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翌日、書斎で1時間程掛けて、ビアンカの脳に戦略と戦術の知識を書き込んだ。僕の脳内から必要だと思われる部分だけ抜き取って再編集してある。当然現代日本で入手出来る知識も含まれているが、兵器に関する知識は抜いてあったりする。
それでも、かなり膨大な容量になったらしく、ビアンカは書き込んだ後ぐったりしていた。
「大丈夫か?気分が悪いとか頭が痛いとか無いか?」
「平気です。凄く疲れましたけど、体調は悪くありません。」
「まあ、暫く休んでろ。今の君の脳は大量の知識を整理するためにフル回転している。もしかしたら熱が出るかもしれないが、病気では無いので心配するな。」
「魔法で知識を詰め込んだんですよね?何か、特別変わった気はしないのですが?」
「まあ、知識だけあっても、それを使いこなせなければ意味が無いからな。知識の使い方は後で教える。そうなれば実感できるようになるだろう。」
「魔法って凄いんですね。私も魔法を覚えた方が良いですか?」
「んー、それは何とも言えないな。まずは知識を使いこなせるようになって、その上で必要なら教えるが、使わない魔法を覚えても仕方が無いだろう?」
ビアンカはクラ―ネルに憧れている、恐らくクラ―ネルの様になりたいのだろう。
その後、午前中一杯はソファに横になって居たビアンカだったが、午後には何とか元気を取り戻した。
だが、今日はこれ以上頭を使うのはやめて置いた方が良いと判断し、午後は休暇扱いにした。くれぐれも本は読むなよと言ったら泣きそうな顔をしていた。どんだけ本が好きなんだ?
翌日から3日ほどかけて、知識の使い方を教えて行く。これは国語の文章問題の様に穴埋め問題を作る事で徐々に理解して行った。最終的には論文でも書かせようと思っている。
セリーが居るのでだいぶ負担は減ったが、僕の仕事が完全に無くなった訳では無い、ビアンカに付きっきりと言う訳にも行かないので、4日目は休日にした。
さて、僕はブレイルに来ている。ここへ来るのは久しぶりだ。別に遊びで来ている訳では無い。国王陛下に頼まれて、王国の東の様子を見に来たのだ。王都が国の西にあるので東は目が届かない。現状がどうなって居るのか知りたいと言うので転移が使える僕が来たのだ。
と言っても僕も王国の東出身とは言え知ってる町はこのブレイルしか無いのでここに来たわけだ。
まずは冒険者ギルドへ行き、ギルマスに会おうと思っている。そう言えばミリムさんはまだ受付をやっているのだろうか?
ドアを開けギルドに入ると時間的な物なのか意外に空いている。まあ、9時を過ぎているので早い者は既に狩りに出ている時間だ。それでも30人近い冒険者が居る。
王都のギルドに比べると規模は小さいが活気はある。ミリムさんを探すが窓口には居ない。辞めちゃったのかな?
とりあえず一番短い列に並んだ。この人数なら15分程度だろう。そう思った時。
「エイジさん?」
後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。振り向くとミリムさんが居た。
「あれ?ミリムさん?窓口は辞めてしまったのですか?」
「はい。少し出世しまして、今は受付嬢の統括をしています。」
受付嬢の統括?管理職みたいな物かな?
「ところで、ギルマスに会いたいんだが、今は大丈夫かな?」
「大丈夫ですよ。ご案内しましょうか?」
「ありがたい。」
僕はミリムさんの後をついて2階に上がる。ミリムさんがギルマスの部屋をノックして開けるとギルマスが書類と格闘していた。
「ギルマス。お客様ですよ。」
「客?」
そう言って顔を上げるギルマス。
「お久しぶりです。」
「おお、エイジじゃ無いか。ご無沙汰もいいとこだ、何年ぶりだ?」
「あの事件からそんなに経ってませんよ。1年経つか立たないかでしょ?」
「そうか?毎日忙しくしているせいか、あの事件が遥か昔に思えるよ。」
あの事件とはもちろん、大雪の件だ。
「ところで、あれからおかしな事は起こって居ませんか?」
「おかしな事?そうそうあんな事が起きては堪ったもんじゃない。」
「いやいや、そこまで大きな事件では無く小さな事でも構わないのですが。」
するとギルマスは少し考える素振りをした後、ミリムの方を見る。ミリムも首を振った。
「俺が知る限り、おかしな事は起こって居ないな。まあ、現場に出てる訳じゃ無いから正確な情報は解らないが、基本何か起これば、俺の所に報告が上がって来るはずだ。」
「そうですか。では近隣の村や町はどうでしょう?」
「そう言った噂も聞かないな。」
ふむ、ブレイルは問題無しかな。僕はストレージから地図を出す。王国全土の地図だ。
「ここから一番近い大きな町って何処ですか?」
「北東にあるサントスだな。大山脈から流れる川は知って居るだろう?その近くにある町だ。」
そう言ってギルマスが地図の一点を指す。
「それより東に町はありますか?」
「小さな町は幾つかあるが、どこも村が2つ3つくっ付いた規模の町だぞ。」
流石に小さな町や村は地図には載って居ない。
「ブレイルから東の正確な地図が欲しいのですがありますか?」
「ブレイルを中心にした近郊の地図はあるが、東のみの地図ってのは無いな。」
「では、その地図を頂けますか?後は自分で何とかしますので。」
そう言うとギルマスがミリムさんに指示を出した。ミリムさんが急いで地図を採りに行ってくれた。
「この国で何かが起こって居るのか?」
ギルマスが急に真面目な顔で聞いて来た。
「まだ解りません。それを調べている最中です。」
「そうか。解ったら俺にも教えてくれよ。」
「もちろんです。場合に寄ってはギルドのお世話になるかもしれませんから。」
そこへミリムさんが戻って来た。手には1枚の地図が握られている。
「これはギルドで販売されて居る物なのですが、エイジさんにはお世話になっているので差し上げますね。」
「ありがとうございます。」
「エイジさんって確か侯爵でしたよね?国の仕事で動いているのですか?」
「あー、事情があって今は公爵をやってます。」
「「え?」」
あれ?僕が公爵になったって話は伝わって無いのか?
「公爵が直々に動くって、そんなにヤバい話なのか?」
「いえいえ、僕は冒険者もやってるので陛下も頼み易いんじゃ無いですかね?」
「って言うか、この喋り方は不味いか?ひょっとして不敬罪になったり?」
「大丈夫です。この格好をしている時は冒険者ですので、普通で良いですよ。」
そう言ったら2人があからさまにホッとした顔をした。って言うか侯爵でも公爵でも同じじゃね?
ブレイルのギルドを後にして、急ぎサントスへ向かう。サントスの話は昔ミリムさんに聞いた事がある。大河に近い町で、その対岸にも大きな町があるのだが、川幅が広すぎて橋が架けられないとかで、2つの町は近いのだが行き来が出来ないって言って居たな。
フライで飛んでいると確かにかなり大きな川が見えて来た。なるほど、王国の技術では1キロを超える橋は建築が難しいのだろう。王都でも20メートルを超える橋は見た事が無いからな。
魔法で橋は作れない物なのか?そこまでの魔法使いが居ないって事かな?
徐々に川に近づいて行くとその大きさが良く解る。多分、川幅は3キロ近いんじゃないか?これじゃあ橋は掛けられないのも納得だ。現代日本でも数年は掛かるんじゃないかな?
川にそって東に進むと町が見えて来た。あれがサントスだろう。
さて、あまり近づき過ぎると不審に思われるので500メートル位手前で地上に降りて、歩きで町に向かう。町が石造りの塀で囲まれている所を見るとそれなりに裕福な町らしい。
街道沿いに歩いて行くと門が見えて来る。この辺はだいたい何処の町でも一緒だ。門番が居て、不法侵入者を監視しているのだ。
時間的な物なのか、出る人の方が多くて入る人は少ない。すぐに順番が回って来たのでギルドカードを見せて門を潜る。Sランクのカードに心なしか門番が吃驚していた気がする。
それでも、かなり膨大な容量になったらしく、ビアンカは書き込んだ後ぐったりしていた。
「大丈夫か?気分が悪いとか頭が痛いとか無いか?」
「平気です。凄く疲れましたけど、体調は悪くありません。」
「まあ、暫く休んでろ。今の君の脳は大量の知識を整理するためにフル回転している。もしかしたら熱が出るかもしれないが、病気では無いので心配するな。」
「魔法で知識を詰め込んだんですよね?何か、特別変わった気はしないのですが?」
「まあ、知識だけあっても、それを使いこなせなければ意味が無いからな。知識の使い方は後で教える。そうなれば実感できるようになるだろう。」
「魔法って凄いんですね。私も魔法を覚えた方が良いですか?」
「んー、それは何とも言えないな。まずは知識を使いこなせるようになって、その上で必要なら教えるが、使わない魔法を覚えても仕方が無いだろう?」
ビアンカはクラ―ネルに憧れている、恐らくクラ―ネルの様になりたいのだろう。
その後、午前中一杯はソファに横になって居たビアンカだったが、午後には何とか元気を取り戻した。
だが、今日はこれ以上頭を使うのはやめて置いた方が良いと判断し、午後は休暇扱いにした。くれぐれも本は読むなよと言ったら泣きそうな顔をしていた。どんだけ本が好きなんだ?
翌日から3日ほどかけて、知識の使い方を教えて行く。これは国語の文章問題の様に穴埋め問題を作る事で徐々に理解して行った。最終的には論文でも書かせようと思っている。
セリーが居るのでだいぶ負担は減ったが、僕の仕事が完全に無くなった訳では無い、ビアンカに付きっきりと言う訳にも行かないので、4日目は休日にした。
さて、僕はブレイルに来ている。ここへ来るのは久しぶりだ。別に遊びで来ている訳では無い。国王陛下に頼まれて、王国の東の様子を見に来たのだ。王都が国の西にあるので東は目が届かない。現状がどうなって居るのか知りたいと言うので転移が使える僕が来たのだ。
と言っても僕も王国の東出身とは言え知ってる町はこのブレイルしか無いのでここに来たわけだ。
まずは冒険者ギルドへ行き、ギルマスに会おうと思っている。そう言えばミリムさんはまだ受付をやっているのだろうか?
ドアを開けギルドに入ると時間的な物なのか意外に空いている。まあ、9時を過ぎているので早い者は既に狩りに出ている時間だ。それでも30人近い冒険者が居る。
王都のギルドに比べると規模は小さいが活気はある。ミリムさんを探すが窓口には居ない。辞めちゃったのかな?
とりあえず一番短い列に並んだ。この人数なら15分程度だろう。そう思った時。
「エイジさん?」
後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。振り向くとミリムさんが居た。
「あれ?ミリムさん?窓口は辞めてしまったのですか?」
「はい。少し出世しまして、今は受付嬢の統括をしています。」
受付嬢の統括?管理職みたいな物かな?
「ところで、ギルマスに会いたいんだが、今は大丈夫かな?」
「大丈夫ですよ。ご案内しましょうか?」
「ありがたい。」
僕はミリムさんの後をついて2階に上がる。ミリムさんがギルマスの部屋をノックして開けるとギルマスが書類と格闘していた。
「ギルマス。お客様ですよ。」
「客?」
そう言って顔を上げるギルマス。
「お久しぶりです。」
「おお、エイジじゃ無いか。ご無沙汰もいいとこだ、何年ぶりだ?」
「あの事件からそんなに経ってませんよ。1年経つか立たないかでしょ?」
「そうか?毎日忙しくしているせいか、あの事件が遥か昔に思えるよ。」
あの事件とはもちろん、大雪の件だ。
「ところで、あれからおかしな事は起こって居ませんか?」
「おかしな事?そうそうあんな事が起きては堪ったもんじゃない。」
「いやいや、そこまで大きな事件では無く小さな事でも構わないのですが。」
するとギルマスは少し考える素振りをした後、ミリムの方を見る。ミリムも首を振った。
「俺が知る限り、おかしな事は起こって居ないな。まあ、現場に出てる訳じゃ無いから正確な情報は解らないが、基本何か起これば、俺の所に報告が上がって来るはずだ。」
「そうですか。では近隣の村や町はどうでしょう?」
「そう言った噂も聞かないな。」
ふむ、ブレイルは問題無しかな。僕はストレージから地図を出す。王国全土の地図だ。
「ここから一番近い大きな町って何処ですか?」
「北東にあるサントスだな。大山脈から流れる川は知って居るだろう?その近くにある町だ。」
そう言ってギルマスが地図の一点を指す。
「それより東に町はありますか?」
「小さな町は幾つかあるが、どこも村が2つ3つくっ付いた規模の町だぞ。」
流石に小さな町や村は地図には載って居ない。
「ブレイルから東の正確な地図が欲しいのですがありますか?」
「ブレイルを中心にした近郊の地図はあるが、東のみの地図ってのは無いな。」
「では、その地図を頂けますか?後は自分で何とかしますので。」
そう言うとギルマスがミリムさんに指示を出した。ミリムさんが急いで地図を採りに行ってくれた。
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ギルマスが急に真面目な顔で聞いて来た。
「まだ解りません。それを調べている最中です。」
「そうか。解ったら俺にも教えてくれよ。」
「もちろんです。場合に寄ってはギルドのお世話になるかもしれませんから。」
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「これはギルドで販売されて居る物なのですが、エイジさんにはお世話になっているので差し上げますね。」
「ありがとうございます。」
「エイジさんって確か侯爵でしたよね?国の仕事で動いているのですか?」
「あー、事情があって今は公爵をやってます。」
「「え?」」
あれ?僕が公爵になったって話は伝わって無いのか?
「公爵が直々に動くって、そんなにヤバい話なのか?」
「いえいえ、僕は冒険者もやってるので陛下も頼み易いんじゃ無いですかね?」
「って言うか、この喋り方は不味いか?ひょっとして不敬罪になったり?」
「大丈夫です。この格好をしている時は冒険者ですので、普通で良いですよ。」
そう言ったら2人があからさまにホッとした顔をした。って言うか侯爵でも公爵でも同じじゃね?
ブレイルのギルドを後にして、急ぎサントスへ向かう。サントスの話は昔ミリムさんに聞いた事がある。大河に近い町で、その対岸にも大きな町があるのだが、川幅が広すぎて橋が架けられないとかで、2つの町は近いのだが行き来が出来ないって言って居たな。
フライで飛んでいると確かにかなり大きな川が見えて来た。なるほど、王国の技術では1キロを超える橋は建築が難しいのだろう。王都でも20メートルを超える橋は見た事が無いからな。
魔法で橋は作れない物なのか?そこまでの魔法使いが居ないって事かな?
徐々に川に近づいて行くとその大きさが良く解る。多分、川幅は3キロ近いんじゃないか?これじゃあ橋は掛けられないのも納得だ。現代日本でも数年は掛かるんじゃないかな?
川にそって東に進むと町が見えて来た。あれがサントスだろう。
さて、あまり近づき過ぎると不審に思われるので500メートル位手前で地上に降りて、歩きで町に向かう。町が石造りの塀で囲まれている所を見るとそれなりに裕福な町らしい。
街道沿いに歩いて行くと門が見えて来る。この辺はだいたい何処の町でも一緒だ。門番が居て、不法侵入者を監視しているのだ。
時間的な物なのか、出る人の方が多くて入る人は少ない。すぐに順番が回って来たのでギルドカードを見せて門を潜る。Sランクのカードに心なしか門番が吃驚していた気がする。
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