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さて、おっさん達は邪魔だが、時間があまり無い。放って置けばブルードラゴンが、グリーンドラゴンを襲うだけでなく、僕らもターゲットにされてしまう。最悪帝都へ飛んで行くかもしれない。
ここは倒す所なんだが、見物人が多すぎる。追い返すか?いや、追い返しても倒しても状況はあまり変わらない気がするぞ。
ギルドや皇帝にバレたら僕は帝国に居られなくなりそうだ。
でも、殺らないと殺られる。僕以外の人が。覚悟を決めるしか無いのかなぁ。
あれ?そう言えば親グリーンドラゴンの姿が見えない。急いでサーチを展開すると、最初にぶっ飛ばした子グリーンドラゴンの傍にいる。頼むからそこで大人しくしていてくれよ。
ブルードラゴンは先程から僕を威嚇している。時々ブレスを吐いたりしているが、魔法障壁で上空へはじき返している。
「さっきから何気に凄い事をしている様に見えるんだが、本当にあいつを倒せるのか?」
おっさんが聞いて来る。あれ?既にやっちまった感じ?
「倒すのは簡単だ。問題は、その後だな。おっさんらが黙っていてくれないと僕は帝国に居られなくなる。」
「そんな事を心配していたのか?皆、既に死を覚悟している。命の恩人の言う事は聞くと思うぞ。」
マジか?そう言う事なら遠慮なくやらせて貰おうかな?
「本当に、これから見た事は見なかった事に出来るか?」
「ああ、俺の名に懸けて。」
僕は正直ストレスが溜まっていた様だ。瞬動でブルードラゴンに近づき顎を蹴り上げる。上空へ吹き飛ぶドラゴンを転移で待ち伏せし、剣で首をサクッと切り落とす。ドラゴンと一緒に落下しながら、首と胴体をストレージに仕舞った。
そのままフライで2匹目の子グリーンドラゴンの元へ飛び、転移で親グリーンドラゴンと合流する。怪我をしている親グリーンドラゴンに回復魔法を掛けると。3匹は北東へ向かい飛んで行った。
盛大にやらかしたぞ。これでバレたら帝国とはおさらばだな。
「おっさん。約束は守ってくれるんだろうな?」
「ブルードラゴンを瞬殺とか、そんなとんでもねぇ奴に逆らう勇気が有る奴はうちのパーティーには居ないと思うぞ。」
「あれ?僕、そんなに怖いですか?」
「ああ、俺が知ってるどのSランクよりもヤバいな。」
ん?Sランクってバケモノじゃなかったの?僕も同列ですか?
「僕、Cランクですけど?」
「ランクは意味が無いって、言って無かったか?」
えっと、まあ、そうですけど。
「とにかく、ブルードラゴンの事は内密にお願いします。」
「まあ、誰かに話しても信じないだろう。それに証拠も無いしな。」
ブルードラゴンはストレージの中、出さなければ確かに証拠は無い。問題はギルドカードだ、あれって討伐した魔物を記録するんじゃ無かったか?
「なぁ、ギルドカードに討伐の記録とか残らないのか?」
「ああ、あれは指定依頼の時しか確認しないし、魔物の種類までは解らんぞ。」
ほう?すると僕が大森林で狩った魔物や過去に狩ったドラゴンも解らないって事か?でも数は誤魔化せないのか、困ったな。
「リセットは出来ないのか?」
「リセットは無理だな。でもカードを作り直せば履歴は消えるぞ。例えば昇級とかな。」
ん?昇級で履歴が消えるって事は、大森林で大量に魔物を狩った事は消えているって事か?ラッキー!
これからは大森林で間引きを行った後に昇級試験を受けよう。
あ、そうだ、『緋色の風』のメンバーを忘れていた。
街道の真ん中まで下りて、メンバーに手で合図を送る。シンを先頭に4人が森から出て来る。
おっさんはおっさんで、漆黒の闇のメンバーの様子を確認している。どうやらどちらのメンバーにも怪我人は居ない様だ。
「皆、聞いてくれ。良いか、ブルードラゴンは居なかった。居たのはグリーンドラゴンだ。そのグリーンドラゴンも逃げて行った。解るな?」
僕がそう言うと、9人が首を縦に大きく振った。おっさんが、「なっ!」って顔をしている。なんだろう、認めたくないが、これって恐れられてるって事だよね?
まだ時間は早いが、もう皆、気力が残って居ない。11人でぞろぞろと帰る事にした。かなり奥へ来たので、歩きだとギルドまで1時間半位掛かる。
「なぁ、おっさん。なんで、このメンバーで組んでるんだ?」
正直おっさんは見た目はいかついが、根は良い人だ。しかし、メンバーは不良ハンターが多い。
「こいつらは放っておくと一人前になる前に死んじまう。だから、俺が育てている。」
「それは、おっさんにとってはAランクになるより重要なのか?」
「ああ、Dランクになれば世間では一人前のハンターとして認められる。こいつ等は今まで、認められる事が無かった奴等ばかりだ。認められれば、それなりの事を成す事が出来る。それに俺はSランクにはなれない。だったらランクは関係ない。」
多分、おっさんみたいな人がハンターギルドを支えているんだろうな。
「ちなみに、僕はCランクなんだけど、Bランクになるにはどうすれば良いの?」
「Bランクは強いだけではなれない。幾つかの実績が必要だ。1つは護衛依頼を受ける事。そして、もう1つはレイドへの参加だ。」
「レイド?何それ?」
「簡単に言えば、多人数で参加する討伐だな。」
「へぇ。面白そうじゃん。多人数ってどの位?」
「そうだな、ヒドラなんかだと6人パーティー×3チームの18人編成でレイドを行う。オークの村を1つ潰す場合は6人パーティーが5チームの30人編成だ。」
「それって、誰でも参加出来るの?」
「基本Cランク以上なら参加出来る。ギルドに申し込んで置けば、後で日程や参加者の情報などの詳細が送られてくるぞ。」
なるほど、ゲームみたいだな。楽しそうだ。今度申し込んでみよう。
「しかし、お前なら1人でオークの村とか壊滅させられるんじゃないか?」
「言われてみれば、出来ない事は無いかも。」
その気になれば大森林だって壊滅出来るな。
「そう言う奴で無いとSランクにはなれないんだよ。俺には無理だ。」
「おっさんは、これから先もずっとハンターを育てて行くのか?」
「まあ、後10年位はな。」
ん?なんで10年?
「10年すると何かあるのか?」
「大抵のハンターは30代で引退する。俺も多分、その頃には家庭でも築いて平和に暮らしているだろう。」
「おっさんが結婚とか、無理だろ?」
「お前、殴って良いか?」
「構わないが反撃するぞ?」
おっさんが握った拳をそっと開いた。
「引退するのは構わないが、後任は育てて置きなよ。おっさんみたいなのが減るとギルドが荒れる。」
「なんか、お前の方が年寄り臭くねえか?」
と、僕らが馬鹿話をしていると、後ろの方でも話が盛り上がっている。どうやらメンバー同士が打ち解けて来た様だ。
やがて、帝都が近づいて来ると、ちらほらとハンターの姿を見かけるようになる。皆、大きな荷物を持っている。どうやら得物を狩ったハンターが早めにギルドに帰る様だ。夕方は混むからな。
そう言えば、漆黒の闇は荷物を持っていない。
「おっさん達、獲物は?」
「そんなもん。ドラゴンが出た時に投げ捨てたよ。命と金、比べるまでも無いだろう?」
「じゃあ、今日は儲け無し?」
「命があるだけましさ。正直死を覚悟してたからな。命があれば、また稼げる。」
おっさんによると、『漆黒の闇』は結構稼いでるので一日位稼げない日があっても問題無いそうだ。それに、週に1日は休みの日があるとか、その日は休んでも良いし昇級試験に充てても良いそうだ。意外にホワイトな職場なんだね。
僕ら緋色の風はレッドベアにブラックファングそれにレッドサーペントがあるので、結構な儲けになる。おっさん達には悪いが、分けてやる訳にも行かない。
こうして、緋色の風と漆黒の闇は時々合同で狩りをする位の仲になった。
まあ、秘密を共有する仲間だし、こっちの実力も分かっただろうから文句を言う奴は居なかった。
そして、1か月もしない内に緋色の風はDランクパーティーになった。
まあ、儲けはAランク並なんだけどね。
ここは倒す所なんだが、見物人が多すぎる。追い返すか?いや、追い返しても倒しても状況はあまり変わらない気がするぞ。
ギルドや皇帝にバレたら僕は帝国に居られなくなりそうだ。
でも、殺らないと殺られる。僕以外の人が。覚悟を決めるしか無いのかなぁ。
あれ?そう言えば親グリーンドラゴンの姿が見えない。急いでサーチを展開すると、最初にぶっ飛ばした子グリーンドラゴンの傍にいる。頼むからそこで大人しくしていてくれよ。
ブルードラゴンは先程から僕を威嚇している。時々ブレスを吐いたりしているが、魔法障壁で上空へはじき返している。
「さっきから何気に凄い事をしている様に見えるんだが、本当にあいつを倒せるのか?」
おっさんが聞いて来る。あれ?既にやっちまった感じ?
「倒すのは簡単だ。問題は、その後だな。おっさんらが黙っていてくれないと僕は帝国に居られなくなる。」
「そんな事を心配していたのか?皆、既に死を覚悟している。命の恩人の言う事は聞くと思うぞ。」
マジか?そう言う事なら遠慮なくやらせて貰おうかな?
「本当に、これから見た事は見なかった事に出来るか?」
「ああ、俺の名に懸けて。」
僕は正直ストレスが溜まっていた様だ。瞬動でブルードラゴンに近づき顎を蹴り上げる。上空へ吹き飛ぶドラゴンを転移で待ち伏せし、剣で首をサクッと切り落とす。ドラゴンと一緒に落下しながら、首と胴体をストレージに仕舞った。
そのままフライで2匹目の子グリーンドラゴンの元へ飛び、転移で親グリーンドラゴンと合流する。怪我をしている親グリーンドラゴンに回復魔法を掛けると。3匹は北東へ向かい飛んで行った。
盛大にやらかしたぞ。これでバレたら帝国とはおさらばだな。
「おっさん。約束は守ってくれるんだろうな?」
「ブルードラゴンを瞬殺とか、そんなとんでもねぇ奴に逆らう勇気が有る奴はうちのパーティーには居ないと思うぞ。」
「あれ?僕、そんなに怖いですか?」
「ああ、俺が知ってるどのSランクよりもヤバいな。」
ん?Sランクってバケモノじゃなかったの?僕も同列ですか?
「僕、Cランクですけど?」
「ランクは意味が無いって、言って無かったか?」
えっと、まあ、そうですけど。
「とにかく、ブルードラゴンの事は内密にお願いします。」
「まあ、誰かに話しても信じないだろう。それに証拠も無いしな。」
ブルードラゴンはストレージの中、出さなければ確かに証拠は無い。問題はギルドカードだ、あれって討伐した魔物を記録するんじゃ無かったか?
「なぁ、ギルドカードに討伐の記録とか残らないのか?」
「ああ、あれは指定依頼の時しか確認しないし、魔物の種類までは解らんぞ。」
ほう?すると僕が大森林で狩った魔物や過去に狩ったドラゴンも解らないって事か?でも数は誤魔化せないのか、困ったな。
「リセットは出来ないのか?」
「リセットは無理だな。でもカードを作り直せば履歴は消えるぞ。例えば昇級とかな。」
ん?昇級で履歴が消えるって事は、大森林で大量に魔物を狩った事は消えているって事か?ラッキー!
これからは大森林で間引きを行った後に昇級試験を受けよう。
あ、そうだ、『緋色の風』のメンバーを忘れていた。
街道の真ん中まで下りて、メンバーに手で合図を送る。シンを先頭に4人が森から出て来る。
おっさんはおっさんで、漆黒の闇のメンバーの様子を確認している。どうやらどちらのメンバーにも怪我人は居ない様だ。
「皆、聞いてくれ。良いか、ブルードラゴンは居なかった。居たのはグリーンドラゴンだ。そのグリーンドラゴンも逃げて行った。解るな?」
僕がそう言うと、9人が首を縦に大きく振った。おっさんが、「なっ!」って顔をしている。なんだろう、認めたくないが、これって恐れられてるって事だよね?
まだ時間は早いが、もう皆、気力が残って居ない。11人でぞろぞろと帰る事にした。かなり奥へ来たので、歩きだとギルドまで1時間半位掛かる。
「なぁ、おっさん。なんで、このメンバーで組んでるんだ?」
正直おっさんは見た目はいかついが、根は良い人だ。しかし、メンバーは不良ハンターが多い。
「こいつらは放っておくと一人前になる前に死んじまう。だから、俺が育てている。」
「それは、おっさんにとってはAランクになるより重要なのか?」
「ああ、Dランクになれば世間では一人前のハンターとして認められる。こいつ等は今まで、認められる事が無かった奴等ばかりだ。認められれば、それなりの事を成す事が出来る。それに俺はSランクにはなれない。だったらランクは関係ない。」
多分、おっさんみたいな人がハンターギルドを支えているんだろうな。
「ちなみに、僕はCランクなんだけど、Bランクになるにはどうすれば良いの?」
「Bランクは強いだけではなれない。幾つかの実績が必要だ。1つは護衛依頼を受ける事。そして、もう1つはレイドへの参加だ。」
「レイド?何それ?」
「簡単に言えば、多人数で参加する討伐だな。」
「へぇ。面白そうじゃん。多人数ってどの位?」
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「それって、誰でも参加出来るの?」
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なるほど、ゲームみたいだな。楽しそうだ。今度申し込んでみよう。
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「言われてみれば、出来ない事は無いかも。」
その気になれば大森林だって壊滅出来るな。
「そう言う奴で無いとSランクにはなれないんだよ。俺には無理だ。」
「おっさんは、これから先もずっとハンターを育てて行くのか?」
「まあ、後10年位はな。」
ん?なんで10年?
「10年すると何かあるのか?」
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「おっさんが結婚とか、無理だろ?」
「お前、殴って良いか?」
「構わないが反撃するぞ?」
おっさんが握った拳をそっと開いた。
「引退するのは構わないが、後任は育てて置きなよ。おっさんみたいなのが減るとギルドが荒れる。」
「なんか、お前の方が年寄り臭くねえか?」
と、僕らが馬鹿話をしていると、後ろの方でも話が盛り上がっている。どうやらメンバー同士が打ち解けて来た様だ。
やがて、帝都が近づいて来ると、ちらほらとハンターの姿を見かけるようになる。皆、大きな荷物を持っている。どうやら得物を狩ったハンターが早めにギルドに帰る様だ。夕方は混むからな。
そう言えば、漆黒の闇は荷物を持っていない。
「おっさん達、獲物は?」
「そんなもん。ドラゴンが出た時に投げ捨てたよ。命と金、比べるまでも無いだろう?」
「じゃあ、今日は儲け無し?」
「命があるだけましさ。正直死を覚悟してたからな。命があれば、また稼げる。」
おっさんによると、『漆黒の闇』は結構稼いでるので一日位稼げない日があっても問題無いそうだ。それに、週に1日は休みの日があるとか、その日は休んでも良いし昇級試験に充てても良いそうだ。意外にホワイトな職場なんだね。
僕ら緋色の風はレッドベアにブラックファングそれにレッドサーペントがあるので、結構な儲けになる。おっさん達には悪いが、分けてやる訳にも行かない。
こうして、緋色の風と漆黒の闇は時々合同で狩りをする位の仲になった。
まあ、秘密を共有する仲間だし、こっちの実力も分かっただろうから文句を言う奴は居なかった。
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