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「クラ―ネルって喧嘩とかした事無いだろう?」
「え?突然なんですか?」
クラ―ネルが吃驚した顔をする。
「いや、貴族って、口は達者だが腕はからっきしってイメージ無いか?」
「ああ、確かに王都で育った貴族は喧嘩とかしませんね。」
「その点、平民や地方出身者は自然の中で駆けまわったり、喧嘩したりして子供の頃から体の使い方と言うのを自然に覚えるんだ。」
まあ、僕は転生前は都会のもやしっ子だったんだけどね。
「と言う事で、今日は追いかけっこをするぞ。」
「追いかけっこですか?」
「ああ、1時間以内にクラ―ネルが僕を捕まえれば、そこで終了だ。ちなみに魔法も使って良いぞ。」
「それは、身体強化や攻撃魔法もアリって事ですか?」
「そう言う事だ。じゃあ、始めるぞ。スタートだ。」
僕はそう言うと、10メートル程、瞬動で距離を取る。
クラ―ネルは慌てて追いかけて来るかと思ったが、意外にも冷静に、何かを考えている。
ん?何をするつもりだ?
突然クラ―ネルが巨大なファイヤーボールを撃った。直径30メートルはありそうな巨大な炎の球が、僕では無く森に向かう。
何してんだ?火事になるぞ。慌てて、ファイヤーボールを無効化する。その隙に身体強化したクラ―ネルが、僕の後ろに回り込もうとしている。
なるほど、そう言う作戦か。だが、瞬動や転移が使えないクラ―ネルでは、それだけでは追いつけないぞ。
アイデアは面白かったが、もう一段欲しい所だ。
そう思ったら今度は爆裂魔法を地面に斜めに向けて撃った。物理障壁も同時に発動している。
爆発の反動で僕に追いつくつもりだったのか?
うむ、センスは認めるが、実戦経験が足りなすぎるな。それに、魔法に頼り過ぎだ。
「駄目でした。理論上は上手く行くはずだったのですが。」
「初めて5分で捕まる訳無いだろう。諦めるのが早すぎだ。僕の予定では最低でも1か月はかかると思っている。」
「そうなんですか?僕はまた何かのテストかと思いました。」
「訓練だと言ったろう?体術の訓練の前段階だ。さあ、続けるぞ。クラ―ネルはどんな手を使っても良いから僕を捕まえる事だけ考えろ。」
1時間追いかけっこをした。当然捕まる訳は無い。これは体術を教える前の体力作りだ。
その後4時間程狩りをする。流石にバテているのだろうが、クラ―ネルはキッチリと魔法を制御している。初日にしては悪く無いかな。
ギルドに戻り清算をする。流石に狩りの成果は落ちている。一人頭白金貨2枚だ。それでも子爵家なら十分過ぎる収入だろう。
そんな感じで5日程が過ぎる。徐々に狩りの成果が上がっているので段々慣れているのかな?
