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ギルマスに消えた村の場所を聞き、ギルドを後にした。
今回の事件は色々と不自然な点が多い。実際に見て来るのが早いだろうと言う考えだ。
村へは歩いて1時間程の距離だ。フライで飛んで行けば10分も掛からない。
調査員が居ると言う話だが、構わず飛んで行く。
村に着くと確かに人っ子一人居ない。調査員はどこだろう?
そう言えば家畜も見ないぞ、生き物は軒並みやられたのかな?
あまり大きな村では無い。ざっと一回りするが、人の姿を見ない意外に変わった点は無い。争った跡や、戦闘を行った形跡もない。
おかしい、おかしな点が無い所がおかしい。村は平和だ。なのに村人は消えた。連れ去られたのか、自ら村を捨てたのかは分からないが、とにかく消えた。
魔物に食い殺されたと言う事は無いだろう。地面に血の一滴もこぼれた形跡がないからだ。
まるでマリーセレスト号だな。ある日突然何の予兆も無く人が消えた。そんな感じだ。
とりあえず村の調査はこんな感じだな。出来れば調査員に話を聞きたかったのだが、何処に居るのかサーチにも反応が無い。
一旦王都に戻り、セリーに事件の話を聞かせてみた。
「ゾンビパウダーと言うのは私も初めて聞きましたね。」
そうだ、この事件の不可解な部分はゾンビパウダーと言う単語が何処から出て来たのかと言う部分に集約される。まず、普通に暮らしている者は知らない単語だ。
冒険者でもごく一部の、ダンジョン攻略組しか知らないと言う。ギルド職員でも近くにダンジョンが無い支部では知るものは少ないだろう。
それが、僅かな時間でブレイルから王都にまで噂として流れて来ている。何者かの意図を感じる。
ゾンビパウダーと言う物を周知させたいのか、それともゾンビパウダーはブラフで何か他に隠したい物があるのだろうか?
この王国にダンジョンと呼べる規模の物は4つしかない。しかもそのうち、アンデットが出るのは1つだけだ。南東にあるダンジョン。ここにしかアンデットは出ない。
通常のアンデット、ゾンビやスケルトンは、森に出る事はままある。だが、リッチの様な強力なアンデットはまず、ダンジョン以外では見る事が出来ない。
南東からゾンビパウダーを持ち出した奴が居るのかな?
それとも、ゾンビパウダー意外に人をゾンビに変える方法でもあるのだろうか?
例の村の周辺には強い魔物の気配は無かった。そもそも人間が26人も行方不明になるって大事件なんじゃないのか?普通なら国が動いてもおかしくない事態だと思うのだが、ひょっとして王城には話が上がっているのだろうか?
どうも事件の事が気になるので翌日も捜査に出てみる。あちこち情報をかき集めてみるが、成果は上がらない。なんだろう、大事件が起こっているのに皆の関心が薄い気がする。
何処かで誰かが情報統制でもしているのだろうか?
久しぶりに黄昏の魔女の居る魔道具店へ行って見た。
「ほう?珍しい客が来たもんだな。」
「お婆さん。今、世間を騒がせているゾンビパウダーの事件は知って居ますか?」
「ああ、お前さんアレに首を突っ込んでいるのかい?」
お?どうやら黄昏の魔女はこの事件を知っている様だ。
「何か、情報。ヒントでも良いので貰えませんか?」
「そうじゃなぁ。ゾンビパウダーは人工では製造できない。だが、有る方法を使えば、増やす事が出来る。それを発見した者が居る。」
「今回の事件は、その実験だと?」
「さあ、私が知っているのはそこまでじゃな。」
ふむ、情報としては不完全だが、これで背後に人間が居る事は解った。
だが、何故、そんな事をする必要があるのか。また、あえて恐怖を煽る様に宣伝するのか意味が解らない。
それから数日あちこちを飛び回ったが敵の尻尾は捕まえられなかった。そもそも敵なのだろうか?
