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全ての事後処理が終わってから、王宮は今回のクーデターを正式に発表した。首謀者とされる3人、第2王子、騎士団長、大司祭は斬首。(実際に斬首されたのは大司祭のみ)そして、クーデターに参加した貴族は41家。この国では爵位が下がると言う前例が無かったため。罰金刑に処された。この罰金だが、非常に重く、爵位によって金額が変わるが、最低でも白金貨20枚となっており。家が潰れる所も出て来るだろうと言われている。
この貴族の粛清は民衆にも波紋を呼んだ。貴族がお金を回さないと庶民が苦しむことになる。王家は、なるべく庶民の負担にならない様に他の貴族や王家がこれに対応する事を発表したが、流石に41家は多すぎる。一時的に国の経済が落ち込むことは予想される。既に塩の買占め等が始まっているらしい。
また、教会の粛清も行われた。教会そのものは必要と言う判断から、潰される事は無かったが、王都の教会の司祭と神官は全て免職となり、実質教会の運営は国が担当する様になった。この機を狙って新教が活発に動いているが、あまり成果は出ていない様だ。
さて、僕はと言うと冒険者の格好をして、プレイースに来ている。正直、町と村合わせて人口3万と言うのは前世の感覚では小さな町なのだが、実際訪れてみると結構活気がある。
まず、この領地では塩が採れる。魚介類も新鮮な物が販売されている。また、小さいながらも冒険者ギルドがある。僕の見る限り、今は人口が少ないが、開拓すればしただけ人口は増えるのでは無いかと思える。
「なぁ、ブラスマイヤー。この町って北は海だけど、その他3方は森だよな?僕のサーチでは大した魔物が居るとは思えないんだが、なんで開拓しないのかな?」
「理由は多分、王家の直轄地だったからでは無いかな?」
「どう言う事?」
「王家の直轄地と言うのは金が回って来るんだ。だから、無理に広げる必要もないし、人口は増えない方が良い。」
「なんで、人口が増えない方が良いんだ?」
「定期的に同じ金額の収入があるならば、人口は少ない方が管理が楽だと思わんか?」
「って事はここの代官は甘い汁を吸っている可能性が高いと?」
「それは、なんとも言えんな。この位王都から近いと査察も入り易いからな。」
「なるほど、そうなるのか?」
まずは冒険者ギルドで情報収集と行くかな。
冒険者ギルドは南門の近くにある。小さいとは言え冒険者はそれなりの数が居るので周りに宿屋も数件並んでいる。冒険者目当ての屋台や食堂も並んでいる。
ギルドに入ると中の人の視線が全部こっちに来る。狭いギルドなのでどこからでも入り口が見えるのだ。
時間的に空いているのか何時もこうなのか解らないが、冒険者は数人しかいない。適当に掲示板の依頼をチェックしてから、2つしかない窓口へ向かう。
「あー、初めてこの町へ来たんだが、ここではどんな依頼が多いんだ?」
「そうですね、やはり王都が近いので護衛依頼が多いですね。」
「護衛と言うと、やはり塩を運ぶのか?」
「はい、王都の塩の50%はこの町で賄っています、ですので塩の運搬は大切な任務になります。」
「じゃあ、討伐依頼とかは少ないのか?」
「いえ、そんな事はありません。町の3方を森で囲まれているので魔物退治の依頼も多いですよ。」
「ちなみに暫くこの町に住むとなると月に幾ら位必要になる?」
「そうですね、1人で家を借りて生活するなら金貨1枚もあれば足りると思います。」
これはアレだな、ブレイルの町に似てる感じだ。家賃7万で食費3万って所か。
「ちなみにこの町って税金は安いの?」
「そうですね、安くも高くも無いと思います。王都の直轄地なので王都と一緒ですよ。」
「あれ?領主が代わったって話を聞いて来たんだけど?」
「確かにそう言う話も出ていますが、まだ新しい領主と言う方は来ていませんよ。」
「そうなんだ?代官は良い人?」
「良い人ですよ。20年以上ここを治めてますが、国と対立しても庶民の味方になってくれる人です。」
「ほう?じゃあ、暫くこの町に腰を落ち着けてみようかな?」
「良いと思いますよ。新鮮な魚介もありますし。仕事も沢山ありますので、頑張れば稼げますよ。」
「ありがとう!」
そう言ってギルドを出る。ギルドでの評判は良い様だ、後は一般市民だな。
商店街へと向かってみる。小さな町なのでぶらぶら歩いているとだいたい人の流れでどっちに店が多いとかすぐに判る。
商店街に入ると、魚の匂いが結構きつい。なんだ?新鮮な魚介って匂いがし無い物じゃ無いのか?
名産だけあって、商店街には魚屋が多い。だが、これ新鮮か?と首を傾げる物ばかりだ。どうも、この町の魚屋は魚介の扱いが下手な様だ。せめて氷を使おうよ。
魚屋は匂うので、適当な店に入ったら乾物屋だった。同じ魚でも干物の方が幾らかましだ。店番をしているおばちゃんに話を聞いてみる。
「この町の人ってかなりの割合で魚を食べるんですか?」
「いや、そうでもないよ。漁村の人は良く食べるけどね。町の連中は魚より肉が好きみたいだよ。」
「その割には魚屋さんが多いですね。」
「あれは、冒険者や他所から来た人を相手にしてるんだよ。」
「僕も他所から来たんですが、この町に住もうかと考えているんです。この町は良い町ですか?」
「私は、生まれた時からこの町にすんでるから他の町を知らないんだよ。でも住みやすい町だとは思うよ。」
「へぇ、代官は良い人ですか?」
「ああ、あの人は庶民の出だから、貴族みたいな無茶を言わない所が良いね。」
ふむ、どうやら代官の評判は悪く無い様だな。あとは使える人材かどうか調べたいんだが、どうしたもんかね?
また、ぶらぶらと町を散策しながら思案する。そう言えばこの町には貴族は居ないんだよな?
歩いているうちに北に向かって居たのか漁村が見えて来る。そう言えば漁村の住民はどう思って居るのかな?
漁村に足を踏み入れると何やら違和感がある。なんと言うか活気が無い。
周りを見ると働いているのは女子供ばかりだ。どう言う事だ?そう言えば町では子供を見かけなかったな。
近くにいる女性に聞いてみた。
「すみません。こちらには初めて来たのですが、男性の姿が見えないのは漁に出ているからですか?」
「いや、男衆は塩作りの現場で強制的に働かされているんだよ。」
「強制的に?いったい誰にですか?」
「代官様さ。」
「なるほど、もう一つ良いですか?町で子供を見かけなかったのですが、何か理由があるんですか?」
「町の子供たちは皆、ここで働いているよ。」
ん?どう言う事だ?
「もしかしてですが、漁村と言うのはスラムの事なのでしょうか?」
「そう思って貰って構わないよ。町で働き場所の無い物が集まるのがこの漁村だよ。」
やはりそうか。こうなると改革をしないとイケないな。やはり有能な参謀が欲しいな。
家に転移で帰り応接室でセリーと話し合いをする。まず、プレイースの現状を伝える。
「スラムですか?」
「まあ、そこまで酷い物では無いかな、一応仕事はあるし、生活は出来ている。そう言う意味ではあの代官は有能なんだろうな。」
「でも、何か釈然としませんね。」
「そこでだ、有能な参謀が欲しい。誰か心当たりは無いかな?」
「私では役に立ちませんか?」
「ああ、セリーには僕の近くに居てアドバイスをして貰いたい。参謀は僕が居ない時にプレイースで動いて貰いたいんだ。将来的には代官に任命する事も考えている。」
「そう言う事ですか。となると、今の時期はタイミングが良いかもしれませんね。例のクーデター騒ぎで潰れる貴族家が結構あるそうですよ。有能な人材が野に放たれる訳です。」
「ふむ、有能な人材を拾う方法ってあるのか?」
「まあ、募集を掛けて面接すればある程度は絞れますね。」
「じゃあ、そっちはセリーに任せて良いか?」
「良いですよ。任せて下さい。」
「僕は、プレイースをあと2回り位大きくしようと考えているんだ。」
「大きくしてどうするんですか?」
「農業を普及させたい。あと漁業も改革が必要だ。塩産業も手を入れる必要がある。」
「なんか随分と大きな改革になりそうですね。叔父様は解っていてエイジさんにプレイースを与えたのでしょうか?」
「どうだろうな?意外と食えない王様だからなぁ。」
「あ、農地を作るのは良いですが、お茶とコーヒーは止めて下さいね。」
「解ってるよ。それよりも、その気があるなら、公爵家にも1枚噛んで貰っても良いぞ。」
「それはどう言う?」
「王都で塩を売る業者を変えたい。多分かなりピンハネされてるはずだ。」
「なるほど、それをうちに任せてくれると?」
「そう言う事だな。公爵家が今までよりも安い塩を売れば他もその値段にするしかないだろう?結果塩の値段が下がる訳だ。」
この貴族の粛清は民衆にも波紋を呼んだ。貴族がお金を回さないと庶民が苦しむことになる。王家は、なるべく庶民の負担にならない様に他の貴族や王家がこれに対応する事を発表したが、流石に41家は多すぎる。一時的に国の経済が落ち込むことは予想される。既に塩の買占め等が始まっているらしい。
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まず、この領地では塩が採れる。魚介類も新鮮な物が販売されている。また、小さいながらも冒険者ギルドがある。僕の見る限り、今は人口が少ないが、開拓すればしただけ人口は増えるのでは無いかと思える。
「なぁ、ブラスマイヤー。この町って北は海だけど、その他3方は森だよな?僕のサーチでは大した魔物が居るとは思えないんだが、なんで開拓しないのかな?」
「理由は多分、王家の直轄地だったからでは無いかな?」
「どう言う事?」
「王家の直轄地と言うのは金が回って来るんだ。だから、無理に広げる必要もないし、人口は増えない方が良い。」
「なんで、人口が増えない方が良いんだ?」
「定期的に同じ金額の収入があるならば、人口は少ない方が管理が楽だと思わんか?」
「って事はここの代官は甘い汁を吸っている可能性が高いと?」
「それは、なんとも言えんな。この位王都から近いと査察も入り易いからな。」
「なるほど、そうなるのか?」
まずは冒険者ギルドで情報収集と行くかな。
冒険者ギルドは南門の近くにある。小さいとは言え冒険者はそれなりの数が居るので周りに宿屋も数件並んでいる。冒険者目当ての屋台や食堂も並んでいる。
ギルドに入ると中の人の視線が全部こっちに来る。狭いギルドなのでどこからでも入り口が見えるのだ。
時間的に空いているのか何時もこうなのか解らないが、冒険者は数人しかいない。適当に掲示板の依頼をチェックしてから、2つしかない窓口へ向かう。
「あー、初めてこの町へ来たんだが、ここではどんな依頼が多いんだ?」
「そうですね、やはり王都が近いので護衛依頼が多いですね。」
「護衛と言うと、やはり塩を運ぶのか?」
「はい、王都の塩の50%はこの町で賄っています、ですので塩の運搬は大切な任務になります。」
「じゃあ、討伐依頼とかは少ないのか?」
「いえ、そんな事はありません。町の3方を森で囲まれているので魔物退治の依頼も多いですよ。」
「ちなみに暫くこの町に住むとなると月に幾ら位必要になる?」
「そうですね、1人で家を借りて生活するなら金貨1枚もあれば足りると思います。」
これはアレだな、ブレイルの町に似てる感じだ。家賃7万で食費3万って所か。
「ちなみにこの町って税金は安いの?」
「そうですね、安くも高くも無いと思います。王都の直轄地なので王都と一緒ですよ。」
「あれ?領主が代わったって話を聞いて来たんだけど?」
「確かにそう言う話も出ていますが、まだ新しい領主と言う方は来ていませんよ。」
「そうなんだ?代官は良い人?」
「良い人ですよ。20年以上ここを治めてますが、国と対立しても庶民の味方になってくれる人です。」
「ほう?じゃあ、暫くこの町に腰を落ち着けてみようかな?」
「良いと思いますよ。新鮮な魚介もありますし。仕事も沢山ありますので、頑張れば稼げますよ。」
「ありがとう!」
そう言ってギルドを出る。ギルドでの評判は良い様だ、後は一般市民だな。
商店街へと向かってみる。小さな町なのでぶらぶら歩いているとだいたい人の流れでどっちに店が多いとかすぐに判る。
商店街に入ると、魚の匂いが結構きつい。なんだ?新鮮な魚介って匂いがし無い物じゃ無いのか?
名産だけあって、商店街には魚屋が多い。だが、これ新鮮か?と首を傾げる物ばかりだ。どうも、この町の魚屋は魚介の扱いが下手な様だ。せめて氷を使おうよ。
魚屋は匂うので、適当な店に入ったら乾物屋だった。同じ魚でも干物の方が幾らかましだ。店番をしているおばちゃんに話を聞いてみる。
「この町の人ってかなりの割合で魚を食べるんですか?」
「いや、そうでもないよ。漁村の人は良く食べるけどね。町の連中は魚より肉が好きみたいだよ。」
「その割には魚屋さんが多いですね。」
「あれは、冒険者や他所から来た人を相手にしてるんだよ。」
「僕も他所から来たんですが、この町に住もうかと考えているんです。この町は良い町ですか?」
「私は、生まれた時からこの町にすんでるから他の町を知らないんだよ。でも住みやすい町だとは思うよ。」
「へぇ、代官は良い人ですか?」
「ああ、あの人は庶民の出だから、貴族みたいな無茶を言わない所が良いね。」
ふむ、どうやら代官の評判は悪く無い様だな。あとは使える人材かどうか調べたいんだが、どうしたもんかね?
また、ぶらぶらと町を散策しながら思案する。そう言えばこの町には貴族は居ないんだよな?
歩いているうちに北に向かって居たのか漁村が見えて来る。そう言えば漁村の住民はどう思って居るのかな?
漁村に足を踏み入れると何やら違和感がある。なんと言うか活気が無い。
周りを見ると働いているのは女子供ばかりだ。どう言う事だ?そう言えば町では子供を見かけなかったな。
近くにいる女性に聞いてみた。
「すみません。こちらには初めて来たのですが、男性の姿が見えないのは漁に出ているからですか?」
「いや、男衆は塩作りの現場で強制的に働かされているんだよ。」
「強制的に?いったい誰にですか?」
「代官様さ。」
「なるほど、もう一つ良いですか?町で子供を見かけなかったのですが、何か理由があるんですか?」
「町の子供たちは皆、ここで働いているよ。」
ん?どう言う事だ?
「もしかしてですが、漁村と言うのはスラムの事なのでしょうか?」
「そう思って貰って構わないよ。町で働き場所の無い物が集まるのがこの漁村だよ。」
やはりそうか。こうなると改革をしないとイケないな。やはり有能な参謀が欲しいな。
家に転移で帰り応接室でセリーと話し合いをする。まず、プレイースの現状を伝える。
「スラムですか?」
「まあ、そこまで酷い物では無いかな、一応仕事はあるし、生活は出来ている。そう言う意味ではあの代官は有能なんだろうな。」
「でも、何か釈然としませんね。」
「そこでだ、有能な参謀が欲しい。誰か心当たりは無いかな?」
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「ああ、セリーには僕の近くに居てアドバイスをして貰いたい。参謀は僕が居ない時にプレイースで動いて貰いたいんだ。将来的には代官に任命する事も考えている。」
「そう言う事ですか。となると、今の時期はタイミングが良いかもしれませんね。例のクーデター騒ぎで潰れる貴族家が結構あるそうですよ。有能な人材が野に放たれる訳です。」
「ふむ、有能な人材を拾う方法ってあるのか?」
「まあ、募集を掛けて面接すればある程度は絞れますね。」
「じゃあ、そっちはセリーに任せて良いか?」
「良いですよ。任せて下さい。」
「僕は、プレイースをあと2回り位大きくしようと考えているんだ。」
「大きくしてどうするんですか?」
「農業を普及させたい。あと漁業も改革が必要だ。塩産業も手を入れる必要がある。」
「なんか随分と大きな改革になりそうですね。叔父様は解っていてエイジさんにプレイースを与えたのでしょうか?」
「どうだろうな?意外と食えない王様だからなぁ。」
「あ、農地を作るのは良いですが、お茶とコーヒーは止めて下さいね。」
「解ってるよ。それよりも、その気があるなら、公爵家にも1枚噛んで貰っても良いぞ。」
「それはどう言う?」
「王都で塩を売る業者を変えたい。多分かなりピンハネされてるはずだ。」
「なるほど、それをうちに任せてくれると?」
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