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まあ、人の身を超えると言っても、特別な事をする訳では無い。何時もよりちょっとばかし、スピードと破壊力を上げた攻撃をお見舞いするだけだ。躱せないギリギリで行くのがコツかな。
避けられる様になったらもう一段スピードを上げる。その繰り返しで、やがて人の領域を超えた速度と破壊力が身について来る。いわゆる限界突破と言う奴だ。
ただし、あまり急いでは行けない。制御できなくなれば簡単に人で無くなってしまう。亜神や精霊になってしまえば人間には戻れない。
「自分だけで強くなろうとするな。焦ってもろくな事が無い。じっくりと力を自分の物にするんだ。」
どうもフローネル嬢は急いで強くなりたがる傾向にある。多分、急がなければいけない事情があるのだろうが、急げば急ぐほど危険性が増す。
適度なブレーキを掛けながらの訓練が、暫く続いた。
そう言えば結局、どこまで強くすれば良いのだろう?博士には人の身で辿り着けるギリギリと言われたが、僕は人の身で神を超える力を得る方法を知っている。まあ、僕自身はまだまだその域には達していないのだが。
僕は現在強くなる途上に居る、なので僕を基準に考えるのは難しい。日々強さが変わっているからだ。
基準を何処に持って行くかが問題になる。
「現状でもかなり強くなっているが、目的を達成するにはどの位まで強くなれば良いんだ?」
「そうですね。出来れば1人で1国と戦争できる位の力があれば目的を達成できると思います。」
これはアレかな?核を保有して、戦争への抑止力にする的な物を目指しているのかな?
「既にあなたの力は災害級に達しています。現在の力でも十分1国の脅威になるとは思いますが?」
「脅威では甘いのです。実際に突きつけて、相手を屈服させる力が欲しいのです。」
「ふむ、事情を話す気は無いのかな?場合に寄っては力になれるかもしれないよ?」
「これは私の個人的な事情なので、誰かに手伝って貰うと言うのは違うと思います。」
「しかし、今の君は危険だ。何かが起こった時に止める人間が必要だとは思わないか?そして現状君を止められるのは僕だけだと言う事も解って居るはずだ。」
僕がそう言うとフローネル嬢は暫く考え込んでから答えた。
「確かにあなたの言う通りかもしれません。しかし、個人的な事情に他人を巻き込むのは気が引けます。」
「そう、難しく考えなくても良いんじゃないかな?君がしたい事を、思い通りに成せれば、僕の出番は無い訳だ。あくまでも非常時に僕が控えていると言うだけの話になる。」
「あなたは不思議な人ですね。時々年下だとは思えない時があります。」
まあ、精神年齢は年上だからね。
「解りました。私の事情をお話いたします。私には兄が1人と弟が2人居ます。現在の当主は父ですが、近い内に兄が後を継ぐ事になります。弟2人は騎士団に入隊が決まって居ます。そして、私には縁談が来ました。」
まあ、よくある話だよな。
「問題はその縁談なのですが、私より10歳以上年上の、しかも既に奥方が2人居る相手なのです。私は断りました。父は私の意思を尊重してくれ、縁談は立ち消えました。しかし、兄が当主になると話が別です。多分、兄は無理やりにでも私をその方に嫁がせるでしょう。」
「あなたの縁談がお兄さんに利益があると言う事ですか?」
「はい。いわゆる政略結婚と言う奴です。私が男だったらもしくは女性が騎士になれる状況なら問題は無かったのです。」
「えっと、ここまで聞いた話では、あなたが強くなる理由にはなって居ないとおもうのですが?」
「そうですね。私の家が普通の貴族だったら、私も強くなろうとは考えませんでした。」
ん?どう言う事だ?
