123 / 308
123
しおりを挟む
30分程魔法制御の練習をしてから、皆に名前を聞いた。
「今更だが、名前を聞いてなかったな、自己紹介を頼む。」
何時も一番最初に僕と対応する子がベルリネッサ。通称ベル。赤毛の活発な子だ。次に、知的そうな眼鏡の子が、アンジェリカ。通称アン。金髪で胸の大きな子がクリストファー。通称クリス。最後に銀髪で一番地味だが、クールな子がサマンサ。通称サムだ。
「ん?皆、名前から行くと貴族の子か?」
「そうです。皆、男爵家の娘で、幼馴染になります。」
後ろの方で子供たちが貴族と聞いて騒いでいる。
「幼馴染か、そう言う関係も良いな。」
「先生は幼馴染とか居ないんですか?」
「僕はかなり田舎の出身でね、同年代の子が居なかったんだ。」
「そうなんですか?侯爵家ゆかりの人だと思ってました。」
「一応子爵位は持っているけどね。侯爵家とは関係は無いよ。」
「では将来リリルアーナ様と結婚とか無いんですか?」
「無いけど?」
ん?クリスさんなんでガッツポーズ?
「ところで魔法制御の感覚は掴めたかい?」
「最初は難しいですが、一度曲がれば後は自然と曲がる様になりますね。」
アンが答える。
「曲がる様になれば、後は自分で自由に動かせるように練習するだけだ。これが出来るとの出来ないのでは狩りの時に大きく差が出る。」
僕はストレージから弓と矢を取り出す。
「例えば冒険者パーティーで弓師が居たとするよね。この撃った矢を自由にコントロール出来たらどうだろう?」
そう言って弓を引き矢を撃ち、上空でクルクルと円を描いて見せる。
「100発100中、獲物狩り放題。」
サムがポツリと呟く。
「そうだ、補助魔法はこう言う所でも役に立つし、魔法も必ず当たるなら戦略が変わって来ると思わないか?」
「そうですね、当たる前提で話が進められるなら戦略的にも大きく変わりますね。」
ベルが納得している。
「って事で暫くは魔法制御と補助魔法の稽古をするぞ。」
4人が頷いている、ちゃんと重要である事を理解すれば真面目に訓練するのは賢い証拠では無いだろうか?何故彼女らが落ちこぼれ?学院側に問題がある様な気がする。
さて、今日の授業はこの位にして。一度子爵邸に行く。久しぶりにリアンに会ってお茶を飲みながら報告を聞いたり王国の様子を教えたりと情報交換をする。
その後王国に帰り風呂タイム。
僕の予想では魔法制御と補助魔法で半月から1か月掛かるはずだったのだが、彼女たちは努力して10日程でマスターしてしまった。
さて、次は何を教えようか?そろそろ実戦を体験させた方が良いかな?リリの時もそうだったが、実戦を経験すると大きく伸びる。彼女たちは、あの時のリリより年齢は上だが実戦経験はあるのだろうか?
毎朝9時半に道場に来るのが癖になってしまった。30分程子供達に魔法を教えてる。今では、それなりに魔法が使える様になってきている。子供たちと遊んでいると4人の生徒が現れる。
って言うか、そろそろ他の生徒が来ても良いんじゃ無いか?かなり宣伝してるはずなのだが。
「先生!今日は何をするんですか?」
こう言う時真っ先に発言するのはベルだ。
「今日から実戦訓練をしようと思う。学院では実戦訓練はしてないのか?」
「学院では成績上位者だけが実戦訓練を受けられます。それ以外は危険と言う理由で受けさせて貰えません。」
ふむ、解らないでも無いが、実戦から学ぶ事は多い。それではますます差が広がってしまうだろう。
「じゃあ、誰も実戦を経験した事が無いのか?」
「そうなりますね。」
道場の場所からだと南西が近い。皆普段着でまず西門に向かう。西門を出て南に向かう。この辺はハンターが定期討伐をしているので魔物が少ない。
「さて、初めての実戦だが、注意事項は1つだけ。魔物が出たら補助魔法を使え。必ず補助魔法を使って魔物を止めてから、じっくりと攻撃魔法で止めを刺す事。これさえ守って居れば、この辺の魔物にやられる事は無い。新しい課題は攻撃魔法のバリエーションを増やす事。毎回色々な攻撃魔法を試して苦手を無くせ。以上だ。」
「解りました!」
僕を先頭に草原を進んで行く。基本草原に強い魔物は出ない。暫く歩くと野犬の魔物が2匹出る。
「4人で分担して対処しろ!」
返事の代わりに素早く2手に別れ、それぞれの魔物に補助魔法を掛けている。補助魔法はベルとサムが上手い。見事に魔物を抑え込んでいる。そこにアンとクリスが攻撃魔法で止めを刺す。
「良い感じだ。次は役割を逆にしてみろ。」
次に出たのは兎の魔物だ、4匹居る。これはスピードが速い分野犬より厄介だ。しかも数が多い。どう対処するか見ものだな。
1人1匹と言う選択肢もあるが、4人はあくまでも2人1組の体制で挑むらしい。それは個人の作戦なので僕はとやかく言わない。4人は2匹ずつ丁寧に退治して行く。まあ、フォレストラビットは強い魔物では無いので各個撃破も可能だが、自分たちのスタイルに拘るのも悪い事では無い。
4人はどうやらベルがリーダー、サムが軍師、アンとクリスが補助と言う形が出来ている様だ。これならもう少し強い魔物も行けるかな?
サーチを掛けてみる。少し離れているが、オークが居る。魔素を集めてオークを誘導してみる。2匹釣れた。
「よし、今度は少し強い魔物と戦って貰う。オークが2匹来る。どう対処するか2分で考えろ。」
「はい!」
最悪危なくなったら僕が出る。だが、今の彼女達なら大丈夫だろう。オークは女性には危険な魔物だ、だが、落ち着いて対処すれば低ランクのハンターでも一人で狩れる魔物だ、今の4人なら合わせてDランク位のレベルがあるだろう。
正確には3分掛かるのだが、2分でオークの姿が見える、なのでタイムリミットを2分に設定した。
「来るぞ!」
4人は最初の野犬の魔物と同じ布陣で挑む様だ。その判断は正しい。野犬の魔物とオークの強さは似た様な物だ。違うのは2足歩行かどうかの違いだ。2足歩行していると人間と同じ強さと勘違いしがちなのだ。
更に言うとオークは知能が低い、知能が低い魔物には補助魔法が効きやすい。
ベルがパラライズ。サムがバインドで、オークを1体ずつ動きを止める。アンとクリスは最大火力が出せる火魔法を選択した。まあ、まだ中級魔法は教えて無いからな、ベストでは無いが悪く無い選択だ。
オークはほぼ同時に倒れた。
「良くやった。と言いたい所だが、オークの素材は何だ?」
「肉ですね。」
サムが答える。
「その通りだ。肉を焼いたら素材にならん。火魔法は外すべきだったな。おすすめは風魔法だ。」
アンとクリスがしょぼんとする。
「まあ、だが、初めての実戦にしては上出来だ。今日の事を踏まえて明日からの訓練に生かすぞ。」
「はい!」
翌日も朝から子供たちの相手だ。子供たちは何時の間にか増えていて、今では10人を超えている。
下は7歳から上は10歳まで居るが、魔法に年齢はあまり関係ない。現に一番上手い子は8歳だ。最初に来た子だな。
子供たちはウォーターボールだけをひたすら練習している。ウォーターボールだけなら、そこらの魔法が使える大人より上手い。的に向かいビシビシと当てている。
「良い感じだな。ウォーターボールが使えるならファイヤーボールも使えるぞ。水を火に変えるだけだ。イメージで火の玉が飛んで行くのを想像してみろ。」
