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魔物の数が兎に角多いので索敵をアデルに任せて、僕も攻撃に加わる。数は多いが魔物自体のランクはそこまで高くない。前衛2人は問題無く捌いている。僕は、遊撃として、魔法を使い、前衛の負担を減らす様に魔物の動きを止めたり、麻痺させたりしている。
アデルが若干焦り気味なので、落ち着くようにアドバイスをして、怪我をしない様に物理防御を張って置く。
およそ30分程の戦闘で魔物の大軍を壊滅させた。僕は、周囲を警戒しながら魔物の死体をストレージに放り込んで行く。
僕のサーチにはまだ、若干の魔物の気配が引っかかっているが、こちらに向かってくる様子は無い。
「本当に有能な魔法使いなんですね。もし、エイジさんが居なかったら、かなり危険な戦闘になっていたと思いますよ。」
アデルが感心した様子で声を掛けて来た。
「アデルが魔法を覚えれば、今位の活躍は難しく無いですよ。どうです?本格的に魔法を覚えてみませんか?」
「じゃあ、明日はお休みですから、魔法を教えて貰えますか?」
「構いませんよ。」
アデル魔法使い化計画第1弾は成功の様だ。
「なあ、新人。まだアイテムボックスには余裕があるのか?」
レモーネが話しかけて来る。
「まだ、余裕ですよ。」
「そうか、ならもう少し奥へ進んでみよう。この、浅い位置でこれだけの魔物が出るのは珍しい、相当増えているみたいだ。なるべく減らして置きたい。」
どうやら定期討伐が入る直前の様だ。魔物がこれだけ濃ければ、儲けもかなり期待できる。時間もまだ早いし、ここで帰るのは勿体ない。
少し進むと、魔物の種類が変わる。サーチの反応の大きさからレッドボアじゃないかと思う。
「前方50メートル位先に、レッドボアと思われる反応が複数あります。イケますか?」
「問題無い。が、戦っている間に邪魔が入らない様にして貰えると助かる。」
「解りました。戦い易い様に魔物をコントロールしますので、任せて下さい。」
30メートル程進むと、相手もこちらを察知する。こちらに向かって来る個体が4体居る。2体を魔法で抑え込み、レモーネとバレッタが1対ずつ退治できる様にする。
レモーネとバレッタはレッドボアをほぼ瞬殺だ、これなら抑えるのも楽だ。タイミングを見計らって、抑えて居た2体を放つ。この繰り返しで10体のレッドボアを倒した。中には逃げた者も居るが、追う必要は無いだろう。
更に奥へと進んで行くと、なにやら戦っている他のパーティーの反応がある。
「右手30メートル。戦っているパーティーが居ます。避けて左へ進みますか?」
「いや、苦戦している事も予想される、確認してから移動しよう。」
と言う事で、右手に向かう。しかし、それが間違いだったとすぐに気づく事になる。
戦って居たのは『迅雷の牙』だった。剣聖のパーティーだ。当然の事ながらマルコスも居る。
「引き返しましょう。」
僕が言うと、レモーネが怪訝そうな顔をする。
「Sランクパーティーです。僕らが居ては邪魔になるだけですよ。」
「ほう?Sランクパーティーの戦いを見る機会など滅多に無い。見物させて貰おうじゃ無いか。」
トラブルの予感しかしないぞ。
『迅雷の牙』は5人パーティーだ。Sランクが2人とAランクが3人。一人が斥候で他の4人は剣士だ。
戦闘はあっという間に終わった。まあ相手の魔物がBランクだったと言うのもあるが、流石はSランクパーティーと言った所だろう。
問題は戦闘中からマルコスと剣聖が、僕の存在に気付いていたと言う事だ。
「珍しい所で珍しい者に会ったな。」
剣聖が声を掛けて来た。
「お久しぶりです。お互いハンターをしているのですから狩場で会う事もあるでしょう。」
「ここまで来れると言う事は、お主のパーティーもかなりの実力と見受ける。」
ここで謙遜するのはレモーネとバレッタに悪い気がするが、謙遜しないのもおかしい気がする。正解はどっちだ?
「丁度良い。ここなら見てる者は居ない。この間の続きをしないか?」
マルコスが話に入って来た。
この間の続きって、あんた、思いっきり負けてたじゃん。
「私闘はギルドから禁止されていますので、それは受けられません。」
「では、仕方ない、お嬢さん方に少し痛い目にあって貰おうか?」
とことん落ちたな。完全に悪役のセリフだぞ。
「こいつら私たちに喧嘩を売っているって言う認識で良いのか?」
レモーネが聞いて来る。
「相手はSランクですよ。完全な脅迫ですよ。」
「マルコス止めないか。それではうちのパーティーの品性を疑われる。」
「師匠は黙っていて下さい。これは俺とこいつの問題です。」
ほう?剣聖はマルコスの味方と言う訳でも無いんだな。
「僕は戦う気はありませんよ。」
「仲間を傷つけられても同じセリフが言えるかな?」
それをやったらギルドカード剥奪は間違いないと思うのだが、馬鹿なのか?
「レモーネさん帰りましょう。これ以上は無駄です。」
「その様だな。」
僕とレモーネは少し離れた場所に居る、バレッタとアデルの所へ向かう。
待て!と言う言葉と共に切りかかって来るマルコス。その行動は想定内だ。
マルコスをパラライズで麻痺させる。
「弟子はちゃんと躾けて下さいね。」
剣聖に向かってそう言い放ち、再び歩き始める。
「どう言う事か後でちゃんと説明して貰えるんだろうな?」
レモーネにそう言われた。
面倒事に巻き込む事になるが、話さない訳には行かないよね。
帰り道もそこそこ魔物を倒して、ギルドへ辿り着く。換金は僕が行う。3人は拠点に戻っている。
拠点で皆と合流して、レモーネに今日の収入を渡す。報酬の分配が終わった後、皆に、これまでのマルコスとの経緯を話す。
「なるほど、話は分かったが、君がSランクと言うのは初めて聞いたぞ?」
「そう言えば言ってませんでしたね。まあ、聞かれなかったし。」
「そう言う問題では無いと思うが、君が有能な理由が判った気がするよ。」
「これからも、マルコスは仕掛けてくると思いますが、どうします?」
「どうもこうも、返り討ちにすれば良いのでは無いか?」
「僕が居れば可能なんですけど、例えばアデルが一人の時を狙われたら防ぎようがありません。」
そうだ、あそこまで露骨に僕に敵対心を持っているマルコスの事だ、その位の事はするかもしれない。
「なるほどな、しかし、今更君をパーティーから追い出しても向こうは私たちを無関係とは思ってくれないだろうな。それに君が居た方が、安全な気もする。」
「まあ、今日みたいに偶然会う確率は低いと思いますが、そうなると、どう言う手に出るか解りませんよ?」
レモーネ達3人は何やら考え込んでしまった。
「私たちが強くなれば良いのでは無いか?」
「まあ、それが理想ですが、マルコスはああ見えて、剣聖より強いらしいですよ。」
「君はその2人より強いのだろう?」
あー、出来れば僕を基準に物事を考えない方が良いと思いますよ。
「しかし、君がSランクだと解って居れば、このパーティーもBランクパーティーで登録できたんだがな。」
ん?そうなの?それは済みませんでした。
結局答えが出ず、現状維持で行く事になった。
「話は変わるが、君がSランクと言う事はパーティーのフォーメーションや狙う獲物も変えた方が良いのかな?」
「いや、それは今まで通りで良いと思いますよ。徐々に変えて行った方が皆さんの負担も少ないですしね。」
「良いのか?報酬もかなり変わって来るぞ。」
「報酬は現状でも少しずつ上がってますよね?」
「それは、そうだが、Sランクと言うのは相当稼ぐと聞いているぞ。」
「そうなんですか?僕はSランクになって間も無いので、その辺は良く解らないんですよ。」
よく考えたらSランクの稼ぎの相場は調べて居なかったな。
「あの?私とバレッタはDランクなんですけど、Sランクと同じ報酬を貰って良いのでしょうか?」
アデルが遠慮がちに質問する。
「それは問題無いと思うよ。パーティーって言うのはそれぞれ役割がある訳だし、実際、アデルもバレッタもDランク以上の働きをしてるしね。」
僕がそう言うとアデルがホッとした顔になる。
まあ、元々3人のパーティーに僕が加入したんだから、今まで通りで良いと思うよ。
「私、頑張って魔法を覚えて、もっとお役に立ちます。」
アデルが決意の表情で宣言した。
アデルが若干焦り気味なので、落ち着くようにアドバイスをして、怪我をしない様に物理防御を張って置く。
およそ30分程の戦闘で魔物の大軍を壊滅させた。僕は、周囲を警戒しながら魔物の死体をストレージに放り込んで行く。
僕のサーチにはまだ、若干の魔物の気配が引っかかっているが、こちらに向かってくる様子は無い。
「本当に有能な魔法使いなんですね。もし、エイジさんが居なかったら、かなり危険な戦闘になっていたと思いますよ。」
アデルが感心した様子で声を掛けて来た。
「アデルが魔法を覚えれば、今位の活躍は難しく無いですよ。どうです?本格的に魔法を覚えてみませんか?」
「じゃあ、明日はお休みですから、魔法を教えて貰えますか?」
「構いませんよ。」
アデル魔法使い化計画第1弾は成功の様だ。
「なあ、新人。まだアイテムボックスには余裕があるのか?」
レモーネが話しかけて来る。
「まだ、余裕ですよ。」
「そうか、ならもう少し奥へ進んでみよう。この、浅い位置でこれだけの魔物が出るのは珍しい、相当増えているみたいだ。なるべく減らして置きたい。」
どうやら定期討伐が入る直前の様だ。魔物がこれだけ濃ければ、儲けもかなり期待できる。時間もまだ早いし、ここで帰るのは勿体ない。
少し進むと、魔物の種類が変わる。サーチの反応の大きさからレッドボアじゃないかと思う。
「前方50メートル位先に、レッドボアと思われる反応が複数あります。イケますか?」
「問題無い。が、戦っている間に邪魔が入らない様にして貰えると助かる。」
「解りました。戦い易い様に魔物をコントロールしますので、任せて下さい。」
30メートル程進むと、相手もこちらを察知する。こちらに向かって来る個体が4体居る。2体を魔法で抑え込み、レモーネとバレッタが1対ずつ退治できる様にする。
レモーネとバレッタはレッドボアをほぼ瞬殺だ、これなら抑えるのも楽だ。タイミングを見計らって、抑えて居た2体を放つ。この繰り返しで10体のレッドボアを倒した。中には逃げた者も居るが、追う必要は無いだろう。
更に奥へと進んで行くと、なにやら戦っている他のパーティーの反応がある。
「右手30メートル。戦っているパーティーが居ます。避けて左へ進みますか?」
「いや、苦戦している事も予想される、確認してから移動しよう。」
と言う事で、右手に向かう。しかし、それが間違いだったとすぐに気づく事になる。
戦って居たのは『迅雷の牙』だった。剣聖のパーティーだ。当然の事ながらマルコスも居る。
「引き返しましょう。」
僕が言うと、レモーネが怪訝そうな顔をする。
「Sランクパーティーです。僕らが居ては邪魔になるだけですよ。」
「ほう?Sランクパーティーの戦いを見る機会など滅多に無い。見物させて貰おうじゃ無いか。」
トラブルの予感しかしないぞ。
『迅雷の牙』は5人パーティーだ。Sランクが2人とAランクが3人。一人が斥候で他の4人は剣士だ。
戦闘はあっという間に終わった。まあ相手の魔物がBランクだったと言うのもあるが、流石はSランクパーティーと言った所だろう。
問題は戦闘中からマルコスと剣聖が、僕の存在に気付いていたと言う事だ。
「珍しい所で珍しい者に会ったな。」
剣聖が声を掛けて来た。
「お久しぶりです。お互いハンターをしているのですから狩場で会う事もあるでしょう。」
「ここまで来れると言う事は、お主のパーティーもかなりの実力と見受ける。」
ここで謙遜するのはレモーネとバレッタに悪い気がするが、謙遜しないのもおかしい気がする。正解はどっちだ?
「丁度良い。ここなら見てる者は居ない。この間の続きをしないか?」
マルコスが話に入って来た。
この間の続きって、あんた、思いっきり負けてたじゃん。
「私闘はギルドから禁止されていますので、それは受けられません。」
「では、仕方ない、お嬢さん方に少し痛い目にあって貰おうか?」
とことん落ちたな。完全に悪役のセリフだぞ。
「こいつら私たちに喧嘩を売っているって言う認識で良いのか?」
レモーネが聞いて来る。
「相手はSランクですよ。完全な脅迫ですよ。」
「マルコス止めないか。それではうちのパーティーの品性を疑われる。」
「師匠は黙っていて下さい。これは俺とこいつの問題です。」
ほう?剣聖はマルコスの味方と言う訳でも無いんだな。
「僕は戦う気はありませんよ。」
「仲間を傷つけられても同じセリフが言えるかな?」
それをやったらギルドカード剥奪は間違いないと思うのだが、馬鹿なのか?
「レモーネさん帰りましょう。これ以上は無駄です。」
「その様だな。」
僕とレモーネは少し離れた場所に居る、バレッタとアデルの所へ向かう。
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マルコスをパラライズで麻痺させる。
「弟子はちゃんと躾けて下さいね。」
剣聖に向かってそう言い放ち、再び歩き始める。
「どう言う事か後でちゃんと説明して貰えるんだろうな?」
レモーネにそう言われた。
面倒事に巻き込む事になるが、話さない訳には行かないよね。
帰り道もそこそこ魔物を倒して、ギルドへ辿り着く。換金は僕が行う。3人は拠点に戻っている。
拠点で皆と合流して、レモーネに今日の収入を渡す。報酬の分配が終わった後、皆に、これまでのマルコスとの経緯を話す。
「なるほど、話は分かったが、君がSランクと言うのは初めて聞いたぞ?」
「そう言えば言ってませんでしたね。まあ、聞かれなかったし。」
「そう言う問題では無いと思うが、君が有能な理由が判った気がするよ。」
「これからも、マルコスは仕掛けてくると思いますが、どうします?」
「どうもこうも、返り討ちにすれば良いのでは無いか?」
「僕が居れば可能なんですけど、例えばアデルが一人の時を狙われたら防ぎようがありません。」
そうだ、あそこまで露骨に僕に敵対心を持っているマルコスの事だ、その位の事はするかもしれない。
「なるほどな、しかし、今更君をパーティーから追い出しても向こうは私たちを無関係とは思ってくれないだろうな。それに君が居た方が、安全な気もする。」
「まあ、今日みたいに偶然会う確率は低いと思いますが、そうなると、どう言う手に出るか解りませんよ?」
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「しかし、君がSランクだと解って居れば、このパーティーもBランクパーティーで登録できたんだがな。」
ん?そうなの?それは済みませんでした。
結局答えが出ず、現状維持で行く事になった。
「話は変わるが、君がSランクと言う事はパーティーのフォーメーションや狙う獲物も変えた方が良いのかな?」
「いや、それは今まで通りで良いと思いますよ。徐々に変えて行った方が皆さんの負担も少ないですしね。」
「良いのか?報酬もかなり変わって来るぞ。」
「報酬は現状でも少しずつ上がってますよね?」
「それは、そうだが、Sランクと言うのは相当稼ぐと聞いているぞ。」
「そうなんですか?僕はSランクになって間も無いので、その辺は良く解らないんですよ。」
よく考えたらSランクの稼ぎの相場は調べて居なかったな。
「あの?私とバレッタはDランクなんですけど、Sランクと同じ報酬を貰って良いのでしょうか?」
アデルが遠慮がちに質問する。
「それは問題無いと思うよ。パーティーって言うのはそれぞれ役割がある訳だし、実際、アデルもバレッタもDランク以上の働きをしてるしね。」
僕がそう言うとアデルがホッとした顔になる。
まあ、元々3人のパーティーに僕が加入したんだから、今まで通りで良いと思うよ。
「私、頑張って魔法を覚えて、もっとお役に立ちます。」
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