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第五十六話 武者修行
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「ハァ……ハァ……。監督ぅ…。裏若き乙女をこんなとこに連れ出して、一体何しようってんですかァ?」
「だから言ってるだろ。武者修行だよ、武者修行。」
息を切らしながら発せられた宇田川の問いに、修人は素っ気なく答える。
「いや、それは聞いたんですけどね。なんで…なんで、こんな険しい山道を登んなきゃなんないんスかーーーーー!!!!」
宇田川の声は山中に響き渡り、それに驚いた鳥たちは群れをなしてバタバタと羽ばたいていった。
修人と宇田川がなぜこのような山の中を歩いているのか。
ことの発端は昨日までに遡る。
---------------------------------------
「皆、聞いてくれ。申し訳ないが、部活内の全体練習は今日をもって一旦中止とする。」
部活終わりのミーティング中、修人が発した言葉に、桜ヶ峰選手一同は目を丸くした。
「ちょ…ちょっと待てよ片桐!どーゆうことだよ!?もうみんなと一緒に練習はできないってことか!?」
矢切はベンチから立ち上がり、物凄い勢いで修人に詰め寄った。
詰め寄られた修人は、落ち着けと制して話を続ける。
「違う違う。これからは一人一人のスキルアップに時間を当てるってことだ。」
「一人一人のスキルアップ……?個人練習のことか?そりゃ今までだってやってただろ?」
「まあな。だが、正直言って今の個人練習だけじゃ、あの藤沢純王に追いつくことはできねぇ。悔しいけど……俺の指導じゃ、このレベルが限界なんだ。」
「修兄ちゃん…。そんなことないよ。修兄ちゃんはよく頑張ってるよ!」
修人を励まそうとした仙崎であったが、当人は小さく首を横に振った。
「いや……ダメなんだ。俺が教えられるのはあくまで技術的なことだけ。そのポジションを極めたスペシャリストの教えには遠く及ばない。
そのポジションを極めた者には、そいつにしか分からない選手同士の駆け引きの妙がある。洋一郎のプレイを近くで見てきたお前ならよくわかるだろう、花恋?」
「そ…それは……。」
口をつぐむ仙崎をよそに、修人はさらに話を続ける。
「だから、これからは各ポジションごとのスペシャリストの元へ赴き、武者修行を行うこととする。その為に全体練習の一時中止するって訳だ。」
修人の提案に、桜ヶ峰選手一同はざわつき始める。
「ちょっと待った。私は一応、FWとしてはスペシャリストのつもりなんだけど、攻撃陣は私が教えるんじゃダメなんですか?」
呉の提案にも、修人はダメだと首を横に振る。
「それじゃ、お前自身が練習できないだろう?呉も一選手として修行に専念してほしいと思ってる。」
「そうですか……。でも、そもそもアテはあるんですか?私たち相手に快く教えてくれる人なんてそうそういないでしょう?」
呉の至極真っ当な問いに、修人はニヤリと笑う。
「もちろんあるぞ、呉。それぞれのポジションの指導者はもう目星をつけてある。」
「ほほう。それじゃあ、聞かせてもらおーじゃないですか。私たち攻撃陣は一体誰が教えてくれるんです。」
「獅子浜高校の火野 英翔だ。FWとしての能力は申し分ないだろ?」
「はぁーーーーーー!?なんでよりにもよって、そいつなんですか!絶対嫌ですよ私は!」
その人物の名前を聞いた呉は露骨に嫌そうな顔をして見せた。
「英翔は普段あんなんだけど、意外と教えるのが上手いんだ。俺自身も攻撃的なポジションに置かれた時、よくあいつに教えてもらっていたよ。」
「はぁ…。マジかよ。なんだか不安だなあ……。」
ため息を吐く呉をよそに、修人は淡々と話を続ける。
「攻撃陣の呉、九条、白鳥、辻本、影野は、今週末獅子浜へ武者修行に向かう。各々準備しておけよ。そして次に守備陣の四人だがーー」
矢切、仙崎、小宮山、犬塚はゴクリと唾を飲む。
「来週末、西条学園へと向かう。堅い守備に定評のある高校だ。学ぶことが多いと思うから、お前らもしっかり準備しとけよ。」
「げえっ!?西条学園……!ということは、まさか!!」
今度は仙崎が露骨に嫌そうな顔をする。
「ああ。守備陣を指導するのは花恋の兄貴、仙崎 洋一郎だ。年代別の日本代表だから、能力的に申し分ないだろう?」
「うう…。そうだけどさぁ……。」
「なんだ?花恋は兄貴に会いたくはないのか?」
矢切は複雑そうな表情を浮かべる仙崎へ疑問をぶつける。
「まあ…。あまり会いたくはない、かな。」
「仲が悪いのか?」
「いや……うーん、そういう訳じゃないけど、まあ…会えば分かるよ。」
仙崎は全てを諦めたようにフッと小さく笑い、遠くを見つめるのであった。
「そして、鞍月。お前は俺がマンツーマンで指導して、皇帝の視野の極意を徹底的に叩き込む。かなり厳しいものになるが、覚悟はできてるよな?」
修人の問いかけに、鞍月は愚問だと言わんばかりにニヤリと笑う。
「フフッ、望む所よ。私はこの時をずっと待ってたんだから。どんなに厳しい練習だろうと、耐え抜いて絶対に物にしてみせるわ!」
自信満々の鞍月の答えに修人は小さく頷いた。
「よし。じゃあ最後に宇田川!宇田川は明日俺と一緒にあるゴールキーパーの元へ向かう。」
「あるゴールキーパー……。やっぱりその人も日本代表のすごい人なんスか?」
「いや、そいつは日本代表に選ばれたことはない。毎年、一、二回戦負けで、お世辞にも強いとはいえない高校のゴールキーパーさ。」
「えぇ……?教えてもらう立場でこんなこと言うのもアレなんスけど……。その人で大丈夫なんスかぁ?」
宇田川の不安そうな声に、修人は不敵に笑ってみせる。
「宇田川がそう思うのも無理はない。だが、そいつは自分含めたった8人しかいないチームのゴールマウスを守るキーパーなんだ。」
「た……たった8人!?そんな人数でサッカーなんて、出来るんスかぁ!?」
修人の話に、メンバー全員は驚きのあまり、目を丸くする。
「ああ。そいつは、そんな数的不利な状況の中でも決して相手に点を許すことはなかった。不利な状況でも何者も通さない姿を見てついた渾名は『弁慶』。梁山高校ゴールキーパー、折場 寛治に明日会いにいくぞ。」
「だから言ってるだろ。武者修行だよ、武者修行。」
息を切らしながら発せられた宇田川の問いに、修人は素っ気なく答える。
「いや、それは聞いたんですけどね。なんで…なんで、こんな険しい山道を登んなきゃなんないんスかーーーーー!!!!」
宇田川の声は山中に響き渡り、それに驚いた鳥たちは群れをなしてバタバタと羽ばたいていった。
修人と宇田川がなぜこのような山の中を歩いているのか。
ことの発端は昨日までに遡る。
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「皆、聞いてくれ。申し訳ないが、部活内の全体練習は今日をもって一旦中止とする。」
部活終わりのミーティング中、修人が発した言葉に、桜ヶ峰選手一同は目を丸くした。
「ちょ…ちょっと待てよ片桐!どーゆうことだよ!?もうみんなと一緒に練習はできないってことか!?」
矢切はベンチから立ち上がり、物凄い勢いで修人に詰め寄った。
詰め寄られた修人は、落ち着けと制して話を続ける。
「違う違う。これからは一人一人のスキルアップに時間を当てるってことだ。」
「一人一人のスキルアップ……?個人練習のことか?そりゃ今までだってやってただろ?」
「まあな。だが、正直言って今の個人練習だけじゃ、あの藤沢純王に追いつくことはできねぇ。悔しいけど……俺の指導じゃ、このレベルが限界なんだ。」
「修兄ちゃん…。そんなことないよ。修兄ちゃんはよく頑張ってるよ!」
修人を励まそうとした仙崎であったが、当人は小さく首を横に振った。
「いや……ダメなんだ。俺が教えられるのはあくまで技術的なことだけ。そのポジションを極めたスペシャリストの教えには遠く及ばない。
そのポジションを極めた者には、そいつにしか分からない選手同士の駆け引きの妙がある。洋一郎のプレイを近くで見てきたお前ならよくわかるだろう、花恋?」
「そ…それは……。」
口をつぐむ仙崎をよそに、修人はさらに話を続ける。
「だから、これからは各ポジションごとのスペシャリストの元へ赴き、武者修行を行うこととする。その為に全体練習の一時中止するって訳だ。」
修人の提案に、桜ヶ峰選手一同はざわつき始める。
「ちょっと待った。私は一応、FWとしてはスペシャリストのつもりなんだけど、攻撃陣は私が教えるんじゃダメなんですか?」
呉の提案にも、修人はダメだと首を横に振る。
「それじゃ、お前自身が練習できないだろう?呉も一選手として修行に専念してほしいと思ってる。」
「そうですか……。でも、そもそもアテはあるんですか?私たち相手に快く教えてくれる人なんてそうそういないでしょう?」
呉の至極真っ当な問いに、修人はニヤリと笑う。
「もちろんあるぞ、呉。それぞれのポジションの指導者はもう目星をつけてある。」
「ほほう。それじゃあ、聞かせてもらおーじゃないですか。私たち攻撃陣は一体誰が教えてくれるんです。」
「獅子浜高校の火野 英翔だ。FWとしての能力は申し分ないだろ?」
「はぁーーーーーー!?なんでよりにもよって、そいつなんですか!絶対嫌ですよ私は!」
その人物の名前を聞いた呉は露骨に嫌そうな顔をして見せた。
「英翔は普段あんなんだけど、意外と教えるのが上手いんだ。俺自身も攻撃的なポジションに置かれた時、よくあいつに教えてもらっていたよ。」
「はぁ…。マジかよ。なんだか不安だなあ……。」
ため息を吐く呉をよそに、修人は淡々と話を続ける。
「攻撃陣の呉、九条、白鳥、辻本、影野は、今週末獅子浜へ武者修行に向かう。各々準備しておけよ。そして次に守備陣の四人だがーー」
矢切、仙崎、小宮山、犬塚はゴクリと唾を飲む。
「来週末、西条学園へと向かう。堅い守備に定評のある高校だ。学ぶことが多いと思うから、お前らもしっかり準備しとけよ。」
「げえっ!?西条学園……!ということは、まさか!!」
今度は仙崎が露骨に嫌そうな顔をする。
「ああ。守備陣を指導するのは花恋の兄貴、仙崎 洋一郎だ。年代別の日本代表だから、能力的に申し分ないだろう?」
「うう…。そうだけどさぁ……。」
「なんだ?花恋は兄貴に会いたくはないのか?」
矢切は複雑そうな表情を浮かべる仙崎へ疑問をぶつける。
「まあ…。あまり会いたくはない、かな。」
「仲が悪いのか?」
「いや……うーん、そういう訳じゃないけど、まあ…会えば分かるよ。」
仙崎は全てを諦めたようにフッと小さく笑い、遠くを見つめるのであった。
「そして、鞍月。お前は俺がマンツーマンで指導して、皇帝の視野の極意を徹底的に叩き込む。かなり厳しいものになるが、覚悟はできてるよな?」
修人の問いかけに、鞍月は愚問だと言わんばかりにニヤリと笑う。
「フフッ、望む所よ。私はこの時をずっと待ってたんだから。どんなに厳しい練習だろうと、耐え抜いて絶対に物にしてみせるわ!」
自信満々の鞍月の答えに修人は小さく頷いた。
「よし。じゃあ最後に宇田川!宇田川は明日俺と一緒にあるゴールキーパーの元へ向かう。」
「あるゴールキーパー……。やっぱりその人も日本代表のすごい人なんスか?」
「いや、そいつは日本代表に選ばれたことはない。毎年、一、二回戦負けで、お世辞にも強いとはいえない高校のゴールキーパーさ。」
「えぇ……?教えてもらう立場でこんなこと言うのもアレなんスけど……。その人で大丈夫なんスかぁ?」
宇田川の不安そうな声に、修人は不敵に笑ってみせる。
「宇田川がそう思うのも無理はない。だが、そいつは自分含めたった8人しかいないチームのゴールマウスを守るキーパーなんだ。」
「た……たった8人!?そんな人数でサッカーなんて、出来るんスかぁ!?」
修人の話に、メンバー全員は驚きのあまり、目を丸くする。
「ああ。そいつは、そんな数的不利な状況の中でも決して相手に点を許すことはなかった。不利な状況でも何者も通さない姿を見てついた渾名は『弁慶』。梁山高校ゴールキーパー、折場 寛治に明日会いにいくぞ。」
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