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教会が今回のクーデターの背後に居るのは間違いないだろう。だが、教会全部が関わっているのか、ごく一部の過激派のみの仕業なのかが判断出来ないな。
どんな儀式が行われるのかも不明だし、生贄の存在も不明だ。そう言えば、今までの4人の魔人はどんな儀式で生まれたんだろう?王都で行方不明の情報も聞いてはいない。ただし、スラムあたりで子供が攫われても騒ぎにならない可能性がある。
「ブラスマイヤー。短剣が少しでも動いたら教えてくれ。」
「解った。」
儀式は10日後、儀式が成功しても失敗しても魔人は生まれる。多分クーデターの決行もその時だろう。生贄が必要だとすれば、その前日までには用意する必要があるはず、既に動いている可能性もある。
スラムに行ってみるか?いや、奴らに警戒させてしまう可能性もあるか。
そう言えば、あの短剣、わざわざドラゴンの意匠を注文して来たな、何か関係あるのか?ドラゴンと言えば今回オークションにドラゴンの剣を出している。オークションの主催者は宣伝の為に幾つかの商品を事前にリークしているはずだが、あの剣はどうだろう?もし、あの剣の存在を知ったら、オークションに現れるかな?
クーデターは10日後、オークションは3日後だ。誰が、あの剣を競り落とすのか知っておきたいな。
そして、オークション当日、10時から開催だと言うので、ルシルとの稽古を早めに切り上げて、オークション会場に向かう。剣は最後の方に出るらしいが、僕の目的は本だ。本は初めの方に出る事が多いらしい。
オークションが始まり。徐々に人が多くなる。最初のうちは装飾品や骨とう品っぽい物が出る。4つ目に本が出たが例の本では無かった。それでも金貨180枚まで競っていた、やはりマニアが居る様だ。一応落札した人物の顔を覚えて置く。
様々な物が出品され、結構な高値で落札されて行く。そして、昼の休憩を挟んで午後の部が始まる。午後からは武器や防具が多く出品されるので、午前とは並ぶ顔ぶれもだいぶ変わっている。
そして、午後の2品目。例の本が出た。えーとオークションのルールは一気に上げ過ぎない事だったな。冒険者ギルドの受付嬢に教わった事を思い出す。
まずは様子見で、どの位まで上がるか見ている。金貨200枚で一旦止まりそうだったので、202枚で指値する。それを機にまた上がり出したので、様子見する。290枚で止まったので291枚で指値。そのまま落札してしまった。あら?ライバル多いって聞いてたのに?
その後は本は出なかった。そして、最後から2番目にドラゴンの剣が出る。知らない貴族と武器商人が一騎打ちで競っている。軍配は武器商人に上がった。白金貨1200枚だ。安いのか高いのか自分でも分からん。
ロビーで寛いでいると、1冊目の本を競り落とした男が近づいて来た。
「初めましてですね。私は古書収集家のラーム・フォン・ルーゼリアと申します。」
「ご丁寧にどうも、エイジ・フォン・ゼルマキアと申します。」
「実は、古書を皆で貸し借りする会の様な物を主催しております。興味がありましたら是非お仲間に入りませんか?」
「私の様な若輩者でも参加して大丈夫なのですか?」
「問題無いですよ。今日競り落とした本をお持ち下されば、皆さん歓迎してくれますよ。」
なるほど、これがお婆さんの言ってた横の繋がりか。是非参加したいと住所を教えて置いた。
順番が来たので本と引き換えに落札代金を支払い。会場を後にした。剣の代金は後でギルドで貰う予定になっている。
家に帰り、早速本を読み始める。どうやらこれは前世代の魔道具に関する本らしい。なかなか面白い道具が載っている。更に魔道具に付与する魔法まで書かれているのでかなり実用的だ。
ブラスマイヤーに聞いた所、前世代でもかなり後期の本らしい。
「この本に出ている魔道具を作ったら高く売れるかな?」
「止めて置け、まだ、この世界ではオーバーテクノロジーだ。」
「そう言う物か?便利なのになぁ。」
「オーバーテクノロジーは波乱を起こすぞ。」
ん~、そこまで騒ぐほどの魔道具は無いと思うがな?例えばこの氷を作る魔道具なんか便利だと思うんだが、冷蔵庫は既にあるんだから、あっても不思議では無いと思うんだがな。
まあ、ブラスマイヤーがそう言うなら止めて置いた方が無難なんだろうな。
それに、上手くすれば他の本もタダで手に入るかもしれない。コピー用の紙を大量に用意して置こう。
翌日はギルドに剣の代金を貰いに行った。白金貨1200枚のはずだが、何故か手数料で白金貨を12枚取られた。手数料が掛かるって聞いてないぞ。って言うか、ドラゴンの時も取られていたのかな?
あ、そう言えばドラゴンをオークションにかける時に手数料を差し引いてもギルドに売るより儲かるとか言ってたのを微かに覚えてる。まあ、儲かってるなら良いか?
ギルドに来たついでにギルマスにクーデターの情報を教えようか悩んだが止めて置いた。あと6日、今から動いても後手に回るだけだろう。
そう言えば、王城の影はちゃんと機能しているのかな?公爵経由でクーデターの日にちを教えて置いたのに見返りの情報は何もない。
あれ以来短剣に動きは無いらしい。生贄についての情報も無い。
待てよ、生贄と言えば若い女性しかも処女が定番だよな?教会と言えばシスターって、生贄候補沢山いるじゃん。しかし、教会からシスターを奪ったらこちらが悪者だ。しまった、僕まで後手に回ってるじゃ無いか。
どうする?考えろ。儀式を止めるか?駄目だ、クーデターは未然に防いでも意味が無い、起こさせて粛清しなければ禍根が残る。
結局打つ手がない。このまま6日間何もできずに待つだけか?
ところが翌日になり動きがあった。宰相に呼ばれ王城に行く。
どうやらビビった下級貴族が宰相にクーデターの情報を渡す代わりに恩赦を求めて来たらしい。
だが、この情報が事態を更に悪化させた。予想通り実行犯は教会だ。しかも正教らしい。問題は黒幕だ。黒幕がなんと第2王子つまり、国王の実の息子だったのだ。
現在、この情報は、僕と宰相と公爵の所で止まっている。国王に知らせるかどうかで悩んでいるらしい。
クーデターが起これば第2王子は処刑になるだろう。未然に防いだとしても病気療養と言う名の元軟禁状態になるだけだ。
ここは第2王子を担ぎ上げた教会に国王からの鉄槌をお見舞いして貰おう。僕はそう進言した。後は公爵と宰相の決断次第だ。
「やむを得んな、ここで情報を止めても、いずれは漏れる。ならば兄上には覚悟を決めて貰おう。」
「だが、今、第2王子を拘束する訳にはいかんだろう?」
「監視を付け、5日後の朝、拘束するのが良いだろう。」
「では、そのように手配します。国王には何時伝えますか?」
「今から私が会って来る。」
「ゼルマキア卿、魔人の方は任せて良いのだな?」
「はい、それは私の責任で何とかします。」
公爵から話を聞いた国王陛下は酷く落胆したが、その素振りを公爵以外には見せなかったそうだ。国王には色々世話になってるからな。ここは力になってあげないとね。
そして、クーデター前夜。
「短剣が動いたぞ。」
「状況を教えてくれ。」
「教会の地下で4人の神官が1本ずつ短剣を持っている。地下室にはおよそ60名の冒険者らしき男女が集められているな。」
「生贄は居るか?」
「それらしき者は見当たらない。」
一体どう言う状況だ?
「ブラスマイヤー、僕の頭の中にその映像を送れないか?」
「可能だ。」
ブラスマイヤーがそう言うと頭の中に映像が現れる。目を瞑ってその映像に集中する。
60人の男女が何やら酒を飲みながら食事をしている。その後ろで神官4人が何やら話をしている。
イマイチ状況が解らない。これが儀式なの?
その内神官たちが1歩ずつ後ろに下がった。ドラゴンの短剣を顔の前にかざし、何やら呪文の様な物を唱えている。そして、呪文が終わるや否。4人の神官が右隣の神官の心臓を短剣で貫いた。
そうか、術師自らが生贄だったのか。地下室に黒い靄が充満し冒険者たちが一斉に苦しみだす。多分、魔素過多の状況を無理やり作ったんだな。
魔素過多になれば獣も人間も魔物化する。しかし、60人の魔人が生まれたとして、一体誰が彼らを制御するんだ?
「動いたぞ。」
「え?誰が?」
「例の2人の魔人だ。人に紛れて居た奴らだよ。」
そうか、これで繋がった。クーデターの始まりだ。夜中に王城を襲撃するつもりか?
僕は目の前の光景に転移する。
どんな儀式が行われるのかも不明だし、生贄の存在も不明だ。そう言えば、今までの4人の魔人はどんな儀式で生まれたんだろう?王都で行方不明の情報も聞いてはいない。ただし、スラムあたりで子供が攫われても騒ぎにならない可能性がある。
「ブラスマイヤー。短剣が少しでも動いたら教えてくれ。」
「解った。」
儀式は10日後、儀式が成功しても失敗しても魔人は生まれる。多分クーデターの決行もその時だろう。生贄が必要だとすれば、その前日までには用意する必要があるはず、既に動いている可能性もある。
スラムに行ってみるか?いや、奴らに警戒させてしまう可能性もあるか。
そう言えば、あの短剣、わざわざドラゴンの意匠を注文して来たな、何か関係あるのか?ドラゴンと言えば今回オークションにドラゴンの剣を出している。オークションの主催者は宣伝の為に幾つかの商品を事前にリークしているはずだが、あの剣はどうだろう?もし、あの剣の存在を知ったら、オークションに現れるかな?
クーデターは10日後、オークションは3日後だ。誰が、あの剣を競り落とすのか知っておきたいな。
そして、オークション当日、10時から開催だと言うので、ルシルとの稽古を早めに切り上げて、オークション会場に向かう。剣は最後の方に出るらしいが、僕の目的は本だ。本は初めの方に出る事が多いらしい。
オークションが始まり。徐々に人が多くなる。最初のうちは装飾品や骨とう品っぽい物が出る。4つ目に本が出たが例の本では無かった。それでも金貨180枚まで競っていた、やはりマニアが居る様だ。一応落札した人物の顔を覚えて置く。
様々な物が出品され、結構な高値で落札されて行く。そして、昼の休憩を挟んで午後の部が始まる。午後からは武器や防具が多く出品されるので、午前とは並ぶ顔ぶれもだいぶ変わっている。
そして、午後の2品目。例の本が出た。えーとオークションのルールは一気に上げ過ぎない事だったな。冒険者ギルドの受付嬢に教わった事を思い出す。
まずは様子見で、どの位まで上がるか見ている。金貨200枚で一旦止まりそうだったので、202枚で指値する。それを機にまた上がり出したので、様子見する。290枚で止まったので291枚で指値。そのまま落札してしまった。あら?ライバル多いって聞いてたのに?
その後は本は出なかった。そして、最後から2番目にドラゴンの剣が出る。知らない貴族と武器商人が一騎打ちで競っている。軍配は武器商人に上がった。白金貨1200枚だ。安いのか高いのか自分でも分からん。
ロビーで寛いでいると、1冊目の本を競り落とした男が近づいて来た。
「初めましてですね。私は古書収集家のラーム・フォン・ルーゼリアと申します。」
「ご丁寧にどうも、エイジ・フォン・ゼルマキアと申します。」
「実は、古書を皆で貸し借りする会の様な物を主催しております。興味がありましたら是非お仲間に入りませんか?」
「私の様な若輩者でも参加して大丈夫なのですか?」
「問題無いですよ。今日競り落とした本をお持ち下されば、皆さん歓迎してくれますよ。」
なるほど、これがお婆さんの言ってた横の繋がりか。是非参加したいと住所を教えて置いた。
順番が来たので本と引き換えに落札代金を支払い。会場を後にした。剣の代金は後でギルドで貰う予定になっている。
家に帰り、早速本を読み始める。どうやらこれは前世代の魔道具に関する本らしい。なかなか面白い道具が載っている。更に魔道具に付与する魔法まで書かれているのでかなり実用的だ。
ブラスマイヤーに聞いた所、前世代でもかなり後期の本らしい。
「この本に出ている魔道具を作ったら高く売れるかな?」
「止めて置け、まだ、この世界ではオーバーテクノロジーだ。」
「そう言う物か?便利なのになぁ。」
「オーバーテクノロジーは波乱を起こすぞ。」
ん~、そこまで騒ぐほどの魔道具は無いと思うがな?例えばこの氷を作る魔道具なんか便利だと思うんだが、冷蔵庫は既にあるんだから、あっても不思議では無いと思うんだがな。
まあ、ブラスマイヤーがそう言うなら止めて置いた方が無難なんだろうな。
それに、上手くすれば他の本もタダで手に入るかもしれない。コピー用の紙を大量に用意して置こう。
翌日はギルドに剣の代金を貰いに行った。白金貨1200枚のはずだが、何故か手数料で白金貨を12枚取られた。手数料が掛かるって聞いてないぞ。って言うか、ドラゴンの時も取られていたのかな?
あ、そう言えばドラゴンをオークションにかける時に手数料を差し引いてもギルドに売るより儲かるとか言ってたのを微かに覚えてる。まあ、儲かってるなら良いか?
ギルドに来たついでにギルマスにクーデターの情報を教えようか悩んだが止めて置いた。あと6日、今から動いても後手に回るだけだろう。
そう言えば、王城の影はちゃんと機能しているのかな?公爵経由でクーデターの日にちを教えて置いたのに見返りの情報は何もない。
あれ以来短剣に動きは無いらしい。生贄についての情報も無い。
待てよ、生贄と言えば若い女性しかも処女が定番だよな?教会と言えばシスターって、生贄候補沢山いるじゃん。しかし、教会からシスターを奪ったらこちらが悪者だ。しまった、僕まで後手に回ってるじゃ無いか。
どうする?考えろ。儀式を止めるか?駄目だ、クーデターは未然に防いでも意味が無い、起こさせて粛清しなければ禍根が残る。
結局打つ手がない。このまま6日間何もできずに待つだけか?
ところが翌日になり動きがあった。宰相に呼ばれ王城に行く。
どうやらビビった下級貴族が宰相にクーデターの情報を渡す代わりに恩赦を求めて来たらしい。
だが、この情報が事態を更に悪化させた。予想通り実行犯は教会だ。しかも正教らしい。問題は黒幕だ。黒幕がなんと第2王子つまり、国王の実の息子だったのだ。
現在、この情報は、僕と宰相と公爵の所で止まっている。国王に知らせるかどうかで悩んでいるらしい。
クーデターが起これば第2王子は処刑になるだろう。未然に防いだとしても病気療養と言う名の元軟禁状態になるだけだ。
ここは第2王子を担ぎ上げた教会に国王からの鉄槌をお見舞いして貰おう。僕はそう進言した。後は公爵と宰相の決断次第だ。
「やむを得んな、ここで情報を止めても、いずれは漏れる。ならば兄上には覚悟を決めて貰おう。」
「だが、今、第2王子を拘束する訳にはいかんだろう?」
「監視を付け、5日後の朝、拘束するのが良いだろう。」
「では、そのように手配します。国王には何時伝えますか?」
「今から私が会って来る。」
「ゼルマキア卿、魔人の方は任せて良いのだな?」
「はい、それは私の責任で何とかします。」
公爵から話を聞いた国王陛下は酷く落胆したが、その素振りを公爵以外には見せなかったそうだ。国王には色々世話になってるからな。ここは力になってあげないとね。
そして、クーデター前夜。
「短剣が動いたぞ。」
「状況を教えてくれ。」
「教会の地下で4人の神官が1本ずつ短剣を持っている。地下室にはおよそ60名の冒険者らしき男女が集められているな。」
「生贄は居るか?」
「それらしき者は見当たらない。」
一体どう言う状況だ?
「ブラスマイヤー、僕の頭の中にその映像を送れないか?」
「可能だ。」
ブラスマイヤーがそう言うと頭の中に映像が現れる。目を瞑ってその映像に集中する。
60人の男女が何やら酒を飲みながら食事をしている。その後ろで神官4人が何やら話をしている。
イマイチ状況が解らない。これが儀式なの?
その内神官たちが1歩ずつ後ろに下がった。ドラゴンの短剣を顔の前にかざし、何やら呪文の様な物を唱えている。そして、呪文が終わるや否。4人の神官が右隣の神官の心臓を短剣で貫いた。
そうか、術師自らが生贄だったのか。地下室に黒い靄が充満し冒険者たちが一斉に苦しみだす。多分、魔素過多の状況を無理やり作ったんだな。
魔素過多になれば獣も人間も魔物化する。しかし、60人の魔人が生まれたとして、一体誰が彼らを制御するんだ?
「動いたぞ。」
「え?誰が?」
「例の2人の魔人だ。人に紛れて居た奴らだよ。」
そうか、これで繋がった。クーデターの始まりだ。夜中に王城を襲撃するつもりか?
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