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パーティーはグダグダだが、敵が弱いので何とかなっている。ここは口を出すべきか悩む所だ。彼らはFランク、僕はGランクと言うのも口を出しにくい状況を作っている。
そうこうしているうちに本命のゴブリンに当たる。1匹だが、近くにもう1匹居る。素早く倒さないと仲間を呼ばれるぞ。
盾役のヒルダがゴブリンを盾で殴る様に押し返す。そこへ横からシンが剣で切りつける。この連携は出来ている。だが、ゴブリンが反撃に転じても後衛が全く仕事をしない。
ゴブリンはヒルダを無視してシンに飛び掛かる。盾役がヘイトを引きつけなくてどうするんだ?そう思ったらシンがヒルダの後方へと回った。おいおい、敵に背中を見せるってどうよ。
そんな事をしていると2匹目のゴブリンに見つかってしまう。ヒルダが傷ついたゴブリンを抑え込んでいる最中に後ろからゴブリンが襲い掛かる。
「危ないヒルダ!」
リオンの声にヒルダとシンがようやく2匹目のゴブリンに気付く。って言うか、魔法使いは何もしないの?
このままでは不味いので、仕方なく僕が動く。ヒルダが抑えて居るゴブリンにロックバレットを撃ち込み退治する。そして、2匹目のゴブリンはエアカッターで足を止め、剣で止めを刺す。
4人がホッとした顔をしている。いや、ここで気を緩めちゃ駄目でしょ?
とりあえずサーチで周りに敵が居ない事を確認する。皆はゴブリンの魔石を取っている。
色々と言いたい事があるのだが、言って良い物なのだろうか?もしかしたら、帝国のFランクハンターはこれが通常なのかもしれないしな。
「助かったよ、エイジ。強いんだな。」
シンにそう言われたが返す言葉が見つからない。まあ良い、もう少し様子見だ。
「次行くぞ。最低でも5匹は狩らないとな。」
シンのその言葉に吹き出しそうになった。5匹って、それじゃあ生活していけないんじゃ無いか?
再び少し後ろに下がり、リオンに話を聞く。
「なぁ、なんでさっきの戦闘で魔法使いは魔法を使わなかったんだ?」
「魔法は最終手段です。最悪の事態になるまでは温存して置くのがセオリーですよ。」
「ん?ひょっとして、僕が魔法を使ったの不味かった?」
「そうですね、ああ言う魔法の使い方はあまりしませんね。」
「じゃあ、これからは魔法は使わない方が良いかな?」
「エイジさんにはエイジさんの戦い方があるんでしょ?なら、使うか使わないかはエイジさんの判断で大丈夫ですよ。」
それで良いのか?普通パーティーってのはお互いの戦闘方法を理解して行動するもんじゃ無いの?
なんだろう、軽くカルチャーショックを受けたぞ。これはどうしたら良いんだ?
って言うか、今までお前ら良く生きてたな。奇跡に近いぞ。
歩いているとゴブリンらしき反応が左手に引っ掛かる。
「左からゴブリンが来るぞ!」
そう声を上げて、中衛に戻る。
「どこだ?」
「およそ4メートル。すぐに見えるはずだ。」
「探知持ちか?」
シンがそう呟いた時ゴブリンが現れた。ヒルダが突っ込む姿勢を見せる。
「ヒルダ、突っ込むな、少し待て。」
僕はエアカッターで足を止める。
「シン。足は止めた。止めは任せる。ヒルダ。今度は右から犬の魔物が来る。受け止めろ!。」
シンがゴブリンに止めを刺すのとヒルダが犬の魔物を受け止めたのが殆ど同時だ。僕はヒルダが止めた犬の魔物の首を刈る。
うん。指示があれば連携が出来ない訳では無いんだな。これは鍛えれば面白いかもな。
「探知魔法が使えるんですか?」
リオンが聞いて来た。
「まあな。今までは皆の実力が見たくて、手出しは控えていたんだがな。」
「僕らの実力は駄目ですか?」
「駄目では無いが、なんと言うか、上手く噛み合って無いな。」
そんな話をしていると、シンとヒルダが魔石を持って帰って来る。
「噛み合ってないとはどう言う事でしょう?」
「このパーティーのリーダーはシンだよな?で、戦闘中の指揮権はヒルダが受け持つ。」
「その通りです。」
「まず、そこが、おかしい。ヒルダは前衛だ、真っ先に敵と遭遇する。シンは攻撃の要だ、当然敵に気を取られる。この状態でヒルダに指揮が出来るはずがない。指揮は後衛のどちらかが受け持つべきだ。」
「なるほど。」
「更に言えば魔法使いを後衛に置くのは間違っている。魔法使いと言うのは中衛職だ。魔法は弓と違って幾らでも撃てる。攻撃魔法が無理なら支援魔法を使えば良い。それを温存するのは意味が無い。」
見るとレーネが頷いている、どうやら本人もそう思っては居るらしい。
「僕は自己紹介の時、魔法が使えると言った。なんで、どんな魔法が使えるか誰も確認しなかったんだ?聞けば探知魔法が使える事も判るし、それによってパーティーの戦略も変わったはずだ。」
「耳が痛いな。それはリーダーの俺の責任だな。」
シンは怒るかと思ったが意外に素直だ。
「もう一つ言わせて貰えば、皆、あまり戦いに慣れていない様に見える。まず、戦闘中に指示が一つも飛んでこなかった。もう一つ、後衛の2人が何も仕事をしていない。これは致命的だ。」
「どうすれば良い?」
シンが真剣な顔で聞いて来た。多分、気が付いては居たんだろうな。
「フォーメーションを変える。まず、前衛にヒルダとシン。中衛に僕とレーネ。後衛にリオンだ。最初は指示は僕が出します。慣れて来たら指示はリオンが出す事にしましょう。」
「それで、何が変わるんだ?」
「攻撃が3枚になります。ゴブリン程度なら1時間で30匹は行けるでしょう。」
シンが何やら考え込んでいる。
「解った。エイジの案に乗ってみよう、駄目で元々だ。」
「じゃあ、僕が探知魔法で次々とゴブリンに遭遇させますので、後は指示通りに動いて下さい。リオンは僕の指示を見て覚える様に。」
「解りました。」
リオンがそう返事をしたのを切欠にフォーメーションが変わる。
「レーネさんは初級魔法のエアカッターは使えますか?」
「使えます。」
「では、魔物の足に向けて撃って下さい。倒す必要はありません。」
さて、ここで戦闘をしたので、血の匂いを嗅ぎつけた魔物が集まり出している。中にはゴブリンも数体居る。
「まず、右手から犬の魔物が来ます。レーネさんがエアカッターを撃ったらヒルダが抑えて下さい。止めが刺せるなら刺しても構いません。次に正面からゴブリンが来ます。僕がエアカッターを撃ちますので、シンが止めを刺して下さい。」
言い終わるか否かのタイミングで犬の魔物が見える。
「レーネ。引き付けてから撃つんだぞ。」
「はい。」
犬の魔物が襲い掛かって来る。レーネが冷静に魔法を撃つ。魔物は前足を切られ前のめりに倒れる、そこをヒルダが、抑え込む。
「正面来るぞ。」
正面からゴブリンが現れる。こちらは足が遅いので少し待つ。その間にヒルダが短剣で犬の魔物の首を引き裂いた。
僕はエアカッターでゴブリンの足を止める。後はシンに任せる。
「続いて左側から犬の魔物2匹、これは僕に任せて下さい。」
飛び出してくる犬の魔物にロックバレットをばら撒き、沈黙させる。
「気を抜かないで、もう1匹ゴブリンが居ます。ヒルダはやや右にずれて、レーネが足止めしたら、シンが倒す。それで戦闘は終わりです。」
言われた通りにヒルダが右にずれると、ゴブリンが現れる。丁度レーネの射線が空くレーネはエアカッターでゴブリンの足止めに成功。シンが止めを刺す。
「よし、周りに敵の気配は無い。魔石を取り出してくれ。」
「まるで高ランクの連携を見ているみたいでした。何処で覚えたんですか?」
リオンにそう聞かれた。
「まだ、ハンターになる前にSランクハンターに同行した事があるんだよ。」
と適当な事を言って置く。
「しかし、魔法がこれ程役に立つとは思わなかったよ。」
これはシンの意見だ。
やはり、帝国では魔法使いの地位が低い様だ。
「指揮と言うのは重要なのだな。私は今まで何をしていたのだろう。」
ヒルダが落ち込んでいる。
「落ち込む必要は無いよ。最前線のヒルダに指揮を任せる事に無理があるんだ。」
「ああ、それも俺の責任だな。」
シンは責任感も強い様だ。
その後探知でゴブリンを探しながら討伐して行き、最終的には34匹のゴブリンを退治した。犬の魔物が邪魔をしなければもっと行けただろう。
「探知魔法ってのは凄いんだな。これだけの魔石があれば、金貨4枚位にはなるだろう。」
あれ?それって凄いのか?金貨4枚を5人で分けるんだろ?一人頭銀貨8枚だよ。日本円で8万円だ。日当8万円と考えれば、まあ凄いのか。僕の感覚の方がおかしいのかな?
