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ギルマスに必要な事を伝えたので、僕はギルドを後にした。恐らくギルドではこれ以上の情報は手に入らない。
さて、これからどうするかだが。神になったのなら全知全能になるんじゃないのか?あれは神界に行かないと貰えない知識なのかな?
でも、一度神界に行ったら2度と地上には戻れない可能性が高い。とりあえず神の力を取り戻した僕の能力で何とか出来ないか考えよう。
と言ってもあまり実感は無いんだよね。確かに戦闘力は上がっているのだろうが、知力が上がった感じは無い。
そう言えば封印の腕輪で封印されて居たのって神格だけだよね?ステータスはローレシアに大幅に下げられた記憶がある。だけど、腕輪を外したら、ステータスまで戻って来た。しかも以前のステータスよりも高くなっている気がする。
これって神格を封印したらステータスが下がるから、ローレシアはあえて力を大幅に下げたと嘘をついた事になる。おそらく、神格とステータスがリンクしている事を僕が知ると、腕輪を外そうと試みる可能性を考慮した結果だろう。
それに気が付かずに1年も稽古に励んだ僕は、以前より強い力を手にした。ブラスマイヤーがあの時、修業を続けろと言って居た真意が解った気がする。
しかし、今回の事件、武より知が欲しい。ステータスの知力は魔法の威力アップなんだよね。神になったからと言っていきなり頭が良くなるわけでは無いらしい。
考えていても答えは出ない。やはり地道な調査が必要な様だ。
まず、冒険者ギルドに何かが仕掛けられているのは間違いない。何者が何の目的で仕掛けたのか、そもそも、何をしたのか、そこから調べる事にしよう。
僕は、例の違和感がした場所へ転移する。この違和感は一体何なんだろう?僕が入ってもステータスに変化は無い。恐らく僕には無害なのだろう。だからと言って人体実験をする訳には行かない。
とりあえず現在の所冒険者にもギルド職員にも死者は出ていない。だが、負傷者を出す為だけに、こんな大掛かりな事をすると言うのは考えられない。おそらくだが、いずれは死者が出る様な何かを仕掛けて来るだろう。
僕は周囲を調べていて、ある事に気が付いた。これって、冒険者ギルドを起点にキッチリと円形に効果範囲が設置してあるぞ。
僕はフライで上空に飛んでみた。どうやら効果範囲は上空にも500メートル。恐らく円筒状になって居る様だ。
普通結界などはドーム型に効果範囲が広がる。つまり、これは結界魔法とは違う術式の様だ。これが意味する事は。
魔法陣、真っ先にこれが浮かんだ。だが、半径500メートルもの巨大魔法陣と言うのは聞いた事が無いし、一人では恐らく無理な規模だ。
ここから推測出来るのは、敵は複数あるいは人外の者と言う事だ。
しかも、直径1キロの魔法陣にどんな魔法でも付与出来るならば、これは大事件だ。
例えば、王城を中心に直径1キロの魔法陣を仕掛け、それに爆破魔法を付与すれば、王城を一瞬で爆破する事も可能だと言う事になる。
冒険者ギルドの魔法陣は、何かのテストと言う可能性もある。だが、これだけの大掛かりな魔法陣、短時間で設置出来る物なのだろうか?
この時代、魔法陣学は意外に進んでいる。古代の魔法書の文字は読めなくても。絵である魔法陣はその形だけで意味を成す。なので、魔法陣を研究する魔法学者は多い。
しかし、冒険者ギルドに仕掛けられた魔法陣は上空からでもその図形は見えなかった。だが、確実にそれはそこに存在する。
謎テクノロジーだな。また古代人関係じゃ無いだろうな?
魔法陣を隠す魔法ってあるのかな?とにかく魔法陣が確認できないと言うのは厄介だ。確認出来ればその効果が判る。それが出来ないと言うのは発動するまで効果が判らないと言う事だ。更に言えば時限式に仕掛けられたら王都が一瞬にして消えると言う事もありえる。
鑑定でも見えない魔法陣。これを何とか感知する方法を見つけないとイケない。
ん?ちょっと待てよ。魔法陣と言うのは魔法を使えない者でも使える様にした物だ、それ故に、組み合わせる図形に意味を持たせてある。なので、図形が正確で無いときちんと発動しない。
直径1キロの大きさで正確に魔法陣を描くのは難しいだろう。しかも見えないとなると尚更難易度は上がる。
これは可能性の話になるが、小さな魔法陣を何らかの方法で拡大したのではないだろうか?
だとすると、魔法陣の中心に何かがある。魔法陣の中心は冒険者ギルドだ。だが、本当の意味での中心、つまり、点は何処になるのだろう?
探してみる価値はあるかもしれない。僕は再び、フライで空へ向かう。
ストレージの中で地図を広げ、先程調査した魔法陣の外円にマークをして行く。そして、それに沿って地図上に円を描く。そして、今度はその円の中に2本の線を描く。いわゆる直径に当たる線だ。これが交差した地点の地図を拡大する。
意外にもそこは冒険者ギルドの建物の中では無く、裏庭だった。急いで転移し、更に地図を拡大して、場所を特定する。
そこは裏庭の花壇の一角。軽く掘り返すと1枚の紙が出て来た。間違いない。これが元凶だ。紙には魔法陣が描かれている。確認した訳では無いが、支援魔法の一種だろう。ストレージにそれをしまうと先程までの違和感が消えた。
ギルマスに伝えようかとも思ったが止めて置いた。また仕掛けられる可能性があるからだ。だが、これで判った。犯人は10センチほどの魔法陣を1キロのサイズに拡大する能力を持っている。そして、この事から、1人でも可能な犯行と言う可能性も出て来た。
大掛かりな組織を想定するのと個人を想定するのでは、捜査方法その物が変わって来る。
しかし、個人だとすると、これはこれで厄介だ。手掛かりが少なくなる。更に言えば、相手がどれだけ強い魔法陣を知っているかによって、事件の大きさが変わって来る。
もう一つ。魔法陣はサーチに反応しない。僅か10センチの紙を王都中から探すのは不可能に近い。
犯行の手段は解ったが、犯人についての情報はまだ一つも無い。冒険者ギルドの魔法陣は多分実験だろう。冒険者ギルドに仕掛けられたと言っても裏庭だ、夜中なら誰でも入れる。
これは、次の事件が起きるまで、動けないパターンかな?でも次が本命だったらどうする?危険を冒してまで、何度も実験するとは思えない。
だとすれば、次が本命の可能性は高いのでは無いだろうか?そして、それが、王都壊滅だったら?
ヤバいぞ、本当に厄介な事件じゃん。とりあえず、地上に居る者で一番頭が良いのは竜王の爺さんだろう。今までの情報を持って、相談をしよう。
と言う事で、その日は家に帰る。早速爺さんを呼んで応接室で相談をする。
「ふむ、話は判ったが、ドラゴンは魔法については知識が無いに等しい。その魔法陣の拡大とかについては儂には何とも言えんな。」
あれ?万事休す?
他に相談できる相手は居たっけ?魔道具屋の婆さんか?ブラスマイヤーに泣きつくのはまだ早いと言われそうだし。
あ、帝国の博士はどうだろう?
翌日の朝を待って、時間逆行の魔法を使う。そして、帝国に転移。って、急いでも博士は朝が遅いんだよな。
イライラしながら時間を待ち、10時を回った所で博士の家に押し掛けた。
「なんじゃ、お前さんか、相変わらず朝が早いのお。」
「聞きたい事が聞けたらすぐ帰りますので、ちょっと我慢して下さい。」
「で、なんじゃ?」
「魔法陣を拡大する魔法ってありますか?」
「魔法陣を拡大?別に魔法を使わんでも、大きな紙に描けば良いじゃろう?」
「いや、そう言うレベルじゃ無くて、例えば、10センチ位の魔法陣を1キロ位に拡大する事は可能ですか?」
「ふむ、理論上は可能だな。だが、元になる魔法陣にかなりの精密性を要求されるがな。」
「理論上はと言いましたね?」
「ああ、余程精密な魔法陣が手に入れば、後は魔法使いの技量にも寄るが拡大する事は可能じゃ。だが、その魔法陣が発動する可能性は低い。」
「何故ですか?」
「魔法陣の中には線の太さに規定がある物もある。なので、簡単な魔法陣なら発動させる事が出来るかもしれんが、それでも実用出来るのは1メートルサイズ位が限界じゃ無いかな?」
「もし、最初から拡大される事を想定して書いた魔法陣ならどうですか?」
「おお、それなら発動する可能性が上がるな。お前さん頭が良いのぉ。」
さて、これからどうするかだが。神になったのなら全知全能になるんじゃないのか?あれは神界に行かないと貰えない知識なのかな?