「明日は公爵家のパーティーだ。正装で朝10時にうちに来てくれ。」
「解りました。」
クラ―ネルを見送って僕は侯爵家に転移する。
明日の公爵家のパーティーには、料理人も連れて行く、メニューもデザートを中心に考えてある。アースドラゴンの肉も出す予定だ。その他は公爵家の料理人にお任せだ。
うちのメンバーは、僕、セリー、アリアナ、ルシル、それにクラ―ネルの5人だ。子供達は連れて行かない。まだ社交界デビューには早いとのセリーの判断だ。
留守の間は執事のルーメンとメイド長が仕切る。料理人を半分連れて行くので、朝の内に夜の分の仕込みもしてしまうらしい。
パーティーは午後から始まるのだが、僕らはホスト扱いなので、先乗りする。
まあ、実質、忙しいのは料理人と使用人だけなので、僕と公爵が打ち合わせしている間は、女性陣はおしゃべりに夢中だ。
セリーにとっては実家なので、緊張しているのはルシルとクラ―ネル位だな。
公爵と打ち合わせして、料理の順番を決めた。アースドラゴンは串焼きで出す事にした。あまり満腹になっても、その後のデザートが食べられなくなるからだ。
デザートにはクレープとアイスクリームを用意した。それから、今日は竜泉酒を振舞う。これは竜王の爺さんが居候しているから出来る事だ。居なかったらコピー竜泉酒で誤魔化していただろう。
打ち合わせが終わると、僕はクラ―ネルを紹介した。
「僕の弟子のクラ―ネルです。近い内に貴族になる予定なので目をかけてやって下さい。」
「ほう?君が弟子を取るとは、さぞかし優秀なのだろうな。」
その言葉にクラ―ネルは冷や汗をかいている。
「まあ、今はそこそこって所ですね。いずれ優秀な魔法使いとして名が知れると思いますよ。」
僕がそう言うと、クラ―ネルは辞めて下さいと言った顔で僕を見た。公爵は興味深そうにクラ―ネルを見ている。
やがて、12時を回ると、徐々に客人たちの馬車が公爵家の広い庭に入って来る。公爵家のメンバーと僕たち5人が出迎えの為に玄関に整列する。
今日集まるのは公爵派の貴族達である。予定では40家程だが、1つの家で最低でも3~4人は来るので全部で200人程になる。
次々と来る貴族に挨拶をする。クラ―ネルはあまりの人数に目を回している。
メイドが次々と客を席に案内し、テーブルには料理が運ばれている。
ほぼ、全員が揃った所で、公爵が挨拶をする。僕もその隣に並んで笑顔を振りまく。挨拶が終わると、公爵と一緒に爵位の高い貴族から順番に話をしにテーブルを回る。
他の者は自由に歓談している。食事は概ね好評な様だ。一通り口にしたタイミングでドラゴンの串焼きを出す。
あちこちで美味いと言う声が上がった。畳み掛けるように竜泉酒を出す。こちらも好評な様だ。
テーブルの上の食事が無くなる頃にメインの料理が運ばれて来る。セリー達とクラ―ネルは食事を楽しんでいるが、僕と公爵、そして公爵夫人はホストなので終わるまで食事は出来ない。
3時間程掛けて食事を楽しみ、歓談した貴族達にお茶が配られる。この後はデザートタイムだ。クレープとアイスクリームが運ばれて来る。
今回のパーティーはあくまでも公爵派の結束を深める為の親睦パーティーだ、あまり政治的な話は出なかった。
ただ、様々な噂が飛び交う。これが重要なのだ。こうした噂話には様々な情報が隠されている。本人が意識しているいないに関わらず、こう言う所で得た情報を上手く活用するのが、上級貴族と言う物らしい。
中にはクラ―ネルの物と思われる噂もあった。意外に広まってるな。
デザートを食べ終わり、お茶でのどを潤した客たちが少しずつ帰って行く。
5時を回る頃にはパーティーが終了した。ようやく飯にありつけるな。
公爵と食事をしながら得た情報から儲け話をする。その間セリー達は今日来た貴族達の事をあれこれ話している。どうやらクラ―ネルに情報を教えている様だ。
6時を回った所で、僕たちも帰る事にした。馬車で来ているので、クラ―ネルを送ってから家に帰る。
「どうだ、クラ―ネル。貴族の世界ってのは?」
「なんか、凄いですね。自分の家もそこそこ裕福だとは思っていましたが、やはり上級貴族は格が違いますね。」
「クラ―ネルもああいう風になりたいとは思わなかったか?」
「え?僕がですか?滅相も無い。分不相応ですよ。」
「そうかな?クラ―ネルの才能があれば、伯爵位にはなれると思っているんだがな。」
「そう言えばエイジさんはどうやって平民から侯爵まで上り詰めたんですか?」
「まあ、たまたま運が良かっただけだな。」
「いやいや、運だけで貴族にはなれませんよ。」
「その辺はクラ―ネルが貴族になったら色々と教えてやるよ。」
その質問は今は答えられないぞ、セリーはともかく、アリアナやルシルにも話して無い事が沢山あるからな。
「今日、貴族の集まりにクラ―ネルを参加させたのは、ある意味、予行練習だな。本番は1週間後だ。正確な日時は後で教えるが、見合いが決まった。」
「え?えー?」
「え?突然なんですか?」
クラ―ネルが吃驚した顔をする。
「いや、貴族って、口は達者だが腕はからっきしってイメージ無いか?」
「ああ、確かに王都で育った貴族は喧嘩とかしませんね。」
「その点、平民や地方出身者は自然の中で駆けまわったり、喧嘩したりして子供の頃から体の使い方と言うのを自然に覚えるんだ。」
まあ、僕は転生前は都会のもやしっ子だったんだけどね。
「と言う事で、今日は追いかけっこをするぞ。」
「追いかけっこですか?」
「ああ、1時間以内にクラ―ネルが僕を捕まえれば、そこで終了だ。ちなみに魔法も使って良いぞ。」
「それは、身体強化や攻撃魔法もアリって事ですか?」
「そう言う事だ。じゃあ、始めるぞ。スタートだ。」
僕はそう言うと、10メートル程、瞬動で距離を取る。
クラ―ネルは慌てて追いかけて来るかと思ったが、意外にも冷静に、何かを考えている。
ん?何をするつもりだ?