そうこうしているうちに本命のゴブリンに当たる。1匹だが、近くにもう1匹居る。素早く倒さないと仲間を呼ばれるぞ。
盾役のヒルダがゴブリンを盾で殴る様に押し返す。そこへ横からシンが剣で切りつける。この連携は出来ている。だが、ゴブリンが反撃に転じても後衛が全く仕事をしない。
ゴブリンはヒルダを無視してシンに飛び掛かる。盾役がヘイトを引きつけなくてどうするんだ?そう思ったらシンがヒルダの後方へと回った。おいおい、敵に背中を見せるってどうよ。
そんな事をしていると2匹目のゴブリンに見つかってしまう。ヒルダが傷ついたゴブリンを抑え込んでいる最中に後ろからゴブリンが襲い掛かる。
「危ないヒルダ!」
リオンの声にヒルダとシンがようやく2匹目のゴブリンに気付く。って言うか、魔法使いは何もしないの?
このままでは不味いので、仕方なく僕が動く。ヒルダが抑えて居るゴブリンにロックバレットを撃ち込み退治する。そして、2匹目のゴブリンはエアカッターで足を止め、剣で止めを刺す。
4人がホッとした顔をしている。いや、ここで気を緩めちゃ駄目でしょ?
とりあえずサーチで周りに敵が居ない事を確認する。皆はゴブリンの魔石を取っている。
色々と言いたい事があるのだが、言って良い物なのだろうか?もしかしたら、帝国のFランクハンターはこれが通常なのかもしれないしな。
「助かったよ、エイジ。強いんだな。」
シンにそう言われたが返す言葉が見つからない。まあ良い、もう少し様子見だ。
「次行くぞ。最低でも5匹は狩らないとな。」
シンのその言葉に吹き出しそうになった。5匹って、それじゃあ生活していけないんじゃ無いか?
再び少し後ろに下がり、リオンに話を聞く。
「なぁ、なんでさっきの戦闘で魔法使いは魔法を使わなかったんだ?」
「魔法は最終手段です。最悪の事態になるまでは温存して置くのがセオリーですよ。」
「ん?ひょっとして、僕が魔法を使ったの不味かった?」
「そうですね、ああ言う魔法の使い方はあまりしませんね。」
「じゃあ、これからは魔法は使わない方が良いかな?」
「エイジさんにはエイジさんの戦い方があるんでしょ?なら、使うか使わないかはエイジさんの判断で大丈夫ですよ。」
それで良いのか?普通パーティーってのはお互いの戦闘方法を理解して行動するもんじゃ無いの?
なんだろう、軽くカルチャーショックを受けたぞ。これはどうしたら良いんだ?
って言うか、今までお前ら良く生きてたな。奇跡に近いぞ。
歩いているとゴブリンらしき反応が左手に引っ掛かる。
「左からゴブリンが来るぞ!」
そう声を上げて、中衛に戻る。
「どこだ?」
「およそ4メートル。すぐに見えるはずだ。」
「探知持ちか?」
シンがそう呟いた時ゴブリンが現れた。ヒルダが突っ込む姿勢を見せる。
「ヒルダ、突っ込むな、少し待て。」
僕はエアカッターで足を止める。
「シン。足は止めた。止めは任せる。ヒルダ。今度は右から犬の魔物が来る。受け止めろ!。」
シンがゴブリンに止めを刺すのとヒルダが犬の魔物を受け止めたのが殆ど同時だ。僕はヒルダが止めた犬の魔物の首を刈る。
うん。指示があれば連携が出来ない訳では無いんだな。これは鍛えれば面白いかもな。
「探知魔法が使えるんですか?」
リオンが聞いて来た。
「まあな。今までは皆の実力が見たくて、手出しは控えていたんだがな。」
「僕らの実力は駄目ですか?」
「駄目では無いが、なんと言うか、上手く噛み合って無いな。」
そんな話をしていると、シンとヒルダが魔石を持って帰って来る。
「噛み合ってないとはどう言う事でしょう?」
「このパーティーのリーダーはシンだよな?で、戦闘中の指揮権はヒルダが受け持つ。」
「その通りです。」
「まず、そこが、おかしい。ヒルダは前衛だ、真っ先に敵と遭遇する。シンは攻撃の要だ、当然敵に気を取られる。この状態でヒルダに指揮が出来るはずがない。指揮は後衛のどちらかが受け持つべきだ。」
「なるほど。」
「更に言えば魔法使いを後衛に置くのは間違っている。魔法使いと言うのは中衛職だ。魔法は弓と違って幾らでも撃てる。攻撃魔法が無理なら支援魔法を使えば良い。それを温存するのは意味が無い。」
