37 / 308
037
しおりを挟む
夕食時にセリーに指輪を渡した。
「これは?」
「それは魔法の発動体になっている指輪だよ。商品化に向けて研究中なんだ、セリーも試してみて。」
と指輪を渡してから気付く、婚約指輪とか必要なのかな?あとで聞いてみよう。
食後にセリーに時間を貰い、応接室で話をする。
「婚約指輪と言うのは聞きませんね。結婚指輪はありますよ。大抵は事前に用意して置いて、教会で司祭様に付けて貰います。」
「結婚式は教会が普通なんですか?」
「あ、多分私たちの結婚式は大聖堂になると思いますよ。大司祭様が来るかもしれません。」
おいおい教会の親玉じゃん。
「ところで、話は変わるけど、王様か公爵様が欲しがっている物って解る?」
「叔父様はちょっと分りませんが父上ならお金でしょうか。」
「お金ですか?」
「はい、公爵家は権威はありますが、お金はあまり無いんですよ。これは公爵家が謀反を起こさない様に財産を取り上げられていると言う背景もあります。」
なるほど、兄弟間でもそこはシビアなんだな。
「しかし、お金を贈るのは問題がありますよね?何か方法はありませんか?」
「公爵家には領地の代わりに茶園とコーヒー農園が与えられています。そこで取れた茶葉とコーヒーを高く買って貰えませんか?」
「それは構いませんが、正直公爵家の家計ってそこまでひっ迫しているんですか?」
「お恥ずかしい話ですが、収入的には伯爵家と同等位かと、それでいて、使用人は50名を超えています。更に派閥を維持するのにそれなりのお金を使って居るようです。」
ふむ、確かにそれはお金が無いわな。だが、茶葉とコーヒーか、何か他に転用できる物なら面白いのだがな。コーヒースタンドでも作るか?
「コーヒーってどの位普及しているんですか?」
「基本コーヒーを飲むのは貴族だけです。ですので需要がそこまで高く無いので、価格もある程度で止まっています。」
「紅茶はどうです?」
「紅茶は商会や裕福な家庭には普及しています。コーヒーよりは高値が付きますね。」
「ちなみにコーヒーはそのまま飲むんですか?」
「はい、お茶の様に淹れたらそのまま飲みます。」
ふむ、ミルクコーヒーを販売してみるかな。
「解った。とりあえず300キロずつ倍の値段で買うよ。場合によってはもっと買う可能性もあると伝えて置いてくれ。」
「ありがとうございます。」
まあ、婚約指輪の代わりだと思えば易い物だろう。
しかし、領地の代わりに農園とかそう言う事もあるんだな。僕もいきなり領地を治めろとか言われる事があるのかな?
各自部屋に戻り眠りに就く。
翌朝セリーは食事を取った後実家へ向かった。お金は預けてある。
僕はルシルと稽古をこなす。
午後はお婆さんに頼まれた短剣を作る。
短剣は意外と細かい作業が多いので1本作るのに時間がかかる。しかも今回は全部違うパターンなのでコピーが効かない。
疲れたので、休んでいたらセリーの馬車が帰って来た。
荷物は使用人に任せているだろうから、僕の出番は無いだろうと思ったら、ドアをノックされた。
ドアを開けるとセリーが肩で息をしている。庭を走って来たのかな?
「どうした?」
「大変です。南門の近くで魔人が現れました。」
南門と言えば冒険者ギルドの近くだ。
「で、魔人はどうなった?」
「冒険者に退治されたようですが、冒険者側にもかなりの怪我人が出たようです。幸い死者は出て無いようですが、王都で魔人が出るのは初めてで町は混乱しています。」
「魔人ってのはどの位の割合で出るんだ?」
「数年に1度ですね。ただ、今回の魔人はかなり強かったようです。」
そうか、魔人は人間が魔物化した物。元になった人間の強さがそのまま影響するんだったな。
魔人か、一度戦ってみたいな。
「ところで、あの馬車は何故あんなに揺れないのでしょう?」
え?今更そこですか?
「あー、ちょっとばかり、揺れない様に改造してみました。」
セリーは納得したのかしてないのか分からない微妙な顔をしていた。
「ところで茶葉とコーヒーは?」
「ああ、厨房に運んであります。」
「コーヒーミルとかフィルターは家にあるの?」
「あると思いますよ。この家でも何度か飲みましたから。」
って、僕はコーヒー飲んで無いぞ。
厨房に行きコーヒーミルを見せて貰う。何故かセリーも付いて来た。
ミルはかなり細かく挽くタイプだ。エスプレッソタイプだな。フィルターは布だった、ネルでは無いが、近い素材の様だ。魔力水を沸かし湯を作り。エスプレッソを作ってみる。思った以上に苦い。貴族はこれを飲んでいるのか?
砂糖をコーヒーに溶かし、大きめのグラスに氷をたっぷり入れて一気にコーヒーを注いで冷やす。牛乳を加えてかき混ぜる。アイスカフェオレの完成だ。
一口飲むとなかな美味い。セリーにも渡して飲んでみろと顎で合図する。
「美味しいですね。こうやって飲むと違う飲み物のようです。」
見習い君を呼んで、細長いパンは作れるか聞いてみる。可能だと言うのでパンと同じ長さのソーセージは作れるか聞く。
「肉屋に頼めば作ってくれると思いますよ。」
「なら50本ばかり注文してくれ。」
解りましたと見習い君は走って行った。多分肉屋へ行ったのだろう。
ついでにアイスミルクティーも作ってみた。これも反応は悪く無い。
屋台出来そうだな。あれ?この世界にケチャップってあったか?
後で見習い君に聞いたらパスタがあるそうなのでトマトソースを濃いめに作って代用する事にした。マスタードはあるらしい。
冒険者ギルドと商店街の中間あたりに屋台街と言うのがある。これは屋台が多く並ぶのでそう呼ばれているだけで実際には別の名前があるそうだ。
そこに見習い君と家の使用人のメイドを一人派遣して屋台を始めた。商品はアイスカフェオレとアイスミルクティー、ホットドッグだけのシンプルな店だ。どれを買っても銅貨3枚だが、飲み物とホットドッグをセットで買うと銅貨5枚になると言う仕組みにしてある。
紅茶もコーヒーも喫茶店で飲むと結構な料金を取られるので値段では負けてないはずだ。あとはどれだけ周知されるかの問題だ。
実際初日は殆ど売れなかった。2日目3日目と日を追うごとに売れる様になってくる。1週間経つと1日のノルマ50セットを達成したので、翌日からノルマを100セットにした。
100セットを越えたら屋台は誰かに譲るつもりだ。正直屋台で稼ぐつもりは無い。
目的はコーヒーの庶民への普及だ。
そうこうしているうちに短剣が4本完成した。お婆さんに売りに行かないとな。
しかし、この短剣何に使うんだろう?貴族の証にしては派手過ぎる。ドラゴンの爪を材料にしているので攻撃力もかなりある。どう考えても不自然だ。こう言う時はきっとなにかある。あのお婆さんから色々と聞き出さないとな。
翌日もセリーをつれて魔道具屋へ行った。
「お主、あの黒髪の子はどうした?」
相変わらず後ろから気配を消してくる。
「あの子は今日は留守番だ。」
「ふむ、お主の様な規格外にはあの子の様な子の方が似合ってるぞ。」
いきなり何を言ってるんだこの婆さんは。あんな幼女を嫁にしたら犯罪だろう。
「短剣を用意して来た。ちなみに何に使うんだ?」
「私も良く知らんが、依頼主は儀式用だと言ってたな。」
儀式用?儀式様なのに攻撃力が必要なのか?
4本の短剣をテーブルに並べて行く。全てデザインは違うが意匠はドラゴンで統一している。
「ふむ、相変わらず器用じゃな。どれも素晴らしい。1本白金貨100枚でどうだ?」
「構わん。値段はあって無い様な物だからな。」
お婆さんは例のボックスから4列白金貨を袋に詰めて渡してくれる。
「本は順調に集まっておるか?」
「いや、難儀している、本じゃ無い物は見つかったが壊れていた。」
「ほう?ではヒントをやろう。オークションへ行け。本には収集家がおる。一人と仲良くなれば横のつながりは意外と馬鹿にならんぞ。」
ほう?あの本を個人で持ってる奴が居るのか?そうなると紙が必要だな。コピーするには紙が要る。
それにしてもオークションか、何か出せる物があったかな?
「これは?」
「それは魔法の発動体になっている指輪だよ。商品化に向けて研究中なんだ、セリーも試してみて。」
と指輪を渡してから気付く、婚約指輪とか必要なのかな?あとで聞いてみよう。
食後にセリーに時間を貰い、応接室で話をする。
「婚約指輪と言うのは聞きませんね。結婚指輪はありますよ。大抵は事前に用意して置いて、教会で司祭様に付けて貰います。」
「結婚式は教会が普通なんですか?」
「あ、多分私たちの結婚式は大聖堂になると思いますよ。大司祭様が来るかもしれません。」
おいおい教会の親玉じゃん。
「ところで、話は変わるけど、王様か公爵様が欲しがっている物って解る?」
「叔父様はちょっと分りませんが父上ならお金でしょうか。」
「お金ですか?」
「はい、公爵家は権威はありますが、お金はあまり無いんですよ。これは公爵家が謀反を起こさない様に財産を取り上げられていると言う背景もあります。」
なるほど、兄弟間でもそこはシビアなんだな。
「しかし、お金を贈るのは問題がありますよね?何か方法はありませんか?」
「公爵家には領地の代わりに茶園とコーヒー農園が与えられています。そこで取れた茶葉とコーヒーを高く買って貰えませんか?」
「それは構いませんが、正直公爵家の家計ってそこまでひっ迫しているんですか?」
「お恥ずかしい話ですが、収入的には伯爵家と同等位かと、それでいて、使用人は50名を超えています。更に派閥を維持するのにそれなりのお金を使って居るようです。」
ふむ、確かにそれはお金が無いわな。だが、茶葉とコーヒーか、何か他に転用できる物なら面白いのだがな。コーヒースタンドでも作るか?
「コーヒーってどの位普及しているんですか?」
「基本コーヒーを飲むのは貴族だけです。ですので需要がそこまで高く無いので、価格もある程度で止まっています。」
「紅茶はどうです?」
「紅茶は商会や裕福な家庭には普及しています。コーヒーよりは高値が付きますね。」
「ちなみにコーヒーはそのまま飲むんですか?」
「はい、お茶の様に淹れたらそのまま飲みます。」
ふむ、ミルクコーヒーを販売してみるかな。
「解った。とりあえず300キロずつ倍の値段で買うよ。場合によってはもっと買う可能性もあると伝えて置いてくれ。」
「ありがとうございます。」
まあ、婚約指輪の代わりだと思えば易い物だろう。
しかし、領地の代わりに農園とかそう言う事もあるんだな。僕もいきなり領地を治めろとか言われる事があるのかな?
各自部屋に戻り眠りに就く。
翌朝セリーは食事を取った後実家へ向かった。お金は預けてある。
僕はルシルと稽古をこなす。
午後はお婆さんに頼まれた短剣を作る。
短剣は意外と細かい作業が多いので1本作るのに時間がかかる。しかも今回は全部違うパターンなのでコピーが効かない。
疲れたので、休んでいたらセリーの馬車が帰って来た。
荷物は使用人に任せているだろうから、僕の出番は無いだろうと思ったら、ドアをノックされた。
ドアを開けるとセリーが肩で息をしている。庭を走って来たのかな?
「どうした?」
「大変です。南門の近くで魔人が現れました。」
南門と言えば冒険者ギルドの近くだ。
「で、魔人はどうなった?」
「冒険者に退治されたようですが、冒険者側にもかなりの怪我人が出たようです。幸い死者は出て無いようですが、王都で魔人が出るのは初めてで町は混乱しています。」
「魔人ってのはどの位の割合で出るんだ?」
「数年に1度ですね。ただ、今回の魔人はかなり強かったようです。」
そうか、魔人は人間が魔物化した物。元になった人間の強さがそのまま影響するんだったな。
魔人か、一度戦ってみたいな。
「ところで、あの馬車は何故あんなに揺れないのでしょう?」
え?今更そこですか?
「あー、ちょっとばかり、揺れない様に改造してみました。」
セリーは納得したのかしてないのか分からない微妙な顔をしていた。
「ところで茶葉とコーヒーは?」
「ああ、厨房に運んであります。」
「コーヒーミルとかフィルターは家にあるの?」
「あると思いますよ。この家でも何度か飲みましたから。」
って、僕はコーヒー飲んで無いぞ。
厨房に行きコーヒーミルを見せて貰う。何故かセリーも付いて来た。
ミルはかなり細かく挽くタイプだ。エスプレッソタイプだな。フィルターは布だった、ネルでは無いが、近い素材の様だ。魔力水を沸かし湯を作り。エスプレッソを作ってみる。思った以上に苦い。貴族はこれを飲んでいるのか?
砂糖をコーヒーに溶かし、大きめのグラスに氷をたっぷり入れて一気にコーヒーを注いで冷やす。牛乳を加えてかき混ぜる。アイスカフェオレの完成だ。
一口飲むとなかな美味い。セリーにも渡して飲んでみろと顎で合図する。
「美味しいですね。こうやって飲むと違う飲み物のようです。」
見習い君を呼んで、細長いパンは作れるか聞いてみる。可能だと言うのでパンと同じ長さのソーセージは作れるか聞く。
「肉屋に頼めば作ってくれると思いますよ。」
「なら50本ばかり注文してくれ。」
解りましたと見習い君は走って行った。多分肉屋へ行ったのだろう。
ついでにアイスミルクティーも作ってみた。これも反応は悪く無い。
屋台出来そうだな。あれ?この世界にケチャップってあったか?
後で見習い君に聞いたらパスタがあるそうなのでトマトソースを濃いめに作って代用する事にした。マスタードはあるらしい。
冒険者ギルドと商店街の中間あたりに屋台街と言うのがある。これは屋台が多く並ぶのでそう呼ばれているだけで実際には別の名前があるそうだ。
そこに見習い君と家の使用人のメイドを一人派遣して屋台を始めた。商品はアイスカフェオレとアイスミルクティー、ホットドッグだけのシンプルな店だ。どれを買っても銅貨3枚だが、飲み物とホットドッグをセットで買うと銅貨5枚になると言う仕組みにしてある。
紅茶もコーヒーも喫茶店で飲むと結構な料金を取られるので値段では負けてないはずだ。あとはどれだけ周知されるかの問題だ。
実際初日は殆ど売れなかった。2日目3日目と日を追うごとに売れる様になってくる。1週間経つと1日のノルマ50セットを達成したので、翌日からノルマを100セットにした。
100セットを越えたら屋台は誰かに譲るつもりだ。正直屋台で稼ぐつもりは無い。
目的はコーヒーの庶民への普及だ。
そうこうしているうちに短剣が4本完成した。お婆さんに売りに行かないとな。
しかし、この短剣何に使うんだろう?貴族の証にしては派手過ぎる。ドラゴンの爪を材料にしているので攻撃力もかなりある。どう考えても不自然だ。こう言う時はきっとなにかある。あのお婆さんから色々と聞き出さないとな。
翌日もセリーをつれて魔道具屋へ行った。
「お主、あの黒髪の子はどうした?」
相変わらず後ろから気配を消してくる。
「あの子は今日は留守番だ。」
「ふむ、お主の様な規格外にはあの子の様な子の方が似合ってるぞ。」
いきなり何を言ってるんだこの婆さんは。あんな幼女を嫁にしたら犯罪だろう。
「短剣を用意して来た。ちなみに何に使うんだ?」
「私も良く知らんが、依頼主は儀式用だと言ってたな。」
儀式用?儀式様なのに攻撃力が必要なのか?
4本の短剣をテーブルに並べて行く。全てデザインは違うが意匠はドラゴンで統一している。
「ふむ、相変わらず器用じゃな。どれも素晴らしい。1本白金貨100枚でどうだ?」
「構わん。値段はあって無い様な物だからな。」
お婆さんは例のボックスから4列白金貨を袋に詰めて渡してくれる。
「本は順調に集まっておるか?」
「いや、難儀している、本じゃ無い物は見つかったが壊れていた。」
「ほう?ではヒントをやろう。オークションへ行け。本には収集家がおる。一人と仲良くなれば横のつながりは意外と馬鹿にならんぞ。」
ほう?あの本を個人で持ってる奴が居るのか?そうなると紙が必要だな。コピーするには紙が要る。
それにしてもオークションか、何か出せる物があったかな?
45
お気に入りに追加
4,347
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?
よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ!
こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ!
これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・
どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。
周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ?
俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ?
それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ!
よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・
え?俺様チート持ちだって?チートって何だ?
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる