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翌日、朝の稽古を終えて、今日は何処へ調査に行こうかと考えていたら、セリーに声を掛けられた。
「昨日のウォード子爵の件ですが、子爵は何処の派閥にも属してない。いわゆる無派閥の人間ですね。派閥に属していないので調査は簡単でした。関わった魔法使いはクラ―ネルと名乗ったそうです。年齢は15歳前後、こちらはそれ以上の情報は得られませんでしたが、名前から考えるに貴族の可能性もあります。」
昨日の今日で、そこまで解るのか?セリーの情報網も凄いな。もしかしたらアスアスラの事とかバレてるんじゃないだろうか?
「ありがとう助かったよ。ちなみに名前で貴族と平民の違いが判るのか?」
「平民は比較的短い名前を使います。これに対して、貴族は長い名前を付ける傾向にありますね。あくまでも傾向ですので、確実ではありません。だた、平民でクラ―ネルと言う名前は、珍しいと思います。更に言えば若くしてそれなりの魔法使いになるにはお金が掛かります。」
なるほどなぁ。確かに魔法陣の実験なんて、平民では資料を手に入れるのも大変だろう。
「しかし、貴族の子女ならば、年齢と名前が解って居れば、セリーの情報網に引っ掛かるんじゃないか?」
「はい。あなたの言う通りです。しかし、それらしき人物の情報は得られませんでした。と言う事は、それなりに裕福な家の子息、もしくは貴族の妾腹と言う線が出てきます。」
「解った。その線で引き続き情報を集めてくれ。僕も動いてみる。」
僕は侯爵家を出て、商業ギルドと商店街の間にある、商業エリアに向かう。このエリアには魔道具屋が多い。魔法使いの情報が得られるかもしれないと思いやって来た。
しかし、結果は空振りだ。クラ―ネルと言う魔法使いの事を知っている者は居なかった。
クラ―ネルは魔道具を自分で作れるのであろうか?だとすれば魔道具屋に用事は無いと言う事になる。
折角ここまで来たんだ。例の魔道具屋の婆さんの所にも寄って行こう。
相変わらず雑然とした店内で婆さんの姿を探す。あれ?居ないな、と思ったら奥から出て来た。
そりゃ、見つからないわな。
「久しぶりじゃな。本は順調に集まっておるか。」
「まあまあって所かな。」
「で、今日は何の用じゃね?」
「実は、人を探している。魔法使いだ。」
「それは、神父にも治せない病気を治す魔法使いかえ?お主でも治せるじゃろうて?」
「ん?婆さん知ってるのか?」
「いや、ここの所、その魔法使いを探している客が多くてのぉ。私はそう言う客には万能薬を販売して儲けておる。もし、ドラゴンの血液が余ってたら買うぞ?」
「そんなに難病の客が居るのか?」
「この国は医学が遅れておるからのぉ。」
「ちなみにアースドラゴンの血液でも万能薬って作れるのか?」
「アースドラゴンがあるのかえ?」
「ああ、有り余って居るぞ。」
「それはありがたい。アースドラゴンは肉は不味いが、薬の素材としては上級だぞえ。血と肝臓が欲しい。」
「じゃあ、血液300本と肝臓1匹分で、どうかな?」
「ふむ、白金貨500枚出そう。」
その言葉を聞き、僕は次々と血液をストレージから小瓶に詰めて出して行く。婆さんは確認しながらマジックバッグに仕舞って行く。そして、最後に肝臓だ。これは壺に詰めて渡した。
まさか、グリーンドラゴンより弱いアースドラゴンが、こんなに金になるとは、捨てなくて良かった。
「相変わらず、お前さんの持って来る素材は新鮮で最高級じゃのぉ。」
そう言って婆さんが箱から白金貨を500枚麻袋に詰め替えて渡してくれた。
心なしか、婆さんの顔が笑顔に見える。これだけ払っても、余程儲かるんだろうな。
「ところで、その魔法使い。クラ―ネルと言う名前らしいが、婆さんの所ではどこまで情報を掴んでいるんだ?」
「クラ―ネル・フォン・リドリル、リドリル男爵家の次男じゃ。お主程じゃ無いが、魔法の才能は光る物がある。今、貴族の食い物にされては勿体ない才能じゃのぉ。今年成人したばかりで、今は魔法学院に通っている。」
ほう?魔法学院か、それは盲点だったな。僕もセリーも学院には通った事が無い。アリアナは貴族学院に通っていたはずだが、婚約を機に辞めたはずだ。なので、王都に魔法学院がある事は知っていたが、そこの生徒と言う考えがすっぽりと抜けていた。
そうだよな。魔法使いと言えば真っ先に魔法学院を当たるべきだった。
貴族学院も魔法学院も12歳で入学し、16歳で卒業する。5年間のカリキュラムだが、成人が15歳なので、卒業するのはだいたい半数になる。
「お主の力で、何とか出来んものかな?」
「僕に、どうしろと?」
「クラ―ネル・フォン・リドリルが一人前の魔法使いになるまで、自由にさせてやれんものかのぉ。」
「それは、ある意味、僕が囲うって事になってしまいますよ?」
「ふむ、じゃが、誰かに利用されるよりは余程ましでは無いか?」
「本人の意思も聞きたい所ですね。本人が望むなら協力はしますよ。」
「馬鹿な貴族のせいで、魔法使いが育ちにくい環境になって居る。嘆かわしいものじゃのぉ。」
あの、僕も一応貴族なんですけどね。
「明日の3時にまたここに来な。会わせてやろう。」
「解りました。その時に本人の意思を確認して、一番良い道を探しましょう。」
どうやら、クラ―ネルは余程お婆さんに気に入られている様だ。
さて、これで、ようやく会える事になったが、ブラスマイヤーが言っていた厄介と言う言葉が気になるな。今の感じでは普通の優秀な魔法使いとしか思えないんだが、何か事情でもあるのかな?
僕は魔道具屋を出て家に帰る事にした。
そう言えば、ここの所忙しくてアスアスラの所に行けて無いな。ちょっとだけ寄ってから帰ろうかな。
アスアスラは冒険者に復帰出来る状態まで回復していたが、まだローラが幼いので離れる訳には行かないと、復帰を先延ばしにしている。
Aランク冒険者のアスアスラには3か月位は遊んで暮らせる貯金があるが、僕は定期的にお金を入れていた。アスアスラが稼いだお金は出来れば子供たちの将来の為に使ってくれと言ってある。
今日も臨時収入があったので、白金貨3枚分程、アスアスラに渡して置いた。
ローラはまだ生まれて間もないので寝ている事が多い。なので、話が出来るルーラの方が現時点では可愛く感じる。2人とも自分の子と言う風に考えてはいるのだが、ローラがじゃれて来るまではルーラに構う事が多いのは仕方ないと思う。
アスアスラが夕飯を一緒にと言ってくれたが、今日は様子を見に来ただけだから今度ゆっくり来るよと約束した。
侯爵邸に戻ると、セリーが待っていた。
「例の魔法使いですが、魔法学院の生徒に該当するであろう人物が1名居ました。まだ、詳細は解って居ませんが、継続して調査を行っています。」
「クラ―ネル・フォン・リドリル、リドリル男爵家の次男だそうだ。その男爵家の情報が欲しい。頼めるか?」
「貴族の事なら任せて下さい。しかし、1日で良く、そこまで調べましたね。」
「ああ、昔一緒に行った魔道具屋を覚えているか?あそこで情報が手に入った。」
「あの魔道具店ですか。多分、あそこはかなりの大物が常連客になって居るのでしょうね。」
確かに、あのお婆さんの客は相当な金持ちじゃないと務まらないだろうな。
「アーティファクトだっけ?それってどう言う物なんだ?」
「アーティファクトと言うのは古代の遺産の事です。古代文明の時代に作られて今の技術では再現できない物をそう呼びます。」
なるほど、それって歴史的な価値もあるんじゃないの?博物館とかで研究しなくて良いのかな?
「ちなみに公爵家にはそう言ったアーティファクトは無いのか?」
「ああ、うちの父はそう言うのは全部伯父様に渡してしまいますからね。多分、王城の宝物庫には沢山あると思いますよ。」
宝物庫か。一度見せて貰えないかな?ストレージを使えばコピー出来る物も多そうだ。
そう言えばここの所王様に会って無いな。アレクをだしに使えば何とかなりそうだな。
「昨日のウォード子爵の件ですが、子爵は何処の派閥にも属してない。いわゆる無派閥の人間ですね。派閥に属していないので調査は簡単でした。関わった魔法使いはクラ―ネルと名乗ったそうです。年齢は15歳前後、こちらはそれ以上の情報は得られませんでしたが、名前から考えるに貴族の可能性もあります。」
昨日の今日で、そこまで解るのか?セリーの情報網も凄いな。もしかしたらアスアスラの事とかバレてるんじゃないだろうか?
「ありがとう助かったよ。ちなみに名前で貴族と平民の違いが判るのか?」
「平民は比較的短い名前を使います。これに対して、貴族は長い名前を付ける傾向にありますね。あくまでも傾向ですので、確実ではありません。だた、平民でクラ―ネルと言う名前は、珍しいと思います。更に言えば若くしてそれなりの魔法使いになるにはお金が掛かります。」
なるほどなぁ。確かに魔法陣の実験なんて、平民では資料を手に入れるのも大変だろう。
「しかし、貴族の子女ならば、年齢と名前が解って居れば、セリーの情報網に引っ掛かるんじゃないか?」
「はい。あなたの言う通りです。しかし、それらしき人物の情報は得られませんでした。と言う事は、それなりに裕福な家の子息、もしくは貴族の妾腹と言う線が出てきます。」
「解った。その線で引き続き情報を集めてくれ。僕も動いてみる。」
僕は侯爵家を出て、商業ギルドと商店街の間にある、商業エリアに向かう。このエリアには魔道具屋が多い。魔法使いの情報が得られるかもしれないと思いやって来た。
しかし、結果は空振りだ。クラ―ネルと言う魔法使いの事を知っている者は居なかった。
クラ―ネルは魔道具を自分で作れるのであろうか?だとすれば魔道具屋に用事は無いと言う事になる。
折角ここまで来たんだ。例の魔道具屋の婆さんの所にも寄って行こう。
相変わらず雑然とした店内で婆さんの姿を探す。あれ?居ないな、と思ったら奥から出て来た。
そりゃ、見つからないわな。
「久しぶりじゃな。本は順調に集まっておるか。」
「まあまあって所かな。」
「で、今日は何の用じゃね?」
「実は、人を探している。魔法使いだ。」
「それは、神父にも治せない病気を治す魔法使いかえ?お主でも治せるじゃろうて?」
「ん?婆さん知ってるのか?」
「いや、ここの所、その魔法使いを探している客が多くてのぉ。私はそう言う客には万能薬を販売して儲けておる。もし、ドラゴンの血液が余ってたら買うぞ?」
「そんなに難病の客が居るのか?」
「この国は医学が遅れておるからのぉ。」
「ちなみにアースドラゴンの血液でも万能薬って作れるのか?」
「アースドラゴンがあるのかえ?」
「ああ、有り余って居るぞ。」
「それはありがたい。アースドラゴンは肉は不味いが、薬の素材としては上級だぞえ。血と肝臓が欲しい。」
「じゃあ、血液300本と肝臓1匹分で、どうかな?」
「ふむ、白金貨500枚出そう。」
その言葉を聞き、僕は次々と血液をストレージから小瓶に詰めて出して行く。婆さんは確認しながらマジックバッグに仕舞って行く。そして、最後に肝臓だ。これは壺に詰めて渡した。
まさか、グリーンドラゴンより弱いアースドラゴンが、こんなに金になるとは、捨てなくて良かった。
「相変わらず、お前さんの持って来る素材は新鮮で最高級じゃのぉ。」
そう言って婆さんが箱から白金貨を500枚麻袋に詰め替えて渡してくれた。
心なしか、婆さんの顔が笑顔に見える。これだけ払っても、余程儲かるんだろうな。
「ところで、その魔法使い。クラ―ネルと言う名前らしいが、婆さんの所ではどこまで情報を掴んでいるんだ?」
「クラ―ネル・フォン・リドリル、リドリル男爵家の次男じゃ。お主程じゃ無いが、魔法の才能は光る物がある。今、貴族の食い物にされては勿体ない才能じゃのぉ。今年成人したばかりで、今は魔法学院に通っている。」
ほう?魔法学院か、それは盲点だったな。僕もセリーも学院には通った事が無い。アリアナは貴族学院に通っていたはずだが、婚約を機に辞めたはずだ。なので、王都に魔法学院がある事は知っていたが、そこの生徒と言う考えがすっぽりと抜けていた。
そうだよな。魔法使いと言えば真っ先に魔法学院を当たるべきだった。
貴族学院も魔法学院も12歳で入学し、16歳で卒業する。5年間のカリキュラムだが、成人が15歳なので、卒業するのはだいたい半数になる。
「お主の力で、何とか出来んものかな?」
「僕に、どうしろと?」
「クラ―ネル・フォン・リドリルが一人前の魔法使いになるまで、自由にさせてやれんものかのぉ。」
「それは、ある意味、僕が囲うって事になってしまいますよ?」
「ふむ、じゃが、誰かに利用されるよりは余程ましでは無いか?」
「本人の意思も聞きたい所ですね。本人が望むなら協力はしますよ。」
「馬鹿な貴族のせいで、魔法使いが育ちにくい環境になって居る。嘆かわしいものじゃのぉ。」
あの、僕も一応貴族なんですけどね。
「明日の3時にまたここに来な。会わせてやろう。」
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どうやら、クラ―ネルは余程お婆さんに気に入られている様だ。
さて、これで、ようやく会える事になったが、ブラスマイヤーが言っていた厄介と言う言葉が気になるな。今の感じでは普通の優秀な魔法使いとしか思えないんだが、何か事情でもあるのかな?
僕は魔道具屋を出て家に帰る事にした。
そう言えば、ここの所忙しくてアスアスラの所に行けて無いな。ちょっとだけ寄ってから帰ろうかな。
アスアスラは冒険者に復帰出来る状態まで回復していたが、まだローラが幼いので離れる訳には行かないと、復帰を先延ばしにしている。
Aランク冒険者のアスアスラには3か月位は遊んで暮らせる貯金があるが、僕は定期的にお金を入れていた。アスアスラが稼いだお金は出来れば子供たちの将来の為に使ってくれと言ってある。
今日も臨時収入があったので、白金貨3枚分程、アスアスラに渡して置いた。
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アスアスラが夕飯を一緒にと言ってくれたが、今日は様子を見に来ただけだから今度ゆっくり来るよと約束した。
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「例の魔法使いですが、魔法学院の生徒に該当するであろう人物が1名居ました。まだ、詳細は解って居ませんが、継続して調査を行っています。」
「クラ―ネル・フォン・リドリル、リドリル男爵家の次男だそうだ。その男爵家の情報が欲しい。頼めるか?」
「貴族の事なら任せて下さい。しかし、1日で良く、そこまで調べましたね。」
「ああ、昔一緒に行った魔道具屋を覚えているか?あそこで情報が手に入った。」
「あの魔道具店ですか。多分、あそこはかなりの大物が常連客になって居るのでしょうね。」
確かに、あのお婆さんの客は相当な金持ちじゃないと務まらないだろうな。
「アーティファクトだっけ?それってどう言う物なんだ?」
「アーティファクトと言うのは古代の遺産の事です。古代文明の時代に作られて今の技術では再現できない物をそう呼びます。」
なるほど、それって歴史的な価値もあるんじゃないの?博物館とかで研究しなくて良いのかな?
「ちなみに公爵家にはそう言ったアーティファクトは無いのか?」
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○○○
旧版を基に再編集しています。
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