101 / 308
101
しおりを挟む
翌日、家庭教師に行ったら、侯爵に呼ばれた。
「リリルアーナに聞いたのだが、バンパイアロードを倒したそうだね。」
どうやらリリが侯爵に余計な事を言ったらしい。
「君は一体何者なんだろうね?」
「ただのGランクハンターですよ。」
「そもそも、君ほどの魔法使いがGランクハンターと言うのがおかしい。」
「実力のある魔法使いは、この国ではどうなりますか?僕はそう言う柵が嫌でGランクハンターをしています。」
「私はこれでも帝国の貴族だ。その私の前で皇帝を批判するのか?」
「いえ、皇帝に思う所はありませんよ。僕が嫌うのは僕を利用して、のし上がろうと考える人間ですね。」
「ふむ?では何故リリルアーナの家庭教師は引き受けたのかね?」
「家庭教師だからこそです。お抱え魔導士だったら断っていたでしょう。」
「なるほど。ちなみに体術もかなりの腕と聞く。剣術はどうなのだ?」
「僕の戦闘スタイルは魔法剣士です。なので、魔法だけ、剣術だけと言う風に聞かれると困ります。」
「つくづく面白いな君は。ちなみにリリルアーナはどんな感じだ?」
「彼女は魔法使いとしては既に帝国でもトップクラスでしょうね。ただ、彼女はそれを望んではいない。彼女の望みは魔法で生活を豊かにする事、なので僕は彼女を応援しています。」
「帝国でトップクラスの魔法使いか。確かに私もリリルアーナを戦場に送ろうとは思わんな。」
「ですよね。彼女の様な子供が戦場に出る様になったらこの国も終わりですね。」
「しかし、この短期間でリリルアーナを育て上げた君の本気と言うのも見てみたいと思うのだが難しいかね?」
「あー。それは止めて置いた方が良いと思いますよ。帝国が地図から消える事になりますよ。」
「それは笑う所か?それとも驚く所かな?」
「どちらに取って頂いても結構です。」
「君ほどの魔法使いを埋もれさせて置くのは勿体ないと思うのは私だけかな?」
「本人が好きで埋もれているのでご心配なく。出るべき時には出ますよ。」
「ちなみにだが、隣の王国や共和国をどうにかしろと言ったら可能か?」
「方法にもよりますね。消し飛ばすなら1瞬です。侵略するなら1週間はかかるでしょう?和平を結ぶなら1か月は欲しいですね。」
「リリルアーナをそのレベルにまで育てるとしたらどの位時間がかかる?」
「彼女の才能を考慮して2年と言った所ですかね。」
「ある意味恐ろしいな。リリルアーナが君に会った時、普通より少し魔法が上手い少女だった。それが2か月程で帝国トップクラスの魔法使いだ。そして、更に2年で世界最強クラスの魔法使いになれると言う。君は神の使いか何かか?」
おしいな、神の使いじゃなくて神様その物なんだけど、そう言っても信じないだろうな。
「家庭教師が終わったらどうするつもりだ?」
「実はこう見えても意外に忙しいんですよ。なのでご心配なさらずに。」
「そうか、残念だ。暇だったら私の稽古の相手でもして貰おうと思ったのだが。」
「侯爵様はそれ以上強くなってどうなさるつもりですか?」
「どうしようと言う訳では無いのだが、強くなるのは楽しいだろう?」
おお、ここにもバトルジャンキーが居たよ。
その後、リリに時空魔法の初歩の理論を教えて、実際にマジックバッグを作って見せた。マジックバッグはプレゼントし、教材として自由に研究する様に伝えて置いた。
「このマジックバッグってどの位の大きさ何ですか?」
「それは見本だから小さいよ。50メートル四方位かな?」
「あの、マジックバッグって5メートル四方でも金貨80枚はしますよ。このサイズなら白金貨5枚はします。」
「え?そうなの?高いんだねマジックバッグって。」
「価値を知らずに作ってたんですか?」
「だって、バッグが銀貨1枚位だし。付与はただでしょ?まさかそんなに高いとは思わないじゃない?」
「いやいや、付与が重要なんですよ。付与が高いんです!」
「そう言う概念を壊すのが目的じゃなかったの?」
「あ、そうでした。駄目ですね。固定概念に捉われちゃいけないって思っていたはずなのに。」
「慣れればマジックバッグなんて幾らでも作れる様になるからね。僕はその物の価値よりどう使うかの方に価値を見出す様にしているよ。使う事で儲けが出るならマジックバッグは無償で提供しても良いと言う風に考えている。」
「それは私の理想に近いですね。先生はやはり凄いです。私の理想に難なく辿り着き既に実践しているんですね。」
「僕が前に住んでいた所は雨が少なく土地も痩せていたんだよ。だから水を撒く魔道具を作っても買える程裕福な人は居なかった。そこで僕は水を撒く魔道具を無償で設置し、結果飢える人が少なくなった。そうなると村は発展してくる。発展すると必要な魔道具が出て来る。今度は売れる。そうやって目先の利益ではなく、将来的な利益を考える様にするとリリの理想に近くなるんじゃないかな?」
「勉強になります。やはり実体験と言うのは貴重ですね。」
「うん。最初は失敗しても良いから、色々試すと良いよ。ただ、騙されない様にだけ気を付ければ良い。」
「解りました。」
家庭教師が終わったら何時もなら町をぶらつくのだが今日はやる事があるので家に帰る。
家に帰ると厨房へ向かう。
厨房へ入ると見習い君がピタリと横に着く。今日はこの間買ったチョコレートを食べやすくしようと思う。
まず、お湯を沸かし、金属のボールに刻んだチョコレートを入れて溶かして行く。味見をした時かなりビターで甘みも少なかった。多分、カカオから直接チョコレートを作ったのだろう。そこでミルクを加えて、更に砂糖も入れて、攪拌してみる。味は成功したが、何故か上手く固まらない。ミルクを加える時の温度の問題かな?それとも液体よりスキムミルクの方が良かったのか?
色々試してみて、ようやくそれらしき物が完成した。幅2センチ位の薄い板状にして氷魔法で固めてから食べてみる。パキッと言う歯ごたえと口の中に広がる甘い香り。うん、チョコレートだ。なんだろう時々無性に食べたくなるんだよね。
ビターな材料のチョコレートを見習い君に渡し。完成品は冷凍庫に保存する様に指示する。これで誰でも好きな時にチョコが食べられる。
今日は早めに風呂に入り子供たちと戯れる。たまにはこういう時間も無いとね。
夕食時にセリーが明日王城へエルを連れて行くので一緒に来るようにと言われた。そう言えば外に連れ出せるようになったら連れて行くって国王に約束してたな。すっかり忘れていた。
翌朝稽古の後、揺れない馬車で王城へと向かった。門番は僕の顔よりセリーの顔を見て、急いで近衛兵を呼んできた。基本王城では女性は公式の場所には入れない。入れるのは王家の人間だけだ。セリーは王家の人間では無くなったので、例の王様の個人的な応接室へ通される。
「良く参った。どれ、顔を見せては貰えないだろうか?」
セリーが陛下に近づき、お包みの中のエルの顔を見せる。
「おお、セレスティアの子供の頃にそっくりじゃ。可愛いのう。」
陛下ってまだ40代だよな?完全に孫が出来たお爺ちゃんになってるぞ。
「名前は確かエルリックだったな。何か欲しい物はあるか?公爵の爵位でもやろうか?」
「叔父様。この子はゼルマキア家の跡取りですよ。」
「そうか?ならば何が欲しい?」
「では、予備の爵位を頂けますか?まだまだ産むつもりなので。」
「そうか、セレスティアはまだ16歳じゃったな。」
「はい、もうすぐ17歳になりますが、あと2人は産みたいと考えています。」
「解った。後で余っている爵位を調べて通達を送る、楽しみにしておれ。」
「ありがとうございます、叔父様。」
ここは、僕が出ない方が良い感じだな。壁と同化していよう。
僕は壁を背に紅茶を飲みながら、3人の団らんを眺めている。親孝行をしている感じがして悪く無い。
20分位すると宰相が現れ時間ですよと陛下を連れて行った。陛下は後ろ髪を引かれる感じで、また連れて来いよと何度も言って居た。
帰りの馬車の中でセリーに聞いてみた。
「予備の爵位を貰うとは頭が良いな。ちなみに予備の爵位って家名はどうなっているんだ?」
「予備の爵位にはひとつずつ証明書が付いています。その証明書に家名も書かれています。」
「なるほど、自分では家名は変えられないって事か。」
「一つだけ例外があります。例えば、ゼルマキア侯爵家の次男にゼルマキア子爵家を新たに設立する時、この場合は家名を使わなくても構いません。」
「じゃあ、例えば僕が誰かを男爵に任命したとするよね?その場合は、どんな手続きが必要なの?」
「手続きと言う訳ではありませんが、爵位を貰った人間は王城に報告の義務があります。基本宰相が代行しますが、貴族の証を貰って、正式な貴族となりますね。」
「ああ、そう言えば僕も宰相から貴族の証を貰ったな。あれを貰わないと正式な貴族じゃ無いんだな。」
「はい。ところで、誰かを貴族にする予定でもあるんですか?」
「ああ、ルキナをな、男爵にしたいと考えている。現在領主代理として頑張ってくれているからな。」
「ルキナさんですか、悪く無いと思いますよ。うちの派閥になりますし、男爵なら上げても問題無いでしょう。他の爵位は取って置いて下さいね。」
伯爵と子爵は残して置けってか?セリーさんちゃっかりしてますね。
「リリルアーナに聞いたのだが、バンパイアロードを倒したそうだね。」
どうやらリリが侯爵に余計な事を言ったらしい。
「君は一体何者なんだろうね?」
「ただのGランクハンターですよ。」
「そもそも、君ほどの魔法使いがGランクハンターと言うのがおかしい。」
「実力のある魔法使いは、この国ではどうなりますか?僕はそう言う柵が嫌でGランクハンターをしています。」
「私はこれでも帝国の貴族だ。その私の前で皇帝を批判するのか?」
「いえ、皇帝に思う所はありませんよ。僕が嫌うのは僕を利用して、のし上がろうと考える人間ですね。」
「ふむ?では何故リリルアーナの家庭教師は引き受けたのかね?」
「家庭教師だからこそです。お抱え魔導士だったら断っていたでしょう。」
「なるほど。ちなみに体術もかなりの腕と聞く。剣術はどうなのだ?」
「僕の戦闘スタイルは魔法剣士です。なので、魔法だけ、剣術だけと言う風に聞かれると困ります。」
「つくづく面白いな君は。ちなみにリリルアーナはどんな感じだ?」
「彼女は魔法使いとしては既に帝国でもトップクラスでしょうね。ただ、彼女はそれを望んではいない。彼女の望みは魔法で生活を豊かにする事、なので僕は彼女を応援しています。」
「帝国でトップクラスの魔法使いか。確かに私もリリルアーナを戦場に送ろうとは思わんな。」
「ですよね。彼女の様な子供が戦場に出る様になったらこの国も終わりですね。」
「しかし、この短期間でリリルアーナを育て上げた君の本気と言うのも見てみたいと思うのだが難しいかね?」
「あー。それは止めて置いた方が良いと思いますよ。帝国が地図から消える事になりますよ。」
「それは笑う所か?それとも驚く所かな?」
「どちらに取って頂いても結構です。」
「君ほどの魔法使いを埋もれさせて置くのは勿体ないと思うのは私だけかな?」
「本人が好きで埋もれているのでご心配なく。出るべき時には出ますよ。」
「ちなみにだが、隣の王国や共和国をどうにかしろと言ったら可能か?」
「方法にもよりますね。消し飛ばすなら1瞬です。侵略するなら1週間はかかるでしょう?和平を結ぶなら1か月は欲しいですね。」
「リリルアーナをそのレベルにまで育てるとしたらどの位時間がかかる?」
「彼女の才能を考慮して2年と言った所ですかね。」
「ある意味恐ろしいな。リリルアーナが君に会った時、普通より少し魔法が上手い少女だった。それが2か月程で帝国トップクラスの魔法使いだ。そして、更に2年で世界最強クラスの魔法使いになれると言う。君は神の使いか何かか?」
おしいな、神の使いじゃなくて神様その物なんだけど、そう言っても信じないだろうな。
「家庭教師が終わったらどうするつもりだ?」
「実はこう見えても意外に忙しいんですよ。なのでご心配なさらずに。」
「そうか、残念だ。暇だったら私の稽古の相手でもして貰おうと思ったのだが。」
「侯爵様はそれ以上強くなってどうなさるつもりですか?」
「どうしようと言う訳では無いのだが、強くなるのは楽しいだろう?」
おお、ここにもバトルジャンキーが居たよ。
その後、リリに時空魔法の初歩の理論を教えて、実際にマジックバッグを作って見せた。マジックバッグはプレゼントし、教材として自由に研究する様に伝えて置いた。
「このマジックバッグってどの位の大きさ何ですか?」
「それは見本だから小さいよ。50メートル四方位かな?」
「あの、マジックバッグって5メートル四方でも金貨80枚はしますよ。このサイズなら白金貨5枚はします。」
「え?そうなの?高いんだねマジックバッグって。」
「価値を知らずに作ってたんですか?」
「だって、バッグが銀貨1枚位だし。付与はただでしょ?まさかそんなに高いとは思わないじゃない?」
「いやいや、付与が重要なんですよ。付与が高いんです!」
「そう言う概念を壊すのが目的じゃなかったの?」
「あ、そうでした。駄目ですね。固定概念に捉われちゃいけないって思っていたはずなのに。」
「慣れればマジックバッグなんて幾らでも作れる様になるからね。僕はその物の価値よりどう使うかの方に価値を見出す様にしているよ。使う事で儲けが出るならマジックバッグは無償で提供しても良いと言う風に考えている。」
「それは私の理想に近いですね。先生はやはり凄いです。私の理想に難なく辿り着き既に実践しているんですね。」
「僕が前に住んでいた所は雨が少なく土地も痩せていたんだよ。だから水を撒く魔道具を作っても買える程裕福な人は居なかった。そこで僕は水を撒く魔道具を無償で設置し、結果飢える人が少なくなった。そうなると村は発展してくる。発展すると必要な魔道具が出て来る。今度は売れる。そうやって目先の利益ではなく、将来的な利益を考える様にするとリリの理想に近くなるんじゃないかな?」
「勉強になります。やはり実体験と言うのは貴重ですね。」
「うん。最初は失敗しても良いから、色々試すと良いよ。ただ、騙されない様にだけ気を付ければ良い。」
「解りました。」
家庭教師が終わったら何時もなら町をぶらつくのだが今日はやる事があるので家に帰る。
家に帰ると厨房へ向かう。
厨房へ入ると見習い君がピタリと横に着く。今日はこの間買ったチョコレートを食べやすくしようと思う。
まず、お湯を沸かし、金属のボールに刻んだチョコレートを入れて溶かして行く。味見をした時かなりビターで甘みも少なかった。多分、カカオから直接チョコレートを作ったのだろう。そこでミルクを加えて、更に砂糖も入れて、攪拌してみる。味は成功したが、何故か上手く固まらない。ミルクを加える時の温度の問題かな?それとも液体よりスキムミルクの方が良かったのか?
色々試してみて、ようやくそれらしき物が完成した。幅2センチ位の薄い板状にして氷魔法で固めてから食べてみる。パキッと言う歯ごたえと口の中に広がる甘い香り。うん、チョコレートだ。なんだろう時々無性に食べたくなるんだよね。
ビターな材料のチョコレートを見習い君に渡し。完成品は冷凍庫に保存する様に指示する。これで誰でも好きな時にチョコが食べられる。
今日は早めに風呂に入り子供たちと戯れる。たまにはこういう時間も無いとね。
夕食時にセリーが明日王城へエルを連れて行くので一緒に来るようにと言われた。そう言えば外に連れ出せるようになったら連れて行くって国王に約束してたな。すっかり忘れていた。
翌朝稽古の後、揺れない馬車で王城へと向かった。門番は僕の顔よりセリーの顔を見て、急いで近衛兵を呼んできた。基本王城では女性は公式の場所には入れない。入れるのは王家の人間だけだ。セリーは王家の人間では無くなったので、例の王様の個人的な応接室へ通される。
「良く参った。どれ、顔を見せては貰えないだろうか?」
セリーが陛下に近づき、お包みの中のエルの顔を見せる。
「おお、セレスティアの子供の頃にそっくりじゃ。可愛いのう。」
陛下ってまだ40代だよな?完全に孫が出来たお爺ちゃんになってるぞ。
「名前は確かエルリックだったな。何か欲しい物はあるか?公爵の爵位でもやろうか?」
「叔父様。この子はゼルマキア家の跡取りですよ。」
「そうか?ならば何が欲しい?」
「では、予備の爵位を頂けますか?まだまだ産むつもりなので。」
「そうか、セレスティアはまだ16歳じゃったな。」
「はい、もうすぐ17歳になりますが、あと2人は産みたいと考えています。」
「解った。後で余っている爵位を調べて通達を送る、楽しみにしておれ。」
「ありがとうございます、叔父様。」
ここは、僕が出ない方が良い感じだな。壁と同化していよう。
僕は壁を背に紅茶を飲みながら、3人の団らんを眺めている。親孝行をしている感じがして悪く無い。
20分位すると宰相が現れ時間ですよと陛下を連れて行った。陛下は後ろ髪を引かれる感じで、また連れて来いよと何度も言って居た。
帰りの馬車の中でセリーに聞いてみた。
「予備の爵位を貰うとは頭が良いな。ちなみに予備の爵位って家名はどうなっているんだ?」
「予備の爵位にはひとつずつ証明書が付いています。その証明書に家名も書かれています。」
「なるほど、自分では家名は変えられないって事か。」
「一つだけ例外があります。例えば、ゼルマキア侯爵家の次男にゼルマキア子爵家を新たに設立する時、この場合は家名を使わなくても構いません。」
「じゃあ、例えば僕が誰かを男爵に任命したとするよね?その場合は、どんな手続きが必要なの?」
「手続きと言う訳ではありませんが、爵位を貰った人間は王城に報告の義務があります。基本宰相が代行しますが、貴族の証を貰って、正式な貴族となりますね。」
「ああ、そう言えば僕も宰相から貴族の証を貰ったな。あれを貰わないと正式な貴族じゃ無いんだな。」
「はい。ところで、誰かを貴族にする予定でもあるんですか?」
「ああ、ルキナをな、男爵にしたいと考えている。現在領主代理として頑張ってくれているからな。」
「ルキナさんですか、悪く無いと思いますよ。うちの派閥になりますし、男爵なら上げても問題無いでしょう。他の爵位は取って置いて下さいね。」
伯爵と子爵は残して置けってか?セリーさんちゃっかりしてますね。
52
お気に入りに追加
4,336
あなたにおすすめの小説
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
【完結】神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ~胸を張って彼女と再会するために自分磨きの旅へ!~
川原源明
ファンタジー
秋津直人、85歳。
50年前に彼女の進藤茜を亡くして以来ずっと独身を貫いてきた。彼の傍らには彼女がなくなった日に出会った白い小さな子犬?の、ちび助がいた。
嘗ては、救命救急センターや外科で医師として活動し、多くの命を救って来た直人、人々に神様と呼ばれるようになっていたが、定年を迎えると同時に山を買いプライベートキャンプ場をつくり余生はほとんどここで過ごしていた。
彼女がなくなって50年目の命日の夜ちび助とキャンプを楽しんでいると意識が遠のき、気づけば辺りが真っ白な空間にいた。
白い空間では、創造神を名乗るネアという女性と、今までずっとそばに居たちび助が人の子の姿で土下座していた。ちび助の不注意で茜君が命を落とし、謝罪の意味を込めて、創造神ネアの創る世界に、茜君がすでに転移していることを教えてくれた。そして自分もその世界に転生させてもらえることになった。
胸を張って彼女と再会できるようにと、彼女が降り立つより30年前に転生するように創造神ネアに願った。
そして転生した直人は、新しい家庭でナットという名前を与えられ、ネア様と、阿修羅様から貰った加護と学生時代からやっていた格闘技や、仕事にしていた医術、そして趣味の物作りやサバイバル技術を活かし冒険者兼医師として旅にでるのであった。
まずは最強の称号を得よう!
地球では神様と呼ばれた医師の異世界転生物語
※元ヤンナース異世界生活 ヒロイン茜ちゃんの彼氏編
※医療現場の恋物語 馴れ初め編
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
異世界で神様になってたらしい私のズボラライフ
トール
恋愛
会社帰り、駅までの道程を歩いていたはずの北野 雅(36)は、いつの間にか森の中に佇んでいた。困惑して家に帰りたいと願った雅の前に現れたのはなんと実家を模した家で!?
自身が願った事が現実になる能力を手に入れた雅が望んだのは冒険ではなく、“森に引きこもって生きる! ”だった。
果たして雅は独りで生きていけるのか!?
実は神様になっていたズボラ女と、それに巻き込まれる人々(神々)とのドタバタラブ? コメディ。
※この作品は「小説家になろう」でも掲載しています
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
世界最強で始める異世界生活〜最強とは頼んだけど、災害レベルまでとは言ってない!〜
ワキヤク
ファンタジー
その日、春埼暁人は死んだ。トラックに轢かれかけた子供を庇ったのが原因だった。
そんな彼の自己犠牲精神は世界を創造し、見守る『創造神』の心を動かす。
創造神の力で剣と魔法の世界へと転生を果たした暁人。本人の『願い』と創造神の『粋な計らい』の影響で凄まじい力を手にしたが、彼の力は世界を救うどころか世界を滅ぼしかねないものだった。
普通に歩いても地割れが起き、彼が戦おうものなら瞬く間にその場所は更地と化す。
魔法もスキルも無効化吸収し、自分のものにもできる。
まさしく『最強』としての力を得た暁人だが、等の本人からすれば手に余る力だった。
制御の難しいその力のせいで、文字通り『歩く災害』となった暁人。彼は平穏な異世界生活を送ることができるのか……。
これは、やがてその世界で最強の英雄と呼ばれる男の物語。
無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる