正義の味方登場?ドアの方から声が聞こえた。
ビアンカの腕を掴んだ冒険者が後ろを振り向く。
「ピアーズさん。これは揉め事ではありませんよ、新人に礼儀を教えてやってるだけです。」
ピアーズと呼ばれた男が近づいて来る。年齢は20歳位だろうか、均整の取れた肉体から抑えきれない闘気が溢れている。かなり強そうだ。
「礼儀ねぇ、お前に礼儀なんて教えられるのか?」
その言葉に周りから笑い声が上がる。男は顔を赤くして怒っているが、動こうとはしない。ピアーズと言う男はこの冒険者より格上らしい。
ピアーズが更に男に付かづくと、男はビアンカを放して後ろずさった。
「お嬢さん、大丈夫かな?」
なんだそのイケメン台詞は?そこまでの顔では無いと思うぞ。
「ありがとうございます。助かりました。」
ビアンカが笑顔で答えた。んー、僕が目立たなかったから良しとしよう。
「ところで、そっちの君。新人とは思えないのだが、何故彼女を助けなかったんだい?」
あら?どうやらピアーズには僕の実力を見破られていた様だ。
「ちょっと事情がありまして、騒ぎを起こす訳には行かなかったので穏便に済ませるつもりでした。ピアーズさんのお陰で助かりました。ありがとうございます。」
「ふむ、どうやら要らぬお節介だったかな?君ただ者じゃ無いよね?」
この人はどう言う人なんだ?敵か味方か良く解らない。
「えっと、自分では普通だと思っているんですがね。」
なんか、周りに人がやたらと集まってるんだけど、目立って無い?僕じゃ無いよね?
どうやったらこの状態から抜け出せるかな?そう考えていると、騒ぎを聞きつけたのか、2階から偉そうなおっさんが下りて来た。
「おお、ピアーズじゃねえか。なんかトラブルか?」
「ギルマス。ボルドムがまた新人に絡んでいたので止めていた所ですよ。」
ん?ギルマス?このおっさんがギルマスか。サントスのギルマスとは大違いだな。なんと言うかギャングの親分の様だ。あと、絡んで来た冒険者はボルドムと言うらしい。
「またボルドムか。Bランクに上げたのは失敗だったかな?少し調子に乗り過ぎだな。」
「まあ、実力はあるんですがね。如何せん性格があれじゃあ、いずれ死にますよ。」
あれ?ボルドムってBランクなの?あれがBランクじゃあ、このギルドもたかが知れているって所かな。
「ところで絡まれた方はどうなっている?怪我とかしたのか?」
「いえ、大事になる前に止めましたので大丈夫です。と言うかあのまま騒ぎになって居たら怪我をしたのはボルドムの方だったかもしれませんが。」
ギルマスが、どう言う事だと言いながら辺りを見渡す。何故か僕と目が合った。
「絡まれてたのは新人じゃなかったのか?」
「絡まれて居たのはこちらのお嬢さんです。彼は連れの様ですよ。」
ピアーズがビアンカを指さし、その後僕に目を向ける。
「確かにお嬢ちゃんは新人って感じだな。だが、後ろの奴は何者だ?」
ここで僕の正体を明かすと色々と面倒な事になりそうだ。
「あー、何処か人の少ない場所で話せませんか?」
「なんだ?訳アリか?」
「そんな感じです。」
ギルマスは少し考える素振りを見せてから、付いて来いと言った。
僕とビアンカはギルマスに付いて行く。って言うかなんでピアーズまで付いて来るんだ?
2階のギルマスの部屋に招かれた。ここに住んでいる訳では無いから執務室かな?
「で、話とはなんだ?」
「えーと、その前にピアーズさんは何で自然に混じって居るんでしょうか?」
「ん?駄目だったか?」
ピアーズが何で駄目なんだと言う口調で言った。
「ピアーズはこの町で唯一のSランク冒険者だ。トラブルなら彼が居た方が何かと都合が良いと思うぞ。」
ギルマスがそう言った。なるほど、Sランカーだったのか道理でBランクのボルドムが素直に言う事を聞いた訳だ。
「んー、まあ良いでしょう。」
僕は自分のギルドカードをギルマスに見せる。
「ほう、君もSランク冒険者だったのか。この町にSランク冒険者が2人も揃うなんて何十年ぶりだろうか。」
「なるほど、君もSランカーだった訳だ。道理で平然としていた訳だ。」
ピアーズが得心が行った顔で何度も頷いていた。
「えっと、実は本題はここからでして。我々は国王陛下の命を受けてここに来ています。」
「国王陛下だと?」
「ええ、国王陛下が新しく即位したのはご存じですよね?その理由も。」
そう言うとギルマスとピアーズが同時に頷いた。
「テロによる前国王の崩御の話は聞いている。新国王の即位の報も当然この町まで届いている。」
「僕らはそのテロ組織を追っていましてね。このギルガムの町あるいは周辺でおかしな事って起こって居ませんか?」
「おかしな事ですか?」
「ああ、些細な事でも構わない。何か異変があれば教えて欲しい。」
「異変と呼べるかどうかは判らんが、ここの所、この町の人口が減り続けている。元々、人口の増減は少なからずあったのだが、だいたい3万5千人前後をキープしていたのだが、ここ数か月で3万2千人を切る直前まで来ている。このままのペースで減り続けると後数か月で3万人を割りかねない。」
ギルマスが深刻そうにそう語った。人口の激減か、救済の箱舟のメンバーにされているのだとすれば、数千人規模の配下が既に居る事になる。
「もう一つ付け加えるなら冒険者の数も減っている。当然魔物の討伐が追い付かなくなり、町の外は危険な状況になりつつある。」
今度はピアーズがそう付け加えた。
どうやら、この町では何かが起こっている様だ。もう少し詳しく調査する必要がありそうだ。
どうもビアンカはクラ―ネルを意識しすぎて顔を合わせるのも恥ずかしいらしい。乙女心って奴かな?
さて、今日は昨日の続きでギルガムの町から調査を始める。徐々に王都へ近づいて行くつもりだ。まあ、大きな町をメインに調査して行くのでそれ程の日数は掛からないだろう。
ビアンカを連れてギルガムの町へ転移する。
ちなみに転移魔法と飛行魔法が使えるのは既にビアンカに伝えてある。戦略上必要になるかもしれないので僕が使える魔法はだいたい教えてあるのだが、時空魔法の幾つかは教えてない。
それから蘇生魔法が使える事も言ってない。これは迷ったのだが、死んでも生き返る事を前提に戦略を組まれても困るので止めて置いた。
ビアンカは初めての転移に驚いていたが、時間が勿体ないので先を急ぐ。
ギルガムはサントスとほぼ同じ位の規模の町だ。東にある町としてはかなりの大きさだ。漁業が盛んなのもサントスに似ている。
冒険者ギルドの場所を聞き、2人で向かう。今日は僕だけでなくビアンカにも冒険者の格好をさせている。
ギルドは町のやや北寄りにある。僕は川を渡って来たので南側に転移地点を置いていた。少し歩くが仕方ない。30分程歩いて、ようやくギルドに着いた。この時点で10時近い。冒険者ギルドが空いている事を祈ろう。
冒険者ギルドはサントスの町より一回り大きかった。ドアを開けると、喧騒と言う程では無いがかなり賑わっている。
僕とビアンカは一番短い列に並んだ。それでも30分位は掛かりそうだ。
「見ない顔だな。新人か?」
後ろから声を掛けられた。もしかしたらビアンカを見て新人だと思ったのかな?彼女は新しい装備を付けているし、冒険者では無いので動きが素人だ。
「止めて下さい。」
後ろを振り向くとビアンカがガタイの良い男に腕を掴まれている。ナニコレ?テンプレ?
「済まないが僕の連れなので手を放して貰えないか?」
「ほう?新人の癖に良い度胸じゃ無いか。」
僕を見ても新人とは、この馬鹿、気も読めないのか?おそらくCランク以下の冒険者だろう。
さて、どうしたものか?ぶっ飛ばすのは簡単だが、目立つのは不味い。それにギルド内で揉め事を起こすと罰金を取られる。最悪ギルドカード剥奪だ。
「その辺で止めて置け。お前次に問題を起こしたらギルドカード剥奪だって言われてるんだろう?」
ん?正義の味方登場?ドアの方から声が聞こえた。
ビアンカの腕を掴んだ冒険者が後ろを振り向く。
「ピアーズさん。これは揉め事ではありませんよ、新人に礼儀を教えてやってるだけです。」
ピアーズと呼ばれた男が近づいて来る。年齢は20歳位だろうか、均整の取れた肉体から抑えきれない闘気が溢れている。かなり強そうだ。
「礼儀ねぇ、お前に礼儀なんて教えられるのか?」
その言葉に周りから笑い声が上がる。男は顔を赤くして怒っているが、動こうとはしない。ピアーズと言う男はこの冒険者より格上らしい。
ピアーズが更に男に付かづくと、男はビアンカを放して後ろずさった。
「お嬢さん、大丈夫かな?」
なんだそのイケメン台詞は?そこまでの顔では無いと思うぞ。
「ありがとうございます。助かりました。」
ビアンカが笑顔で答えた。んー、僕が目立たなかったから良しとしよう。
「ところで、そっちの君。新人とは思えないのだが、何故彼女を助けなかったんだい?」
あら?どうやらピアーズには僕の実力を見破られていた様だ。
「ちょっと事情がありまして、騒ぎを起こす訳には行かなかったので穏便に済ませるつもりでした。ピアーズさんのお陰で助かりました。ありがとうございます。」
「ふむ、どうやら要らぬお節介だったかな?君ただ者じゃ無いよね?」
この人はどう言う人なんだ?敵か味方か良く解らない。
「えっと、自分では普通だと思っているんですがね。」
なんか、周りに人がやたらと集まってるんだけど、目立って無い?僕じゃ無いよね?
どうやったらこの状態から抜け出せるかな?そう考えていると、騒ぎを聞きつけたのか、2階から偉そうなおっさんが下りて来た。
「おお、ピアーズじゃねえか。なんかトラブルか?」
「ギルマス。ボルドムがまた新人に絡んでいたので止めていた所ですよ。」
ん?ギルマス?このおっさんがギルマスか。サントスのギルマスとは大違いだな。なんと言うかギャングの親分の様だ。あと、絡んで来た冒険者はボルドムと言うらしい。
「またボルドムか。Bランクに上げたのは失敗だったかな?少し調子に乗り過ぎだな。」
「まあ、実力はあるんですがね。如何せん性格があれじゃあ、いずれ死にますよ。」
あれ?ボルドムってBランクなの?あれがBランクじゃあ、このギルドもたかが知れているって所かな。
「ところで絡まれた方はどうなっている?怪我とかしたのか?」
「いえ、大事になる前に止めましたので大丈夫です。と言うかあのまま騒ぎになって居たら怪我をしたのはボルドムの方だったかもしれませんが。」
ギルマスが、どう言う事だと言いながら辺りを見渡す。何故か僕と目が合った。
「絡まれてたのは新人じゃなかったのか?」
「絡まれて居たのはこちらのお嬢さんです。彼は連れの様ですよ。」
ピアーズがビアンカを指さし、その後僕に目を向ける。
「確かにお嬢ちゃんは新人って感じだな。だが、後ろの奴は何者だ?」
ここで僕の正体を明かすと色々と面倒な事になりそうだ。
「あー、何処か人の少ない場所で話せませんか?」
「なんだ?訳アリか?」
「そんな感じです。」
ギルマスは少し考える素振りを見せてから、付いて来いと言った。
僕とビアンカはギルマスに付いて行く。って言うかなんでピアーズまで付いて来るんだ?
2階のギルマスの部屋に招かれた。ここに住んでいる訳では無いから執務室かな?
「で、話とはなんだ?」
「えーと、その前にピアーズさんは何で自然に混じって居るんでしょうか?」
「ん?駄目だったか?」
ピアーズが何で駄目なんだと言う口調で言った。
「ピアーズはこの町で唯一のSランク冒険者だ。トラブルなら彼が居た方が何かと都合が良いと思うぞ。」
ギルマスがそう言った。なるほど、Sランカーだったのか道理でBランクのボルドムが素直に言う事を聞いた訳だ。
「んー、まあ良いでしょう。」
僕は自分のギルドカードをギルマスに見せる。
「ほう、君もSランク冒険者だったのか。この町にSランク冒険者が2人も揃うなんて何十年ぶりだろうか。」
「なるほど、君もSランカーだった訳だ。道理で平然としていた訳だ。」
ピアーズが得心が行った顔で何度も頷いていた。
「えっと、実は本題はここからでして。我々は国王陛下の命を受けてここに来ています。」
「国王陛下だと?」
「ええ、国王陛下が新しく即位したのはご存じですよね?その理由も。」
そう言うとギルマスとピアーズが同時に頷いた。
「テロによる前国王の崩御の話は聞いている。新国王の即位の報も当然この町まで届いている。」
「僕らはそのテロ組織を追っていましてね。このギルガムの町あるいは周辺でおかしな事って起こって居ませんか?」
「おかしな事ですか?」
「ああ、些細な事でも構わない。何か異変があれば教えて欲しい。」
「異変と呼べるかどうかは判らんが、ここの所、この町の人口が減り続けている。元々、人口の増減は少なからずあったのだが、だいたい3万5千人前後をキープしていたのだが、ここ数か月で3万2千人を切る直前まで来ている。このままのペースで減り続けると後数か月で3万人を割りかねない。」
ギルマスが深刻そうにそう語った。人口の激減か、救済の箱舟のメンバーにされているのだとすれば、数千人規模の配下が既に居る事になる。
「もう一つ付け加えるなら冒険者の数も減っている。当然魔物の討伐が追い付かなくなり、町の外は危険な状況になりつつある。」
今度はピアーズがそう付け加えた。
どうやら、この町では何かが起こっている様だ。もう少し詳しく調査する必要がありそうだ。
33
お気に入りに追加
4,336
あなたにおすすめの小説
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
【完結】神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ~胸を張って彼女と再会するために自分磨きの旅へ!~
川原源明
ファンタジー
秋津直人、85歳。
50年前に彼女の進藤茜を亡くして以来ずっと独身を貫いてきた。彼の傍らには彼女がなくなった日に出会った白い小さな子犬?の、ちび助がいた。
嘗ては、救命救急センターや外科で医師として活動し、多くの命を救って来た直人、人々に神様と呼ばれるようになっていたが、定年を迎えると同時に山を買いプライベートキャンプ場をつくり余生はほとんどここで過ごしていた。
彼女がなくなって50年目の命日の夜ちび助とキャンプを楽しんでいると意識が遠のき、気づけば辺りが真っ白な空間にいた。
白い空間では、創造神を名乗るネアという女性と、今までずっとそばに居たちび助が人の子の姿で土下座していた。ちび助の不注意で茜君が命を落とし、謝罪の意味を込めて、創造神ネアの創る世界に、茜君がすでに転移していることを教えてくれた。そして自分もその世界に転生させてもらえることになった。
胸を張って彼女と再会できるようにと、彼女が降り立つより30年前に転生するように創造神ネアに願った。
そして転生した直人は、新しい家庭でナットという名前を与えられ、ネア様と、阿修羅様から貰った加護と学生時代からやっていた格闘技や、仕事にしていた医術、そして趣味の物作りやサバイバル技術を活かし冒険者兼医師として旅にでるのであった。
まずは最強の称号を得よう!
地球では神様と呼ばれた医師の異世界転生物語
※元ヤンナース異世界生活 ヒロイン茜ちゃんの彼氏編
※医療現場の恋物語 馴れ初め編
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
異世界で神様になってたらしい私のズボラライフ
トール
恋愛
会社帰り、駅までの道程を歩いていたはずの北野 雅(36)は、いつの間にか森の中に佇んでいた。困惑して家に帰りたいと願った雅の前に現れたのはなんと実家を模した家で!?
自身が願った事が現実になる能力を手に入れた雅が望んだのは冒険ではなく、“森に引きこもって生きる! ”だった。
果たして雅は独りで生きていけるのか!?
実は神様になっていたズボラ女と、それに巻き込まれる人々(神々)とのドタバタラブ? コメディ。
※この作品は「小説家になろう」でも掲載しています
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
世界最強で始める異世界生活〜最強とは頼んだけど、災害レベルまでとは言ってない!〜
ワキヤク
ファンタジー
その日、春埼暁人は死んだ。トラックに轢かれかけた子供を庇ったのが原因だった。
そんな彼の自己犠牲精神は世界を創造し、見守る『創造神』の心を動かす。
創造神の力で剣と魔法の世界へと転生を果たした暁人。本人の『願い』と創造神の『粋な計らい』の影響で凄まじい力を手にしたが、彼の力は世界を救うどころか世界を滅ぼしかねないものだった。
普通に歩いても地割れが起き、彼が戦おうものなら瞬く間にその場所は更地と化す。
魔法もスキルも無効化吸収し、自分のものにもできる。
まさしく『最強』としての力を得た暁人だが、等の本人からすれば手に余る力だった。
制御の難しいその力のせいで、文字通り『歩く災害』となった暁人。彼は平穏な異世界生活を送ることができるのか……。
これは、やがてその世界で最強の英雄と呼ばれる男の物語。
無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる