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王都まであと半分と言う地点で休憩を取った。ここまででざっと10時間、休憩は1回取ったきりで後は歩きっぱなしだ。
「出来ればもう少し距離を稼いでおきたいな。7時に野営をするとしてもあと4時間は歩けるだろう。王都に近い方が安全だからな。」
クレイトスが皆に説明している。
「体力的に辛い奴は居るか?キツいのなら少しペースを落とすぞ。」
「魔物と戦って無いから問題無いよ。」
ちなみに、ここまで魔物の出現は2回。2回とも大した魔物じゃなかったので僕が殺気で追い返しました。神竜の真似なんだけどね。
「そうだな。エイジ君のお陰でだいぶ楽が出来た。ここから先は魔物も弱くなるし、予定通りなら明日の昼過ぎにはギルドに報告が出来そうだな。」
「明日の夜にはフカフカのベッドで眠れる。仕事終わりの一杯と、無事に帰った実感を感じるあの瞬間がたまらないんだよね。」
「そんな事を言ってるから男に縁が無いんだよ。」
「うるさいな、おっさんは。おっさんだって、帰っても迎えてくれる女性は居ないくせに。」
「だから、おっさんって言うな!しかしクレイトスは良いよなぁ。」
「へへぇ~、実は私も最強君に結婚相手を紹介してもらう事になってるんだ~」
「なんで、あの坊主にそんな力があるんだよ?」
「あれ?知らないの?最強君は貴族様だよ。」
「なにぃ~!!」
「最強君と仲良くなった私とミレニアは勝ち組だね。クレイトスも恩恵を受けているし。おっさんだけが寂しく死んでいくんだね。」
「勝手に殺すな!しかし、あの坊主が貴族だとは、同じ探知持ちってのが災いしたのか?」
「そうだねぇ。運が無いのも、おっさんの敗因だね。」
ホリーは明らかにジェレミーをからかっているが、まだ旅は途中だ。ジェレミーにチャンスを上げたのだろう。まあ、ジェレミーがそれに気づくかどうかは解らないが。
短い休憩を終えて再び歩き出す。早速ジェレミーが寄って来た。
「なぁ、ホリーが坊主の事を貴族様って言ってたけど、本当なのか?」
「うん、まあね。まあこの格好をしてる時は冒険者として扱って下さい。」
「マジかよ。ちなみに爵位は?」
「侯爵だけど?」
「侯爵って、それでSランクだと?まだ成人して何年も経って無いよな?」
「そうだね。16歳になったばかりだよ。」
「なんだろう。自分の人生を否定された気がする。」
大げさだなぁ。
「こうなったら、見栄とか恥とか言ってられない。俺にも誰か紹介してくれ。」
「良いよ。だけど、真面目に養っていける自信はあるの?遊びの女性は紹介しないよ?」
「こう見えても、女性に関しては真面目なつもりだ。クレイトスに聞いて貰えば解る。贅沢は言わない。こんな俺を受け入れてくれる女性なら大事にする。」
なるほど、ホリーも情けで手を差し伸べた訳では無いんだな。ジェレミーもなかなか良い奴だ。それを解ってるホリーも良い女だ。僕に余裕があれば惚れてたかもね。
「解った。近い内に紹介するから後で連絡先教えてね。」
「おお!希望が見えて来た。」
今は僕が先頭で索敵しながら歩いている。ジェレミーは後ろに下がってホリーに報告している。いや、礼を言ってるのかもしれない。その後方ではクレイトスとミレニアが相変わらずイチャイチャしている。
まあ、敵が出ないから良いけど、敵が出たら戦えるの?
