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プレイースの腐った部分の除去手術は終わった。しかし、まだ町を大きくすると言う目標が残っている。
プレイースに飛ぶと、ルキナとマークが代官の不正の証拠を山ほど見つけていた。更に隠し財産が大量に出てきた。どうやら代官は不正に得た金を使わずにため込んで眺めてニヤニヤしていた様だ。気持ち悪い。まあ、お金が戻って来たので良しとしようか。
一段落したルキナとマークそれにセリーを加えてお茶にする。今日はルシルは置いて来た。
「でだ、これからの方針だけど、町を2回りほど大きくする。これは労働者の確保と言う側面もある。塩田は今の倍の大きさにするつもりだ。塩の精製所も大きくする必要があるだろう。重要なのは労働に対してきちんと対価が払われる事だ。」
「そうですね。塩田での作業は重労働ですが、単純な作業です。それできちんとした対価が貰えるのであれば作業を希望する物は結構な数居るでしょう。」
「一応、月に金貨1枚程度を考えている。まあ物価も考慮してその辺は調整してくれ。それから西で大規模な開拓を行って稲作をやりたい。ライスと言う穀物だが、上手く利用すればパンの代用品になる。魚との相性も良い。また東は住宅街にするつもりだ。中央には大きな市場を開きたいと考えている。現状、町の魚屋は魚の扱い方が下手だ。そこで漁村の女衆の力を借りて、新鮮な魚を新鮮なまま販売する市場を開く。」
「しかし、それだけの大きな改革をするにはお金が掛かるのではありませんか?」
「金は僕が何とかする。町に金を落とせばこの町も活気が出るだろう?それと西の開墾については魔法で何とかする。」
「おもしろそうですね。新鮮な魚を売りにするのは良いのですが、塩の販売ルートはどうするんですか?」
「塩に関しては間に業者を一切挟まない。領主の僕が雇い主で販売先は王都の公爵家だ。僕は公爵家にキロ銅貨3枚で塩を卸す。公爵家には王都でキロ銅貨4枚の塩を販売して貰おうと考えている。塩に関しては王都から援助金が出るので、この値段で販売しても問題無く利益が出る。」
「ほう?塩の価格破壊ですか?」
「その意味合いもあるのだが、魚を扱うなら塩は必需品なんだよ。まずは塩と魚で地盤を固めたい。地盤が出来たら新しい名物を考える。」
「漁村はどうするんですか?」
「基本特別な手は加えない。違うのは正当な賃金を払うと言う事だけだ。と言う事で、ルキナとマークのどちらかに代官になって貰いたい。もう一人は補佐だな。この町は今は人口3万の小さな町だが、数年で5万まで引き上げたいと思って居る。」
「では、代官はマークに譲りましょう。なんでも結婚したい女性がいるそうで、プレイースの代官の肩書があれば十分でしょう。」
「おまえ、それは内緒だって言ったろう!」
「ほう?それは是非頑張らないとな。」
それじゃあ、また来ると言ってセリーと王都へ飛んだ。
公爵家に来ている。塩の件だ。
「ほう?1日1トンの塩か。しかし、塩は儲からないのでは無いか?」
「塩の販売だけでは儲かりませんね。ただ、塩には王都からの援助金が出ます。更に加工食品の部門に手が伸ばせますよ。」
「なるほど、悪い話では無いな。」
「更に、塩を握ると色々な利権に絡んだ話が舞い込みますよ。特にプレイースからの塩は王都の50%を占めていると言われています。その恩恵は計り知れないかと。」
「ふむ、しかし、何故其方が自分でやらないのだ?」
「一つ目は公爵家と言うブランドですね。僕は新興なので、もう一つは僕にお金が集まるのは良くないと思いまして。」
「なるほど、侯爵にはなかなか先見の明があるな。解った、塩の件引き受けよう。」
「ありがとうございます。これで少しは3侯爵にダメージが与えられますかね?」
「本当の狙いはそこか?」
「宰相様に頼まれているんですよ。」
「ところで、セリーはどうだ?侯爵家の暮らしに慣れたか?」
「はい、お父様。エイジさんの周りは何時も刺激に満ちていてとても楽しいです。」
「うむ、ならば良い。そう言えば、兄上がなにやら養女を侯爵に嫁がせるとか言う話が来ているが、どうなんだ?」
「その件は私が、叔父上に頼んで仕組んで貰った話です。あまりにもエイジさんへの縁談が多くて捌き切れないので一芝居打ちたいと思います。」
「ほう?と言う事は実質セリーだけが、妻の座に収まると言う事か?」
「はい、それを目論んでおります。」
家に帰り、風呂に入る。風呂上がりにセリーが待ってますと耳打ちする。もはやこれは夜這いじゃ無いよな?
まあ、良い食事を堪能して。しばし自室で寛ぐ。そう言えばルシルが僕の嫁になるとか言ってたけど、ドラゴンと人間って子供出来るのか?ルシルは成長してから圧迫感が凄い。なんと言うか肉感的と表現すればよいのだろうか?セリーがスレンダーな分。ルシルは色々な部分がボリューミーだ。しかし、顔はあまり幼女の頃と変わって無いんだよね。
そろそろ行かないとセリーが待ちくたびれてるかな?
翌日も早朝から稽古だ。ルシルは相変わらず、捉えるのがギリギリのスピードで翻弄してくる。あの肉感的な体をあそこまでの速度で動かすのは身体能力だけではないだろう。多分、魔法的な身体強化も使っているはずだ。
その後の剣術の稽古では一応の合格点が貰えた。低位の聖剣なら装備できるだろうとブラスマイヤーは言っていた。実際装備画面を開くと2本装備できる聖剣があった。しかし、これで満足する訳には行かない。修行を更に1段上げて貰う。
だんだんバトルジャンキーになって来ている気がするが、まあ練習だし良いだろう。
午後はプレイースに向かい後始末に奔走する。少々荒っぽいが町の魚屋は全部営業停止にした。代わりに屋台を常設して、漁村の女衆が魚を販売出来るスペースを作った。干物も新鮮な物を並べる。簡易市場だ。そして魚に欠かせないのが氷だ。大量の氷を何時でも好きなだけ使える様に、氷が自動で出来る魔道具を漁村と屋台の近くに設置した。これは完全無料で、魚を扱う物、買った者は自由に使える。
ちなみに魔力水の氷なので、魚の防腐効果も若干あるらしい。また、飲み物に入れて飲んでも害は無いが、それはあえて教えてない。
塩田から解放されて、漁師の男衆も戻って来た。これで、市場に並ぶ魚の種類も増えるだろう。
魚は魔物の肉より安いので普及するのも早いだろう。
また、塩田の方は約半数の人間が残った。もっと抜けると思って居たのだが意外にも他に仕事が無いと言う者が多かった。正規の賃金と約束したが、ルキナとマークは他の産業との兼ね合いで、月に銀貨9枚を提示した様だ。また、塩の精製所の職員も同じ値段で働いてくれるようだ。
塩田は広げるつもりなので、労働者があと3倍くらい足りないが、他の町でも募集を掛けているので、そのうちなんとかなると考えている。
西の稲作畑は魔法でサクッと作った。特に強い魔物も居なかったので、木を伐採して、土魔法で地面を天地返しした。森の腐葉土が良い栄養になりそうなので、今から収穫が楽しみだ。ここの管理は農家の空き時間にお願いした。収入の50%を山分けと言う事で話が付いている。行く行くは専門の農家を置くつもりだ。
東の住宅街は、整地だけは終えてある。後は家を建てるだけだが、この町には大工が少ないらしく、このペースで行くと数年がかりになってしまう。他の町から大工を呼ぶ事も考えている。
それから、今までは町と漁村が離れていたが、これを完全にくっつけて1つの町にした。スラムと言う概念を無くしたかったからだ。また、新しく出来た土地に孤児院兼学校を建てる。身寄りのない子供たちはここで保護し、日中は読み書き計算の学校とする。この際、教会との連携は図らなかった。あくまでも町の孤児院と言う立場で運営して行く。
あと、冒険者ギルドがかなり積極的に動いてくれたので、資金を出し、ギルドを少し大きめにするつもりだ。現状、塩が安全に王都に届くのはギルドの力が大きい。多分、近い内に魚の運搬の護衛も仕事になると思うので、ギルドを清潔に一新しようと言う考えだ。
幸か不幸かこの町には孤児はいるが、浮浪者は居ない。皆、それなりに生活出来ている様だ。このバランスは保って行こう。
旅商人を介して、プレイースには仕事が沢山あると宣伝して貰う。こういう口コミが大事だとセリーに教わった。
そう言えば明日は王城へ呼ばれているとセリーに言われたが何だろう?
プレイースに飛ぶと、ルキナとマークが代官の不正の証拠を山ほど見つけていた。更に隠し財産が大量に出てきた。どうやら代官は不正に得た金を使わずにため込んで眺めてニヤニヤしていた様だ。気持ち悪い。まあ、お金が戻って来たので良しとしようか。
一段落したルキナとマークそれにセリーを加えてお茶にする。今日はルシルは置いて来た。
「でだ、これからの方針だけど、町を2回りほど大きくする。これは労働者の確保と言う側面もある。塩田は今の倍の大きさにするつもりだ。塩の精製所も大きくする必要があるだろう。重要なのは労働に対してきちんと対価が払われる事だ。」
「そうですね。塩田での作業は重労働ですが、単純な作業です。それできちんとした対価が貰えるのであれば作業を希望する物は結構な数居るでしょう。」
「一応、月に金貨1枚程度を考えている。まあ物価も考慮してその辺は調整してくれ。それから西で大規模な開拓を行って稲作をやりたい。ライスと言う穀物だが、上手く利用すればパンの代用品になる。魚との相性も良い。また東は住宅街にするつもりだ。中央には大きな市場を開きたいと考えている。現状、町の魚屋は魚の扱い方が下手だ。そこで漁村の女衆の力を借りて、新鮮な魚を新鮮なまま販売する市場を開く。」
「しかし、それだけの大きな改革をするにはお金が掛かるのではありませんか?」
「金は僕が何とかする。町に金を落とせばこの町も活気が出るだろう?それと西の開墾については魔法で何とかする。」
「おもしろそうですね。新鮮な魚を売りにするのは良いのですが、塩の販売ルートはどうするんですか?」
「塩に関しては間に業者を一切挟まない。領主の僕が雇い主で販売先は王都の公爵家だ。僕は公爵家にキロ銅貨3枚で塩を卸す。公爵家には王都でキロ銅貨4枚の塩を販売して貰おうと考えている。塩に関しては王都から援助金が出るので、この値段で販売しても問題無く利益が出る。」
「ほう?塩の価格破壊ですか?」
「その意味合いもあるのだが、魚を扱うなら塩は必需品なんだよ。まずは塩と魚で地盤を固めたい。地盤が出来たら新しい名物を考える。」
「漁村はどうするんですか?」
「基本特別な手は加えない。違うのは正当な賃金を払うと言う事だけだ。と言う事で、ルキナとマークのどちらかに代官になって貰いたい。もう一人は補佐だな。この町は今は人口3万の小さな町だが、数年で5万まで引き上げたいと思って居る。」
「では、代官はマークに譲りましょう。なんでも結婚したい女性がいるそうで、プレイースの代官の肩書があれば十分でしょう。」
「おまえ、それは内緒だって言ったろう!」
「ほう?それは是非頑張らないとな。」
それじゃあ、また来ると言ってセリーと王都へ飛んだ。
公爵家に来ている。塩の件だ。
「ほう?1日1トンの塩か。しかし、塩は儲からないのでは無いか?」
「塩の販売だけでは儲かりませんね。ただ、塩には王都からの援助金が出ます。更に加工食品の部門に手が伸ばせますよ。」
「なるほど、悪い話では無いな。」
「更に、塩を握ると色々な利権に絡んだ話が舞い込みますよ。特にプレイースからの塩は王都の50%を占めていると言われています。その恩恵は計り知れないかと。」
「ふむ、しかし、何故其方が自分でやらないのだ?」
「一つ目は公爵家と言うブランドですね。僕は新興なので、もう一つは僕にお金が集まるのは良くないと思いまして。」
「なるほど、侯爵にはなかなか先見の明があるな。解った、塩の件引き受けよう。」
「ありがとうございます。これで少しは3侯爵にダメージが与えられますかね?」
「本当の狙いはそこか?」
「宰相様に頼まれているんですよ。」
「ところで、セリーはどうだ?侯爵家の暮らしに慣れたか?」
「はい、お父様。エイジさんの周りは何時も刺激に満ちていてとても楽しいです。」
「うむ、ならば良い。そう言えば、兄上がなにやら養女を侯爵に嫁がせるとか言う話が来ているが、どうなんだ?」
「その件は私が、叔父上に頼んで仕組んで貰った話です。あまりにもエイジさんへの縁談が多くて捌き切れないので一芝居打ちたいと思います。」
「ほう?と言う事は実質セリーだけが、妻の座に収まると言う事か?」
「はい、それを目論んでおります。」
家に帰り、風呂に入る。風呂上がりにセリーが待ってますと耳打ちする。もはやこれは夜這いじゃ無いよな?
まあ、良い食事を堪能して。しばし自室で寛ぐ。そう言えばルシルが僕の嫁になるとか言ってたけど、ドラゴンと人間って子供出来るのか?ルシルは成長してから圧迫感が凄い。なんと言うか肉感的と表現すればよいのだろうか?セリーがスレンダーな分。ルシルは色々な部分がボリューミーだ。しかし、顔はあまり幼女の頃と変わって無いんだよね。
そろそろ行かないとセリーが待ちくたびれてるかな?
翌日も早朝から稽古だ。ルシルは相変わらず、捉えるのがギリギリのスピードで翻弄してくる。あの肉感的な体をあそこまでの速度で動かすのは身体能力だけではないだろう。多分、魔法的な身体強化も使っているはずだ。
その後の剣術の稽古では一応の合格点が貰えた。低位の聖剣なら装備できるだろうとブラスマイヤーは言っていた。実際装備画面を開くと2本装備できる聖剣があった。しかし、これで満足する訳には行かない。修行を更に1段上げて貰う。
だんだんバトルジャンキーになって来ている気がするが、まあ練習だし良いだろう。
午後はプレイースに向かい後始末に奔走する。少々荒っぽいが町の魚屋は全部営業停止にした。代わりに屋台を常設して、漁村の女衆が魚を販売出来るスペースを作った。干物も新鮮な物を並べる。簡易市場だ。そして魚に欠かせないのが氷だ。大量の氷を何時でも好きなだけ使える様に、氷が自動で出来る魔道具を漁村と屋台の近くに設置した。これは完全無料で、魚を扱う物、買った者は自由に使える。
ちなみに魔力水の氷なので、魚の防腐効果も若干あるらしい。また、飲み物に入れて飲んでも害は無いが、それはあえて教えてない。
塩田から解放されて、漁師の男衆も戻って来た。これで、市場に並ぶ魚の種類も増えるだろう。
魚は魔物の肉より安いので普及するのも早いだろう。
また、塩田の方は約半数の人間が残った。もっと抜けると思って居たのだが意外にも他に仕事が無いと言う者が多かった。正規の賃金と約束したが、ルキナとマークは他の産業との兼ね合いで、月に銀貨9枚を提示した様だ。また、塩の精製所の職員も同じ値段で働いてくれるようだ。
塩田は広げるつもりなので、労働者があと3倍くらい足りないが、他の町でも募集を掛けているので、そのうちなんとかなると考えている。
西の稲作畑は魔法でサクッと作った。特に強い魔物も居なかったので、木を伐採して、土魔法で地面を天地返しした。森の腐葉土が良い栄養になりそうなので、今から収穫が楽しみだ。ここの管理は農家の空き時間にお願いした。収入の50%を山分けと言う事で話が付いている。行く行くは専門の農家を置くつもりだ。
東の住宅街は、整地だけは終えてある。後は家を建てるだけだが、この町には大工が少ないらしく、このペースで行くと数年がかりになってしまう。他の町から大工を呼ぶ事も考えている。
それから、今までは町と漁村が離れていたが、これを完全にくっつけて1つの町にした。スラムと言う概念を無くしたかったからだ。また、新しく出来た土地に孤児院兼学校を建てる。身寄りのない子供たちはここで保護し、日中は読み書き計算の学校とする。この際、教会との連携は図らなかった。あくまでも町の孤児院と言う立場で運営して行く。
あと、冒険者ギルドがかなり積極的に動いてくれたので、資金を出し、ギルドを少し大きめにするつもりだ。現状、塩が安全に王都に届くのはギルドの力が大きい。多分、近い内に魚の運搬の護衛も仕事になると思うので、ギルドを清潔に一新しようと言う考えだ。
幸か不幸かこの町には孤児はいるが、浮浪者は居ない。皆、それなりに生活出来ている様だ。このバランスは保って行こう。
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