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フローネル嬢の思惑は正直解らない。だが、何か重要な事を抱えているのは解る。まあ、力を得た所で悪い事には使わないと思うが、最悪、僕が止めないと行けない事態になるかもしれない。
そこまでバケモノに育てるつもりは無いが、間違って人を超えると厄介だ。
とりあえず、1週間はこの修行を続けようと思う。まずは丈夫さと回復能力の速さを身に着けながら僕のスピードに慣れて貰おう。
スピードはステータスなので、そう簡単には身に付かない。だが、先読みと無駄な動きを無くすことで補う事は可能だ。
また、僕の動きを捉えるには騎士の剣の型が邪魔になる。上手く崩れて実戦の剣になってくれると都合が良い。
型と言うのは基礎だ。強くなるために最初に覚える事には意味がある。しかし、何時までも型に捉われていては、そこから先には進めない。型を壊してはいけないが、崩す事は悪い事では無い。自分なりの型を作れれば尚良い。
事実1週間でフローネル嬢は僕の動きに付いて来れる様になった。失神する事もだいぶ減って来た。ここから先は僕も木刀を持ち、打ち合いに慣れて貰おう。また、失神の回数が増えそうだ。
基本、午前は剣術、午後には魔法を教えている。
フローネル嬢は剣術はそれなりのモノを持っている。だが、魔法は魔術学院をギリギリ卒業できる程度しか習得していない。正直魔法で戦うのは厳しい所だ。
僕は、基礎から魔法を教える事になった。帝国の魔法の遅れはかなり深刻だ。一応。攻撃魔法は撃てる。だが、支援魔法が全然駄目だ。実際の戦いでは支援魔法の方が攻撃魔法より役に立つ場面が多い。
身体強化とクロックアップが使えれば、それだけで、Sランクのハンターとも対等に戦う事が出来る。
クロックアップを使うには最低でもマルチタスクの習得が必要だ。攻撃魔法は無視して、支援魔法を叩き込み、何とか、マルチタスクを覚えたのが2週間後だった。
一応クロックアップの理論とイメージは教えてある。使える様になれば、模擬戦で剣を合わせる事位は出来る様になるだろう。そうなれば、そこから先は早い。
今は僕が一方的に剣でダメージを与えているが、それを受け止められる様になれば、次の段階の受け流しに進める。剣を受け流せるようになれば、ダメージを受ける事が減る。結果、長時間の打ち合い、読み合いが出来る様になり、上達の早道になるのだ。
剣が上手くなれば、魔法を教える時間も多く取れる様になる。既にマルチタスクをマスターしているので、初級魔法だけでもそれなりの運用が可能だ。プラスして中級の攻撃魔法を覚えれば、Sランクハンターの試験にも受かるだろう。
まあ、Sランクは通過地点だ。最低でもドラゴンを倒せるようにならないと僕の納得が行かない。
半年でドラゴンを倒せるようにすると約束したが、1か月で既にSランク相当になって居る。これは意外に早く依頼を達成できるかもしれない。
さて、2か月目に入ると、流石に闘技場では訓練がきつくなって来た。転移で西の草原に出かけて訓練をする事が増える。
魔術学院を出ているだけあって、魔法理論の吸収は早い。攻撃魔法なら使って見せればイメージもしやすいらしく、中級魔法もどんどんと覚えて行く。
ある程度、中級魔法を覚えたら、それに絡めた上級魔法も教えて行く。使いづらい中級より使いやすい上級魔法の方が役に立つからだ。目的は強くなることであって、魔法使いにしたい訳では無い。
転移魔法も教えた。まあ、付与やフライは教えて無いので不正利用は出来ないだろう。転移は不意打ちに使えるからね。逃げる時にも便利だし。
2か月半が過ぎた頃には、僕とある程度の模擬戦が成立する様になった。グリーンドラゴンならギリギリ勝てるかもしれない。一度ドラゴンと対峙させてみるか?
午後には平原に転移して、今度は魔法メインで模擬戦をしてみる。マルチタスクは7段階。クロックアップも3倍程度までマスターしている。僕を除けば、帝国でも最強の魔法使いと言って良いかもしれない。
まあ、リリ達は戦闘をメインの魔法使いでは無いので比較対象にはならないかもしれないが、現状でほぼ同格、来月にはフローネル嬢の方が強くなっているだろう。
年齢の差や戦闘特化と言う違いもあるが、強さへの執念が大きく違う。フローネル嬢の場合、何故そこまでと言う程、力への執着が凄い。
「魔法だけでもドラゴンを倒せる位にはなってるぞ。剣技と合わせればレッドドラゴンでもイケそうだ。」
「本当ですか?でも、まだこの上があるんですよね?」
「まあ、そうなんだけどね、ここから先は危険が伴う。」
「危険は十分承知しています。」
「いや、僕の言ってる危険とあなたが考えている危険は意味が違うと思うよ。」
フローネル嬢がはて?と首をかしげる。なにこのお姉さん。自分の魅力を絶対的に解ってるな。
そう言えばフローネル嬢って何歳なんだろう?女性に年を聞くのは失礼だよね?
「これから先、気を抜くと人間の領域を超えてしまう危険性があります。精神面も鍛えて、それを抑え込まないと行けません。」
「なるほど、そう言う事ですか。それは私自身が克服しないと行けない事ですよね?」
「そうですね。僕も精神面までは手を出せません。」
まあ、実際訓練中になんらかの兆候が見えたら意識を刈り取るけどね。
その日はそこまでにして、お開きにした。僕はすぐに王国へ帰らず、博士の元に行った。
「博士。フローネル嬢の事なんですが、幾つか聞いて置きたい事があるのですが、大丈夫ですか?」
「そうじゃのぉ、答えられる事なら答えるぞ。」
「まず、年齢と彼女の性格を聞きたいですね。」
「年齢は確か19歳になったはずじゃ。性格は真面目で温厚と言った所かのぉ。」
「貴族の令嬢で19歳。それで独身と言うのは珍しいのではないですか?」
「ふむ、そこは事情があるとしか言えんな。」
「では、彼女は現在単独でドラゴンを倒せる位にまでなって居ます。これ以上強くしても大丈夫ですか?」
「そこは私が保証しよう。彼女がどれだけ強くなっても他人に害を与える様な事はしない。」
「それは、彼女が目標を達成した後もですか?」
「彼女が目標を達成したら、猶更彼女は自分の力を使わんだろうな。」
やはり、何か理由があるようだな。これ以上は詮索しない方が良さそうだ。
「解りました。訓練を続ける事にします。ただ、強さには上限がありません。出来れば目標が欲しいのですが?」
「人間の領域で、上限が無いと言うのかね?」
「はい、人間のままでも神を超える力を持つ事は可能ですよ。まあ、僕は現状そこまで達してませんが。」
博士が驚いた顔で僕をまじまじと見る。
「ちなみに、今の君でどの位の力を持っているのかね?」
「まあ、この国を一瞬で消し去る位の力はありますよ。」
「では、その半分位の力で止めて置いてくれるか?」
「解りました。善処しましょう。ただ、稽古方法を覚えてしまうと、稽古を続けて、僕を超えるかもしれませんよ。」
まあ、その頃には僕はもっと強くなってるけどねとは言わなかった。
博士はなにやら考え込んでしまった。
僕は転移で王国の我が家に帰る。
子供たちと戯れてから、風呂に入る。さて、明日から人の身で人を超える力を得る訓練に入る。十分気を付けるつもりだが、何が起こるかは判らない。何が起こっても対処できるように計画を立てよう。
翌朝、ルシルとの稽古を終えた後、帝国の闘技場へ飛ぶ。そう言えば、ルシルはかなり、前の力を取り戻している。僕は何故か、身体強化を使わないとルシルに勝てない。神格の封印の影響なのだろうか?
闘技場へ着くとフローネル嬢が待っている。9時と約束したのだが、必ず9時前に来ている。几帳面な性格なのだろう。
「今日からは、人間の身を超える訓練に入る。本当に超えてしまわない様に十分気を付けて下さい。」
「解りました。」
「では、何時もの西の草原へ行きましょう。」
そう言って2人で転移する。
そこまでバケモノに育てるつもりは無いが、間違って人を超えると厄介だ。
とりあえず、1週間はこの修行を続けようと思う。まずは丈夫さと回復能力の速さを身に着けながら僕のスピードに慣れて貰おう。
スピードはステータスなので、そう簡単には身に付かない。だが、先読みと無駄な動きを無くすことで補う事は可能だ。
また、僕の動きを捉えるには騎士の剣の型が邪魔になる。上手く崩れて実戦の剣になってくれると都合が良い。
型と言うのは基礎だ。強くなるために最初に覚える事には意味がある。しかし、何時までも型に捉われていては、そこから先には進めない。型を壊してはいけないが、崩す事は悪い事では無い。自分なりの型を作れれば尚良い。
事実1週間でフローネル嬢は僕の動きに付いて来れる様になった。失神する事もだいぶ減って来た。ここから先は僕も木刀を持ち、打ち合いに慣れて貰おう。また、失神の回数が増えそうだ。
基本、午前は剣術、午後には魔法を教えている。
フローネル嬢は剣術はそれなりのモノを持っている。だが、魔法は魔術学院をギリギリ卒業できる程度しか習得していない。正直魔法で戦うのは厳しい所だ。
僕は、基礎から魔法を教える事になった。帝国の魔法の遅れはかなり深刻だ。一応。攻撃魔法は撃てる。だが、支援魔法が全然駄目だ。実際の戦いでは支援魔法の方が攻撃魔法より役に立つ場面が多い。
身体強化とクロックアップが使えれば、それだけで、Sランクのハンターとも対等に戦う事が出来る。
クロックアップを使うには最低でもマルチタスクの習得が必要だ。攻撃魔法は無視して、支援魔法を叩き込み、何とか、マルチタスクを覚えたのが2週間後だった。
一応クロックアップの理論とイメージは教えてある。使える様になれば、模擬戦で剣を合わせる事位は出来る様になるだろう。そうなれば、そこから先は早い。
今は僕が一方的に剣でダメージを与えているが、それを受け止められる様になれば、次の段階の受け流しに進める。剣を受け流せるようになれば、ダメージを受ける事が減る。結果、長時間の打ち合い、読み合いが出来る様になり、上達の早道になるのだ。
剣が上手くなれば、魔法を教える時間も多く取れる様になる。既にマルチタスクをマスターしているので、初級魔法だけでもそれなりの運用が可能だ。プラスして中級の攻撃魔法を覚えれば、Sランクハンターの試験にも受かるだろう。
まあ、Sランクは通過地点だ。最低でもドラゴンを倒せるようにならないと僕の納得が行かない。
半年でドラゴンを倒せるようにすると約束したが、1か月で既にSランク相当になって居る。これは意外に早く依頼を達成できるかもしれない。
さて、2か月目に入ると、流石に闘技場では訓練がきつくなって来た。転移で西の草原に出かけて訓練をする事が増える。
魔術学院を出ているだけあって、魔法理論の吸収は早い。攻撃魔法なら使って見せればイメージもしやすいらしく、中級魔法もどんどんと覚えて行く。
ある程度、中級魔法を覚えたら、それに絡めた上級魔法も教えて行く。使いづらい中級より使いやすい上級魔法の方が役に立つからだ。目的は強くなることであって、魔法使いにしたい訳では無い。
転移魔法も教えた。まあ、付与やフライは教えて無いので不正利用は出来ないだろう。転移は不意打ちに使えるからね。逃げる時にも便利だし。
2か月半が過ぎた頃には、僕とある程度の模擬戦が成立する様になった。グリーンドラゴンならギリギリ勝てるかもしれない。一度ドラゴンと対峙させてみるか?
午後には平原に転移して、今度は魔法メインで模擬戦をしてみる。マルチタスクは7段階。クロックアップも3倍程度までマスターしている。僕を除けば、帝国でも最強の魔法使いと言って良いかもしれない。
まあ、リリ達は戦闘をメインの魔法使いでは無いので比較対象にはならないかもしれないが、現状でほぼ同格、来月にはフローネル嬢の方が強くなっているだろう。
年齢の差や戦闘特化と言う違いもあるが、強さへの執念が大きく違う。フローネル嬢の場合、何故そこまでと言う程、力への執着が凄い。
「魔法だけでもドラゴンを倒せる位にはなってるぞ。剣技と合わせればレッドドラゴンでもイケそうだ。」
「本当ですか?でも、まだこの上があるんですよね?」
「まあ、そうなんだけどね、ここから先は危険が伴う。」
「危険は十分承知しています。」
「いや、僕の言ってる危険とあなたが考えている危険は意味が違うと思うよ。」
フローネル嬢がはて?と首をかしげる。なにこのお姉さん。自分の魅力を絶対的に解ってるな。
そう言えばフローネル嬢って何歳なんだろう?女性に年を聞くのは失礼だよね?
「これから先、気を抜くと人間の領域を超えてしまう危険性があります。精神面も鍛えて、それを抑え込まないと行けません。」
「なるほど、そう言う事ですか。それは私自身が克服しないと行けない事ですよね?」
「そうですね。僕も精神面までは手を出せません。」
まあ、実際訓練中になんらかの兆候が見えたら意識を刈り取るけどね。
その日はそこまでにして、お開きにした。僕はすぐに王国へ帰らず、博士の元に行った。
「博士。フローネル嬢の事なんですが、幾つか聞いて置きたい事があるのですが、大丈夫ですか?」
「そうじゃのぉ、答えられる事なら答えるぞ。」
「まず、年齢と彼女の性格を聞きたいですね。」
「年齢は確か19歳になったはずじゃ。性格は真面目で温厚と言った所かのぉ。」
「貴族の令嬢で19歳。それで独身と言うのは珍しいのではないですか?」
「ふむ、そこは事情があるとしか言えんな。」
「では、彼女は現在単独でドラゴンを倒せる位にまでなって居ます。これ以上強くしても大丈夫ですか?」
「そこは私が保証しよう。彼女がどれだけ強くなっても他人に害を与える様な事はしない。」
「それは、彼女が目標を達成した後もですか?」
「彼女が目標を達成したら、猶更彼女は自分の力を使わんだろうな。」
やはり、何か理由があるようだな。これ以上は詮索しない方が良さそうだ。
「解りました。訓練を続ける事にします。ただ、強さには上限がありません。出来れば目標が欲しいのですが?」
「人間の領域で、上限が無いと言うのかね?」
「はい、人間のままでも神を超える力を持つ事は可能ですよ。まあ、僕は現状そこまで達してませんが。」
博士が驚いた顔で僕をまじまじと見る。
「ちなみに、今の君でどの位の力を持っているのかね?」
「まあ、この国を一瞬で消し去る位の力はありますよ。」
「では、その半分位の力で止めて置いてくれるか?」
「解りました。善処しましょう。ただ、稽古方法を覚えてしまうと、稽古を続けて、僕を超えるかもしれませんよ。」
まあ、その頃には僕はもっと強くなってるけどねとは言わなかった。
博士はなにやら考え込んでしまった。
僕は転移で王国の我が家に帰る。
子供たちと戯れてから、風呂に入る。さて、明日から人の身で人を超える力を得る訓練に入る。十分気を付けるつもりだが、何が起こるかは判らない。何が起こっても対処できるように計画を立てよう。
翌朝、ルシルとの稽古を終えた後、帝国の闘技場へ飛ぶ。そう言えば、ルシルはかなり、前の力を取り戻している。僕は何故か、身体強化を使わないとルシルに勝てない。神格の封印の影響なのだろうか?
闘技場へ着くとフローネル嬢が待っている。9時と約束したのだが、必ず9時前に来ている。几帳面な性格なのだろう。
「今日からは、人間の身を超える訓練に入る。本当に超えてしまわない様に十分気を付けて下さい。」
「解りました。」
「では、何時もの西の草原へ行きましょう。」
そう言って2人で転移する。
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