今度はホリーが前に上がって来た。
「最強君も面倒見が良いね。」
「そう言うホリーさんほどじゃありませんよ。」
「ありゃ?バレてた?それにしても、侯爵なんだって?それは聞いてなかったけど?」
「まあ、聞かれませんでしたからね。ホリーさんなら爵位で態度が変わる訳でも無いでしょ?」
「やっぱ鋭いね。成人した時に爵位を受け継いだの?」
「いや、成人した時は平民でしたよ。その後男爵位を貰って、半年位で侯爵まで爵位が上がりました。」
「え?ちょっと待って。冒険者だよね?Sランクになったのは何時?」
「えっと、子爵の時だから、成人して3か月位ですかね。」
「突っ込みどころがあり過ぎなんですけど。冒険者になって3か月でSランクとか男爵から半年で侯爵とか、一体何者?」
「多分、運が良かったんじゃ無いでしょうか?」
「そう言う話じゃ無いと思うよ。」
ホリーさんに呆れられてしまった。
「ところで、パーティーの方はどうするんですか?」
「ああ、多分うちは解散だろうね。2人だけのパーティーだし。クレイトスの所は大所帯だから、ミレニアはそっちに移籍かもね。」
「ホリーさんはどうするんですか?」
「私は引退かな。結婚したら引退するつもりだったし。」
「引退して、主婦ですか?」
「それも柄じゃ無いから、ギルドの職員にでもなろうかと思ってるよ。」
「Sランクは優遇されるんでしたね。ちなみに結婚相手は強くてお金持ちとの事でしたが、強さとお金だったらどっちが優先されます?」
「将来の事を考えるならお金かな。大金は要らないけど、安定は欲しいかと。」
「意外に堅実派なんですね。」
「私は堅実だよ。今回の依頼も討伐じゃ無くて調査だから受けたんだもん。」
「なるほど。まあ、今回は僕に任せて下さい。報酬が沢山貰えるように交渉しますので。」
「へぇ。交渉も得意なんだ?逆に苦手は無いの?」
「苦手は貴族同士の腹の探り合いですね。貴族になって間が無いって言うのもありますけどね。」
おかげで婚約者が3人も居るんですけどね。
「まあ、半年で侯爵になったのなら当たり前なんじゃない?貴族学院とか行って無いんでしょ?」
「そうですね。成人までは田舎の村で暮らしてましたから。」
「それで成人して1年経たずに侯爵になって、更にSランク冒険者って、常識が無いのも当たり前な気がするわ。」
「理解してくれる人が居て嬉しいです。僕はずっとソロでしたのでパーティーを組むのも初めてなんですよ。」
「え?ソロで3か月でSランク?流石非常識君と呼ばれるだけはあるね。」
いや、非常識君って呼んでるのホリーさんだけですから。
そうこうしているうちに徐々に辺りが暗くなる。日が暮れると魔物が活性化する。幾ら王都が近いとは言え、魔物が全くでない訳では無い。
僕とジェレミーさんは索敵をフルに使いながら歩き続ける。そろそろ野営する場所を決めないといけない。
だが、所々に魔物の反応がある。魔物は決して近づいては来ないのだが、寝込みを襲われる可能性があるのは避けたい。
「クレイトス。時間も時間だから、この辺で野営にするか?」
「安全なのか?」
「安全では無いが危険でも無いな。それ程強い魔物は居ない。」
「ふむ、王都まであと6時間と言った所だな。よし、今日はここで野営にしよう。」
テントは捨てて来たので寝床だけ作る。屋根は雨が降らなければ無くても問題無いと言う話だ。
僕はストレージから薪を出し焚火の準備をする。ついでにテーブルも作って置く。焚火が辺りを明るくすると皆ホッとした表情になる。弱い魔物は基本火を嫌うからだ。
更にストレージから鍋を取り出し、焚火の横に置き温める。ポトフの様な煮込み料理で腸詰が入っているのでボリュームもある。
テーブルにはパンとサラダを用意した。
「3日間だけだったが、贅沢な野営だよな。」
「ああ、まさか野営で毎日温かい料理が食べられるとは思わなかったよ。」
「非常識君のお陰だね。」
「いや、本当に彼には助けれられたよ。彼が居なかったら前のパーティーの様に全滅していた可能性もある。」
相変わらずクレイトスさんは真面目だな。
鍋から良い匂いが漂って来たので、器によそって行く。
今日はサラダもあるからスプーンとフォークを用意した。
「そう言えば見張りでコーヒーが出たのも吃驚したね。後で貴族と解って納得したけど。」
「皆さん、見張りの時は何を飲むんですか?」
「基本水だな。眠ると不味いのでアルコールは禁止だ。」
「って言うか、こう言う依頼で水とエール以外は普通持って来ないぞ。」
「そうだね。水と携帯食、干し肉を持ったら、他の物は持てないのが普通だよ。重量的にね。今回みたいに馬車があればテント等も持って来れるけど、普通は毛布1枚あれば良い方だよ。」
「なるほど、それでテントは捨てて来たんですね?」
「そう言う事だ。荷物が多いと移動速度が落ちるからね。特に徒歩の場合は必要最低限の荷物でなるべく距離を稼ぐのが基本になる。覚えて置くと良いぞ。」
「参考になります。」
「まあ、非常識君の場合、相当大きいアイテムボックスを持ってる様だから、ソロでやって行く分には困らないかもしれないね。移動も転移があるし。」
「なんだ?坊主はソロなのか?なんならうちに来るか?」
「非常識君が入ったらジェレミーは要らなくなるんじゃない?」
「あ、それは困るな。」
一同に笑いが起きた。だいぶ余裕が出て来た様だ。
「出来ればもう少し距離を稼いでおきたいな。7時に野営をするとしてもあと4時間は歩けるだろう。王都に近い方が安全だからな。」
クレイトスが皆に説明している。
「体力的に辛い奴は居るか?キツいのなら少しペースを落とすぞ。」
「魔物と戦って無いから問題無いよ。」
ちなみに、ここまで魔物の出現は2回。2回とも大した魔物じゃなかったので僕が殺気で追い返しました。神竜の真似なんだけどね。
「そうだな。エイジ君のお陰でだいぶ楽が出来た。ここから先は魔物も弱くなるし、予定通りなら明日の昼過ぎにはギルドに報告が出来そうだな。」
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「そんな事を言ってるから男に縁が無いんだよ。」
「うるさいな、おっさんは。おっさんだって、帰っても迎えてくれる女性は居ないくせに。」
「だから、おっさんって言うな!しかしクレイトスは良いよなぁ。」
「へへぇ~、実は私も最強君に結婚相手を紹介してもらう事になってるんだ~」
「なんで、あの坊主にそんな力があるんだよ?」
「あれ?知らないの?最強君は貴族様だよ。」
「なにぃ~!!」
「最強君と仲良くなった私とミレニアは勝ち組だね。クレイトスも恩恵を受けているし。おっさんだけが寂しく死んでいくんだね。」
「勝手に殺すな!しかし、あの坊主が貴族だとは、同じ探知持ちってのが災いしたのか?」
「そうだねぇ。運が無いのも、おっさんの敗因だね。」
ホリーは明らかにジェレミーをからかっているが、まだ旅は途中だ。ジェレミーにチャンスを上げたのだろう。まあ、ジェレミーがそれに気づくかどうかは解らないが。
短い休憩を終えて再び歩き出す。早速ジェレミーが寄って来た。
「なぁ、ホリーが坊主の事を貴族様って言ってたけど、本当なのか?」
「うん、まあね。まあこの格好をしてる時は冒険者として扱って下さい。」
「マジかよ。ちなみに爵位は?」
「侯爵だけど?」
「侯爵って、それでSランクだと?まだ成人して何年も経って無いよな?」
「そうだね。16歳になったばかりだよ。」
「なんだろう。自分の人生を否定された気がする。」
大げさだなぁ。
「こうなったら、見栄とか恥とか言ってられない。俺にも誰か紹介してくれ。」
「良いよ。だけど、真面目に養っていける自信はあるの?遊びの女性は紹介しないよ?」
「こう見えても、女性に関しては真面目なつもりだ。クレイトスに聞いて貰えば解る。贅沢は言わない。こんな俺を受け入れてくれる女性なら大事にする。」
なるほど、ホリーも情けで手を差し伸べた訳では無いんだな。ジェレミーもなかなか良い奴だ。それを解ってるホリーも良い女だ。僕に余裕があれば惚れてたかもね。
「解った。近い内に紹介するから後で連絡先教えてね。」
「おお!希望が見えて来た。」
今は僕が先頭で索敵しながら歩いている。ジェレミーは後ろに下がってホリーに報告している。いや、礼を言ってるのかもしれない。その後方ではクレイトスとミレニアが相変わらずイチャイチャしている。
まあ、敵が出ないから良いけど、敵が出たら戦えるの?
今度はホリーが前に上がって来た。
「最強君も面倒見が良いね。」
「そう言うホリーさんほどじゃありませんよ。」
「ありゃ?バレてた?それにしても、侯爵なんだって?それは聞いてなかったけど?」
「まあ、聞かれませんでしたからね。ホリーさんなら爵位で態度が変わる訳でも無いでしょ?」
「やっぱ鋭いね。成人した時に爵位を受け継いだの?」
「いや、成人した時は平民でしたよ。その後男爵位を貰って、半年位で侯爵まで爵位が上がりました。」
「え?ちょっと待って。冒険者だよね?Sランクになったのは何時?」
「えっと、子爵の時だから、成人して3か月位ですかね。」
「突っ込みどころがあり過ぎなんですけど。冒険者になって3か月でSランクとか男爵から半年で侯爵とか、一体何者?」
「多分、運が良かったんじゃ無いでしょうか?」
「そう言う話じゃ無いと思うよ。」
ホリーさんに呆れられてしまった。
「ところで、パーティーの方はどうするんですか?」
「ああ、多分うちは解散だろうね。2人だけのパーティーだし。クレイトスの所は大所帯だから、ミレニアはそっちに移籍かもね。」
「ホリーさんはどうするんですか?」
「私は引退かな。結婚したら引退するつもりだったし。」
「引退して、主婦ですか?」
「それも柄じゃ無いから、ギルドの職員にでもなろうかと思ってるよ。」
「Sランクは優遇されるんでしたね。ちなみに結婚相手は強くてお金持ちとの事でしたが、強さとお金だったらどっちが優先されます?」
「将来の事を考えるならお金かな。大金は要らないけど、安定は欲しいかと。」
「意外に堅実派なんですね。」
「私は堅実だよ。今回の依頼も討伐じゃ無くて調査だから受けたんだもん。」
「なるほど。まあ、今回は僕に任せて下さい。報酬が沢山貰えるように交渉しますので。」
「へぇ。交渉も得意なんだ?逆に苦手は無いの?」
「苦手は貴族同士の腹の探り合いですね。貴族になって間が無いって言うのもありますけどね。」
おかげで婚約者が3人も居るんですけどね。
「まあ、半年で侯爵になったのなら当たり前なんじゃない?貴族学院とか行って無いんでしょ?」
「そうですね。成人までは田舎の村で暮らしてましたから。」
「それで成人して1年経たずに侯爵になって、更にSランク冒険者って、常識が無いのも当たり前な気がするわ。」
「理解してくれる人が居て嬉しいです。僕はずっとソロでしたのでパーティーを組むのも初めてなんですよ。」
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いや、非常識君って呼んでるのホリーさんだけですから。
そうこうしているうちに徐々に辺りが暗くなる。日が暮れると魔物が活性化する。幾ら王都が近いとは言え、魔物が全くでない訳では無い。
僕とジェレミーさんは索敵をフルに使いながら歩き続ける。そろそろ野営する場所を決めないといけない。
だが、所々に魔物の反応がある。魔物は決して近づいては来ないのだが、寝込みを襲われる可能性があるのは避けたい。
「クレイトス。時間も時間だから、この辺で野営にするか?」
「安全なのか?」
「安全では無いが危険でも無いな。それ程強い魔物は居ない。」
「ふむ、王都まであと6時間と言った所だな。よし、今日はここで野営にしよう。」
テントは捨てて来たので寝床だけ作る。屋根は雨が降らなければ無くても問題無いと言う話だ。
僕はストレージから薪を出し焚火の準備をする。ついでにテーブルも作って置く。焚火が辺りを明るくすると皆ホッとした表情になる。弱い魔物は基本火を嫌うからだ。
更にストレージから鍋を取り出し、焚火の横に置き温める。ポトフの様な煮込み料理で腸詰が入っているのでボリュームもある。
テーブルにはパンとサラダを用意した。
「3日間だけだったが、贅沢な野営だよな。」
「ああ、まさか野営で毎日温かい料理が食べられるとは思わなかったよ。」
「非常識君のお陰だね。」
「いや、本当に彼には助けれられたよ。彼が居なかったら前のパーティーの様に全滅していた可能性もある。」
相変わらずクレイトスさんは真面目だな。
鍋から良い匂いが漂って来たので、器によそって行く。
今日はサラダもあるからスプーンとフォークを用意した。
「そう言えば見張りでコーヒーが出たのも吃驚したね。後で貴族と解って納得したけど。」
「皆さん、見張りの時は何を飲むんですか?」
「基本水だな。眠ると不味いのでアルコールは禁止だ。」
「って言うか、こう言う依頼で水とエール以外は普通持って来ないぞ。」
「そうだね。水と携帯食、干し肉を持ったら、他の物は持てないのが普通だよ。重量的にね。今回みたいに馬車があればテント等も持って来れるけど、普通は毛布1枚あれば良い方だよ。」
「なるほど、それでテントは捨てて来たんですね?」
「そう言う事だ。荷物が多いと移動速度が落ちるからね。特に徒歩の場合は必要最低限の荷物でなるべく距離を稼ぐのが基本になる。覚えて置くと良いぞ。」
「参考になります。」
「まあ、非常識君の場合、相当大きいアイテムボックスを持ってる様だから、ソロでやって行く分には困らないかもしれないね。移動も転移があるし。」
「なんだ?坊主はソロなのか?なんならうちに来るか?」
「非常識君が入ったらジェレミーは要らなくなるんじゃない?」
「あ、それは困るな。」
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