163 / 308
163
しおりを挟む
皇帝陛下の協力を取り付けたので、僕とフローネル嬢は、作戦を練って行く。現状、身近にいるドラゴンはルシルだけなので、ルシルの協力も頼んで置いた。
ルシルは普通のドラゴンでは無く暗黒竜なので、帝都に現れたらかなりの大騒ぎになるだろうな。
小道具として、マントと仮面を用意した。ネタバラシをするまではフローネル嬢には姿を隠して置いて貰わないと困るからだ。一応マントと仮面にはドラゴンの意匠をデザインした。
暗黒竜が姿を消すと同時にマントと仮面を付けたフローネル嬢が現れればドラゴンの化身と思ってくれるだろう。
仕掛けは色々としてはいるが、実際の計画は行き当たりばったりな部分が多い。まあ、どんな状況になっても対処出来る様には考えているが、予想外の出来事が起きる事もある。その時はその時だ。
剣の稽古と魔法の稽古は相変わらず続けている。正直、現状ではギリギリ1万人と対峙出来る程度だ。魔法使いが前線に出て来るとは思えないが、絶対ではない。出来れば、1万5千人位を相手に出来る位にして置きたい。
もっと言えば3国が戦争状態になった時、1人で王都を守り切れる程度には鍛えたかったのだが、どうやら時間が足りない様だ。
「ちなみに、作戦が成功した後はどうされるおつもりですか?」
「兄の動向次第ですね。考えを改めない様であれば、皇帝の資質も疑わしくなります。あなたが言う様に、排除の方向性も視野に入れなければなりません。」
「そうなると、忙しくなりますね。出来ればもう少し鍛えたかったのですが、仕方ありませんね。」
「私はこれ以上の強さは求めませんよ。現状を変えられれば満足です。」
「まあ、一人で強くなろうとしなければ、別に問題は無いのですが。強いと言うのはそれはそれで生きづらい物ですよ。大丈夫ですか?」
「私が得る物の代償と考えれば、それ程辛くは無いと考えて居ます。甘いでしょうか?」
正直甘いのだが、あえて言うのは止めて置いた。
人の身で、身に余る力を持つ事はかなりの精神力を必要とする。もう一段上に上がればそれもコントロール出来るようになるのだが、彼女にそれを強いるのは難しそうだ。
多分、彼女には普通の女性としての幸せは望めないだろう。だが、それも皇帝の娘に生まれた宿命なのかもしれない。
更に、彼女は境遇に恵まれなかった。彼女の兄がそう言う人物で無かったら、また違う人生を送れたのかもしれない。
僕と出会ってしまったのも、幸か不幸か解らないが、人生を大きく変えた。彼女は普通では手に入らない力を得た。
それが将来どう言う運命に繋がるのかは判らないが、確実に彼女の人生は本来歩む道から逸れてしまったはずだ。僕の存在はこの世界ではイレギュラーだ。僕に関わった者は、多かれ少なかれ、僕の影響を受ける。これは良い事なのか悪い事なのか、現時点では判断できない。
異世界転生と言う本来あり得ない現象が起き、僕はここに居る。更には神との邂逅、知識。どれを取っても、この世界の住人には刺激が強すぎるのでは無いだろうか?
僕は本当にこのまま、この世界で、この世界の住人と関りながら生きて良い物なのだろうか?時折自問自答するが、答えは出ない。
だが、この世界の神であるブラスマイヤーもローレシアも、僕を異分子として排除する事はしなかった。神の視点で見れば、僕程度のイレギュラーは許容範囲なのだろうか?