でも、一度神界に行ったら2度と地上には戻れない可能性が高い。とりあえず神の力を取り戻した僕の能力で何とか出来ないか考えよう。
と言ってもあまり実感は無いんだよね。確かに戦闘力は上がっているのだろうが、知力が上がった感じは無い。
そう言えば封印の腕輪で封印されて居たのって神格だけだよね?ステータスはローレシアに大幅に下げられた記憶がある。だけど、腕輪を外したら、ステータスまで戻って来た。しかも以前のステータスよりも高くなっている気がする。
これって神格を封印したらステータスが下がるから、ローレシアはあえて力を大幅に下げたと嘘をついた事になる。おそらく、神格とステータスがリンクしている事を僕が知ると、腕輪を外そうと試みる可能性を考慮した結果だろう。
それに気が付かずに1年も稽古に励んだ僕は、以前より強い力を手にした。ブラスマイヤーがあの時、修業を続けろと言って居た真意が解った気がする。
しかし、今回の事件、武より知が欲しい。ステータスの知力は魔法の威力アップなんだよね。神になったからと言っていきなり頭が良くなるわけでは無いらしい。
考えていても答えは出ない。やはり地道な調査が必要な様だ。
まず、冒険者ギルドに何かが仕掛けられているのは間違いない。何者が何の目的で仕掛けたのか、そもそも、何をしたのか、そこから調べる事にしよう。
僕は、例の違和感がした場所へ転移する。この違和感は一体何なんだろう?僕が入ってもステータスに変化は無い。恐らく僕には無害なのだろう。だからと言って人体実験をする訳には行かない。
とりあえず現在の所冒険者にもギルド職員にも死者は出ていない。だが、負傷者を出す為だけに、こんな大掛かりな事をすると言うのは考えられない。おそらくだが、いずれは死者が出る様な何かを仕掛けて来るだろう。
僕は周囲を調べていて、ある事に気が付いた。これって、冒険者ギルドを起点にキッチリと円形に効果範囲が設置してあるぞ。
僕はフライで上空に飛んでみた。どうやら効果範囲は上空にも500メートル。恐らく円筒状になって居る様だ。
普通結界などはドーム型に効果範囲が広がる。つまり、これは結界魔法とは違う術式の様だ。これが意味する事は。
魔法陣、真っ先にこれが浮かんだ。だが、半径500メートルもの巨大魔法陣と言うのは聞いた事が無いし、一人では恐らく無理な規模だ。
ここから推測出来るのは、敵は複数あるいは人外の者と言う事だ。
しかも、直径1キロの魔法陣にどんな魔法でも付与出来るならば、これは大事件だ。
例えば、王城を中心に直径1キロの魔法陣を仕掛け、それに爆破魔法を付与すれば、王城を一瞬で爆破する事も可能だと言う事になる。
冒険者ギルドの魔法陣は、何かのテストと言う可能性もある。だが、これだけの大掛かりな魔法陣、短時間で設置出来る物なのだろうか?
この時代、魔法陣学は意外に進んでいる。古代の魔法書の文字は読めなくても。絵である魔法陣はその形だけで意味を成す。なので、魔法陣を研究する魔法学者は多い。
しかし、冒険者ギルドに仕掛けられた魔法陣は上空からでもその図形は見えなかった。だが、確実にそれはそこに存在する。
謎テクノロジーだな。また古代人関係じゃ無いだろうな?
魔法陣を隠す魔法ってあるのかな?とにかく魔法陣が確認できないと言うのは厄介だ。確認出来ればその効果が判る。それが出来ないと言うのは発動するまで効果が判らないと言う事だ。更に言えば時限式に仕掛けられたら王都が一瞬にして消えると言う事もありえる。
鑑定でも見えない魔法陣。これを何とか感知する方法を見つけないとイケない。
ん?ちょっと待てよ。魔法陣と言うのは魔法を使えない者でも使える様にした物だ、それ故に、組み合わせる図形に意味を持たせてある。なので、図形が正確で無いときちんと発動しない。
直径1キロの大きさで正確に魔法陣を描くのは難しいだろう。しかも見えないとなると尚更難易度は上がる。
これは可能性の話になるが、小さな魔法陣を何らかの方法で拡大したのではないだろうか?
だとすると、魔法陣の中心に何かがある。魔法陣の中心は冒険者ギルドだ。だが、本当の意味での中心、つまり、点は何処になるのだろう?
探してみる価値はあるかもしれない。僕は再び、フライで空へ向かう。
ストレージの中で地図を広げ、先程調査した魔法陣の外円にマークをして行く。そして、それに沿って地図上に円を描く。そして、今度はその円の中に2本の線を描く。いわゆる直径に当たる線だ。これが交差した地点の地図を拡大する。
意外にもそこは冒険者ギルドの建物の中では無く、裏庭だった。急いで転移し、更に地図を拡大して、場所を特定する。
そこは裏庭の花壇の一角。軽く掘り返すと1枚の紙が出て来た。間違いない。これが元凶だ。紙には魔法陣が描かれている。確認した訳では無いが、支援魔法の一種だろう。ストレージにそれをしまうと先程までの違和感が消えた。
ギルマスに伝えようかとも思ったが止めて置いた。また仕掛けられる可能性があるからだ。だが、これで判った。犯人は10センチほどの魔法陣を1キロのサイズに拡大する能力を持っている。そして、この事から、1人でも可能な犯行と言う可能性も出て来た。
大掛かりな組織を想定するのと個人を想定するのでは、捜査方法その物が変わって来る。
しかし、個人だとすると、これはこれで厄介だ。手掛かりが少なくなる。更に言えば、相手がどれだけ強い魔法陣を知っているかによって、事件の大きさが変わって来る。
もう一つ。魔法陣はサーチに反応しない。僅か10センチの紙を王都中から探すのは不可能に近い。
犯行の手段は解ったが、犯人についての情報はまだ一つも無い。冒険者ギルドの魔法陣は多分実験だろう。冒険者ギルドに仕掛けられたと言っても裏庭だ、夜中なら誰でも入れる。
これは、次の事件が起きるまで、動けないパターンかな?でも次が本命だったらどうする?危険を冒してまで、何度も実験するとは思えない。
だとすれば、次が本命の可能性は高いのでは無いだろうか?そして、それが、王都壊滅だったら?
ヤバいぞ、本当に厄介な事件じゃん。とりあえず、地上に居る者で一番頭が良いのは竜王の爺さんだろう。今までの情報を持って、相談をしよう。
と言う事で、その日は家に帰る。早速爺さんを呼んで応接室で相談をする。
「ふむ、話は判ったが、ドラゴンは魔法については知識が無いに等しい。その魔法陣の拡大とかについては儂には何とも言えんな。」
あれ?万事休す?
他に相談できる相手は居たっけ?魔道具屋の婆さんか?ブラスマイヤーに泣きつくのはまだ早いと言われそうだし。
あ、帝国の博士はどうだろう?
翌日の朝を待って、時間逆行の魔法を使う。そして、帝国に転移。って、急いでも博士は朝が遅いんだよな。
イライラしながら時間を待ち、10時を回った所で博士の家に押し掛けた。
「なんじゃ、お前さんか、相変わらず朝が早いのお。」
「聞きたい事が聞けたらすぐ帰りますので、ちょっと我慢して下さい。」
「で、なんじゃ?」
「魔法陣を拡大する魔法ってありますか?」
「魔法陣を拡大?別に魔法を使わんでも、大きな紙に描けば良いじゃろう?」
「いや、そう言うレベルじゃ無くて、例えば、10センチ位の魔法陣を1キロ位に拡大する事は可能ですか?」
「ふむ、理論上は可能だな。だが、元になる魔法陣にかなりの精密性を要求されるがな。」
「理論上はと言いましたね?」
「ああ、余程精密な魔法陣が手に入れば、後は魔法使いの技量にも寄るが拡大する事は可能じゃ。だが、その魔法陣が発動する可能性は低い。」
「何故ですか?」
「魔法陣の中には線の太さに規定がある物もある。なので、簡単な魔法陣なら発動させる事が出来るかもしれんが、それでも実用出来るのは1メートルサイズ位が限界じゃ無いかな?」
「もし、最初から拡大される事を想定して書いた魔法陣ならどうですか?」
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