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「公爵、一つ懸念があるのですが、7人も側近が居れば組織は機能します。5長老が偶像だと言う可能性はありませんか?」
「それは大丈夫だ。昔、私が救済の箱舟と戦いを始めた頃は6長老6幹部だった。実際に6長老も、その姿を見せていた。正体が判らない様仮面を被っていたが、ある日運よく、私は長老の一人と対峙し、倒す事に成功した。それからだよ、5長老が姿を現さなくなり、幹部が組織の運営に力を入れ始めたのは。」
「ちなみに長老の正体は?」
「少しだけ裕福な商会のオーナーだったよ。」
「少しだけ裕福な商会のオーナーが黒幕になれるんですか?」
「そこが、組織のからくりだな。組織が大きくなれば、大きな金が動く、それは上へ上へと昇っていく。長老は莫大な金を手に入れていたのだろうな。そう、若返りの秘薬を大量に買い込めるほどね。」
「それって、典型的な新興宗教のやり口ですよね?初期メンバーだけが儲かって下へ行くほど絞り取られるって奴ですよね?」
「ほう?君はそっち方面の知識もあるのだな。その通り、奴らのあくどい所は麻薬を使って信者を逃さない様にした点にある。」
「かなり昔からある組織なんですよね?誰も警鐘を鳴らす者が居なかったのですか?」
「ふむ、私が気が付いた時には事態は最悪の状況だったよ。」
それ以前に気が付いた者は消されたのかもしれないな。
「さて、これからの作戦はどうします?」
「あまり奴らを追い込むと何をしでかすか判らない。そこで、何処かに1か所、甘い部分を意図的に作る。」
「なるほど、そこに辿り着いた所を一網打尽と言う作戦ですね。」
「奴等との知恵比べになるな。不自然だと気が付かれる。気が付かれないギリギリの線を狙うぞ。」
「救済の箱舟が大森林の向こう側を本当に知って居るのか判りませんが、そっち側はキッチリと抑えた方が良さそうですね。」
何処に吹き出しても危険には変わりない。だが、追い詰めて自爆されてもそれはそれで、色々と被害が出そうだ。
ならば可能な限りこっちに有利になる様にコントロールするしかない。
「私の隠れ家の1つを提供しよう。そこへ奴らを導くと言うのはどうだろう?」
「ちなみに場所は?」
「貴族街の外れ、とある男爵邸だ。男爵家には話を付けて、他へ移住して貰う。」
「そこで、最終決戦するとして、どれだけの戦力が揃うと考えていますか?」
「おそらく、最低でも残った幹部全員。上手くすれば5長老の1人位は釣れるかもしれん。」
「思ったよりも分の悪い勝負ですね。」
「だが、今はこれが最善策だと考える。」
ふむ、幹部が全滅すれば、5長老は暫く動きが取れないだろうな。敵を全滅させられないのは悔しいが、そうも言ってられないか。
「解りました。その線で動きましょう。」
「では、君たちは暫く、麻薬を潰して回ってくれ。その間に、こちらで手はずを整える。」
と言う事で作戦が始まる。僕とクラ―ネルは日々、麻薬取引を潰して回った。
およそ5日間で20キロ近い麻薬が押収される。どんだけ出回ってるんだ?
「僕もずっと王都で暮らしていましたが、これ程麻薬に汚染されて居るとは思いませんでした。」
そうか、クラ―ネルの方が僕より王都は長いんだよな。
「この国では麻薬は禁止では無いのだろう?クラ―ネルの感覚では麻薬ってどんなイメージなんだ?」
「そうですね。子供の頃、父からは麻薬は人を廃人にすると聞かされた事があります。子供心に怖い薬なんだと言うイメージはずっと持っていました。」
「それは、貴族の子供の間では共通の認識なのか?」
「どうなんでしょう?僕は子供の頃からあまり友人が居なかったので解りませんが、興味本位で麻薬に手を出す学生も少なくは無かったようです。」
「なるほど、貴族の子供でも買える金額で出回っているんだな。」
「流石に貧乏貴族では無理ですが、多少裕福な貴族ならば手が出ない金額ではありませんでしたね。」
なるほど、絶妙な値段だな。多少裕福な貴族が買えるなら、その辺の商会の人間なら買えるだろう。恐らく安くて銀貨1枚程度なのでは無いかと思う。
王都の人口が60万、その半分以上が使っているとなると、30万×銀貨1枚が1日の収入になる。金貨3万枚、白金貨300枚が毎日救済の箱舟の収入になる。
おそらく王城の収入より多いだろう。それだけの資金を何に使っていたのだろう?
闇ギルドや裏ギルドを雇うにしても、そこまではお金は掛からない。若返りの秘薬にしても、そこまで高い訳では無い。何か、嫌な予感がする。高価で、人に害をなす薬って何かあったか?
考えるが思いつかない。だとすれば魔道具か?そう言えばこの世界爆弾とか無いよな?もし、魔道具で爆弾を再現して、王都のあちこちに仕掛けられたら?王都転覆にも王都民人質にも使える。
これはあくまでも僕の現代知識から出たアイデアで、救済の箱舟がこれを思いつくかと言われると疑問だ。だが、救済の箱舟が、明らかに過剰な資金を持っているのはどうしても気になる。
「なぁ、クラ―ネル。もし、幾らでも資金を使って良いと言われたら、王都を転覆させる方法として何を思いつく?」
「そうですね、麻薬と偽って劇薬を販売しますかね。」
ほう?その手があったか。突然王都の半分が死ねば、王都は大混乱だな。
「ちなみに、即効性の高い劇薬と言うとなんだ?」
「ジャイアントビーと言う魔物から取れる毒ですかね。それ程高価では無いので斥候等が、武器として使ったり暗殺者が使ったりもしますね。」
ビーと言うと蜂か?
「その毒は飲んでも効果があるのか?」
「はい、威力が高く、数秒で死に至るそうです。」
厄介な上に安価とは、今まで誰もそれを使わなかった事に驚きだ。
とにかく王都を転覆させる手段は思ったより沢山ありそうだ。実行部隊を先に潰したのは正解だったな。
こうなったら、救済の箱舟が新しい力を付ける前に潰して置くのが良いだろう。完全に潰すのは不可能だと言って居たが、元公爵の手腕に期待だ。
翌朝、執事のルーメンを通じて元公爵から連絡が入った。12時に地図の場所へ来てくれと、地図が同梱されていた。
クラ―ネルに地図を見せると、この場所なら解るとの事、なら、任せよう。
11時過ぎまで麻薬の取り締まりをする。だいぶ減って来た感触はある。
そろそろ行きましょうかと言うクラ―ネルの言葉に頷き、地図の場所に向かう。
貴族街の西の端、ここは僕が最初に借りた家の近くだ。こんな近くで救済の箱舟と元公爵が陣地獲りをしていたとは思わなかった。まあ、あの時は貴族になったばかりで何も知らなかったからなぁ。
今もあまり知ってるとは言えないが。
「この家ですね。」
クラ―ネルの言葉に我に返る。すぐさまサーチを掛けるが、人の気配は無い。
ドアをノックするが反応は無い。ならばとドアを捻ると開いた。中に入るとまだ、人が居なくなってそれ程時間が経って無いようだった。
適当に応接室に入り、ソファに座る。
「元公爵はまだの様だな。」
「ここで何が起こるのでしょうか?」
「さあ、僕にも解らない。一応、戦闘の準備はして置けよ。」
もうすぐ12時と言う所になっても元公爵は現れない。何かトラブルか?そう思った時、玄関がノックされた。すぐさまサーチを掛けると反応は1人だ。
僕は玄関に行き、扉を開ける。そこには30代後半の紳士が立っていた。
だが、僕の感が言っている、見た目通りの年齢では無いと。
「ここは、ソーエン男爵の家で間違いないか?」
「はい、何の御用でしょうか?」
「少しの間で良い。匿って貰えないだろうか?」
「構いませんが、今、使用人が居ないのです。それでも構いませんか?」
「使用人が居ない?」
「はい、例の麻薬騒ぎで皆辞めてしまいました。支払う賃金が無いのです。」
「ふむ、構わん。いや、むしろ都合が良い。」
え?何が都合が良いの?
「私の側近を招いても構わんか?使用人の代わり位は務まるぞ。」
「どうぞ、ご自由になさって下さい。」
さて、これはどう言う事なのだろう?一応話は合わせたが、この紳士は救済の箱舟の幹部なのか?それとも5長老なのだろうか?
「私は、どうしたら宜しいでしょうか?家を空けますか?それとも何かお役に立つ事があるでしょうか?」
「ふむ、では一つ頼まれてくれんか?」
「それは大丈夫だ。昔、私が救済の箱舟と戦いを始めた頃は6長老6幹部だった。実際に6長老も、その姿を見せていた。正体が判らない様仮面を被っていたが、ある日運よく、私は長老の一人と対峙し、倒す事に成功した。それからだよ、5長老が姿を現さなくなり、幹部が組織の運営に力を入れ始めたのは。」
「ちなみに長老の正体は?」
「少しだけ裕福な商会のオーナーだったよ。」
「少しだけ裕福な商会のオーナーが黒幕になれるんですか?」
「そこが、組織のからくりだな。組織が大きくなれば、大きな金が動く、それは上へ上へと昇っていく。長老は莫大な金を手に入れていたのだろうな。そう、若返りの秘薬を大量に買い込めるほどね。」
「それって、典型的な新興宗教のやり口ですよね?初期メンバーだけが儲かって下へ行くほど絞り取られるって奴ですよね?」
「ほう?君はそっち方面の知識もあるのだな。その通り、奴らのあくどい所は麻薬を使って信者を逃さない様にした点にある。」
「かなり昔からある組織なんですよね?誰も警鐘を鳴らす者が居なかったのですか?」
「ふむ、私が気が付いた時には事態は最悪の状況だったよ。」
それ以前に気が付いた者は消されたのかもしれないな。
「さて、これからの作戦はどうします?」
「あまり奴らを追い込むと何をしでかすか判らない。そこで、何処かに1か所、甘い部分を意図的に作る。」
「なるほど、そこに辿り着いた所を一網打尽と言う作戦ですね。」
「奴等との知恵比べになるな。不自然だと気が付かれる。気が付かれないギリギリの線を狙うぞ。」
「救済の箱舟が大森林の向こう側を本当に知って居るのか判りませんが、そっち側はキッチリと抑えた方が良さそうですね。」
何処に吹き出しても危険には変わりない。だが、追い詰めて自爆されてもそれはそれで、色々と被害が出そうだ。
ならば可能な限りこっちに有利になる様にコントロールするしかない。
「私の隠れ家の1つを提供しよう。そこへ奴らを導くと言うのはどうだろう?」
「ちなみに場所は?」
「貴族街の外れ、とある男爵邸だ。男爵家には話を付けて、他へ移住して貰う。」
「そこで、最終決戦するとして、どれだけの戦力が揃うと考えていますか?」
「おそらく、最低でも残った幹部全員。上手くすれば5長老の1人位は釣れるかもしれん。」
「思ったよりも分の悪い勝負ですね。」
「だが、今はこれが最善策だと考える。」
ふむ、幹部が全滅すれば、5長老は暫く動きが取れないだろうな。敵を全滅させられないのは悔しいが、そうも言ってられないか。
「解りました。その線で動きましょう。」
「では、君たちは暫く、麻薬を潰して回ってくれ。その間に、こちらで手はずを整える。」
と言う事で作戦が始まる。僕とクラ―ネルは日々、麻薬取引を潰して回った。
およそ5日間で20キロ近い麻薬が押収される。どんだけ出回ってるんだ?
「僕もずっと王都で暮らしていましたが、これ程麻薬に汚染されて居るとは思いませんでした。」
そうか、クラ―ネルの方が僕より王都は長いんだよな。
「この国では麻薬は禁止では無いのだろう?クラ―ネルの感覚では麻薬ってどんなイメージなんだ?」
「そうですね。子供の頃、父からは麻薬は人を廃人にすると聞かされた事があります。子供心に怖い薬なんだと言うイメージはずっと持っていました。」
「それは、貴族の子供の間では共通の認識なのか?」
「どうなんでしょう?僕は子供の頃からあまり友人が居なかったので解りませんが、興味本位で麻薬に手を出す学生も少なくは無かったようです。」
「なるほど、貴族の子供でも買える金額で出回っているんだな。」
「流石に貧乏貴族では無理ですが、多少裕福な貴族ならば手が出ない金額ではありませんでしたね。」
なるほど、絶妙な値段だな。多少裕福な貴族が買えるなら、その辺の商会の人間なら買えるだろう。恐らく安くて銀貨1枚程度なのでは無いかと思う。
王都の人口が60万、その半分以上が使っているとなると、30万×銀貨1枚が1日の収入になる。金貨3万枚、白金貨300枚が毎日救済の箱舟の収入になる。
おそらく王城の収入より多いだろう。それだけの資金を何に使っていたのだろう?
闇ギルドや裏ギルドを雇うにしても、そこまではお金は掛からない。若返りの秘薬にしても、そこまで高い訳では無い。何か、嫌な予感がする。高価で、人に害をなす薬って何かあったか?
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これはあくまでも僕の現代知識から出たアイデアで、救済の箱舟がこれを思いつくかと言われると疑問だ。だが、救済の箱舟が、明らかに過剰な資金を持っているのはどうしても気になる。
「なぁ、クラ―ネル。もし、幾らでも資金を使って良いと言われたら、王都を転覆させる方法として何を思いつく?」
「そうですね、麻薬と偽って劇薬を販売しますかね。」
ほう?その手があったか。突然王都の半分が死ねば、王都は大混乱だな。
「ちなみに、即効性の高い劇薬と言うとなんだ?」
「ジャイアントビーと言う魔物から取れる毒ですかね。それ程高価では無いので斥候等が、武器として使ったり暗殺者が使ったりもしますね。」
ビーと言うと蜂か?
「その毒は飲んでも効果があるのか?」
「はい、威力が高く、数秒で死に至るそうです。」
厄介な上に安価とは、今まで誰もそれを使わなかった事に驚きだ。
とにかく王都を転覆させる手段は思ったより沢山ありそうだ。実行部隊を先に潰したのは正解だったな。
こうなったら、救済の箱舟が新しい力を付ける前に潰して置くのが良いだろう。完全に潰すのは不可能だと言って居たが、元公爵の手腕に期待だ。
翌朝、執事のルーメンを通じて元公爵から連絡が入った。12時に地図の場所へ来てくれと、地図が同梱されていた。
クラ―ネルに地図を見せると、この場所なら解るとの事、なら、任せよう。
11時過ぎまで麻薬の取り締まりをする。だいぶ減って来た感触はある。
そろそろ行きましょうかと言うクラ―ネルの言葉に頷き、地図の場所に向かう。
貴族街の西の端、ここは僕が最初に借りた家の近くだ。こんな近くで救済の箱舟と元公爵が陣地獲りをしていたとは思わなかった。まあ、あの時は貴族になったばかりで何も知らなかったからなぁ。
今もあまり知ってるとは言えないが。
「この家ですね。」
クラ―ネルの言葉に我に返る。すぐさまサーチを掛けるが、人の気配は無い。
ドアをノックするが反応は無い。ならばとドアを捻ると開いた。中に入るとまだ、人が居なくなってそれ程時間が経って無いようだった。
適当に応接室に入り、ソファに座る。
「元公爵はまだの様だな。」
「ここで何が起こるのでしょうか?」
「さあ、僕にも解らない。一応、戦闘の準備はして置けよ。」
もうすぐ12時と言う所になっても元公爵は現れない。何かトラブルか?そう思った時、玄関がノックされた。すぐさまサーチを掛けると反応は1人だ。
僕は玄関に行き、扉を開ける。そこには30代後半の紳士が立っていた。
だが、僕の感が言っている、見た目通りの年齢では無いと。
「ここは、ソーエン男爵の家で間違いないか?」
「はい、何の御用でしょうか?」
「少しの間で良い。匿って貰えないだろうか?」
「構いませんが、今、使用人が居ないのです。それでも構いませんか?」
「使用人が居ない?」
「はい、例の麻薬騒ぎで皆辞めてしまいました。支払う賃金が無いのです。」
「ふむ、構わん。いや、むしろ都合が良い。」
え?何が都合が良いの?
「私の側近を招いても構わんか?使用人の代わり位は務まるぞ。」
「どうぞ、ご自由になさって下さい。」
さて、これはどう言う事なのだろう?一応話は合わせたが、この紳士は救済の箱舟の幹部なのか?それとも5長老なのだろうか?
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○○○
旧版を基に再編集しています。
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