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ジェレミーもホリーさんも入籍は既に済ましたと報告があった。2人共正式に貴族になったので、披露宴は自宅に客を招いて盛大に行うそうだ。
ホリーさんは結婚を機に冒険者を正式に引退して冒険者ギルドの職員になった。これからは低ランク冒険者の育成に力を入れるそうだ。結婚したんだから働かなくても良いのでは?と聞いたら、まだ旦那が後を継いだわけじゃ無いから。正式に家督を継いだら考えるそうだ。
他の女性ギルド職員や女冒険者からは玉の輿の秘密を教えてくれと毎日の様に冷やかされてると言って居たが。それは冷やかしじゃ無くてかなり本気っぽいぞ。
一方で2人に触発されたのかクレイトスとミレニアさんも結婚を決めたらしい。近い内に2人で教会に行くそうだ。
ここへ来てのSランク冒険者の結婚ラッシュに冒険者ギルド全体がオメデタムードになっている。中にはあやかって結婚する冒険者カップルも何組か出たらしい。
と、人の結婚話に世話を焼いてるうちに自分たちの結婚の日が迫っている事に気付かされた。
王城から手紙が届き、大聖堂の使用日時が決まったとの知らせが書かれていた。
僕の場合3人一遍に結婚式やるんだよね?3回も結婚式やりたくないしな。なんか披露宴は大々的にやる様にと手紙に書かれてるし。
セリー達に手紙を渡すと、キャッキャと騒いでいるお前らは女子高生か!
あ、よく考えたら16歳って女子高生でもおかしく無いのか?
しかし大聖堂か。教会の大掃除やって置いて良かったな。大司祭も新しい人になったし、最近教会の評判も徐々に良くなってきている。孤児院では売られる子が減ったため孤児の数が増えていると聞くが、国がそれなりの援助をしているらしく、貧しくて逃げだしたり犯罪に手を出す子供は今の所出ていない様だ。
プレイースの代官は子供を労働力には使っていたが売らなかっただけマシだったのかもしれないな。
プレイースでは現在学校を作り子供たちに勉強を無料で教えている。これはプレイースが豊かだから出来る事だが、子供たちに勉強を教えるのは決して将来無駄にならないはずだ。
さて、今日も農業に勤しむ。僕の畑は王都の東の街道より若干南にある。簡単に言えば南東にあるのだが、最初作った面積ではすぐに世話が終わってしまうので若干大きくした。前は根菜類を大量に植えたので、新しく増やした部分には目に見える物と言う事でトマトやナス、カボチャなどを植えてみた。
実は僕のハーブ園にはかなりの本数のコショウが植えてあるのだが、どうやらコショウを見た事がある人が少ないらしく今の所盗まれる心配は無さそうだ。
農地を訪れるとまず雑草取りから始める。これは魔法で行うのだが、目視したターゲットだけを抜くので畑全部を見て回らないと行けない。これにだいたい1時間位時間を取られる。後はその日の天気に応じて水を撒く。これは初級の水魔法で出来るのでそれ程手間では無い。
その後、近所の畑をざっと見て回って、水が足りない所には散水して置く。歩いていると近所のおっちゃんやおばちゃんから声が掛かる。
『農地革命のあんちゃん』としてちょっとした有名人になってしまったらしい。道を歩いているだけで、おかげで豊作だよと色々な野菜が貰える。
これだよこれ、これがスローライフだ。と3時間ばかり満喫してからプレイースに飛ぶ。
プレイースでも農業だ。肥料を使った畑と使ってない畑を見比べて、肥料にどの程度の効果があるのかを確認していく。また、プレイースでも試験的にコショウを栽培している。これが特産になれば、塩に次ぐ産業になるだろう。
今日は視察にルキナが同行している。
「肥料の効果は既に明らかだな。本格的に導入して行こう。それからコショウ畑も倍に増やそう。」
「解りました。魚肥料と腐葉土の比率は今のままで良いのですね?」
「うん。2:8位がコスト的にも効率的にも良さそうだ。それからライスの方はどうだ?」
「そうですね。魚に合う主食として徐々に認知されて来てますね。畑の面積もだいぶ増えましたし肥料も効果があるようです。」
この世界の米は水田では無く畑で作る。なので肥料が重要なのだ。
「良い感じだな。そう言えば結婚は出来そうかい?」
「マークの代官は良いとしましょう。僕の役職『領主補佐』ってどうなんですか?どっちが偉いの?ってあちこちで聞かれるんですが。返事に困ります。」
「一応同等の役職と考えているんだけどね。まあ他では使って無い役職だから最初は皆戸惑うかもしれないけど、2人の仕事を見ていれば自然と解ると思うよ。で、それが結婚の障害になってるの?」
「逆です。見合いの話が多すぎて断るのが大変なんですよ。」
「いいじゃん。より取り見取りだよ。」
「良く無いですよ。代官がすぐに結婚しちゃったから、こっちに回って来るんですよ。完全にマークの尻拭いじゃ無いですか。」
「ちょっと真面目な話だが、ルキナとマーク、能力は5分だと思って居る。なので代官補佐でも副代官でもなく領主補佐と言うポストを作った。代官は平民だが、領主は貴族だ。そこの所の意味を考えてみてくれ。」
「私の方が貴族に近いと?」
「ただの貴族じゃない。僕はこれでも侯爵だからねぇ。僕の権限で男爵家位なら作る事も出来る。結婚相手は慎重に選べよ。」
「解りました。」
「じゃあ。また近い内に来るね。マークに正確な人口が解る資料を用意しておくように言って置いてね。」
そう言って王都に転移した。
家に帰ると農家で貰った新鮮な野菜を厨房に置いてから風呂に入る。農作業の後の風呂はたまらない。
風呂を出た後応接室で冷たいカフェオレを飲んでまったりする。スローライフ万歳!
