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作戦は至極簡単だ。僕と元公爵が、密会をすると言う噂を流す。場所は旧公爵邸だ。現在元公爵は、知り合いの貴族の元に身を寄せているそうだ。
元公爵が言うには僕も公爵も奴らの抹殺リストの最上位に位置するらしい。その2人が揃う機会を逃す程甘く無いと言うのが作戦の肝だ。
今回、クラ―ネルには元公爵の護衛を担って貰う。当然敵の暗殺部隊の対応は僕一人で行う事になる。何人集まるかは判らないが、目的は闇ギルドに打撃を与える事だ。大勢集まる事を期待しよう。
元公爵の情報が確かなら、闇ギルドの戦力は数百人程度、全てが冒険者ギルドのSランク以上の腕を持つと言う事になる。
まあSランク冒険者程度なら瞬殺出来るが、SSランクやSSSランクがどの位の力を持っているのかは実際に戦ってみないと判らない。まあ、予想では5人居ると言うSSSランクが戦況を左右すると考えている。
旧公爵邸は王城の近くにある。公爵の馬車で乗り付け、3人で中に入る。入る前にサーチを掛けたが人の気配は無かった。
もっと、埃臭いのを予想していたのだが、旧公爵邸は意外にも綺麗だった。
定期的に誰かが掃除しているのかな?
応接室に通される。もちろんメイドなどは居ない。僕はストレージから紅茶と軽いお菓子を出してテーブルに並べる。
「準備が良いのだな。」
「ああ、慣れって奴ですね。僕は普段家でお茶を飲むより外で飲む事の方が多いですから。」
「密会の時間は11時に設定してある、あと30分程は奴等も動かないだろう。」
「ところで、この屋敷で暴れても大丈夫なんですか?随分と綺麗に保管してあるみたいですが?」
「心配しなくて良い。数ある隠れ家の一つで、ここは奴等にバレている。普段私が近寄らないのも知っているはずだ。」
なるほど、襲われる事前提の場所って事なのか?
「ところで、今回の陽動でどの位の人数が動くと考えていますか?」
「100人って所かな。私と君を確実に殺すには、その位の人数を導入してくると読んでいる。」
「100人ですか。思ったより少ないですね。僕としては闇ギルドを根こそぎ倒す気でいたのですが。」
「たった2人を倒すのに闇ギルド全員が出て来る事は無いだろうな。だが、100人でも潰せれば大きいぞ。」
「100人潰したら、残りは出てきますかね?それとも逃げますか?」
「その辺は賭けになるな。幹部が君の能力をどう判断するかに掛かって来る。」
「じゃあ、今日は本気を出さない方が良いですかね?」
「ん?本気を出さずに勝てると言って居るのか?」
「100人程度なら、恐らく本気は必要無いですね。クラ―ネル一人でも勝てるかもしれません。」
「まあ、実力はもうすぐ見せて貰う事になるだろう。後で戦った感想を聞かせてくれ。」
そろそろ11時になるが、まだサーチには何も引っ掛からない。闇ギルドも時間には正確なのかな?
やがて、11時を回った所で、サーチに数人の気配が掛かる。人数が徐々に多くなって来る。どうやら屋敷をぐるりと囲む様に配置をしている様だ。
向こうに魔法使いが居るかどうかは判らないが、僕らの位置はバレていると考えた方が良いだろう。
まあ、隠れるつもりは最初からないが。
「クラ―ネル。解って居るな?」
「大丈夫です。」
「公爵は見てるだけで良いですよ。僕の力量を判断して下さい。」
徐々に外の包囲網が狭まってきている。人数はおよそ100人と言った所だ。公爵の読みが当たったな。
屋敷の窓と言う窓が全て開き、奴らが雪崩れ込んで来る。目指すは僕らの居る応接室だ。迷いがない所を見ると、向こうにも探知持ちが居るとみて間違いないだろう。
「そろそろ来ますよ。」
そう言いながらも僕も含めて誰もソファから立ち上がらない。
この応接室には窓が無い。出入口は一か所ドアだけだ。
バタバタと言う足音が聞こえ、ドアが蹴破られる。瞬間、僕はライトニングをお見舞いする。水平に飛んだ稲妻が数人の侵入者の意識を刈り取る。
途端に屋敷が静かになる。魔法を警戒しているのは解るが、それでは標的が倒せないぞ?
と思ったら急に壁が爆破され、何人かの敵が雪崩れ込んで来た。それってどうなんだ?同じようにライトニングを飛ばされたら一緒の様な気がするが?
まあ、相手の実力も知りたいし、ここは魔法を控えて剣で相手をする事にした。
人数はおよそ8人、Sランク相当と言って居たが、結構実力にばらつきがある様だ。命までは奪わないが、手足位は貰うよ。と、8人を相手している間にドアからも敵が入って来る。そっちはクラ―ネルが相手をしているが、苦戦する程強い敵は居ない。
こう言う大人数の襲撃の場合、部隊長みたいな強い奴が数人ずつ率いるのが普通じゃないの?なんか統率は取れているけど、皆弱いぞ?
壁とドアの2か所から敵は入って来るが、基本皆瞬殺だ。歯ごたえのある敵は居ない。既に30人近く床に倒れている。これ以上ここで戦うのは足元の問題で難しそうだ。
仕方なく応接室を出る。元公爵はクラ―ネルが守っている。応接室の外は廊下になって居て、左右から敵が攻めて来る。
このまま、ここで戦っても構わないが、応接室と一緒で足場がだんだん狭くなる。僕らは徐々に玄関ホールに向かう事にした、あそこならそれなりの広さがあるので戦いやすい。
敵を倒しながら玄関ホールに向かって行くと、ホールに20人程度の敵が固まっているのが見えた。僕はライトニングレインを落とし、敵を排除しようとした。
ん?一人だけライトニングレインをレジストした奴が居る。SSSランクか?
チラッとクラ―ネルの方を見る、こちらは大丈夫そうだ。僕は瞬動でSSSランクに向かって近づき、剣で止めを刺そうとする。
ほう?これに反応するか、意外に骨があるな。だが、僕の武器は剣じゃ無いんだよね。右手の剣を囮に左手で打撃を与える。SSSランクは静かに沈黙した。
すぐさま、取って返し、クラ―ネルに加勢する。どうやらSSSランクは一人しか来ていなかった様だ。リーダーを倒され士気が下がったのか、10分程で敵は沈黙した。
「思ったより手ごたえが無かったな。」
ちなみに一人も殺しては居ない。彼らをどう扱うかは元公爵に一任する。これで全部片付いた訳では無い。更に相手の懐に入るにはそれなりの計略が必要になるだろう。その時に死人と生きている人間では利用価値が違うだろう。
あれ?知らない内になんか人数が増えてない?敵の増援か?
「心配するな私の部下だ。これでかなり闇ギルドに打撃を与える事になるだろう。ここから先は私の仕事だ。何とか他のメンバーも引きずり出そう。その時はまた頼めるか?」
「僕らの目的は『救済の箱舟』を叩き潰す事です。それまでは、戦い続けますよ。」
「今回の件で救済の箱舟や幹部たちがどう言う判断をするか解らない。最悪闇ギルドを切り捨てると言う事も考えられる。逆に総力を挙げて君たちを潰しにかかると言う事もある。どっちに転ぶかは神のみぞ知ると言った所だな。」
えっと、僕は神ですが知りませんとは言えないよね?
「とりあえず、今日はこれで帰りましょう。今後、連絡はどうやって取り合いましょうか?」
「執事協会を通してくれ。それで私に話が伝わる。」
「解りました。それと僕らの評価はどうなりました?」
「100人の闇ギルドを2人で圧倒するとは驚くべき戦力だな。私の私兵にしたい位だが、それは叶うまい。ならば私の後継者になって貰いたいと思う。」
お?かなりの高評価だな。まだ全力は出していないんだが、人間レベルならこんな所で良いのかもしれないな。
しかし、ここまで来て、幹部にさえ辿り着けないとはどれだけ奥深い組織なんだ?まさか、突き詰めたら5長老は幻でしたって落ちじゃ無いよね?
そう言えば若返りの秘薬はどう言う経路で5長老の元へ届いているのだろうか?その辺を探ればもう少し組織の奥に辿り着けるのだろうか?
元公爵が言うには僕も公爵も奴らの抹殺リストの最上位に位置するらしい。その2人が揃う機会を逃す程甘く無いと言うのが作戦の肝だ。
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まあSランク冒険者程度なら瞬殺出来るが、SSランクやSSSランクがどの位の力を持っているのかは実際に戦ってみないと判らない。まあ、予想では5人居ると言うSSSランクが戦況を左右すると考えている。
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定期的に誰かが掃除しているのかな?
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「ああ、慣れって奴ですね。僕は普段家でお茶を飲むより外で飲む事の方が多いですから。」
「密会の時間は11時に設定してある、あと30分程は奴等も動かないだろう。」
「ところで、この屋敷で暴れても大丈夫なんですか?随分と綺麗に保管してあるみたいですが?」
「心配しなくて良い。数ある隠れ家の一つで、ここは奴等にバレている。普段私が近寄らないのも知っているはずだ。」
なるほど、襲われる事前提の場所って事なのか?
「ところで、今回の陽動でどの位の人数が動くと考えていますか?」
「100人って所かな。私と君を確実に殺すには、その位の人数を導入してくると読んでいる。」
「100人ですか。思ったより少ないですね。僕としては闇ギルドを根こそぎ倒す気でいたのですが。」
「たった2人を倒すのに闇ギルド全員が出て来る事は無いだろうな。だが、100人でも潰せれば大きいぞ。」
「100人潰したら、残りは出てきますかね?それとも逃げますか?」
「その辺は賭けになるな。幹部が君の能力をどう判断するかに掛かって来る。」
「じゃあ、今日は本気を出さない方が良いですかね?」
「ん?本気を出さずに勝てると言って居るのか?」
「100人程度なら、恐らく本気は必要無いですね。クラ―ネル一人でも勝てるかもしれません。」
「まあ、実力はもうすぐ見せて貰う事になるだろう。後で戦った感想を聞かせてくれ。」
そろそろ11時になるが、まだサーチには何も引っ掛からない。闇ギルドも時間には正確なのかな?
やがて、11時を回った所で、サーチに数人の気配が掛かる。人数が徐々に多くなって来る。どうやら屋敷をぐるりと囲む様に配置をしている様だ。
向こうに魔法使いが居るかどうかは判らないが、僕らの位置はバレていると考えた方が良いだろう。
まあ、隠れるつもりは最初からないが。
「クラ―ネル。解って居るな?」
「大丈夫です。」
「公爵は見てるだけで良いですよ。僕の力量を判断して下さい。」
徐々に外の包囲網が狭まってきている。人数はおよそ100人と言った所だ。公爵の読みが当たったな。
屋敷の窓と言う窓が全て開き、奴らが雪崩れ込んで来る。目指すは僕らの居る応接室だ。迷いがない所を見ると、向こうにも探知持ちが居るとみて間違いないだろう。
「そろそろ来ますよ。」
そう言いながらも僕も含めて誰もソファから立ち上がらない。
この応接室には窓が無い。出入口は一か所ドアだけだ。
バタバタと言う足音が聞こえ、ドアが蹴破られる。瞬間、僕はライトニングをお見舞いする。水平に飛んだ稲妻が数人の侵入者の意識を刈り取る。
途端に屋敷が静かになる。魔法を警戒しているのは解るが、それでは標的が倒せないぞ?
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まあ、相手の実力も知りたいし、ここは魔法を控えて剣で相手をする事にした。
人数はおよそ8人、Sランク相当と言って居たが、結構実力にばらつきがある様だ。命までは奪わないが、手足位は貰うよ。と、8人を相手している間にドアからも敵が入って来る。そっちはクラ―ネルが相手をしているが、苦戦する程強い敵は居ない。
こう言う大人数の襲撃の場合、部隊長みたいな強い奴が数人ずつ率いるのが普通じゃないの?なんか統率は取れているけど、皆弱いぞ?
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このまま、ここで戦っても構わないが、応接室と一緒で足場がだんだん狭くなる。僕らは徐々に玄関ホールに向かう事にした、あそこならそれなりの広さがあるので戦いやすい。
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ん?一人だけライトニングレインをレジストした奴が居る。SSSランクか?
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すぐさま、取って返し、クラ―ネルに加勢する。どうやらSSSランクは一人しか来ていなかった様だ。リーダーを倒され士気が下がったのか、10分程で敵は沈黙した。
「思ったより手ごたえが無かったな。」
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「100人の闇ギルドを2人で圧倒するとは驚くべき戦力だな。私の私兵にしたい位だが、それは叶うまい。ならば私の後継者になって貰いたいと思う。」
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