突然クラ―ネルが巨大なファイヤーボールを撃った。直径30メートルはありそうな巨大な炎の球が、僕では無く森に向かう。
何してんだ?火事になるぞ。慌てて、ファイヤーボールを無効化する。その隙に身体強化したクラ―ネルが、僕の後ろに回り込もうとしている。
なるほど、そう言う作戦か。だが、瞬動や転移が使えないクラ―ネルでは、それだけでは追いつけないぞ。
アイデアは面白かったが、もう一段欲しい所だ。
そう思ったら今度は爆裂魔法を地面に斜めに向けて撃った。物理障壁も同時に発動している。
爆発の反動で僕に追いつくつもりだったのか?
うむ、センスは認めるが、実戦経験が足りなすぎるな。それに、魔法に頼り過ぎだ。
「駄目でした。理論上は上手く行くはずだったのですが。」
「初めて5分で捕まる訳無いだろう。諦めるのが早すぎだ。僕の予定では最低でも1か月はかかると思っている。」
「そうなんですか?僕はまた何かのテストかと思いました。」
「訓練だと言ったろう?体術の訓練の前段階だ。さあ、続けるぞ。クラ―ネルはどんな手を使っても良いから僕を捕まえる事だけ考えろ。」
1時間追いかけっこをした。当然捕まる訳は無い。これは体術を教える前の体力作りだ。
その後4時間程狩りをする。流石にバテているのだろうが、クラ―ネルはキッチリと魔法を制御している。初日にしては悪く無いかな。
ギルドに戻り清算をする。流石に狩りの成果は落ちている。一人頭白金貨2枚だ。それでも子爵家なら十分過ぎる収入だろう。
そんな感じで5日程が過ぎる。徐々に狩りの成果が上がっているので段々慣れているのかな?
「明日は公爵家のパーティーだ。正装で朝10時にうちに来てくれ。」
「解りました。」
クラ―ネルを見送って僕は侯爵家に転移する。
明日の公爵家のパーティーには、料理人も連れて行く、メニューもデザートを中心に考えてある。アースドラゴンの肉も出す予定だ。その他は公爵家の料理人にお任せだ。
うちのメンバーは、僕、セリー、アリアナ、ルシル、それにクラ―ネルの5人だ。子供達は連れて行かない。まだ社交界デビューには早いとのセリーの判断だ。
留守の間は執事のルーメンとメイド長が仕切る。料理人を半分連れて行くので、朝の内に夜の分の仕込みもしてしまうらしい。
パーティーは午後から始まるのだが、僕らはホスト扱いなので、先乗りする。
まあ、実質、忙しいのは料理人と使用人だけなので、僕と公爵が打ち合わせしている間は、女性陣はおしゃべりに夢中だ。
セリーにとっては実家なので、緊張しているのはルシルとクラ―ネル位だな。
公爵と打ち合わせして、料理の順番を決めた。アースドラゴンは串焼きで出す事にした。あまり満腹になっても、その後のデザートが食べられなくなるからだ。
デザートにはクレープとアイスクリームを用意した。それから、今日は竜泉酒を振舞う。これは竜王の爺さんが居候しているから出来る事だ。居なかったらコピー竜泉酒で誤魔化していただろう。
打ち合わせが終わると、僕はクラ―ネルを紹介した。
「僕の弟子のクラ―ネルです。近い内に貴族になる予定なので目をかけてやって下さい。」
「ほう?君が弟子を取るとは、さぞかし優秀なのだろうな。」
その言葉にクラ―ネルは冷や汗をかいている。
「まあ、今はそこそこって所ですね。いずれ優秀な魔法使いとして名が知れると思いますよ。」
僕がそう言うと、クラ―ネルは辞めて下さいと言った顔で僕を見た。公爵は興味深そうにクラ―ネルを見ている。
やがて、12時を回ると、徐々に客人たちの馬車が公爵家の広い庭に入って来る。公爵家のメンバーと僕たち5人が出迎えの為に玄関に整列する。
今日集まるのは公爵派の貴族達である。予定では40家程だが、1つの家で最低でも3~4人は来るので全部で200人程になる。
次々と来る貴族に挨拶をする。クラ―ネルはあまりの人数に目を回している。
メイドが次々と客を席に案内し、テーブルには料理が運ばれている。
ほぼ、全員が揃った所で、公爵が挨拶をする。僕もその隣に並んで笑顔を振りまく。挨拶が終わると、公爵と一緒に爵位の高い貴族から順番に話をしにテーブルを回る。
他の者は自由に歓談している。食事は概ね好評な様だ。一通り口にしたタイミングでドラゴンの串焼きを出す。
あちこちで美味いと言う声が上がった。畳み掛けるように竜泉酒を出す。こちらも好評な様だ。
テーブルの上の食事が無くなる頃にメインの料理が運ばれて来る。セリー達とクラ―ネルは食事を楽しんでいるが、僕と公爵、そして公爵夫人はホストなので終わるまで食事は出来ない。
3時間程掛けて食事を楽しみ、歓談した貴族達にお茶が配られる。この後はデザートタイムだ。クレープとアイスクリームが運ばれて来る。
今回のパーティーはあくまでも公爵派の結束を深める為の親睦パーティーだ、あまり政治的な話は出なかった。
ただ、様々な噂が飛び交う。これが重要なのだ。こうした噂話には様々な情報が隠されている。本人が意識しているいないに関わらず、こう言う所で得た情報を上手く活用するのが、上級貴族と言う物らしい。
中にはクラ―ネルの物と思われる噂もあった。意外に広まってるな。
デザートを食べ終わり、お茶でのどを潤した客たちが少しずつ帰って行く。
5時を回る頃にはパーティーが終了した。ようやく飯にありつけるな。
公爵と食事をしながら得た情報から儲け話をする。その間セリー達は今日来た貴族達の事をあれこれ話している。どうやらクラ―ネルに情報を教えている様だ。
6時を回った所で、僕たちも帰る事にした。馬車で来ているので、クラ―ネルを送ってから家に帰る。
「どうだ、クラ―ネル。貴族の世界ってのは?」
「なんか、凄いですね。自分の家もそこそこ裕福だとは思っていましたが、やはり上級貴族は格が違いますね。」
「クラ―ネルもああいう風になりたいとは思わなかったか?」
「え?僕がですか?滅相も無い。分不相応ですよ。」
「そうかな?クラ―ネルの才能があれば、伯爵位にはなれると思っているんだがな。」
「そう言えばエイジさんはどうやって平民から侯爵まで上り詰めたんですか?」
「まあ、たまたま運が良かっただけだな。」
「いやいや、運だけで貴族にはなれませんよ。」
「その辺はクラ―ネルが貴族になったら色々と教えてやるよ。」
その質問は今は答えられないぞ、セリーはともかく、アリアナやルシルにも話して無い事が沢山あるからな。
「今日、貴族の集まりにクラ―ネルを参加させたのは、ある意味、予行練習だな。本番は1週間後だ。正確な日時は後で教えるが、見合いが決まった。」
「え?えー?」
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