その後夕食を取り部屋でゆっくりとしているとセリーがやって来た。あれ?今日はセリーの日だっけ?
「最近楽しそうですね。」
「ああ、好きな事やって自由に暮らしているからね。」
「でも、それがお金になるんですから凄いですよね。」
「そう言えば、ここの所家計に関してはセリーとルーメンさんに任せっぱなしだけど、大丈夫?」
「問題無いですよ。十分なお金が毎月入ってきています。更に公爵家にも色々な仕事が舞い込んできているらしくて父も感謝していましたよ。」
「そっか、親孝行になったのなら良かった。」
「私の親ですよ?」
「もうすぐ僕の義父にもなる訳だから。」
「そうですね。」
セリーが嬉しそうに笑った。
翌朝、6時には起きてクリーンの魔法をあちこちに掛ける。7時には朝食だ。朝食には僕が畑で作った根菜を使ったけんちん汁が出た。ちゃんと昆布で出汁を取ってある。やるな見習い君。パンでは無くて塩むすびと言う所が解っている。それと、骨を綺麗に取った、アジの様な干物を焼いた物が添えられている。
この世界で和食が食べられるとは。感激で涙が出そうだぜ。
その後、ブラスマイヤーの地獄の特訓だ。
「そう言えば僕は少しは強くなってるのかな?最近誰とも戦って無いので解らないんだけど?」
「そうだな。聖剣を使えば魔神を倒せる位にはなってるぞ。」
「マジでか?もはや人間の領域を遥かに超えて無いか?」
「だろうな。だから人間と戦う事があったら殺さない様に手加減しろよ。」
「確か魔神と精霊王が同等なんだよな?その上に神竜が居て神が居る。邪竜は神竜と神の中間位の強さで合ってるか?」
「まあ、だいたい合ってるな。しかし、ここから神竜の域に上がるのは並大抵な努力では難しいぞ。」
「僕には完全に理解の範囲外だ、ブラスマイヤーの言う事をやるだけさ。」
「お主にしては潔いな。」
「ここで死にたくないからね。倒せる可能性があるなら、やるだけやるさ。」
この日から更に修業はキツくなった。
それから約1週間、やっと体が修行に慣れてきた頃、僕たちの結婚式が行われた。まあ、結婚式は身内と王様だけで行われたので、それ程緊張はしなかった。新しい大司祭も穏やかそうな人で安心した。王様と公爵、伯爵家の面々は大聖堂で結婚式を行えると言うだけで感激していた。そう言えば伯爵家のメンバーとは初めて会った気がするぞ。
結婚式が終わった後に伯爵家のメンバーに挨拶をした、順番逆じゃない?伯爵に無茶苦茶感謝された。あれ?感謝される様な事したっけな?
とりあえず、結婚式は終わった。婚姻届けも同時に受領されるので今日から正式な嫁になる。
問題は2週間後に行われる披露宴だ。王様に公爵、そして3人の侯爵も呼ばなければならない。更に王様の派閥の貴族を招待する事になる。国王派は最大の派閥だ人数も半端じゃない、ジェレミーとホリーさんも呼ばないとね。
人選はセリーとルーメンさんに任せるとして、料理には参加したいな。あと、ギルマスやお世話になった人たちには参加して欲しいんだけど無理かな?無理だったら別途披露宴を開いても良いかも。
家に帰ってざっとルーメンさんに計算して貰ったら参加者が200人越えになりそうだ。これは2回披露宴決定かな?
ホリーさんは結婚を機に冒険者を正式に引退して冒険者ギルドの職員になった。これからは低ランク冒険者の育成に力を入れるそうだ。結婚したんだから働かなくても良いのでは?と聞いたら、まだ旦那が後を継いだわけじゃ無いから。正式に家督を継いだら考えるそうだ。
他の女性ギルド職員や女冒険者からは玉の輿の秘密を教えてくれと毎日の様に冷やかされてると言って居たが。それは冷やかしじゃ無くてかなり本気っぽいぞ。
一方で2人に触発されたのかクレイトスとミレニアさんも結婚を決めたらしい。近い内に2人で教会に行くそうだ。
ここへ来てのSランク冒険者の結婚ラッシュに冒険者ギルド全体がオメデタムードになっている。中にはあやかって結婚する冒険者カップルも何組か出たらしい。
と、人の結婚話に世話を焼いてるうちに自分たちの結婚の日が迫っている事に気付かされた。
王城から手紙が届き、大聖堂の使用日時が決まったとの知らせが書かれていた。
僕の場合3人一遍に結婚式やるんだよね?3回も結婚式やりたくないしな。なんか披露宴は大々的にやる様にと手紙に書かれてるし。
セリー達に手紙を渡すと、キャッキャと騒いでいるお前らは女子高生か!
あ、よく考えたら16歳って女子高生でもおかしく無いのか?
しかし大聖堂か。教会の大掃除やって置いて良かったな。大司祭も新しい人になったし、最近教会の評判も徐々に良くなってきている。孤児院では売られる子が減ったため孤児の数が増えていると聞くが、国がそれなりの援助をしているらしく、貧しくて逃げだしたり犯罪に手を出す子供は今の所出ていない様だ。
プレイースの代官は子供を労働力には使っていたが売らなかっただけマシだったのかもしれないな。
プレイースでは現在学校を作り子供たちに勉強を無料で教えている。これはプレイースが豊かだから出来る事だが、子供たちに勉強を教えるのは決して将来無駄にならないはずだ。
さて、今日も農業に勤しむ。僕の畑は王都の東の街道より若干南にある。簡単に言えば南東にあるのだが、最初作った面積ではすぐに世話が終わってしまうので若干大きくした。前は根菜類を大量に植えたので、新しく増やした部分には目に見える物と言う事でトマトやナス、カボチャなどを植えてみた。
実は僕のハーブ園にはかなりの本数のコショウが植えてあるのだが、どうやらコショウを見た事がある人が少ないらしく今の所盗まれる心配は無さそうだ。
農地を訪れるとまず雑草取りから始める。これは魔法で行うのだが、目視したターゲットだけを抜くので畑全部を見て回らないと行けない。これにだいたい1時間位時間を取られる。後はその日の天気に応じて水を撒く。これは初級の水魔法で出来るのでそれ程手間では無い。
その後、近所の畑をざっと見て回って、水が足りない所には散水して置く。歩いていると近所のおっちゃんやおばちゃんから声が掛かる。
『農地革命のあんちゃん』としてちょっとした有名人になってしまったらしい。道を歩いているだけで、おかげで豊作だよと色々な野菜が貰える。
これだよこれ、これがスローライフだ。と3時間ばかり満喫してからプレイースに飛ぶ。
プレイースでも農業だ。肥料を使った畑と使ってない畑を見比べて、肥料にどの程度の効果があるのかを確認していく。また、プレイースでも試験的にコショウを栽培している。これが特産になれば、塩に次ぐ産業になるだろう。
今日は視察にルキナが同行している。
「肥料の効果は既に明らかだな。本格的に導入して行こう。それからコショウ畑も倍に増やそう。」
「解りました。魚肥料と腐葉土の比率は今のままで良いのですね?」
「うん。2:8位がコスト的にも効率的にも良さそうだ。それからライスの方はどうだ?」
「そうですね。魚に合う主食として徐々に認知されて来てますね。畑の面積もだいぶ増えましたし肥料も効果があるようです。」
この世界の米は水田では無く畑で作る。なので肥料が重要なのだ。
「良い感じだな。そう言えば結婚は出来そうかい?」
「マークの代官は良いとしましょう。僕の役職『領主補佐』ってどうなんですか?どっちが偉いの?ってあちこちで聞かれるんですが。返事に困ります。」
「一応同等の役職と考えているんだけどね。まあ他では使って無い役職だから最初は皆戸惑うかもしれないけど、2人の仕事を見ていれば自然と解ると思うよ。で、それが結婚の障害になってるの?」
「逆です。見合いの話が多すぎて断るのが大変なんですよ。」
「いいじゃん。より取り見取りだよ。」
「良く無いですよ。代官がすぐに結婚しちゃったから、こっちに回って来るんですよ。完全にマークの尻拭いじゃ無いですか。」
「ちょっと真面目な話だが、ルキナとマーク、能力は5分だと思って居る。なので代官補佐でも副代官でもなく領主補佐と言うポストを作った。代官は平民だが、領主は貴族だ。そこの所の意味を考えてみてくれ。」
「私の方が貴族に近いと?」
「ただの貴族じゃない。僕はこれでも侯爵だからねぇ。僕の権限で男爵家位なら作る事も出来る。結婚相手は慎重に選べよ。」
「解りました。」
「じゃあ。また近い内に来るね。マークに正確な人口が解る資料を用意しておくように言って置いてね。」
そう言って王都に転移した。
家に帰ると農家で貰った新鮮な野菜を厨房に置いてから風呂に入る。農作業の後の風呂はたまらない。
風呂を出た後応接室で冷たいカフェオレを飲んでまったりする。スローライフ万歳!
その後夕食を取り部屋でゆっくりとしているとセリーがやって来た。あれ?今日はセリーの日だっけ?
「最近楽しそうですね。」
「ああ、好きな事やって自由に暮らしているからね。」
「でも、それがお金になるんですから凄いですよね。」
「そう言えば、ここの所家計に関してはセリーとルーメンさんに任せっぱなしだけど、大丈夫?」
「問題無いですよ。十分なお金が毎月入ってきています。更に公爵家にも色々な仕事が舞い込んできているらしくて父も感謝していましたよ。」
「そっか、親孝行になったのなら良かった。」
「私の親ですよ?」
「もうすぐ僕の義父にもなる訳だから。」
「そうですね。」
セリーが嬉しそうに笑った。
翌朝、6時には起きてクリーンの魔法をあちこちに掛ける。7時には朝食だ。朝食には僕が畑で作った根菜を使ったけんちん汁が出た。ちゃんと昆布で出汁を取ってある。やるな見習い君。パンでは無くて塩むすびと言う所が解っている。それと、骨を綺麗に取った、アジの様な干物を焼いた物が添えられている。
この世界で和食が食べられるとは。感激で涙が出そうだぜ。
その後、ブラスマイヤーの地獄の特訓だ。
「そう言えば僕は少しは強くなってるのかな?最近誰とも戦って無いので解らないんだけど?」
「そうだな。聖剣を使えば魔神を倒せる位にはなってるぞ。」
「マジでか?もはや人間の領域を遥かに超えて無いか?」
「だろうな。だから人間と戦う事があったら殺さない様に手加減しろよ。」
「確か魔神と精霊王が同等なんだよな?その上に神竜が居て神が居る。邪竜は神竜と神の中間位の強さで合ってるか?」
「まあ、だいたい合ってるな。しかし、ここから神竜の域に上がるのは並大抵な努力では難しいぞ。」
「僕には完全に理解の範囲外だ、ブラスマイヤーの言う事をやるだけさ。」
「お主にしては潔いな。」
「ここで死にたくないからね。倒せる可能性があるなら、やるだけやるさ。」
この日から更に修業はキツくなった。
それから約1週間、やっと体が修行に慣れてきた頃、僕たちの結婚式が行われた。まあ、結婚式は身内と王様だけで行われたので、それ程緊張はしなかった。新しい大司祭も穏やかそうな人で安心した。王様と公爵、伯爵家の面々は大聖堂で結婚式を行えると言うだけで感激していた。そう言えば伯爵家のメンバーとは初めて会った気がするぞ。
結婚式が終わった後に伯爵家のメンバーに挨拶をした、順番逆じゃない?伯爵に無茶苦茶感謝された。あれ?感謝される様な事したっけな?
とりあえず、結婚式は終わった。婚姻届けも同時に受領されるので今日から正式な嫁になる。
問題は2週間後に行われる披露宴だ。王様に公爵、そして3人の侯爵も呼ばなければならない。更に王様の派閥の貴族を招待する事になる。国王派は最大の派閥だ人数も半端じゃない、ジェレミーとホリーさんも呼ばないとね。
人選はセリーとルーメンさんに任せるとして、料理には参加したいな。あと、ギルマスやお世話になった人たちには参加して欲しいんだけど無理かな?無理だったら別途披露宴を開いても良いかも。
家に帰ってざっとルーメンさんに計算して貰ったら参加者が200人越えになりそうだ。これは2回披露宴決定かな?
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これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。
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