「普通の貴族の家とは違うんですか?」
「私の父は、この国の皇帝なのです。」
え?それって、フローネル嬢は皇女様って事?ヤバい思考が追い付かない。
「それは、皇女様を政略結婚に使うって言う事になりますよね?相手はもしかして隣国の?」
「はい、北の王国の王太子です。」
なんか、大事になって来たぞ。
「王太子との結婚と言う事は、同盟を結んで西にある共和国に戦争でも仕掛けるつもりなのか?」
「縁談を持って来たのは王国ですが、兄はそのつもりの様です。父は基本戦争には益が無いと言うスタンスなのですが、兄は野心家なので、領土を増やす事を狙って居るようです。」
「3国が2国になったら、同盟はすぐに破棄されるのが目に見えているだろう?君のお兄さんは帝国を滅ぼすつもりなのか?」
「私も父もそう説得しました。しかし兄は王国に勝てるつもりで居ます。この大陸を制覇すると息巻いてます。父は、本来なら退位して兄に帝位を譲るつもりで居たのですが、一時的にそれを引き延ばしています。」
「で、君が強くなる事とどう繋がって来るんだ?」
「兄は我が国の軍隊を全面的に信用しています。もし、私が、その軍を相手に一人で勝てるとなったら、兄はどう思うでしょうか?」
なるほど、やっと話が繋がった。
「君は自国の軍を壊滅させるつもりなのか?それこそ他国の餌食になるぞ。」
「私も父もそこまで愚かではありません。本当の強者なら、相手を傷つけずに無力化出来ますよね?」
「確かに可能だが、君の頭の中では一体何人と戦う事を想定しているんだ?」
場合に寄っては、訓練方法を変えないと行けないのでここはしっかりと聞いて置かなければならない。
「そうですね。1対1万位で戦って見せれば兄も納得するのでは無いかと思っています。」
1人で1万人を相手にするって、かなり無茶な話だぞ。
「納得と言うのは君が王国へ嫁ぐ事が危険だと判断すると言う事かな?」
「はい、私は王国へ嫁げば王国の人間になります。帝国の敵になる訳です。わざわざ敵に戦力を与える様な事は兄には出来ないと思っています。」
「君のお兄さんは、そう言う事には敏感な方なのかな?」
「ええ、兄はそう言う人間です。」
まあ、身内が言うならそうなんだろうが、将来そんな皇帝の元で国民は安心して暮らして行けるのか?
「お兄さんを排除する事は考えて居ないのかい?」
「まあ、愚かな兄ですが、皇帝としての資質はそれなりにあります。また戦争を起こそうとしたら、私が止めますし。排除するところまでは考えて居ません。」
「正直に言わせて貰うと甘い考えだと思うよ。何故、君が皇帝になろうと考えないんだ?」
「歴代の皇帝に女性は居ません。」
「そう言う事を覆したかったんじゃなかったの?」
フローネル嬢はハッとした顔になる。
「私に兄を殺せと言うのですか?」
「いや、誰もそんな事は言って無いよ。お父さんが味方ならば、そう言う道も考えられるんじゃないかって話さ。」
皇女様が考え込んでしまった。
「1万人程度の人間を無力化するのは、それ程難しい事じゃ無い。問題は、お兄さんが納得するような勝ち方をしないと駄目って事だよね?」
ただ、立っているだけの人間なら魔法一発で無力化できる。しかし、力を見せるのであれば、ある程度の演出が必要だ。
これは訓練より先に作戦を考えないとな。
「一つ疑問なんだが、君は家を出る事を考えなかったの?君が家を捨てれば簡単に解決する問題だと思うんだが?」
「考えなかった訳ではありません。でも兄の性分なら、一時は戦争を回避出来ますが、いずれ戦争を起こす可能性が高いと考えました。それを止める人間が必要だとも。」
「なるほど、それで力を求めたと?」
この皇女様もかなりじゃじゃ馬だな。
「おかしいでしょうか?」
「んー、おかしいかどうかは解らないが、かなりの無茶だとは思うよ。だいたい僕が居なかったら、この作戦、成立しなかったんじゃ無いかな?」
「そうですね。あなたが居なければ別の道を探していたかもしれません。」
別の道ねぇ。それこそ、悲劇しか待っていない様な気がするぞ。
「まあ、君の事情は察したし、帝国の未来も掛かっている。最善の作戦を考えてみるよ。」
「お願いします。」
喋って楽になったのか、フローネル嬢は大きく息を吐いた。
さてと、今日はこの辺にして、家でじっくりと作戦を考えないと。
避けられる様になったらもう一段スピードを上げる。その繰り返しで、やがて人の領域を超えた速度と破壊力が身について来る。いわゆる限界突破と言う奴だ。
ただし、あまり急いでは行けない。制御できなくなれば簡単に人で無くなってしまう。亜神や精霊になってしまえば人間には戻れない。
「自分だけで強くなろうとするな。焦ってもろくな事が無い。じっくりと力を自分の物にするんだ。」
どうもフローネル嬢は急いで強くなりたがる傾向にある。多分、急がなければいけない事情があるのだろうが、急げば急ぐほど危険性が増す。
適度なブレーキを掛けながらの訓練が、暫く続いた。
そう言えば結局、どこまで強くすれば良いのだろう?博士には人の身で辿り着けるギリギリと言われたが、僕は人の身で神を超える力を得る方法を知っている。まあ、僕自身はまだまだその域には達していないのだが。
僕は現在強くなる途上に居る、なので僕を基準に考えるのは難しい。日々強さが変わっているからだ。
基準を何処に持って行くかが問題になる。
「現状でもかなり強くなっているが、目的を達成するにはどの位まで強くなれば良いんだ?」
「そうですね。出来れば1人で1国と戦争できる位の力があれば目的を達成できると思います。」
これはアレかな?核を保有して、戦争への抑止力にする的な物を目指しているのかな?
「既にあなたの力は災害級に達しています。現在の力でも十分1国の脅威になるとは思いますが?」
「脅威では甘いのです。実際に突きつけて、相手を屈服させる力が欲しいのです。」
「ふむ、事情を話す気は無いのかな?場合に寄っては力になれるかもしれないよ?」
「これは私の個人的な事情なので、誰かに手伝って貰うと言うのは違うと思います。」
「しかし、今の君は危険だ。何かが起こった時に止める人間が必要だとは思わないか?そして現状君を止められるのは僕だけだと言う事も解って居るはずだ。」
僕がそう言うとフローネル嬢は暫く考え込んでから答えた。
「確かにあなたの言う通りかもしれません。しかし、個人的な事情に他人を巻き込むのは気が引けます。」
「そう、難しく考えなくても良いんじゃないかな?君がしたい事を、思い通りに成せれば、僕の出番は無い訳だ。あくまでも非常時に僕が控えていると言うだけの話になる。」
「あなたは不思議な人ですね。時々年下だとは思えない時があります。」
まあ、精神年齢は年上だからね。
「解りました。私の事情をお話いたします。私には兄が1人と弟が2人居ます。現在の当主は父ですが、近い内に兄が後を継ぐ事になります。弟2人は騎士団に入隊が決まって居ます。そして、私には縁談が来ました。」
まあ、よくある話だよな。
「問題はその縁談なのですが、私より10歳以上年上の、しかも既に奥方が2人居る相手なのです。私は断りました。父は私の意思を尊重してくれ、縁談は立ち消えました。しかし、兄が当主になると話が別です。多分、兄は無理やりにでも私をその方に嫁がせるでしょう。」
「あなたの縁談がお兄さんに利益があると言う事ですか?」
「はい。いわゆる政略結婚と言う奴です。私が男だったらもしくは女性が騎士になれる状況なら問題は無かったのです。」
「えっと、ここまで聞いた話では、あなたが強くなる理由にはなって居ないとおもうのですが?」
「そうですね。私の家が普通の貴族だったら、私も強くなろうとは考えませんでした。」
ん?どう言う事だ?
「普通の貴族の家とは違うんですか?」
「私の父は、この国の皇帝なのです。」
え?それって、フローネル嬢は皇女様って事?ヤバい思考が追い付かない。
「それは、皇女様を政略結婚に使うって言う事になりますよね?相手はもしかして隣国の?」
「はい、北の王国の王太子です。」
なんか、大事になって来たぞ。
「王太子との結婚と言う事は、同盟を結んで西にある共和国に戦争でも仕掛けるつもりなのか?」
「縁談を持って来たのは王国ですが、兄はそのつもりの様です。父は基本戦争には益が無いと言うスタンスなのですが、兄は野心家なので、領土を増やす事を狙って居るようです。」
「3国が2国になったら、同盟はすぐに破棄されるのが目に見えているだろう?君のお兄さんは帝国を滅ぼすつもりなのか?」
「私も父もそう説得しました。しかし兄は王国に勝てるつもりで居ます。この大陸を制覇すると息巻いてます。父は、本来なら退位して兄に帝位を譲るつもりで居たのですが、一時的にそれを引き延ばしています。」
「で、君が強くなる事とどう繋がって来るんだ?」
「兄は我が国の軍隊を全面的に信用しています。もし、私が、その軍を相手に一人で勝てるとなったら、兄はどう思うでしょうか?」
なるほど、やっと話が繋がった。
「君は自国の軍を壊滅させるつもりなのか?それこそ他国の餌食になるぞ。」
「私も父もそこまで愚かではありません。本当の強者なら、相手を傷つけずに無力化出来ますよね?」
「確かに可能だが、君の頭の中では一体何人と戦う事を想定しているんだ?」
場合に寄っては、訓練方法を変えないと行けないのでここはしっかりと聞いて置かなければならない。
「そうですね。1対1万位で戦って見せれば兄も納得するのでは無いかと思っています。」
1人で1万人を相手にするって、かなり無茶な話だぞ。
「納得と言うのは君が王国へ嫁ぐ事が危険だと判断すると言う事かな?」
「はい、私は王国へ嫁げば王国の人間になります。帝国の敵になる訳です。わざわざ敵に戦力を与える様な事は兄には出来ないと思っています。」
「君のお兄さんは、そう言う事には敏感な方なのかな?」
「ええ、兄はそう言う人間です。」
まあ、身内が言うならそうなんだろうが、将来そんな皇帝の元で国民は安心して暮らして行けるのか?
「お兄さんを排除する事は考えて居ないのかい?」
「まあ、愚かな兄ですが、皇帝としての資質はそれなりにあります。また戦争を起こそうとしたら、私が止めますし。排除するところまでは考えて居ません。」
「正直に言わせて貰うと甘い考えだと思うよ。何故、君が皇帝になろうと考えないんだ?」
「歴代の皇帝に女性は居ません。」
「そう言う事を覆したかったんじゃなかったの?」
フローネル嬢はハッとした顔になる。
「私に兄を殺せと言うのですか?」
「いや、誰もそんな事は言って無いよ。お父さんが味方ならば、そう言う道も考えられるんじゃないかって話さ。」
皇女様が考え込んでしまった。
「1万人程度の人間を無力化するのは、それ程難しい事じゃ無い。問題は、お兄さんが納得するような勝ち方をしないと駄目って事だよね?」
ただ、立っているだけの人間なら魔法一発で無力化できる。しかし、力を見せるのであれば、ある程度の演出が必要だ。
これは訓練より先に作戦を考えないとな。
「一つ疑問なんだが、君は家を出る事を考えなかったの?君が家を捨てれば簡単に解決する問題だと思うんだが?」
「考えなかった訳ではありません。でも兄の性分なら、一時は戦争を回避出来ますが、いずれ戦争を起こす可能性が高いと考えました。それを止める人間が必要だとも。」
「なるほど、それで力を求めたと?」
この皇女様もかなりじゃじゃ馬だな。
「おかしいでしょうか?」
「んー、おかしいかどうかは解らないが、かなりの無茶だとは思うよ。だいたい僕が居なかったら、この作戦、成立しなかったんじゃ無いかな?」
「そうですね。あなたが居なければ別の道を探していたかもしれません。」
別の道ねぇ。それこそ、悲劇しか待っていない様な気がするぞ。
「まあ、君の事情は察したし、帝国の未来も掛かっている。最善の作戦を考えてみるよ。」
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