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ルシルは稽古に良くついて行ってる。それどころか、早朝の稽古の後食事をし、昼寝をした後、今度はベルクロスに稽古をつけて貰って居るらしい。1日に48時間の稽古だ。
ベルクロスは教わるのも良いが、教えるのも勉強になると積極的にルシルを鍛えている。
あんまり強くなり過ぎると神竜になっちゃうぞ。
僕もたまにルシルの相手をするが、元々の素養があるのか、成長が早い。ブラスマイヤーは言わないが、多分精霊王より強くなってるんじゃないかな?
まあ、本人が楽しそうなので、納得するまで稽古をすれば良いだろう。無理に危険な事に手を出す事は無い。
そうこうするうちに1週間が経ち、領地経営の幹部候補が尋ねて来た。
執事のルーメンに応接室へ通す様に指示して置く。
応接室に入ると金髪の2人が椅子に座っていた。背格好も似ている、中肉中背で金髪を後ろで束ねている。多分後ろから見ただけでは区別が付かないかもしれない。
この世界の住人は基本的に彫りが深い。2人も彫刻の様な綺麗な顔立ちをしている。日本人が外国人の顔を見分けられないのと一緒で、初対面でこの2人を見分けるのは難しいだろう。違いと言えば瞳の色位だ。
自己紹介によると青い瞳がフランツ、子爵の次男らしい。そして茶色の瞳の方がペイル、こちらは伯爵家の4男だそうだ。
2人にロンダールとロンジームの現状を話し、2人ならどうするか聞いてみた。同時に地図も見せる。
「難しいですね。布と鉄ですか。相容れない2つの産業を同時に管理するより完全分業化する方が管理はしやすいと思います。そう言う意味では現状の形はベストだと思います。」
これはフランツの意見だ。
「私も概ねは彼の意見と同様ですね。ただ、現状では無駄が多いのも事実です。この辺をどう解決するかが課題だと思いますね。」
こちらはペイルの意見だ。
「僕は2つの町を統合しようと考えている。布と鉄と言う風に考えると相容れないかもしれないが、布=女性、鉄=男性と考えたらどうだろう?」
「なるほど、そう言う考え方なら管理は可能ですね。」
「しかし、この2つの町を1つにするにはこの間の街道が邪魔になりませんか?」
ペイルが地図上を指さしながら聞いて来る。
「ここを開拓して農地にしようと考えている。そうすれば街道の端に農家や店が出来るだろう?いずれは大きな町になるはずだ。」
「南北に細長い町にするつもりですか?」
「この2つの町の欠点はどちらの町も一方にしか繋がって居ない事だ。ロンダールは西の町とロンジームは東の町としか交流が無い。東の町から直接ロンダールへのアクセス方法が無いんだ。」
「確かにそうですね。かならずどちらかの町をクッションにしないとアクセス出来ない。これは情報や商品がスムーズに流れない原因になりますね。」
「うむ、そこで2つの町を統合したい。既にプロジェクトは動き出している。どうだ?参加してみる気はあるか?」
「面白いですね。ちなみに何年位の時間を見ているんですか?」
「2年だ。」
「解りました。私は参加します。」
「私もお願いしたい。」
どうやら2人共納得した様だ。1週間後にロンダールに着くように準備をして出発する様に指示をする。
予定では、その頃にはルキナから何らかの情報が入っているはずだ。
フランツとペイルがどの位使えるかは判らないが、ルキナなら上手く使いこなすだろう。プレイースは既に軌道に乗っている、このまま行けばあと1年で予定の10万人に達するだろう。ロンダールがどうなるかはこれから次第だが、プレイ―ス程の難しさは無いだろう。
応接室で考え事をしながら紅茶を飲んでいるとセリーが帰って来た。どうやら公爵家に行っていたらしい。
「貴方がこの時間に家に居るのは珍しいですね。」
「ちょっと客人が来ていたんだよ。」
「新しい人材ですか?」
「セリーは感が良いな。ところで交流会はどうなりそうだ?」
「舞踏会は3週間後に開かれる事になりました。今、宰相様と父が招待状を送る家をリストアップしています。国王派と公爵派だけでなく、派閥に入っていない貴族にも招待状を送るそうです。およそ200家、参加者は400名近くになるそうです。」
「凄いな。それ程の規模の舞踏会は滅多に開かれないんじゃないか?」
「ですね。あ、家の料理人を当日貸して欲しいとの事でしたので了承して置きました。構いませんよね?」
「ああ、多分、甘味が狙いだろうな。別に隠して無いから良いぞ。」
披露宴でだいぶ派手に甘味とドラゴン肉を振舞ったからな。国王派以外にもその話が漏れたんだろうな。
そう言えばセリーもそろそろお腹が目立って来た。3週間後は欠席かな?アリアナはもう完全に妊婦体型だからこっちも欠席だ。そうなると僕とルシルで出る事になりそうだ。
舞踏会って事は踊るんだよね?僕とルシルにダンスは無理だと思う。武闘会なら得意なんだけどね。
「ところでアリアナは何処へ行ったんだ?」
「アリアナさんは実家に帰ってますよ。甘味をお土産に兄弟に会いに行ったようです。」
「身重の体で馬車に乗って大丈夫なのか?」
「まあ、家の馬車は特別製ですからね。」
ちなみに現在家には3台の馬車があるが、全て魔改造したサスペンション付きの揺れない馬車になって居る。シートも特別製だ。最初は1台だったのだが、皆がそれに乗りたがるので3台に増やしたのだ。他の貴族にバレると欲しがるので他人は乗せない様にと注意してある。
「セリーもだいぶお腹が目立って来たけど、あんまり無理するなよ。」
「安定期に入ったのであと2~3か月は大丈夫ですよ。」
「って事は舞踏会に出るつもりか?」
「流石に踊りはしませんよ。でもホストとしては出席しないと不味いでしょ?」
「ちなみに僕とルシルは踊れないぞ。」
「ルシルはともかく、貴方は練習した方が良いですよ。これから踊る機会は多くなると思いますし。」
マジか?現代日本人に社交ダンスはハードル高いぞ。
そんな会話をしているとアリアナが帰って来た。
「お帰り。皆の様子はどうだった?」
「元気でしたよ。父と兄は相変わらずでしたが。」
「そう言えば借金の方はどうにかなりそうなのか?」
「父も兄も基本怠け者ですから、少しくらい借金があった方が働く原動力になる様です。気にしないで下さい。」
「そう言う物か?アリアナの家族は僕の家族でもある訳だから、稼がせてやる事も出来るんだが?」
「本当に困ったら私が頭を下げます。それまでは放っておいてやって下さい。」
「解った。アリアナがそこまで言うならこの話は終わりだ。」
「はい。その代わり、この子は幸せにしてやって下さいね。」
そう言ってアリアナはお腹に手をやった。
その後ルシルが帰って来たのを機に風呂に入り夕食を取る。
その日はルシルの日だったのだが、幾ら待っても来ないので知らない間に寝てしまった。
翌朝、ルシルが悔しそうな顔をしていた。どうやら稽古が激し過ぎて寝てしまったらしい。可哀想なので、今日は休みの日だから来ても良いぞと耳元で囁いてから稽古に入る。
稽古が終わると、僕は畑に行く。他の皆はそれぞれ自由に行動している。そう言えば貴族の嫁ってお茶会とか行かなくて良いのか?
畑に着くと何時もの雑草取りが待っている。なんか何時も雑草取りをしている気がするぞ。
雑草取りが終わったら水を撒く。ここの所雨が降って無かったからな。そう言えばこの世界って雨少ないな。
よく考えたらこの辺て元は荒れ地だったな。雨が降らないのが原因なのかな?近所の畑も様子を見ながら水を撒いて行く。知り合いのおばちゃんが居たので聞いてみる。
「王都って雨少ないですよね?昔からですか?」
「そうだねぇ。王都は昔は北半分しかなかったんだよ。あっちには大きな川が流れているからね。南半分は荒れ地でね。開拓したは良いが、水を引くのに大層苦労したそうだよ。それでも南の中央位までは水に苦労しない程度になり、町は大きくなった。だけど、この辺はまだ、水が来ていないのさ。だからこの辺の農家には井戸があるんだよ。」
「なるほど、と言う事はこの辺りは農地としては向いていないんですね?」
「そうさねぇ。水を大量に使う作物には向かないね。でもこんな土地でも育つ作物があるので、なんとかやって来たんだよ。最近ではあんちゃんのお陰で色々な作物が扱えるようになって皆感謝してるよ。」
知らない間に感謝されてた。やっぱスローライフ楽しいな。
しかし、慢性的に水不足なのか、だったら何か考えないとな。ため池でも作るか?いや水魔法をエンチャントした魔道具を設置して必要な時に必要なだけ使う方が合理的か?
日本の水田地帯にある農業用水みたいなので良いかな?それとも用水路?散水するならスプリンクラーか?
農地改革の古代本に何か書いてなかったかな?
ベルクロスは教わるのも良いが、教えるのも勉強になると積極的にルシルを鍛えている。
あんまり強くなり過ぎると神竜になっちゃうぞ。
僕もたまにルシルの相手をするが、元々の素養があるのか、成長が早い。ブラスマイヤーは言わないが、多分精霊王より強くなってるんじゃないかな?
まあ、本人が楽しそうなので、納得するまで稽古をすれば良いだろう。無理に危険な事に手を出す事は無い。
そうこうするうちに1週間が経ち、領地経営の幹部候補が尋ねて来た。
執事のルーメンに応接室へ通す様に指示して置く。
応接室に入ると金髪の2人が椅子に座っていた。背格好も似ている、中肉中背で金髪を後ろで束ねている。多分後ろから見ただけでは区別が付かないかもしれない。
この世界の住人は基本的に彫りが深い。2人も彫刻の様な綺麗な顔立ちをしている。日本人が外国人の顔を見分けられないのと一緒で、初対面でこの2人を見分けるのは難しいだろう。違いと言えば瞳の色位だ。
自己紹介によると青い瞳がフランツ、子爵の次男らしい。そして茶色の瞳の方がペイル、こちらは伯爵家の4男だそうだ。
2人にロンダールとロンジームの現状を話し、2人ならどうするか聞いてみた。同時に地図も見せる。
「難しいですね。布と鉄ですか。相容れない2つの産業を同時に管理するより完全分業化する方が管理はしやすいと思います。そう言う意味では現状の形はベストだと思います。」
これはフランツの意見だ。
「私も概ねは彼の意見と同様ですね。ただ、現状では無駄が多いのも事実です。この辺をどう解決するかが課題だと思いますね。」
こちらはペイルの意見だ。
「僕は2つの町を統合しようと考えている。布と鉄と言う風に考えると相容れないかもしれないが、布=女性、鉄=男性と考えたらどうだろう?」
「なるほど、そう言う考え方なら管理は可能ですね。」
「しかし、この2つの町を1つにするにはこの間の街道が邪魔になりませんか?」
ペイルが地図上を指さしながら聞いて来る。
「ここを開拓して農地にしようと考えている。そうすれば街道の端に農家や店が出来るだろう?いずれは大きな町になるはずだ。」
「南北に細長い町にするつもりですか?」
「この2つの町の欠点はどちらの町も一方にしか繋がって居ない事だ。ロンダールは西の町とロンジームは東の町としか交流が無い。東の町から直接ロンダールへのアクセス方法が無いんだ。」
「確かにそうですね。かならずどちらかの町をクッションにしないとアクセス出来ない。これは情報や商品がスムーズに流れない原因になりますね。」
「うむ、そこで2つの町を統合したい。既にプロジェクトは動き出している。どうだ?参加してみる気はあるか?」
「面白いですね。ちなみに何年位の時間を見ているんですか?」
「2年だ。」
「解りました。私は参加します。」
「私もお願いしたい。」
どうやら2人共納得した様だ。1週間後にロンダールに着くように準備をして出発する様に指示をする。
予定では、その頃にはルキナから何らかの情報が入っているはずだ。
フランツとペイルがどの位使えるかは判らないが、ルキナなら上手く使いこなすだろう。プレイースは既に軌道に乗っている、このまま行けばあと1年で予定の10万人に達するだろう。ロンダールがどうなるかはこれから次第だが、プレイ―ス程の難しさは無いだろう。
応接室で考え事をしながら紅茶を飲んでいるとセリーが帰って来た。どうやら公爵家に行っていたらしい。
「貴方がこの時間に家に居るのは珍しいですね。」
「ちょっと客人が来ていたんだよ。」
「新しい人材ですか?」
「セリーは感が良いな。ところで交流会はどうなりそうだ?」
「舞踏会は3週間後に開かれる事になりました。今、宰相様と父が招待状を送る家をリストアップしています。国王派と公爵派だけでなく、派閥に入っていない貴族にも招待状を送るそうです。およそ200家、参加者は400名近くになるそうです。」
「凄いな。それ程の規模の舞踏会は滅多に開かれないんじゃないか?」
「ですね。あ、家の料理人を当日貸して欲しいとの事でしたので了承して置きました。構いませんよね?」