すると何人かがファイヤーボールを飛ばす事に成功する。
「上出来だ。今度は風の球や土の塊を想像すれば別の魔法になる。1つ覚えれば応用が利くって事だ。だから、出来なかった子はもっとウォーターボールを練習しろ。出来た子はファイヤーボールを練習。」
「「「はい!」」」
そうこうしていると4人の学生がやって来る。
しかし、本当に生徒が増えないな。まあ趣味だから良いんだけどね。
「昨日の実戦訓練はどうだった?」
「ドキドキしましたけど、楽しかったです。」
「そうか、また、その内行く予定だ。今日は中級魔法を教えようと思う。」
「本当ですか?学院でも2年生からのカリキュラムですよ?」
「初級しかしらないのと、中級を知っていて初級を使うのとではどっちが効率が良いか解るだろう?」
「ああ、そうですね。」
やはり、この子たちは馬鹿では無い。おかしいのは学院だな。
「中級魔法は教えても、使う機会はそうそうあるもんじゃない。なら教えても害は無いと思うのだが、魔術学院の教師はそこまで頭が回らない物なのかな?」
「どうなんでしょう?魔術学院は基本成績至上主義です。なので成績優秀者にはどんどん先のカリキュラムを教えて行きます。しかし、成績の悪い物には初級魔法しか教えてくれません。」
「なるほど、魔術学院は生徒を育てる気は無い訳だ。だったら最初の試験で上位10人だけを入学させれば良いのにな。」
「学院も商売ですから、生徒が居なければ運営できないって事でしょう。」
「そのおかげで帝国の魔法レベルが下がって来ているのが問題だがな。」
「それも戦争のせいですか?」
「まあ、全部が全部戦争のせいとは言い切れないが、魔法学院の経営者も被害者なのかもしれない。だが、それに潰される生徒はたまったもんじゃないな。」
「今更だが、名前を聞いてなかったな、自己紹介を頼む。」
何時も一番最初に僕と対応する子がベルリネッサ。通称ベル。赤毛の活発な子だ。次に、知的そうな眼鏡の子が、アンジェリカ。通称アン。金髪で胸の大きな子がクリストファー。通称クリス。最後に銀髪で一番地味だが、クールな子がサマンサ。通称サムだ。
「ん?皆、名前から行くと貴族の子か?」
「そうです。皆、男爵家の娘で、幼馴染になります。」
後ろの方で子供たちが貴族と聞いて騒いでいる。
「幼馴染か、そう言う関係も良いな。」
「先生は幼馴染とか居ないんですか?」
「僕はかなり田舎の出身でね、同年代の子が居なかったんだ。」
「そうなんですか?侯爵家ゆかりの人だと思ってました。」
「一応子爵位は持っているけどね。侯爵家とは関係は無いよ。」
「では将来リリルアーナ様と結婚とか無いんですか?」
「無いけど?」
ん?クリスさんなんでガッツポーズ?
「ところで魔法制御の感覚は掴めたかい?」
「最初は難しいですが、一度曲がれば後は自然と曲がる様になりますね。」
アンが答える。
「曲がる様になれば、後は自分で自由に動かせるように練習するだけだ。これが出来るとの出来ないのでは狩りの時に大きく差が出る。」
僕はストレージから弓と矢を取り出す。
「例えば冒険者パーティーで弓師が居たとするよね。この撃った矢を自由にコントロール出来たらどうだろう?」
そう言って弓を引き矢を撃ち、上空でクルクルと円を描いて見せる。
「100発100中、獲物狩り放題。」
サムがポツリと呟く。
「そうだ、補助魔法はこう言う所でも役に立つし、魔法も必ず当たるなら戦略が変わって来ると思わないか?」
「そうですね、当たる前提で話が進められるなら戦略的にも大きく変わりますね。」
ベルが納得している。
「って事で暫くは魔法制御と補助魔法の稽古をするぞ。」
4人が頷いている、ちゃんと重要である事を理解すれば真面目に訓練するのは賢い証拠では無いだろうか?何故彼女らが落ちこぼれ?学院側に問題がある様な気がする。
さて、今日の授業はこの位にして。一度子爵邸に行く。久しぶりにリアンに会ってお茶を飲みながら報告を聞いたり王国の様子を教えたりと情報交換をする。
その後王国に帰り風呂タイム。
僕の予想では魔法制御と補助魔法で半月から1か月掛かるはずだったのだが、彼女たちは努力して10日程でマスターしてしまった。
さて、次は何を教えようか?そろそろ実戦を体験させた方が良いかな?リリの時もそうだったが、実戦を経験すると大きく伸びる。彼女たちは、あの時のリリより年齢は上だが実戦経験はあるのだろうか?
毎朝9時半に道場に来るのが癖になってしまった。30分程子供達に魔法を教えてる。今では、それなりに魔法が使える様になってきている。子供たちと遊んでいると4人の生徒が現れる。
って言うか、そろそろ他の生徒が来ても良いんじゃ無いか?かなり宣伝してるはずなのだが。
「先生!今日は何をするんですか?」
こう言う時真っ先に発言するのはベルだ。
「今日から実戦訓練をしようと思う。学院では実戦訓練はしてないのか?」
「学院では成績上位者だけが実戦訓練を受けられます。それ以外は危険と言う理由で受けさせて貰えません。」
ふむ、解らないでも無いが、実戦から学ぶ事は多い。それではますます差が広がってしまうだろう。
「じゃあ、誰も実戦を経験した事が無いのか?」
「そうなりますね。」
道場の場所からだと南西が近い。皆普段着でまず西門に向かう。西門を出て南に向かう。この辺はハンターが定期討伐をしているので魔物が少ない。
「さて、初めての実戦だが、注意事項は1つだけ。魔物が出たら補助魔法を使え。必ず補助魔法を使って魔物を止めてから、じっくりと攻撃魔法で止めを刺す事。これさえ守って居れば、この辺の魔物にやられる事は無い。新しい課題は攻撃魔法のバリエーションを増やす事。毎回色々な攻撃魔法を試して苦手を無くせ。以上だ。」
「解りました!」
僕を先頭に草原を進んで行く。基本草原に強い魔物は出ない。暫く歩くと野犬の魔物が2匹出る。
「4人で分担して対処しろ!」
返事の代わりに素早く2手に別れ、それぞれの魔物に補助魔法を掛けている。補助魔法はベルとサムが上手い。見事に魔物を抑え込んでいる。そこにアンとクリスが攻撃魔法で止めを刺す。
「良い感じだ。次は役割を逆にしてみろ。」
次に出たのは兎の魔物だ、4匹居る。これはスピードが速い分野犬より厄介だ。しかも数が多い。どう対処するか見ものだな。
1人1匹と言う選択肢もあるが、4人はあくまでも2人1組の体制で挑むらしい。それは個人の作戦なので僕はとやかく言わない。4人は2匹ずつ丁寧に退治して行く。まあ、フォレストラビットは強い魔物では無いので各個撃破も可能だが、自分たちのスタイルに拘るのも悪い事では無い。
4人はどうやらベルがリーダー、サムが軍師、アンとクリスが補助と言う形が出来ている様だ。これならもう少し強い魔物も行けるかな?
サーチを掛けてみる。少し離れているが、オークが居る。魔素を集めてオークを誘導してみる。2匹釣れた。
「よし、今度は少し強い魔物と戦って貰う。オークが2匹来る。どう対処するか2分で考えろ。」
「はい!」
最悪危なくなったら僕が出る。だが、今の彼女達なら大丈夫だろう。オークは女性には危険な魔物だ、だが、落ち着いて対処すれば低ランクのハンターでも一人で狩れる魔物だ、今の4人なら合わせてDランク位のレベルがあるだろう。
正確には3分掛かるのだが、2分でオークの姿が見える、なのでタイムリミットを2分に設定した。
「来るぞ!」
4人は最初の野犬の魔物と同じ布陣で挑む様だ。その判断は正しい。野犬の魔物とオークの強さは似た様な物だ。違うのは2足歩行かどうかの違いだ。2足歩行していると人間と同じ強さと勘違いしがちなのだ。
更に言うとオークは知能が低い、知能が低い魔物には補助魔法が効きやすい。
ベルがパラライズ。サムがバインドで、オークを1体ずつ動きを止める。アンとクリスは最大火力が出せる火魔法を選択した。まあ、まだ中級魔法は教えて無いからな、ベストでは無いが悪く無い選択だ。
オークはほぼ同時に倒れた。
「良くやった。と言いたい所だが、オークの素材は何だ?」
「肉ですね。」
サムが答える。
「その通りだ。肉を焼いたら素材にならん。火魔法は外すべきだったな。おすすめは風魔法だ。」
アンとクリスがしょぼんとする。
「まあ、だが、初めての実戦にしては上出来だ。今日の事を踏まえて明日からの訓練に生かすぞ。」
「はい!」
翌日も朝から子供たちの相手だ。子供たちは何時の間にか増えていて、今では10人を超えている。
下は7歳から上は10歳まで居るが、魔法に年齢はあまり関係ない。現に一番上手い子は8歳だ。最初に来た子だな。
子供たちはウォーターボールだけをひたすら練習している。ウォーターボールだけなら、そこらの魔法が使える大人より上手い。的に向かいビシビシと当てている。
「良い感じだな。ウォーターボールが使えるならファイヤーボールも使えるぞ。水を火に変えるだけだ。イメージで火の玉が飛んで行くのを想像してみろ。」
すると何人かがファイヤーボールを飛ばす事に成功する。
「上出来だ。今度は風の球や土の塊を想像すれば別の魔法になる。1つ覚えれば応用が利くって事だ。だから、出来なかった子はもっとウォーターボールを練習しろ。出来た子はファイヤーボールを練習。」
「「「はい!」」」
そうこうしていると4人の学生がやって来る。
しかし、本当に生徒が増えないな。まあ趣味だから良いんだけどね。
「昨日の実戦訓練はどうだった?」
「ドキドキしましたけど、楽しかったです。」
「そうか、また、その内行く予定だ。今日は中級魔法を教えようと思う。」
「本当ですか?学院でも2年生からのカリキュラムですよ?」
「初級しかしらないのと、中級を知っていて初級を使うのとではどっちが効率が良いか解るだろう?」
「ああ、そうですね。」
やはり、この子たちは馬鹿では無い。おかしいのは学院だな。
「中級魔法は教えても、使う機会はそうそうあるもんじゃない。なら教えても害は無いと思うのだが、魔術学院の教師はそこまで頭が回らない物なのかな?」
「どうなんでしょう?魔術学院は基本成績至上主義です。なので成績優秀者にはどんどん先のカリキュラムを教えて行きます。しかし、成績の悪い物には初級魔法しか教えてくれません。」
「なるほど、魔術学院は生徒を育てる気は無い訳だ。だったら最初の試験で上位10人だけを入学させれば良いのにな。」
「学院も商売ですから、生徒が居なければ運営できないって事でしょう。」
「そのおかげで帝国の魔法レベルが下がって来ているのが問題だがな。」
「それも戦争のせいですか?」
「まあ、全部が全部戦争のせいとは言い切れないが、魔法学院の経営者も被害者なのかもしれない。だが、それに潰される生徒はたまったもんじゃないな。」
49
お気に入りに追加
4,336
あなたにおすすめの小説
攫われた転生王子は下町でスローライフを満喫中!?
伽羅
ファンタジー
転生したのに、どうやら捨てられたらしい。しかも気がついたら籠に入れられ川に流されている。
このままじゃ死んじゃう!っと思ったら運良く拾われて下町でスローライフを満喫中。
自分が王子と知らないまま、色々ともの作りをしながら新しい人生を楽しく生きている…。
そんな主人公や王宮を取り巻く不穏な空気とは…。
このまま下町でスローライフを送れるのか?
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
俺のチートが凄すぎて、異世界の経済が破綻するかもしれません。
埼玉ポテチ
ファンタジー
不運な事故によって、次元の狭間に落ちた主人公は元の世界に戻る事が出来なくなります。次元の管理人と言う人物(?)から、異世界行きを勧められ、幾つかの能力を貰う事になった。
その能力が思った以上のチート能力で、もしかしたら異世界の経済を破綻させてしまうのでは無いかと戦々恐々としながらも毎日を過ごす主人公であった。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
異世界に転生した俺は元の世界に帰りたい……て思ってたけど気が付いたら世界最強になってました
ゆーき@書籍発売中
ファンタジー
ゲームが好きな俺、荒木優斗はある日、元クラスメイトの桜井幸太によって殺されてしまう。しかし、神のおかげで世界最高の力を持って別世界に転生することになる。ただ、神の未来視でも逮捕されないとでている桜井を逮捕させてあげるために元の世界に戻ることを決意する。元の世界に戻るため、〈転移〉の魔法を求めて異世界を無双する。ただ案外異世界ライフが楽しくてちょくちょくそのことを忘れてしまうが……
なろう、カクヨムでも投稿しています。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる