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さてと、後は卵をフェニックスに届ければ一件落着だ。僕とクラ―ネルは、卵を抱えて大山脈へと向かう。
しかし、30名程度の盗賊団が大山脈からフェニックスの卵を盗んで来たと言うのがイマイチ腑に落ちない。人間欲に目が眩むと、大それた事をすると言う例なのかな?
やがて、大山脈が近づくと、フェニックスの咆哮と、それを抑える竜王の爺さんの姿が見えた。まあ、幾らフェニックスが強くても今の竜王の爺さんには適わないだろう。
竜王の爺さんは器用にフェニックスの行動を抑え込んで更に説得をしている様だ。
しかし、フェニックスは我を忘れている様で怒りのボルテージが上がっている。近づくにつれ気温が上がっているのが判る。
「爺さん!卵は取り帰した。どうすれば良い?」
「巣へ、巣へ戻してくれ。」
解ったと頷き、フェニックスの巣と思われる、木で編まれた籠上の場所の中央に卵を置いて、後ろに下がる。
が、何を勘違いしたのか、フェニックスはこちらに敵意を向けて来た。
やばくね?
爺さんが気を引くようにフェニックスの上を飛び何やら呼び掛けている。フェニックスも卵が巣にある事は確認しているはずだ。
しかし、フェニックスの怒りは収まらず、気温がどんどん上昇している。
「不味い状況じゃのぉ。このまま卵に近づいたら、卵が持たんぞ。」
「一旦卵を回収しますか?」
「それはそれで、更にあ奴を刺激するぞ。」
んー、そいつは困ったな。
「爺さん、こいつ本当に不死身なんだよな?」
「ああ、それは保証するぞ。」
ほんじゃまぁ。こう言う時はあれだよね?
僕は無造作にフェニックスに近づいて行く。しかし、熱いな。これって中心温度は数千度はあるんじゃないか?
フェニックスの攻撃は適当に避けて、右手に障壁を張る。そして、フェニックスの顔面を思いきり殴った。
「エイジさん。大丈夫ですか?フェニックスが20キロ位飛んで行きましたけど?」
それは僕を心配してるのか?それともフェニックスの方?
クラ―ネルの言う通り20キロ位先の山にぶつかりフェニックスは止まった。近隣に村は無かったよね?
数秒の間を空けて、フェニックスがずるりとめり込んだ山から起き上がった。
正気に戻ったかな?
「お主も無茶をするのぉ。まあ、お主がやらなければ儂がやったかもしれんが。」
「あれは、正気に戻ってます?」
「ああ、気温が下がって来ておる。大丈夫じゃろう。」
ゆっくりと浮かび上がって来るフェニックス。その眼は正気を保っている様だ。
「卵は取り帰した。無事を確認してくれ。」
そう語り掛けると、フェニックスはゆっくりと巣に戻る。
「人語を理解するのか?」
「あやつも数万年は生きておる。人語位は理解するじゃろうて。」
「その割には爺さんの言葉を無視していた様だが。」
「まあ、頭に血が上れば、ああなるのは人もドラゴンもフェニックスも変わらんじゃろう?」
3人でフェニックスが卵の無事を確認するのを眺めている。
「人の子よ、そなたには感謝せねばならんな。」
「いや、構わない。卵を盗んだのは人間だ。その落とし前を付けただけだ。」
「ふむ、しかし、お主には普通の人間とは違う匂いがするのだが?」
「その辺は竜王の爺さんに詳しく聞いてくれ。」
この場で色々と話すとクラ―ネルに色々とバレてしまう。
「さて、僕らは帰るよ。後は爺さんに任せて良いかな?」
「ああ、暫くは警戒をして置くことにするよ。」
僕はクラ―ネルを連れて、侯爵邸に戻る。
「クラ―ネル、付き合わせて悪かったな。」
「いえ、こう言う一大事には呼んで貰った方が助かります。何が起こっているか判らないのが一番不安ですからね。」
ほう?クラ―ネルもだいぶ成長したもんだな。
さて、これで一件落着なのだろうか?なんかすっきりしない事件だったが?
翌日、王城に呼び出された。クラ―ネルも一緒だ。
珍しく謁見の間に通された。
「ゼルマキア侯爵、レンツェル子爵。2人共ご苦労だった。盗賊団を調べていて、どうも背後に組織があるのでは無いかと言う節が出て来た。」
「やはり、そうですか?事件の割に犯罪組織の規模が小さいと思って居たんです。」
「ふむ、で、だな。その組織なのだが、レッドカーム伯爵の言葉を信じるなら、『救済の箱舟』と言う組織らしい。」
「『救済の箱舟』ですか?有名な組織なんですか?」
「儂も詳しくは知らんのだが、この名前が150年前の文献にも出てきている。恐らくはもっと古くから、この国を裏から操っていた節がある。」
「今回の事件、下手をすれば国が滅亡していましたよ?『救済の箱舟』とやらの目的は何なのでしょう?」
「これは推測に過ぎないが、1部の人間だけを残して、世界を滅亡させ、限られた人間に寄る新たな統治。馬鹿げた話だが、それを本気でやろうとしているのかもしれん。」
それはまた、時代錯誤な団体さんだな。迷惑極まりないぞ。
「僕らは、それを見つけて叩き潰せば良いのでしょうか?」
「ふむ、頼めるか?」
「解りました。やりましょう。そう言う迷惑な奴らが居ると安心して眠れませんからね。」
「一応国軍も動いているが、お主たち程の働きは期待できん。頼んだぞ。」
王様がそれを言っちゃあ不味いんじゃないの?
まあ、良い。僕らは自由に動ける方が助かる。
王城を出た僕らは2手に別れる事にした。
「2人で行動しても、あまり意味が無さそうだ、ここは2手に別れよう。何か判ったらセリーに伝えて置いてくれ、僕の方もそうする。」
「解りました。とりあえず、情報を集めてそれを元に行動をする感じで良いんですよね?」
「ああ、目的はあくまでも組織の壊滅だ。独断で行動する場面とそうでない場面をキッチリと見極めろよ。」
そう言って別れる。さて、何処から探れば良いんだ?
救済と言う単語は解る。カルト教団が好んで使う単語だ。だが、箱舟と言う単語が引っかかる。この世界にも箱舟伝説があるのかな?
150年前の文献に記述があったと言う。それ以前にも存在したらしい。もしかしたら古代文明の時代から存在していた可能性もある。
あるいは、今の文明と共に生まれたのかもしれない。
何にせよ、現状では手掛かりが全く無い。あるとすればレッドカーム伯爵だな、まずはそこから探っていくか。
レッドカーム伯爵は元4大侯爵の一人、リッツバーグ侯爵の派閥だったらしい。リッツバーグ侯爵と言えばセリーを拉致して失脚した男だ。現状、レッドカーム伯爵は無派閥だ。
無派閥の伯爵に『救済の箱舟』が声を掛けるとは思えない。だとすると、リッツバーグ侯爵が健在だった時に知り合ったと考えるのが自然だ。
そう考えると無派閥の貴族のかなりの数が『救済の箱舟』の息が掛かっている可能性が出て来る。
そう言えばリッツバーグ侯爵は鉱山送りになったと聞いているが、本当に現在も鉱山に居るのだろうか?
リッツバーグ侯爵が『救済の箱舟』の幹部に近い位置に居たとすれば、セリーを拉致と言う愚行に出た理由も違って来る。
これは一刻も早くリッツバーグ侯爵の居場所を確認する必要があるな。国王陛下にお願いすれば解るだろうか?
急いで王城に行き、宰相に面会を求める。幸い宰相がすぐに手配してくれると言うので、任せて王城を後にした。
結果次第で話は変わって来るが、時間が勿体ないので、その足で少し聞き込みを掛ける。
『救済の箱舟』と言う名前は一般市民には縁の無い物の様だ。ならばと教会を当たってみたが、こちらも空振りだった。
こうなると、残るは貴族だけだ。1部の限られた人間と言うのは貴族を指しているのかもしれない。だとすると、その背後に居る者も貴族と言う事になる。だが、リッツバーグ侯爵より上位の貴族は公爵と国王しかいない。
リッツバーグ侯爵が黒幕と言うのはあまりにもお粗末だ。だとすれば、僕の推論が間違って居るのか?あるいは侯爵に影響を与える様な人物が存在するのだろうか?
結果から言えば、リッツバーグ侯爵の姿は鉱山に無かった。これで彼が『救済の箱舟』の構成員またはそれに限りなく近い位置に居る事が確定した。
確定はしたが居場所が解った訳では無い。
しかし、30名程度の盗賊団が大山脈からフェニックスの卵を盗んで来たと言うのがイマイチ腑に落ちない。人間欲に目が眩むと、大それた事をすると言う例なのかな?
やがて、大山脈が近づくと、フェニックスの咆哮と、それを抑える竜王の爺さんの姿が見えた。まあ、幾らフェニックスが強くても今の竜王の爺さんには適わないだろう。
竜王の爺さんは器用にフェニックスの行動を抑え込んで更に説得をしている様だ。
しかし、フェニックスは我を忘れている様で怒りのボルテージが上がっている。近づくにつれ気温が上がっているのが判る。
「爺さん!卵は取り帰した。どうすれば良い?」
「巣へ、巣へ戻してくれ。」
解ったと頷き、フェニックスの巣と思われる、木で編まれた籠上の場所の中央に卵を置いて、後ろに下がる。
が、何を勘違いしたのか、フェニックスはこちらに敵意を向けて来た。
やばくね?
爺さんが気を引くようにフェニックスの上を飛び何やら呼び掛けている。フェニックスも卵が巣にある事は確認しているはずだ。
しかし、フェニックスの怒りは収まらず、気温がどんどん上昇している。
「不味い状況じゃのぉ。このまま卵に近づいたら、卵が持たんぞ。」
「一旦卵を回収しますか?」
「それはそれで、更にあ奴を刺激するぞ。」
んー、そいつは困ったな。
「爺さん、こいつ本当に不死身なんだよな?」
「ああ、それは保証するぞ。」
ほんじゃまぁ。こう言う時はあれだよね?
僕は無造作にフェニックスに近づいて行く。しかし、熱いな。これって中心温度は数千度はあるんじゃないか?
フェニックスの攻撃は適当に避けて、右手に障壁を張る。そして、フェニックスの顔面を思いきり殴った。
「エイジさん。大丈夫ですか?フェニックスが20キロ位飛んで行きましたけど?」
それは僕を心配してるのか?それともフェニックスの方?
クラ―ネルの言う通り20キロ位先の山にぶつかりフェニックスは止まった。近隣に村は無かったよね?
数秒の間を空けて、フェニックスがずるりとめり込んだ山から起き上がった。
正気に戻ったかな?
「お主も無茶をするのぉ。まあ、お主がやらなければ儂がやったかもしれんが。」
「あれは、正気に戻ってます?」
「ああ、気温が下がって来ておる。大丈夫じゃろう。」
ゆっくりと浮かび上がって来るフェニックス。その眼は正気を保っている様だ。
「卵は取り帰した。無事を確認してくれ。」
そう語り掛けると、フェニックスはゆっくりと巣に戻る。
「人語を理解するのか?」
「あやつも数万年は生きておる。人語位は理解するじゃろうて。」
「その割には爺さんの言葉を無視していた様だが。」
「まあ、頭に血が上れば、ああなるのは人もドラゴンもフェニックスも変わらんじゃろう?」
3人でフェニックスが卵の無事を確認するのを眺めている。
「人の子よ、そなたには感謝せねばならんな。」
「いや、構わない。卵を盗んだのは人間だ。その落とし前を付けただけだ。」
「ふむ、しかし、お主には普通の人間とは違う匂いがするのだが?」
「その辺は竜王の爺さんに詳しく聞いてくれ。」
この場で色々と話すとクラ―ネルに色々とバレてしまう。
「さて、僕らは帰るよ。後は爺さんに任せて良いかな?」
「ああ、暫くは警戒をして置くことにするよ。」
僕はクラ―ネルを連れて、侯爵邸に戻る。
「クラ―ネル、付き合わせて悪かったな。」
「いえ、こう言う一大事には呼んで貰った方が助かります。何が起こっているか判らないのが一番不安ですからね。」
ほう?クラ―ネルもだいぶ成長したもんだな。
さて、これで一件落着なのだろうか?なんかすっきりしない事件だったが?
翌日、王城に呼び出された。クラ―ネルも一緒だ。
珍しく謁見の間に通された。
「ゼルマキア侯爵、レンツェル子爵。2人共ご苦労だった。盗賊団を調べていて、どうも背後に組織があるのでは無いかと言う節が出て来た。」
「やはり、そうですか?事件の割に犯罪組織の規模が小さいと思って居たんです。」
「ふむ、で、だな。その組織なのだが、レッドカーム伯爵の言葉を信じるなら、『救済の箱舟』と言う組織らしい。」
「『救済の箱舟』ですか?有名な組織なんですか?」
「儂も詳しくは知らんのだが、この名前が150年前の文献にも出てきている。恐らくはもっと古くから、この国を裏から操っていた節がある。」
「今回の事件、下手をすれば国が滅亡していましたよ?『救済の箱舟』とやらの目的は何なのでしょう?」
「これは推測に過ぎないが、1部の人間だけを残して、世界を滅亡させ、限られた人間に寄る新たな統治。馬鹿げた話だが、それを本気でやろうとしているのかもしれん。」
それはまた、時代錯誤な団体さんだな。迷惑極まりないぞ。
「僕らは、それを見つけて叩き潰せば良いのでしょうか?」
「ふむ、頼めるか?」
「解りました。やりましょう。そう言う迷惑な奴らが居ると安心して眠れませんからね。」
「一応国軍も動いているが、お主たち程の働きは期待できん。頼んだぞ。」
王様がそれを言っちゃあ不味いんじゃないの?
まあ、良い。僕らは自由に動ける方が助かる。
王城を出た僕らは2手に別れる事にした。
「2人で行動しても、あまり意味が無さそうだ、ここは2手に別れよう。何か判ったらセリーに伝えて置いてくれ、僕の方もそうする。」
「解りました。とりあえず、情報を集めてそれを元に行動をする感じで良いんですよね?」
「ああ、目的はあくまでも組織の壊滅だ。独断で行動する場面とそうでない場面をキッチリと見極めろよ。」
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救済と言う単語は解る。カルト教団が好んで使う単語だ。だが、箱舟と言う単語が引っかかる。この世界にも箱舟伝説があるのかな?
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あるいは、今の文明と共に生まれたのかもしれない。
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レッドカーム伯爵は元4大侯爵の一人、リッツバーグ侯爵の派閥だったらしい。リッツバーグ侯爵と言えばセリーを拉致して失脚した男だ。現状、レッドカーム伯爵は無派閥だ。
無派閥の伯爵に『救済の箱舟』が声を掛けるとは思えない。だとすると、リッツバーグ侯爵が健在だった時に知り合ったと考えるのが自然だ。
そう考えると無派閥の貴族のかなりの数が『救済の箱舟』の息が掛かっている可能性が出て来る。
そう言えばリッツバーグ侯爵は鉱山送りになったと聞いているが、本当に現在も鉱山に居るのだろうか?
リッツバーグ侯爵が『救済の箱舟』の幹部に近い位置に居たとすれば、セリーを拉致と言う愚行に出た理由も違って来る。
これは一刻も早くリッツバーグ侯爵の居場所を確認する必要があるな。国王陛下にお願いすれば解るだろうか?
急いで王城に行き、宰相に面会を求める。幸い宰相がすぐに手配してくれると言うので、任せて王城を後にした。
結果次第で話は変わって来るが、時間が勿体ないので、その足で少し聞き込みを掛ける。
『救済の箱舟』と言う名前は一般市民には縁の無い物の様だ。ならばと教会を当たってみたが、こちらも空振りだった。
こうなると、残るは貴族だけだ。1部の限られた人間と言うのは貴族を指しているのかもしれない。だとすると、その背後に居る者も貴族と言う事になる。だが、リッツバーグ侯爵より上位の貴族は公爵と国王しかいない。
リッツバーグ侯爵が黒幕と言うのはあまりにもお粗末だ。だとすれば、僕の推論が間違って居るのか?あるいは侯爵に影響を与える様な人物が存在するのだろうか?
結果から言えば、リッツバーグ侯爵の姿は鉱山に無かった。これで彼が『救済の箱舟』の構成員またはそれに限りなく近い位置に居る事が確定した。
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