「ああ、多分、甘味が狙いだろうな。別に隠して無いから良いぞ。」
披露宴でだいぶ派手に甘味とドラゴン肉を振舞ったからな。国王派以外にもその話が漏れたんだろうな。
そう言えばセリーもそろそろお腹が目立って来た。3週間後は欠席かな?アリアナはもう完全に妊婦体型だからこっちも欠席だ。そうなると僕とルシルで出る事になりそうだ。
舞踏会って事は踊るんだよね?僕とルシルにダンスは無理だと思う。武闘会なら得意なんだけどね。
「ところでアリアナは何処へ行ったんだ?」
「アリアナさんは実家に帰ってますよ。甘味をお土産に兄弟に会いに行ったようです。」
「身重の体で馬車に乗って大丈夫なのか?」
「まあ、家の馬車は特別製ですからね。」
ちなみに現在家には3台の馬車があるが、全て魔改造したサスペンション付きの揺れない馬車になって居る。シートも特別製だ。最初は1台だったのだが、皆がそれに乗りたがるので3台に増やしたのだ。他の貴族にバレると欲しがるので他人は乗せない様にと注意してある。
「セリーもだいぶお腹が目立って来たけど、あんまり無理するなよ。」
「安定期に入ったのであと2~3か月は大丈夫ですよ。」
「って事は舞踏会に出るつもりか?」
「流石に踊りはしませんよ。でもホストとしては出席しないと不味いでしょ?」
「ちなみに僕とルシルは踊れないぞ。」
「ルシルはともかく、貴方は練習した方が良いですよ。これから踊る機会は多くなると思いますし。」
マジか?現代日本人に社交ダンスはハードル高いぞ。
そんな会話をしているとアリアナが帰って来た。
「お帰り。皆の様子はどうだった?」
「元気でしたよ。父と兄は相変わらずでしたが。」
「そう言えば借金の方はどうにかなりそうなのか?」
「父も兄も基本怠け者ですから、少しくらい借金があった方が働く原動力になる様です。気にしないで下さい。」
「そう言う物か?アリアナの家族は僕の家族でもある訳だから、稼がせてやる事も出来るんだが?」
「本当に困ったら私が頭を下げます。それまでは放っておいてやって下さい。」
「解った。アリアナがそこまで言うならこの話は終わりだ。」
「はい。その代わり、この子は幸せにしてやって下さいね。」
そう言ってアリアナはお腹に手をやった。
その後ルシルが帰って来たのを機に風呂に入り夕食を取る。
その日はルシルの日だったのだが、幾ら待っても来ないので知らない間に寝てしまった。
翌朝、ルシルが悔しそうな顔をしていた。どうやら稽古が激し過ぎて寝てしまったらしい。可哀想なので、今日は休みの日だから来ても良いぞと耳元で囁いてから稽古に入る。
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畑に着くと何時もの雑草取りが待っている。なんか何時も雑草取りをしている気がするぞ。
雑草取りが終わったら水を撒く。ここの所雨が降って無かったからな。そう言えばこの世界って雨少ないな。
よく考えたらこの辺て元は荒れ地だったな。雨が降らないのが原因なのかな?近所の畑も様子を見ながら水を撒いて行く。知り合いのおばちゃんが居たので聞いてみる。
「王都って雨少ないですよね?昔からですか?」
「そうだねぇ。王都は昔は北半分しかなかったんだよ。あっちには大きな川が流れているからね。南半分は荒れ地でね。開拓したは良いが、水を引くのに大層苦労したそうだよ。それでも南の中央位までは水に苦労しない程度になり、町は大きくなった。だけど、この辺はまだ、水が来ていないのさ。だからこの辺の農家には井戸があるんだよ。」
「なるほど、と言う事はこの辺りは農地としては向いていないんですね?」
「そうさねぇ。水を大量に使う作物には向かないね。でもこんな土地でも育つ作物があるので、なんとかやって来たんだよ。最近ではあんちゃんのお陰で色々な作物が扱えるようになって皆感謝してるよ。」
知らない間に感謝されてた。やっぱスローライフ楽しいな。
しかし、慢性的に水不足なのか、だったら何か考えないとな。ため池でも作るか?いや水魔法をエンチャントした魔道具を設置して必要な時に必要なだけ使う方が合理的か?
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