見るとレーネが頷いている、どうやら本人もそう思っては居るらしい。
「僕は自己紹介の時、魔法が使えると言った。なんで、どんな魔法が使えるか誰も確認しなかったんだ?聞けば探知魔法が使える事も判るし、それによってパーティーの戦略も変わったはずだ。」
「耳が痛いな。それはリーダーの俺の責任だな。」
シンは怒るかと思ったが意外に素直だ。
「もう一つ言わせて貰えば、皆、あまり戦いに慣れていない様に見える。まず、戦闘中に指示が一つも飛んでこなかった。もう一つ、後衛の2人が何も仕事をしていない。これは致命的だ。」
「どうすれば良い?」
シンが真剣な顔で聞いて来た。多分、気が付いては居たんだろうな。
「フォーメーションを変える。まず、前衛にヒルダとシン。中衛に僕とレーネ。後衛にリオンだ。最初は指示は僕が出します。慣れて来たら指示はリオンが出す事にしましょう。」
「それで、何が変わるんだ?」
「攻撃が3枚になります。ゴブリン程度なら1時間で30匹は行けるでしょう。」
シンが何やら考え込んでいる。
「解った。エイジの案に乗ってみよう、駄目で元々だ。」
「じゃあ、僕が探知魔法で次々とゴブリンに遭遇させますので、後は指示通りに動いて下さい。リオンは僕の指示を見て覚える様に。」
「解りました。」
リオンがそう返事をしたのを切欠にフォーメーションが変わる。
「レーネさんは初級魔法のエアカッターは使えますか?」
「使えます。」
「では、魔物の足に向けて撃って下さい。倒す必要はありません。」
さて、ここで戦闘をしたので、血の匂いを嗅ぎつけた魔物が集まり出している。中にはゴブリンも数体居る。
「まず、右手から犬の魔物が来ます。レーネさんがエアカッターを撃ったらヒルダが抑えて下さい。止めが刺せるなら刺しても構いません。次に正面からゴブリンが来ます。僕がエアカッターを撃ちますので、シンが止めを刺して下さい。」
言い終わるか否かのタイミングで犬の魔物が見える。
「レーネ。引き付けてから撃つんだぞ。」
「はい。」
犬の魔物が襲い掛かって来る。レーネが冷静に魔法を撃つ。魔物は前足を切られ前のめりに倒れる、そこをヒルダが、抑え込む。
「正面来るぞ。」
正面からゴブリンが現れる。こちらは足が遅いので少し待つ。その間にヒルダが短剣で犬の魔物の首を引き裂いた。
僕はエアカッターでゴブリンの足を止める。後はシンに任せる。
「続いて左側から犬の魔物2匹、これは僕に任せて下さい。」
飛び出してくる犬の魔物にロックバレットをばら撒き、沈黙させる。
「気を抜かないで、もう1匹ゴブリンが居ます。ヒルダはやや右にずれて、レーネが足止めしたら、シンが倒す。それで戦闘は終わりです。」
言われた通りにヒルダが右にずれると、ゴブリンが現れる。丁度レーネの射線が空くレーネはエアカッターでゴブリンの足止めに成功。シンが止めを刺す。
「よし、周りに敵の気配は無い。魔石を取り出してくれ。」
「まるで高ランクの連携を見ているみたいでした。何処で覚えたんですか?」
リオンにそう聞かれた。
「まだ、ハンターになる前にSランクハンターに同行した事があるんだよ。」
と適当な事を言って置く。
「しかし、魔法がこれ程役に立つとは思わなかったよ。」
これはシンの意見だ。
やはり、帝国では魔法使いの地位が低い様だ。
「指揮と言うのは重要なのだな。私は今まで何をしていたのだろう。」
ヒルダが落ち込んでいる。
「落ち込む必要は無いよ。最前線のヒルダに指揮を任せる事に無理があるんだ。」
「ああ、それも俺の責任だな。」
シンは責任感も強い様だ。
その後探知でゴブリンを探しながら討伐して行き、最終的には34匹のゴブリンを退治した。犬の魔物が邪魔をしなければもっと行けただろう。
「探知魔法ってのは凄いんだな。これだけの魔石があれば、金貨4枚位にはなるだろう。」
あれ?それって凄いのか?金貨4枚を5人で分けるんだろ?一人頭銀貨8枚だよ。日本円で8万円だ。日当8万円と考えれば、まあ凄いのか。僕の感覚の方がおかしいのかな?
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