さて、今日は、アスアスラの家を覗いたら既に産気づいていた。急いで産婆を呼んで来る。流石に捜査は一時中止だ。予定日を過ぎて居たので、何時生まれてもおかしくない状況だったので毎朝確認に来ていて良かった。アスアスラの様子を見てルーラが泣きそうな顔をしていた。
「大丈夫だ心配するな。ルーラの弟か妹が生まれる。お母さんは病気じゃない。」
「本当に?でも苦しそうだよ。」
「大丈夫だ。産婆さんに任せて置けば何事も無く無事に終わる。」
僕はルーラを抱きしめて、隣の部屋で子供が生まれるのを待っていた。
2時間程じっと待っていたが、ルーラは僕に抱かれて安心したのか眠ってしまった。それから更に2時間後、子供の産声が聞こえた。
アスアスラの子供は女の子だった。母子共に健康で、一月もすれば冒険者に復帰できるそうだ。
アスアスラはルーラの妹と言う事で、生まれた子供にローラと名付けた。
ルーラは自分に新しい家族が出来た事に興奮している様だった。
アスアスラの心配が無くなったので、翌日からまた調査に乗り出す。
しかし、不思議だ。僕の情報網を使っても殆どまともな情報が引っかからない。これは本当に起こった事件なのだろうかと疑いたくなる。
そうこうしているうちに第二の事件が起きた。
今度は王都の南にある村だ。前回の事件同様、一夜にして村人が全て消え去った。その数、21人。
今回はゾンビは現れて居ないが、近隣の村ではゾンビパウダーが使われたのでは無いかと噂されている。
そこが、おかしい。何故、近隣の村の住人がゾンビパウダーの事を知っているのだろうか?前回の時もそうだった、ゾンビパウダーの噂は必ず近隣の村から発生している。
ギルドや冒険者でもごく一部しか知らないはずのゾンビパウダー。それが、田舎の村で噂になると言う事に違和感を感じる。
おそらく、誰かが噂を流しているに違いない。だが、何のために?
全てが謎だらけだ、事件の裏どころか全貌さえ掴めない。一体何が起こっているのだろう?
解って居るのは人間が消えていると言う事だけ、殺されたのか誘拐なのかさえ解らない。
今回、王都の近郊で起こった事件なので、担当するのは王都のギルドだ。僕はギルマスに志願して、独自に捜査をする権限を貰った。
王城では、まだ、それ程重大な事件と捉えて居ない様で動く気配は無い。
僕は王都の南にある村に飛び、調査を試みる。やはり前回同様、おかしな点が無い。無理やり連れ去られたのであれば、何処かに抵抗の跡が残っているはずだ。村人たちは自ら村を去ったのだろうか?
二つの村から村人が消えた。なのに一切の手掛かりがない。唯一の共通点はゾンビパウダーだ。これは実際にゾンビパウダーが使用されたと言う事なのか、それとも何かの符号なのだろうか?
僕以外の調査隊も入っているが、目ぼしい収穫は無かった様だ。ギルマスはブレイルのギルマスと連絡を取り合い、情報交換をしている様だが、未だに事件の目的も村人の行方も掴めていない。
ちなみに、噂が流れる速さが異常で、ギルドが情報統制する前に、王都で話題になってしまった。王都の各地でゾンビパウダーと言う単語が聞かれる様になった。
犯人の目的が、ゾンビパウダーの周知であれば成功した事になる。しかし、ゾンビパウダーを周知して、何の意味がある?
大量のゾンビパウダーを持っていると言って、国王に何かを要求でもするつもりか?
この世界に核兵器は無い。ある意味、ゾンビパウダーはそれに変わる物として使用できるのかもしれない。
だが、王都には僕が居る。ゾンビパウダーの効果さえ解って居れば、魔法で止めるのはそう難しい話では無い。
ゾンビパウダーは皮膚からの吸収あるいは口や鼻から吸い込む事で効果が現れる。ならば、風魔法で風向きを弄ってあげるだけで無効化は簡単だ。パウダーと言う位だから粉末だろう。上昇気流で上空へ飛ばし火魔法で燃やすと言う方法も有効だろう。
んー、犯人は何がしたいのだろう?
今回の事件は色々と不自然な点が多い。実際に見て来るのが早いだろうと言う考えだ。
村へは歩いて1時間程の距離だ。フライで飛んで行けば10分も掛からない。
調査員が居ると言う話だが、構わず飛んで行く。
村に着くと確かに人っ子一人居ない。調査員はどこだろう?
そう言えば家畜も見ないぞ、生き物は軒並みやられたのかな?
あまり大きな村では無い。ざっと一回りするが、人の姿を見ない意外に変わった点は無い。争った跡や、戦闘を行った形跡もない。
おかしい、おかしな点が無い所がおかしい。村は平和だ。なのに村人は消えた。連れ去られたのか、自ら村を捨てたのかは分からないが、とにかく消えた。
魔物に食い殺されたと言う事は無いだろう。地面に血の一滴もこぼれた形跡がないからだ。
まるでマリーセレスト号だな。ある日突然何の予兆も無く人が消えた。そんな感じだ。
とりあえず村の調査はこんな感じだな。出来れば調査員に話を聞きたかったのだが、何処に居るのかサーチにも反応が無い。
一旦王都に戻り、セリーに事件の話を聞かせてみた。
「ゾンビパウダーと言うのは私も初めて聞きましたね。」
そうだ、この事件の不可解な部分はゾンビパウダーと言う単語が何処から出て来たのかと言う部分に集約される。まず、普通に暮らしている者は知らない単語だ。
冒険者でもごく一部の、ダンジョン攻略組しか知らないと言う。ギルド職員でも近くにダンジョンが無い支部では知るものは少ないだろう。
それが、僅かな時間でブレイルから王都にまで噂として流れて来ている。何者かの意図を感じる。
ゾンビパウダーと言う物を周知させたいのか、それともゾンビパウダーはブラフで何か他に隠したい物があるのだろうか?
この王国にダンジョンと呼べる規模の物は4つしかない。しかもそのうち、アンデットが出るのは1つだけだ。南東にあるダンジョン。ここにしかアンデットは出ない。
通常のアンデット、ゾンビやスケルトンは、森に出る事はままある。だが、リッチの様な強力なアンデットはまず、ダンジョン以外では見る事が出来ない。
南東からゾンビパウダーを持ち出した奴が居るのかな?
それとも、ゾンビパウダー意外に人をゾンビに変える方法でもあるのだろうか?
例の村の周辺には強い魔物の気配は無かった。そもそも人間が26人も行方不明になるって大事件なんじゃないのか?普通なら国が動いてもおかしくない事態だと思うのだが、ひょっとして王城には話が上がっているのだろうか?
どうも事件の事が気になるので翌日も捜査に出てみる。あちこち情報をかき集めてみるが、成果は上がらない。なんだろう、大事件が起こっているのに皆の関心が薄い気がする。
何処かで誰かが情報統制でもしているのだろうか?
久しぶりに黄昏の魔女の居る魔道具店へ行って見た。
「ほう?珍しい客が来たもんだな。」
「お婆さん。今、世間を騒がせているゾンビパウダーの事件は知って居ますか?」
「ああ、お前さんアレに首を突っ込んでいるのかい?」
お?どうやら黄昏の魔女はこの事件を知っている様だ。
「何か、情報。ヒントでも良いので貰えませんか?」
「そうじゃなぁ。ゾンビパウダーは人工では製造できない。だが、有る方法を使えば、増やす事が出来る。それを発見した者が居る。」
「今回の事件は、その実験だと?」
「さあ、私が知っているのはそこまでじゃな。」
ふむ、情報としては不完全だが、これで背後に人間が居る事は解った。
だが、何故、そんな事をする必要があるのか。また、あえて恐怖を煽る様に宣伝するのか意味が解らない。
それから数日あちこちを飛び回ったが敵の尻尾は捕まえられなかった。そもそも敵なのだろうか?
さて、今日は、アスアスラの家を覗いたら既に産気づいていた。急いで産婆を呼んで来る。流石に捜査は一時中止だ。予定日を過ぎて居たので、何時生まれてもおかしくない状況だったので毎朝確認に来ていて良かった。アスアスラの様子を見てルーラが泣きそうな顔をしていた。
「大丈夫だ心配するな。ルーラの弟か妹が生まれる。お母さんは病気じゃない。」
「本当に?でも苦しそうだよ。」
「大丈夫だ。産婆さんに任せて置けば何事も無く無事に終わる。」
僕はルーラを抱きしめて、隣の部屋で子供が生まれるのを待っていた。
2時間程じっと待っていたが、ルーラは僕に抱かれて安心したのか眠ってしまった。それから更に2時間後、子供の産声が聞こえた。
アスアスラの子供は女の子だった。母子共に健康で、一月もすれば冒険者に復帰できるそうだ。
アスアスラはルーラの妹と言う事で、生まれた子供にローラと名付けた。
ルーラは自分に新しい家族が出来た事に興奮している様だった。
アスアスラの心配が無くなったので、翌日からまた調査に乗り出す。
しかし、不思議だ。僕の情報網を使っても殆どまともな情報が引っかからない。これは本当に起こった事件なのだろうかと疑いたくなる。
そうこうしているうちに第二の事件が起きた。
今度は王都の南にある村だ。前回の事件同様、一夜にして村人が全て消え去った。その数、21人。
今回はゾンビは現れて居ないが、近隣の村ではゾンビパウダーが使われたのでは無いかと噂されている。
そこが、おかしい。何故、近隣の村の住人がゾンビパウダーの事を知っているのだろうか?前回の時もそうだった、ゾンビパウダーの噂は必ず近隣の村から発生している。
ギルドや冒険者でもごく一部しか知らないはずのゾンビパウダー。それが、田舎の村で噂になると言う事に違和感を感じる。
おそらく、誰かが噂を流しているに違いない。だが、何のために?
全てが謎だらけだ、事件の裏どころか全貌さえ掴めない。一体何が起こっているのだろう?
解って居るのは人間が消えていると言う事だけ、殺されたのか誘拐なのかさえ解らない。
今回、王都の近郊で起こった事件なので、担当するのは王都のギルドだ。僕はギルマスに志願して、独自に捜査をする権限を貰った。
王城では、まだ、それ程重大な事件と捉えて居ない様で動く気配は無い。
僕は王都の南にある村に飛び、調査を試みる。やはり前回同様、おかしな点が無い。無理やり連れ去られたのであれば、何処かに抵抗の跡が残っているはずだ。村人たちは自ら村を去ったのだろうか?
二つの村から村人が消えた。なのに一切の手掛かりがない。唯一の共通点はゾンビパウダーだ。これは実際にゾンビパウダーが使用されたと言う事なのか、それとも何かの符号なのだろうか?
僕以外の調査隊も入っているが、目ぼしい収穫は無かった様だ。ギルマスはブレイルのギルマスと連絡を取り合い、情報交換をしている様だが、未だに事件の目的も村人の行方も掴めていない。
ちなみに、噂が流れる速さが異常で、ギルドが情報統制する前に、王都で話題になってしまった。王都の各地でゾンビパウダーと言う単語が聞かれる様になった。
犯人の目的が、ゾンビパウダーの周知であれば成功した事になる。しかし、ゾンビパウダーを周知して、何の意味がある?
大量のゾンビパウダーを持っていると言って、国王に何かを要求でもするつもりか?
この世界に核兵器は無い。ある意味、ゾンビパウダーはそれに変わる物として使用できるのかもしれない。
だが、王都には僕が居る。ゾンビパウダーの効果さえ解って居れば、魔法で止めるのはそう難しい話では無い。
ゾンビパウダーは皮膚からの吸収あるいは口や鼻から吸い込む事で効果が現れる。ならば、風魔法で風向きを弄ってあげるだけで無効化は簡単だ。パウダーと言う位だから粉末だろう。上昇気流で上空へ飛ばし火魔法で燃やすと言う方法も有効だろう。
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これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
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