そう言えばブラスマイヤーが、僕が飛ばされて来た事にも何か意味がある様な事を言ってたな。どう言う事か聞いて置けば良かった。
「さて、今日はこの位にしておきましょう。作戦の実行日は皇女様の力から考えて後1週間後位でしょうか。」
「解りました。父にも伝えて置きます。」
その日は王国に帰る前に子爵邸に寄って行く。あまり放っておくとリアンが情緒不安定になるからな。
そして、作戦実行の日がやって来る。僕はルシルを連れて帝国に転移した。
人間の姿のルシルとフローネル嬢を会わせるのは不味いかな?少し考えて、ルシルに喋るなとだけ伝え、会わせる事にした。
闘技場へ飛び、フローネル嬢と合流する。
「そちらの女性は?」
「僕の知り合いのドラゴンですけど?」
「はあ。」
「これから彼女に帝国城の上空を飛んで貰います。どの位で、兵が集まりますか?」
「城の内部に居る兵士が集まるのに20分。帝都に散らばっている兵士が集まるのに1時間と言った所でしょうか?その後ハンターが集まってきます。」
まあ、そんなもんだろうな。僕はルシルに作戦を伝える。まず、帝国城の上を10分程飛んでから、帝都上空をゆっくり1時間かけて旋回して貰う。その後また城の上空を飛んで、兵士が集まったのを確認したら、人間の姿に戻って姿を隠して貰う。
ルシルが頷いて、暗黒竜の姿に変化するとフローネル嬢が大いに驚いていた。
さて、作戦開始だ。
「皇女様は城に飛んで陛下に報告を。陛下にはすぐに全軍を城に集めて貰って下さい。」
「解りました。」
「陛下に報告が終わったら、一旦ここへ戻って下さいね。」
「はい。」
ルシルがゆっくりと浮き上がり城の方向に飛んで行く。ルシルの速度なら数秒で城の上空に着くだろう。
ルシルが飛んで行くのを確認して、フローネル嬢が城に転移する。僕は闘技場で待機だ。ルシルの気は把握しているのでサーチで現在位置が判る。
ドラゴンの中でもブラックドラゴンは特に恐れられている。レッドドラゴンでさえ災害級だ、更にその上に位置するブラックドラゴンは最早天災級と言って良いだろう。ルシルはその進化系の暗黒竜だ。帝都はパニックに陥る事だろう。
果たして帝国の騎士たちは逃げずに立ち向かえるのだろうか?
ルシルが城の上を旋回している。今頃、陛下は全軍集結の指示を出しているはずだ。5分程でフローネル嬢が闘技場に戻って来た。
「指示通り父に全軍を集めて貰っています。」
「城の状況は?」
「大混乱ですね。騎士団もパニックに陥る寸前です。我が国の兵士があれほど惰弱だとは思いませんでした。」
まあ、普通の騎士はドラゴンが出たらそうなるわな。
「さて、僕らが動くのは1時間後だ。お茶でも飲んでゆっくり待とう。」
僕はストレージからカフェオレとマフィンの様なお菓子を籠に入れて出して、闘技場の客席に座りティータイムを楽しむ。
「あの、こんなに寛いでいて良いのでしょうか?」
「まあ、全軍が集まらないと作戦が進まないからね。それまではする事無いよ。」
「でも、ドラゴンさんは頑張っているのに、悪い事をしている気分です。」
「まあ、ルシルもただ飛んでるだけだから、頑張るって程じゃ無いと思うよ。」
むしろ頑張っているのは陛下と兵士達だな。
ルシルは久しぶりにドラゴンの姿になって、喜んで飛び回って居るぞ。
そして、1時間が経過する。
ルシルは再び城の上空を旋回している。時々魔法が飛んで来るが、届かないか、当たっても効果が無いと言う体たらくだ。本当に帝国の魔法使いは駄目だな。
さて、僕のサーチでは、まだ全軍が集まったとは言い切れないが、人数的には騎士と魔法使いを合わせれば1万2000人くらいにはなっている。
もう少し待つか、決行するか迷う数字だな。
とりあえず、現地に行って見るか。
フローネル嬢に顔を隠して貰ってから、転移で城から少し離れた場所に飛ぶ。
「どうかな?まだ、全軍が集結した訳では無いが、人数的には悪く無い数だと思うのだが?」
「そうですね。予定通りなら兄上も城の何処かから様子を伺っているはずですので、そろそろ決行しても良いかもしれません。」
「じゃあ、マントと仮面を身に着けて、ルシルが消えた地点に転移する準備をしてくれ。」
「解りました。」
そう言ってフローネル嬢はマントと仮面を身に着ける。
「転移後の段取りは解って居るね?」
「大丈夫です。任せて下さい。」
「じゃあ、始めるよ。」
僕はルシルに念話の魔法で話しかける。城から西に500メートル程飛んでから人間の姿に戻って、地上に降りる様に指示する。その後は僕が転移で回収する。
ルシルが向きを変えてこちらに向かって来る。
さて、ここからが本番だ。
ルシルは普通のドラゴンでは無く暗黒竜なので、帝都に現れたらかなりの大騒ぎになるだろうな。
小道具として、マントと仮面を用意した。ネタバラシをするまではフローネル嬢には姿を隠して置いて貰わないと困るからだ。一応マントと仮面にはドラゴンの意匠をデザインした。
暗黒竜が姿を消すと同時にマントと仮面を付けたフローネル嬢が現れればドラゴンの化身と思ってくれるだろう。
仕掛けは色々としてはいるが、実際の計画は行き当たりばったりな部分が多い。まあ、どんな状況になっても対処出来る様には考えているが、予想外の出来事が起きる事もある。その時はその時だ。
剣の稽古と魔法の稽古は相変わらず続けている。正直、現状ではギリギリ1万人と対峙出来る程度だ。魔法使いが前線に出て来るとは思えないが、絶対ではない。出来れば、1万5千人位を相手に出来る位にして置きたい。
もっと言えば3国が戦争状態になった時、1人で王都を守り切れる程度には鍛えたかったのだが、どうやら時間が足りない様だ。
「ちなみに、作戦が成功した後はどうされるおつもりですか?」
「兄の動向次第ですね。考えを改めない様であれば、皇帝の資質も疑わしくなります。あなたが言う様に、排除の方向性も視野に入れなければなりません。」
「そうなると、忙しくなりますね。出来ればもう少し鍛えたかったのですが、仕方ありませんね。」
「私はこれ以上の強さは求めませんよ。現状を変えられれば満足です。」
「まあ、一人で強くなろうとしなければ、別に問題は無いのですが。強いと言うのはそれはそれで生きづらい物ですよ。大丈夫ですか?」
「私が得る物の代償と考えれば、それ程辛くは無いと考えて居ます。甘いでしょうか?」
正直甘いのだが、あえて言うのは止めて置いた。
人の身で、身に余る力を持つ事はかなりの精神力を必要とする。もう一段上に上がればそれもコントロール出来るようになるのだが、彼女にそれを強いるのは難しそうだ。
多分、彼女には普通の女性としての幸せは望めないだろう。だが、それも皇帝の娘に生まれた宿命なのかもしれない。
更に、彼女は境遇に恵まれなかった。彼女の兄がそう言う人物で無かったら、また違う人生を送れたのかもしれない。
僕と出会ってしまったのも、幸か不幸か解らないが、人生を大きく変えた。彼女は普通では手に入らない力を得た。
それが将来どう言う運命に繋がるのかは判らないが、確実に彼女の人生は本来歩む道から逸れてしまったはずだ。僕の存在はこの世界ではイレギュラーだ。僕に関わった者は、多かれ少なかれ、僕の影響を受ける。これは良い事なのか悪い事なのか、現時点では判断できない。
異世界転生と言う本来あり得ない現象が起き、僕はここに居る。更には神との邂逅、知識。どれを取っても、この世界の住人には刺激が強すぎるのでは無いだろうか?
僕は本当にこのまま、この世界で、この世界の住人と関りながら生きて良い物なのだろうか?時折自問自答するが、答えは出ない。
だが、この世界の神であるブラスマイヤーもローレシアも、僕を異分子として排除する事はしなかった。神の視点で見れば、僕程度のイレギュラーは許容範囲なのだろうか?
そう言えばブラスマイヤーが、僕が飛ばされて来た事にも何か意味がある様な事を言ってたな。どう言う事か聞いて置けば良かった。
「さて、今日はこの位にしておきましょう。作戦の実行日は皇女様の力から考えて後1週間後位でしょうか。」
「解りました。父にも伝えて置きます。」
その日は王国に帰る前に子爵邸に寄って行く。あまり放っておくとリアンが情緒不安定になるからな。
そして、作戦実行の日がやって来る。僕はルシルを連れて帝国に転移した。
人間の姿のルシルとフローネル嬢を会わせるのは不味いかな?少し考えて、ルシルに喋るなとだけ伝え、会わせる事にした。
闘技場へ飛び、フローネル嬢と合流する。
「そちらの女性は?」
「僕の知り合いのドラゴンですけど?」
「はあ。」
「これから彼女に帝国城の上空を飛んで貰います。どの位で、兵が集まりますか?」
「城の内部に居る兵士が集まるのに20分。帝都に散らばっている兵士が集まるのに1時間と言った所でしょうか?その後ハンターが集まってきます。」
まあ、そんなもんだろうな。僕はルシルに作戦を伝える。まず、帝国城の上を10分程飛んでから、帝都上空をゆっくり1時間かけて旋回して貰う。その後また城の上空を飛んで、兵士が集まったのを確認したら、人間の姿に戻って姿を隠して貰う。
ルシルが頷いて、暗黒竜の姿に変化するとフローネル嬢が大いに驚いていた。
さて、作戦開始だ。
「皇女様は城に飛んで陛下に報告を。陛下にはすぐに全軍を城に集めて貰って下さい。」
「解りました。」
「陛下に報告が終わったら、一旦ここへ戻って下さいね。」
「はい。」
ルシルがゆっくりと浮き上がり城の方向に飛んで行く。ルシルの速度なら数秒で城の上空に着くだろう。
ルシルが飛んで行くのを確認して、フローネル嬢が城に転移する。僕は闘技場で待機だ。ルシルの気は把握しているのでサーチで現在位置が判る。
ドラゴンの中でもブラックドラゴンは特に恐れられている。レッドドラゴンでさえ災害級だ、更にその上に位置するブラックドラゴンは最早天災級と言って良いだろう。ルシルはその進化系の暗黒竜だ。帝都はパニックに陥る事だろう。
果たして帝国の騎士たちは逃げずに立ち向かえるのだろうか?
ルシルが城の上を旋回している。今頃、陛下は全軍集結の指示を出しているはずだ。5分程でフローネル嬢が闘技場に戻って来た。
「指示通り父に全軍を集めて貰っています。」
「城の状況は?」
「大混乱ですね。騎士団もパニックに陥る寸前です。我が国の兵士があれほど惰弱だとは思いませんでした。」
まあ、普通の騎士はドラゴンが出たらそうなるわな。
「さて、僕らが動くのは1時間後だ。お茶でも飲んでゆっくり待とう。」
僕はストレージからカフェオレとマフィンの様なお菓子を籠に入れて出して、闘技場の客席に座りティータイムを楽しむ。
「あの、こんなに寛いでいて良いのでしょうか?」
「まあ、全軍が集まらないと作戦が進まないからね。それまではする事無いよ。」
「でも、ドラゴンさんは頑張っているのに、悪い事をしている気分です。」
「まあ、ルシルもただ飛んでるだけだから、頑張るって程じゃ無いと思うよ。」
むしろ頑張っているのは陛下と兵士達だな。
ルシルは久しぶりにドラゴンの姿になって、喜んで飛び回って居るぞ。
そして、1時間が経過する。
ルシルは再び城の上空を旋回している。時々魔法が飛んで来るが、届かないか、当たっても効果が無いと言う体たらくだ。本当に帝国の魔法使いは駄目だな。
さて、僕のサーチでは、まだ全軍が集まったとは言い切れないが、人数的には騎士と魔法使いを合わせれば1万2000人くらいにはなっている。
もう少し待つか、決行するか迷う数字だな。
とりあえず、現地に行って見るか。
フローネル嬢に顔を隠して貰ってから、転移で城から少し離れた場所に飛ぶ。
「どうかな?まだ、全軍が集結した訳では無いが、人数的には悪く無い数だと思うのだが?」
「そうですね。予定通りなら兄上も城の何処かから様子を伺っているはずですので、そろそろ決行しても良いかもしれません。」
「じゃあ、マントと仮面を身に着けて、ルシルが消えた地点に転移する準備をしてくれ。」
「解りました。」
そう言ってフローネル嬢はマントと仮面を身に着ける。
「転移後の段取りは解って居るね?」
「大丈夫です。任せて下さい。」
「じゃあ、始めるよ。」
僕はルシルに念話の魔法で話しかける。城から西に500メートル程飛んでから人間の姿に戻って、地上に降りる様に指示する。その後は僕が転移で回収する。
ルシルが向きを変えてこちらに向かって来る。
さて、ここからが本番だ。
34
お気に入りに追加
4,347
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?
よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ!
こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ!
これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・
どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。
周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ?
俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ?
それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ!
よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・
え?俺様チート持ちだって?チートって何だ?
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)
犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。
意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。
彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。
そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。
これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる