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生まれた子が女の子だったのでアリアナが名前を付けるらしい。セリーは物凄く嬉しそうな顔をしていた。多分、アリアナの子が男児だったらプレッシャーが凄い事になるのだろう。
結局アリアナは娘に『リアーナ』と名付けた。それは安直では?と言う僕の意見は無視された。
アリアナは暫く安静にしないと行けないので、ロートス伯爵家の面々が面会に来た。伯爵と夫人は緊張していたが、子供たちは無邪気だ。子供たちを見るとお菓子を上げたくなる。僕もおっさん化して来てるのかな?
見習い君に頼んでプリンを用意させた。4人の子供たちは自分の姉に子供が出来た事に吃驚している。両親と積もる話もあるだろうと僕は子供たちを応接室へ連れて行きプリンを食べさせる。
正直自分の子供と言うのは実感があまり無い。だが、子供は可愛いと言うのは解る。そのうち実感も出て来るだろう。
次はセリーの番だな。まあ、あと4か月は先の話だが、安産だと良いな。
そう言えば、ホリーさんが妊娠したと言う話を聞いた。まあ日本なら普通の話だが、こっちでは高齢出産になるのかな?
ロートス伯爵家の面々は2時間程で帰って行った。食事を一緒にしませんか?と誘ったのだが、丁重に断られた。
翌日からアリアナの日はアリアナの部屋で親子3人で寝る事になった。アリアナが幸せそうなのでこれで良いのだろう。
そうそう、ブラスマイヤーの稽古だが、3人共異次元の領域に入っている。もはや目的が邪竜退治じゃ無くなっている気がするが、誰も文句を言わない。自分がどこまで強くなれるかに興味が移った様だ。
農地改革は面白い。ルードさんは毎日の様にやって来る農民達に肥料の使い方の指導をしている。僕は自分の畑の面倒を見ながら、3日に1度、腐葉土の山を増やしたり、散水の魔道具を設置したりと忙しい。ちなみにルードさんの畑のカボチャは順調に育っている。
このまま行けば、カボチャは豊作で、かなりの収入を見込めるそうだ。僕は次に何を育てるか今のうちに考えて置いて下さいとアドバイスして置いた。
そう言えばリアンがしきりに外で働く事について聞いて来る。どうやら自分が足手まといになって居ると感じている様だ。
ルードさんに聞いてみると、今の状況が続くなら、一家5人問題無く暮らせるとの事。
「リアンさんは外で働く事に興味を持っている様ですね。どうします?」
「そうですね。今なら余裕があるので、リアンを外に出す事も可能です。後はあの子次第になりますね。」
「なるほど、なら家で預かりましょうか?メイドの仕事ならしっかり仕込みますよ。」
「エイジ様の家でですか?宜しいのですか?」
「基本メイドは平民ばかりですので、リアンさんもすぐに馴染めるでしょう。それに貴族の家でメイドをしていたとなれば後々就職に有利ですよ。」
「解りました。リアンが望むならそうしてやって下さい。エイジ様の家なら安心ですし。」
これをリアンに伝えると大喜びだった。リアーナの世話係にでもするかな、名前も似てるし。
3日後に迎えに来るから準備をしておいてと伝えた。
さて、ロンダールだが、広げた街道は順調に埋まって来ている様だ。また、税金を安くした事で東の町からの流入者も増えている。まだ、町を一つにする計画は準備中だが、町の人達に告知はしてあるので、目端の利く商人は既に街道に店舗を作る計画を立てている者もいる。町はこれから大きく動いて行くだろう。
あ、そう言えば、何処から聞きつけたのか、出産祝いが届き始めた。これはどうすれば良いんだ?
セリーに聞くと、こう言うのはメイドのネットワークで広まるらしい。メイドの半数はメイド協会に属しているそうだ。これはメイド同士でその家々の評価や評判等を共有してより有利な就職先を見つける為にあるそうだ。
何それ?怖いぞ。ゼルマキア家はどんな評価をされているのだろう?
メイド長を呼んで聞いてみようと思ったが止めた。そうそう、一人新人を雇うので一人前に仕込んでやってくれと伝えて置く。
出産祝いのお返しは執事のルーメンとメイド長に任せて置けば良いらしい。ホッとした。
3日経ち、リアンを連れて家に戻ると、セリーに怖い目で睨まれた。何かしましたか?
メイド長を呼び引き合わせる。
「リアンと言って、知り合いの娘さんだ。一人前のメイドに仕込んでやってくれ。待遇は他のメイドと一緒で週に1日は休みにしてやって欲しい。給料は他のメイドの半分で良い。一人前になったと思ったら僕に報告してくれ。以上だ。」
「解りました。」
メイド長は一言そう言ってリアンを何処かに連れて行った。
「また、随分と若い子を連れて来ましたね。どうなさるおつもりですか?」
セリーさん怖いですよ。
「一人前に仕込んだら、何処かの店に店員として預けるつもりだけど、何か問題でも?」
「新しい嫁候補ですか?それとも愛人?」
「いやいや、知り合いに頼まれただけだから。」
「本当ですか?」
「流石に子供が生まれたばかりで、そう言う話は持って来ないでしょ?」
「いえ、妻が妊娠中が一番危ないと聞いた事があります。」
三流週刊誌じゃ無いんだから。
セリーの誤解を解くのにルードさん一家の話を聞かせてやった。結局2時間位掛かったぞ。
セリーって変な所で嫉妬深いな。ルシルやアリアナの時はあっさりしてたのに。やはり妊娠して不安定になっているのかな?
翌日、稽古の後、自分の畑に出かけた。草むしりをしていると、隣のおっちゃんに声を掛けられた。
「今度は西でも農地改革を始めたんだって?」
「ええ、向こうもかなり酷い状況だったので、ちょっと見かねまして。」
「作物の値段に影響が無ければ良いが。」
「大丈夫ですよ。教えたのは王都の南の外周部だけですから。」
「そう言うもんかい?」
「まあ、影響が出たらおっちゃんの畑だけは儲かる方法を教えますよ。」
「ほう?まだ秘策があるのかい?」
「まあ、色々とアイデアはありますので、ご心配なく。」
農民のネットワークも馬鹿にできないな。ルードさんも肥料の事を知っていたし、今度はおっちゃんが西の事を言い出した。やはりこういう話題は伝達の速度が速いのだろうか?
もしかしたら北の農民も肥料の事知っているのかな?さて、ここでプレイースから肥料を輸入して販売したら、何処の畑にしわ寄せが来るのだろうか?慎重に調査をしてから販売に踏み切った方が良さそうだ。
1週間もするとリアーナの顔がしっかりとして来た。うん、可愛い。一度可愛いと感じると愛情も湧く。徐々に子供が生まれたという実感が出て来た。
え?遅いって?皆そんな感じじゃないの?
僕がちょくちょく娘の顔を見に行くのでセリーとルシルから嫉妬の視線を浴びる事になる。
でも、僕が留守にしている時、3人でリアーナを囲んでわいわいやってるのは知ってるんだぞ。
こうなったら犬か猫でも飼ってやろうかな?ってあれ?この世界にペットって居るのか?
そんな平穏な日々が2週間程続いたある日、事件が起こった。
王都で謎の失踪事件と切り裂き魔の事件が同時に起きたのだ。
最初に事件を聞きつけたのはセリーだった。公爵経由で知ったらしい。
「あなた、王都で何かが起きている様です。既に失踪者が4人。切り裂き魔の被害が2名出ています。」
失踪事件は珍しく無いが、今回は人数が多い。また、王都で殺人事件と言うのは珍しい。冒険者同士の争いは良くあるが、冒険者は手加減を知っているので殺人にまでは発展しない。
しかも、この2つの事件が同時に起こると言うのも奇妙な話だ。
この手の事件は衛兵の管轄になる。そうなると情報の入手先が無いのも困ったものだ。
「セリー、こう言う時は情報が命だ、町の情報屋みたいな奴は居ないのか?」
「情報屋ですか?冒険者が情報を仕入れて売っていると言う話は聞いた事がありますので情報屋と言う商売はあると思います。冒険者ギルドのマスターなら何か知っているかもしれませんね。後は王城には諜報専門の部署があるそうですよ。」
ギルドに王城か、さて、どっちが情報が早いかな?
って言うか、今回の事件って僕の出番あるのかな?
結局アリアナは娘に『リアーナ』と名付けた。それは安直では?と言う僕の意見は無視された。
アリアナは暫く安静にしないと行けないので、ロートス伯爵家の面々が面会に来た。伯爵と夫人は緊張していたが、子供たちは無邪気だ。子供たちを見るとお菓子を上げたくなる。僕もおっさん化して来てるのかな?
見習い君に頼んでプリンを用意させた。4人の子供たちは自分の姉に子供が出来た事に吃驚している。両親と積もる話もあるだろうと僕は子供たちを応接室へ連れて行きプリンを食べさせる。
正直自分の子供と言うのは実感があまり無い。だが、子供は可愛いと言うのは解る。そのうち実感も出て来るだろう。
次はセリーの番だな。まあ、あと4か月は先の話だが、安産だと良いな。
そう言えば、ホリーさんが妊娠したと言う話を聞いた。まあ日本なら普通の話だが、こっちでは高齢出産になるのかな?
ロートス伯爵家の面々は2時間程で帰って行った。食事を一緒にしませんか?と誘ったのだが、丁重に断られた。
翌日からアリアナの日はアリアナの部屋で親子3人で寝る事になった。アリアナが幸せそうなのでこれで良いのだろう。
そうそう、ブラスマイヤーの稽古だが、3人共異次元の領域に入っている。もはや目的が邪竜退治じゃ無くなっている気がするが、誰も文句を言わない。自分がどこまで強くなれるかに興味が移った様だ。
農地改革は面白い。ルードさんは毎日の様にやって来る農民達に肥料の使い方の指導をしている。僕は自分の畑の面倒を見ながら、3日に1度、腐葉土の山を増やしたり、散水の魔道具を設置したりと忙しい。ちなみにルードさんの畑のカボチャは順調に育っている。
このまま行けば、カボチャは豊作で、かなりの収入を見込めるそうだ。僕は次に何を育てるか今のうちに考えて置いて下さいとアドバイスして置いた。
そう言えばリアンがしきりに外で働く事について聞いて来る。どうやら自分が足手まといになって居ると感じている様だ。
ルードさんに聞いてみると、今の状況が続くなら、一家5人問題無く暮らせるとの事。
「リアンさんは外で働く事に興味を持っている様ですね。どうします?」
「そうですね。今なら余裕があるので、リアンを外に出す事も可能です。後はあの子次第になりますね。」
「なるほど、なら家で預かりましょうか?メイドの仕事ならしっかり仕込みますよ。」
「エイジ様の家でですか?宜しいのですか?」
「基本メイドは平民ばかりですので、リアンさんもすぐに馴染めるでしょう。それに貴族の家でメイドをしていたとなれば後々就職に有利ですよ。」
「解りました。リアンが望むならそうしてやって下さい。エイジ様の家なら安心ですし。」
これをリアンに伝えると大喜びだった。リアーナの世話係にでもするかな、名前も似てるし。
3日後に迎えに来るから準備をしておいてと伝えた。
さて、ロンダールだが、広げた街道は順調に埋まって来ている様だ。また、税金を安くした事で東の町からの流入者も増えている。まだ、町を一つにする計画は準備中だが、町の人達に告知はしてあるので、目端の利く商人は既に街道に店舗を作る計画を立てている者もいる。町はこれから大きく動いて行くだろう。
あ、そう言えば、何処から聞きつけたのか、出産祝いが届き始めた。これはどうすれば良いんだ?
セリーに聞くと、こう言うのはメイドのネットワークで広まるらしい。メイドの半数はメイド協会に属しているそうだ。これはメイド同士でその家々の評価や評判等を共有してより有利な就職先を見つける為にあるそうだ。
何それ?怖いぞ。ゼルマキア家はどんな評価をされているのだろう?
メイド長を呼んで聞いてみようと思ったが止めた。そうそう、一人新人を雇うので一人前に仕込んでやってくれと伝えて置く。
出産祝いのお返しは執事のルーメンとメイド長に任せて置けば良いらしい。ホッとした。
3日経ち、リアンを連れて家に戻ると、セリーに怖い目で睨まれた。何かしましたか?
メイド長を呼び引き合わせる。
「リアンと言って、知り合いの娘さんだ。一人前のメイドに仕込んでやってくれ。待遇は他のメイドと一緒で週に1日は休みにしてやって欲しい。給料は他のメイドの半分で良い。一人前になったと思ったら僕に報告してくれ。以上だ。」
「解りました。」
メイド長は一言そう言ってリアンを何処かに連れて行った。
「また、随分と若い子を連れて来ましたね。どうなさるおつもりですか?」
セリーさん怖いですよ。
「一人前に仕込んだら、何処かの店に店員として預けるつもりだけど、何か問題でも?」
「新しい嫁候補ですか?それとも愛人?」
「いやいや、知り合いに頼まれただけだから。」
「本当ですか?」
「流石に子供が生まれたばかりで、そう言う話は持って来ないでしょ?」
「いえ、妻が妊娠中が一番危ないと聞いた事があります。」
三流週刊誌じゃ無いんだから。
セリーの誤解を解くのにルードさん一家の話を聞かせてやった。結局2時間位掛かったぞ。
セリーって変な所で嫉妬深いな。ルシルやアリアナの時はあっさりしてたのに。やはり妊娠して不安定になっているのかな?
翌日、稽古の後、自分の畑に出かけた。草むしりをしていると、隣のおっちゃんに声を掛けられた。
「今度は西でも農地改革を始めたんだって?」
「ええ、向こうもかなり酷い状況だったので、ちょっと見かねまして。」
「作物の値段に影響が無ければ良いが。」
「大丈夫ですよ。教えたのは王都の南の外周部だけですから。」
「そう言うもんかい?」
「まあ、影響が出たらおっちゃんの畑だけは儲かる方法を教えますよ。」
「ほう?まだ秘策があるのかい?」
「まあ、色々とアイデアはありますので、ご心配なく。」
農民のネットワークも馬鹿にできないな。ルードさんも肥料の事を知っていたし、今度はおっちゃんが西の事を言い出した。やはりこういう話題は伝達の速度が速いのだろうか?
もしかしたら北の農民も肥料の事知っているのかな?さて、ここでプレイースから肥料を輸入して販売したら、何処の畑にしわ寄せが来るのだろうか?慎重に調査をしてから販売に踏み切った方が良さそうだ。
1週間もするとリアーナの顔がしっかりとして来た。うん、可愛い。一度可愛いと感じると愛情も湧く。徐々に子供が生まれたという実感が出て来た。
え?遅いって?皆そんな感じじゃないの?
僕がちょくちょく娘の顔を見に行くのでセリーとルシルから嫉妬の視線を浴びる事になる。
でも、僕が留守にしている時、3人でリアーナを囲んでわいわいやってるのは知ってるんだぞ。
こうなったら犬か猫でも飼ってやろうかな?ってあれ?この世界にペットって居るのか?
そんな平穏な日々が2週間程続いたある日、事件が起こった。
王都で謎の失踪事件と切り裂き魔の事件が同時に起きたのだ。
最初に事件を聞きつけたのはセリーだった。公爵経由で知ったらしい。
「あなた、王都で何かが起きている様です。既に失踪者が4人。切り裂き魔の被害が2名出ています。」
失踪事件は珍しく無いが、今回は人数が多い。また、王都で殺人事件と言うのは珍しい。冒険者同士の争いは良くあるが、冒険者は手加減を知っているので殺人にまでは発展しない。
しかも、この2つの事件が同時に起こると言うのも奇妙な話だ。
この手の事件は衛兵の管轄になる。そうなると情報の入手先が無いのも困ったものだ。
「セリー、こう言う時は情報が命だ、町の情報屋みたいな奴は居ないのか?」
「情報屋ですか?冒険者が情報を仕入れて売っていると言う話は聞いた事がありますので情報屋と言う商売はあると思います。冒険者ギルドのマスターなら何か知っているかもしれませんね。後は王城には諜報専門の部署があるそうですよ。」
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