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さて、翌日共和国のギルドを訪れたら、裏庭に連れて行かれた。昇級試験は裏庭でやるってのは定番なのかな?
「Gランクから飛び級でCランクを目指しているって言う変わり者はお前か?」
「そうらしいです。なんか解りませんがGランクで初日から白金貨を稼いだらこうなりました。」
「10年、ここで試験官をやっているが、飛び級で合格する物は少ないぞ。まして、GランクからCランクって言う例は無い。」
「聞いています。で、どう言った試験をするんですか?」
「まあ、基本は模擬戦だな。俺は一応Aランクを持っている。まあ、俺が認めれば合格って感じかな。」
「じゃあ早速始めませんか?」
「いや、ちょっと待て、もう一人参加者が来る予定なんだ。」
そう言って試験官に止められた。
「僕以外に飛び級が居るんですか?」
「まあ、お前さんと違って、EランクからCランクの飛び級だが、丁度良いので戦って貰おうかと思ってね。」
まあ、Cランク程度ならたかが知れているだろう。誰が相手でも問題は無い。
5分程待つと、がっしりとした体格の赤髪の男が現れた。見た目はごついが顔をよく見ると幼さが残っている。成人して間もないのかな?
「ようやく来たな。今日の試験はお前ら2人だけだ。なので2人で模擬戦をしてもらう。勝敗は関係ない。俺が合格だと思ったら合格だ。」
試験官が僕らに木刀を1歩ずつ渡す。あー、僕は一応魔法使いなんだけどなぁ。なんか言いそびれたな。
「さて、武舞台に上がってくれ。ルールは無いが、殺すなよ。それだけだ。」
「魔法は使って良いのでしょうか?」
僕が手を上げてそう言うと、試験官が吃驚した顔をする。
「魔法が使えるのか?」
「駄目ですか?」
「いや、使える物は何でも使って良いぞ。」
なんだろう?この噛み合わない会話は?
審判の掛け声で試合が始まる。まずは様子見だよね?このレベルで負けはあり得ない。問題はどうやって審判に認めさせるかの勝負だ。
と思ったら赤髪君が突進して来た。いやいや、相手の技量を確認する前に飛び込んじゃ駄目でしょ?
サクッと避けて首筋に手刀を撃ち込んだ。ヤベッ、つい反射で手が出ちまった。失神してないよね?
赤髪君がごろりと転がった。
「そこまで!って、まだ何も見て無いぞ?俺の話聞いてたか?」
「すいません、突進してきたものでつい反射的に。」
「それは手加減できませんでしたと言う言い訳にしか聞こえんが?」
ですよねー
「どうします?回復魔法で起こしましょうか?」
「回復魔法も使えるのか?しかし、そいつは駄目だな。不合格だ。仕方ない、俺がやるか。」
お?審判さんが相手をしてくれるの?
審判が赤髪君を武舞台から下ろし、木刀を持って上がって来た。
「良いか、勝敗は関係ない。俺に認めさせれば合格だ。」
今度は不用意に倒してしまわない様注意しよう。
木刀を構えて対峙する。正直、それ程の強者でも巧者でも無さそうだ。本気を出したら瞬殺してしまうな。
とりあえず30%程の力で殺気を放ってみた。すると突然審判がバッと後ろに飛び退った。
「何をした?」
「まだ、何もしてませんよ。」
今度は軽く左右に揺さぶってから、先程と同じ殺気を飛ばす。審判が移動する先を予測して、転移で待ち構える。
って言うか、まだ剣を一度も振って無いんだが?なんか審判が一人で翻弄され声を上げている。
「えーと、そろそろ攻撃しても良いですか?」
「な?まだ攻撃してないと言うのか?」
「ええ、試験官さんの技量を試させて貰いました。」
「解った。お前さんは合格だ。」
「あれ?まだ戦ってませんが?」
「Aランクの俺よりお前さんの方が技量が上だと解った。戦う必要は無い。」
と言う訳で、何もせずにCランクを貰ってしまった。
合格の紙を貰って、昨日の受付嬢の所に持って行くと大層驚かれた。あら?なんか目立ってる?
受付嬢にCランクのギルドカードを貰い、ギルドを後にした。
って言うか全然狩りが出来ないぞ。狩りが出来ないと儲からない。儲からないんじゃ共和国に来た意味が無いぞ。
そう言えば、試験官が魔法を使えると言ったら驚いていたな。共和国って魔法使いが珍しいのだろうか?
少し調査してみるかな。
街へ出て調査を開始するとすぐに魔法使いが少ない理由が解った。徴兵制度だ。この共和国にも魔法学院はあるらしい。だが、徴兵で軍隊に所属し、少しでも魔法に適性があると、無理やりにでも国軍に入れられてしまうのだそうだ。
中には兵役中には一切魔法を使わずに、逃れる者も少数だが居るらしいが、そう言った者は見つかると刑罰を受けるらしい。
この仕組みから行くと、ハンターで魔法使いと言うのは滅多に育たないんじゃ無いだろうか?
15歳で兵役に行って、17歳以降に魔法の才に恵まれた者だけが、軍隊所属外の魔法使いになれると言う仕組みだ。
優れた魔法使いの資質は幼いころから現れる事が多い。だとすれば実質優秀な魔法使いは全て軍属と言う事になる。
あるいは女性ならば、そのシステムを掻い潜れるのかもしれない。
共和国と言う名前から民主的な平和な国のイメージを抱いていたが、その内情はかなりの軍国主義らしい。
そう言えば、最近起こった戦争は共和国が仕掛けた物が多いと皇帝が言っていた気がする。
北の王国は国王が無能だし、共和国は実は軍国主義、こうなると帝国が如何に良い国だったかはっきりと解るな。もし、3国の中から同盟国を選ぶなら間違いなく帝国だろうな。
しかし、こうなると、まだ大森林を取り払うのは時期早々と言うべきか。
ん?ちょっと待てよ。この状況で僕が魔法使いとして活躍すると色々と不味く無いか?ハンターは剣士として戦った方が無難かもしれない。
クラ―ネルとも情報を共有して置いた方が良いかもしれない。あいつは怪我人を見るとすぐに治す癖があるからな。
って言うか、共和国では怪我人はどうしているのだろう?
これは聞き込みですぐに判った。共和国の教会ではシスターが回復魔法を使えるのだそうだ。逆に神父は回復魔法を使える者が少ないのだとか。
やはり、この国で軍属では無い魔法使いと言えば女性らしい。
こうなると、この国で僕が活動するのは制限が掛かるな。貴族制度も無いので権力が使えないし、力で圧倒したら、国敵とみなされそうだ。
どうする?大人しく王国に収まるか?それとも北の王国へ行くか?何にせよ、このまま共和国で活動するのは難しそうだ。
帝国に行けないのがここまで辛いとは思わなかった。セリーも地味にダメージを与えてくれる。
この際だから、他の大陸に目を向けてみるかな?稼げるなら最悪亜人の国でも構わないしな。ブラスマイヤーに聞けば解るだろうか?
久しぶりにブラスマイヤーに念話を送る。だが、他の神の目があるから暫くは大人しくしとけと言われた。
八方ふさがりじゃん。どうすれば良いの?
って言うか、僕もバトルジャンキーになってるのかな?
昔はもっと、こうスローライフに憧れて居た様な気がするのだが?
大人しく王国で領地開発でもしてひっそりと暮らすかな?
そんな事を考えながら侯爵邸に帰還する。子供達と戯れてから風呂にでも入ろうと思って居たら、セリーに呼び止められた。
「どうした?何かあったか?」
「あなた。東の空が燃えています。」
何?急いで窓を開けて東の空を確認する。確かに赤く燃えている。時刻は4時過ぎ、茜色に染まるのなら西の空のはずだ。何が起こっている?
急ぎ庭に出ると、かなりの広範囲で空が赤い。まるで夕焼けだが、方角が違う。
竜王の爺さんとルシルが駆け寄って来た。
「これは何が起こっているか解るか?」
「解らんのう。儂も初めて見る光景じゃ。」
「この方角には大山脈がある。そこで何かが起きてると考えて良いよな?」
「行って見るのが一番早いじゃろうて。」
まあ、そうなんだが、何が起こっているか判らないのに行って大丈夫かな?
それに、出来れば、クラ―ネルを含めたフルメンバーで行きたかったが仕方ない。僕ら3人は大山脈に向かい飛び立った。
「Gランクから飛び級でCランクを目指しているって言う変わり者はお前か?」
「そうらしいです。なんか解りませんがGランクで初日から白金貨を稼いだらこうなりました。」
「10年、ここで試験官をやっているが、飛び級で合格する物は少ないぞ。まして、GランクからCランクって言う例は無い。」
「聞いています。で、どう言った試験をするんですか?」
「まあ、基本は模擬戦だな。俺は一応Aランクを持っている。まあ、俺が認めれば合格って感じかな。」
「じゃあ早速始めませんか?」
「いや、ちょっと待て、もう一人参加者が来る予定なんだ。」
そう言って試験官に止められた。
「僕以外に飛び級が居るんですか?」
「まあ、お前さんと違って、EランクからCランクの飛び級だが、丁度良いので戦って貰おうかと思ってね。」
まあ、Cランク程度ならたかが知れているだろう。誰が相手でも問題は無い。
5分程待つと、がっしりとした体格の赤髪の男が現れた。見た目はごついが顔をよく見ると幼さが残っている。成人して間もないのかな?
「ようやく来たな。今日の試験はお前ら2人だけだ。なので2人で模擬戦をしてもらう。勝敗は関係ない。俺が合格だと思ったら合格だ。」
試験官が僕らに木刀を1歩ずつ渡す。あー、僕は一応魔法使いなんだけどなぁ。なんか言いそびれたな。
「さて、武舞台に上がってくれ。ルールは無いが、殺すなよ。それだけだ。」
「魔法は使って良いのでしょうか?」
僕が手を上げてそう言うと、試験官が吃驚した顔をする。
「魔法が使えるのか?」
「駄目ですか?」
「いや、使える物は何でも使って良いぞ。」
なんだろう?この噛み合わない会話は?
審判の掛け声で試合が始まる。まずは様子見だよね?このレベルで負けはあり得ない。問題はどうやって審判に認めさせるかの勝負だ。
と思ったら赤髪君が突進して来た。いやいや、相手の技量を確認する前に飛び込んじゃ駄目でしょ?
サクッと避けて首筋に手刀を撃ち込んだ。ヤベッ、つい反射で手が出ちまった。失神してないよね?
赤髪君がごろりと転がった。
「そこまで!って、まだ何も見て無いぞ?俺の話聞いてたか?」
「すいません、突進してきたものでつい反射的に。」
「それは手加減できませんでしたと言う言い訳にしか聞こえんが?」
ですよねー
「どうします?回復魔法で起こしましょうか?」
「回復魔法も使えるのか?しかし、そいつは駄目だな。不合格だ。仕方ない、俺がやるか。」
お?審判さんが相手をしてくれるの?
審判が赤髪君を武舞台から下ろし、木刀を持って上がって来た。
「良いか、勝敗は関係ない。俺に認めさせれば合格だ。」
今度は不用意に倒してしまわない様注意しよう。
木刀を構えて対峙する。正直、それ程の強者でも巧者でも無さそうだ。本気を出したら瞬殺してしまうな。
とりあえず30%程の力で殺気を放ってみた。すると突然審判がバッと後ろに飛び退った。
「何をした?」
「まだ、何もしてませんよ。」
今度は軽く左右に揺さぶってから、先程と同じ殺気を飛ばす。審判が移動する先を予測して、転移で待ち構える。
って言うか、まだ剣を一度も振って無いんだが?なんか審判が一人で翻弄され声を上げている。
「えーと、そろそろ攻撃しても良いですか?」
「な?まだ攻撃してないと言うのか?」
「ええ、試験官さんの技量を試させて貰いました。」
「解った。お前さんは合格だ。」
「あれ?まだ戦ってませんが?」
「Aランクの俺よりお前さんの方が技量が上だと解った。戦う必要は無い。」
と言う訳で、何もせずにCランクを貰ってしまった。
合格の紙を貰って、昨日の受付嬢の所に持って行くと大層驚かれた。あら?なんか目立ってる?
受付嬢にCランクのギルドカードを貰い、ギルドを後にした。
って言うか全然狩りが出来ないぞ。狩りが出来ないと儲からない。儲からないんじゃ共和国に来た意味が無いぞ。
そう言えば、試験官が魔法を使えると言ったら驚いていたな。共和国って魔法使いが珍しいのだろうか?
少し調査してみるかな。
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中には兵役中には一切魔法を使わずに、逃れる者も少数だが居るらしいが、そう言った者は見つかると刑罰を受けるらしい。
この仕組みから行くと、ハンターで魔法使いと言うのは滅多に育たないんじゃ無いだろうか?
15歳で兵役に行って、17歳以降に魔法の才に恵まれた者だけが、軍隊所属外の魔法使いになれると言う仕組みだ。
優れた魔法使いの資質は幼いころから現れる事が多い。だとすれば実質優秀な魔法使いは全て軍属と言う事になる。
あるいは女性ならば、そのシステムを掻い潜れるのかもしれない。
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そう言えば、最近起こった戦争は共和国が仕掛けた物が多いと皇帝が言っていた気がする。
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昔はもっと、こうスローライフに憧れて居た様な気がするのだが?
大人しく王国で領地開発でもしてひっそりと暮らすかな?
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「どうした?何かあったか?」
「あなた。東の空が燃えています。」
何?急いで窓を開けて東の空を確認する。確かに赤く燃えている。時刻は4時過ぎ、茜色に染まるのなら西の空のはずだ。何が起こっている?
急ぎ庭に出ると、かなりの広範囲で空が赤い。まるで夕焼けだが、方角が違う。
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「これは何が起こっているか解るか?」
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