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第5話:ファーストキッスは蜜の味
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「アーロン! 起きろ! ヒグマが来てるぞ!」
ルーイに肩を揺さぶられて、アーロンは目を開けた。
どうやら、ポカポカとした日差しに誘われて、居眠りしてしまったようだ。
「二頭、別々の方向にいるッス!」
緩やかに起伏する花畑の向こうに一頭、すでにこちらに気づいてのっしのっしと近づいてきている。
後ろを向くと、森の奥から灌木をかき分け、ひときわ大きなヒグマが一頭、ガサガサと姿を現した。まだこちらには気づいていない様子で、ゆったりとした足取りだ。
「ここは二手に分かれよう。俺とアーロンは、デカいほうをやる。カイラとニーアはもう一頭を頼む」
「了解ッス!」
アーロンは即座に、大きなヒグマに向かって走り出した。
後ろからルーイが追いかけてくる。魔法を撃つことを予測して、真正面から少し脇に避けると、予想通り、後ろから魔法が飛んできた。
「アイス・スパイク!」
氷のつららがヒグマに突き刺さった。
しかしアーロンがヒグマにたどり着くよりも早く、ヒグマは氷のつららを振り払い、くるっと向きを変えると、森の奥に向かって逃げ出した。
「待てー!」
二人はヒグマを追いかけた。後ろからルーイが魔法を撃つが、ヒグマは意外と速く、なかなか当たらない。
「くそっ」
追いかけていると、少し開けた場所が見えてきた。
木の小屋があり、「ハチミツ」と書いた樽が脇に積んである。どうやらハチミツを収穫して樽詰めする作業をするための建物のようだ。
従業員はすべて避難しているので、今は無人だ。
ヒグマは小屋の後ろに駆け込んだ。
「アーロン、俺は右から行くからお前は左から回り込め」
追いついてきたルーイが言いながら、小屋の裏手に向かっていった。
挟み撃ちにするため、アーロンも反対側から回り込む。
すると、
「うわああっ!」
という悲鳴とともに、ドボン! ドボン! という音が聴こえてきた。
「ルーイ!?」
「アーロン来るな、危な……ごぶっ」
アーロンが驚いて裏手に回り込むと、小屋の裏手には、二メートル四方ほどの深い穴が掘られていた。
中がハチミツで満たされており、先ほどのヒグマとルーイが、ずぶずぶとハチミツ溜まりの中に沈んでいくところだった。
ヒグマは、立ち泳ぎのような姿勢で溺れそうになりながらも、ルーイそっちのけでハチミツをガブガブ飲んでいる。
ふと気が付くと、アーロンの立っている側に立て札が立っており、
「ヒグマ用落とし穴あり。危ないから近寄らないこと!」
と書いてある。ルーイの回り込んできた側には、何も立て札がない。
どうやらヒグマをかけるための罠に、ルーイもかかってしまったようだ。
「ルーイ、これにつかまって!」
アーロンは戦斧ハルバードを差し出した。
地面がハチミツでヌルヌルと滑り、しっかりふんばっていないとアーロンも落ちてしまいそうだ。
ルーイが戦斧ハルバードの柄を掴んだのを確認すると、アーロンはルーイをたぐりよせ、どうにか引き上げた。
「ぜえ、はぁ、ぜえ、はあ……」
全身ハチミツまみれになって、どうにかルーイは立ち上がった。
「アーロンがいなかったら危なかった……」
「ルーイ大丈夫? ハチミツ飲んじゃった?」
「ああ、ちょっとな……」
そう言うとルーイは、落とし穴から離れて、角を曲がり、小屋の壁に体を寄りかからせた。
「なんか……気分悪い……」
ハチミツの効果だろうか。
毒消しなどのポーション類は、ルーイが持っていたが、バックパックごとハチミツ溜まりに沈んでしまった。
「ルーイ、自分に状態異常回復の魔法かけられる?」
「……」
アーロンは声をかけたが、だんだんルーイの目つきが胡乱になってきた。
──どうしよう、どうしよう。
カイラとニーアを呼んだ方がいいのだろうが、匂いがだいぶ遠い。声を出しても聞こえないだろう。
「……服がベタベタして気持ち悪い……。アーロン、着替え持ってるか」
そう言うとルーイは服を脱ぎ始めた。
アーロンが自分のバックパックから、念のため持ってきた着替えを出して振り返ると、ルーイはもう、パンツ一枚になっていた。
ドックン、ドックンとアーロンの心臓が激しく音を立てている。
ルーイの上半身に、首筋からハチミツがしたたり落ち、陽光に反射してキラキラと光っている。
アーロンの喉が、ゴクリと鳴った。
──なんか……すげー、エロいぞ……。どうしよう……
たらっとハチミツがルーイの乳首に垂れた。
──ルーイと一緒にお風呂に入ったことだってあるのに……。ルーイも俺も、男なのに……。
動悸は静まるどころか、どんどん高まっていく。
「アーロン……?」
ルーイは、アーロンを見上げ、力のない声で尋ねた。
アーロンはルーイに近づき、ハチミツまみれになった元の服を受け取り、自分の持っていた手ぬぐいでルーイの頭や顔を拭き始めた。
手ぬぐいごしにルーイの肌を感じ、何年かぶりにルーイの身体に触れていることを実感した。
──ルーイと、最後に手をつないだの、いつだっけ……。
どうしても直接触れてみたくなってしまい、アーロンは、ルーイの頬にべたっと張り付いている髪を、耳にかけなおした。
久しぶりにルーイの肌に直接触れると、触れたところが痺れたようになって、アーロンは震えるほどの動悸を覚え、自分で驚いた。
指についたハチミツをじっと見つめ、ドキドキしながら、ぺろっと舐めてみた。
──甘い……。
普通においしいハチミツだった。人間が一口含んだだけで錯乱するわけではないようだ。
──服を着替えるんだったら、もっとルーイの身体をキレイにしてからにしないと……。
アーロンは、ルーイの頬をぺろぺろと舐めた。
「ちょ、ちょっと……やめろ……」
ルーイは、ヘロヘロとした声で言ったが、気分が悪いのか、ぐったりと小屋の壁によりかかったままだ。
ペロペロと舐めるとハチミツの甘ったるい匂いに混ざって、ルーイの身体のいい匂いがする。
──ぺろぺろすると、匂いってより深く味わえるんだな……。
さっき一瞬だけ嗅いだ、これまでにないいい匂いもする。
アーロンは、止まらなくなって、ルーイの顔についたハチミツを、全部ぺろぺろと舐めまわした。
──なんか頭がぐわんぐわんする……。
マッドハニーの効果なのだろうか。でもルーイをぺろぺろするのはやめられなかった。
首筋に垂れたハチミツも、ぺろぺろと舐めとる。
「ひゃっ……」
ルーイが力なく叫んだ。
脚に力が入らないようで、小屋の壁にもたれかかり、ズルズルとずり落ちそうになっている。
アーロンはルーイの肩を抱き、首筋から鎖骨や胸に伝ったハチミツを舐めた。
ぺろぺろしていては、いっぺんにぬぐい取れないので、唇を押し付けて、ちゅぱちゅぱとしゃぶった。
甘ったるいハチミツと、かぐわしいルーイの香りを、アーロンは夢中で吸った。
乳首に垂れたハチミツをちゅぱちゅぱと吸い取ると、ルーイが、
「あんっ」
と喘いだ。
その声を聞いたら、アーロンの身体は勝手に、ルーイの唇に唇を押し当てていた。
──ルーイの唇、甘い……。
ルーイも少しハチミツを飲んでしまったと言っていた。舐めとってあげないと……。
アーロンはルーイの口の中に舌を差し入れた。
ちゅぱちゅぱと唇を吸い、舌でルーイの口内を探ると、ルーイの舌が絡みついてきた。
アーロンの服を、ルーイの手がぎゅっと掴んだ。
焼け付くような胸の痛みと、激しい動悸とともに、アーロンは心の中で叫んだ。
──ルーイ、ルーイ大好き……! 俺、ルーイに恋してる……。
立っていられなくなり、小屋の壁にルーイの背をもたせかけ、二人で地面に座り込み、夢中で唇を交わし、舌を絡めた。
髪の毛から垂れてきたハチミツがルーイの裸の乳首にかかったので、アーロンが親指でぬぐい取ると、ルーイがビクッと体を震わせた。
服にハチミツが付くのも構わず、ルーイの裸の背中に腕を回し、ぐっと抱きしめると、ルーイが、
「あっ……」
と喘いだ。
アーロンは、熱い欲情に喉を鳴らしてハチミツ混じりの甘い唾液をごくんと飲み込み、意識を失った。
ルーイに肩を揺さぶられて、アーロンは目を開けた。
どうやら、ポカポカとした日差しに誘われて、居眠りしてしまったようだ。
「二頭、別々の方向にいるッス!」
緩やかに起伏する花畑の向こうに一頭、すでにこちらに気づいてのっしのっしと近づいてきている。
後ろを向くと、森の奥から灌木をかき分け、ひときわ大きなヒグマが一頭、ガサガサと姿を現した。まだこちらには気づいていない様子で、ゆったりとした足取りだ。
「ここは二手に分かれよう。俺とアーロンは、デカいほうをやる。カイラとニーアはもう一頭を頼む」
「了解ッス!」
アーロンは即座に、大きなヒグマに向かって走り出した。
後ろからルーイが追いかけてくる。魔法を撃つことを予測して、真正面から少し脇に避けると、予想通り、後ろから魔法が飛んできた。
「アイス・スパイク!」
氷のつららがヒグマに突き刺さった。
しかしアーロンがヒグマにたどり着くよりも早く、ヒグマは氷のつららを振り払い、くるっと向きを変えると、森の奥に向かって逃げ出した。
「待てー!」
二人はヒグマを追いかけた。後ろからルーイが魔法を撃つが、ヒグマは意外と速く、なかなか当たらない。
「くそっ」
追いかけていると、少し開けた場所が見えてきた。
木の小屋があり、「ハチミツ」と書いた樽が脇に積んである。どうやらハチミツを収穫して樽詰めする作業をするための建物のようだ。
従業員はすべて避難しているので、今は無人だ。
ヒグマは小屋の後ろに駆け込んだ。
「アーロン、俺は右から行くからお前は左から回り込め」
追いついてきたルーイが言いながら、小屋の裏手に向かっていった。
挟み撃ちにするため、アーロンも反対側から回り込む。
すると、
「うわああっ!」
という悲鳴とともに、ドボン! ドボン! という音が聴こえてきた。
「ルーイ!?」
「アーロン来るな、危な……ごぶっ」
アーロンが驚いて裏手に回り込むと、小屋の裏手には、二メートル四方ほどの深い穴が掘られていた。
中がハチミツで満たされており、先ほどのヒグマとルーイが、ずぶずぶとハチミツ溜まりの中に沈んでいくところだった。
ヒグマは、立ち泳ぎのような姿勢で溺れそうになりながらも、ルーイそっちのけでハチミツをガブガブ飲んでいる。
ふと気が付くと、アーロンの立っている側に立て札が立っており、
「ヒグマ用落とし穴あり。危ないから近寄らないこと!」
と書いてある。ルーイの回り込んできた側には、何も立て札がない。
どうやらヒグマをかけるための罠に、ルーイもかかってしまったようだ。
「ルーイ、これにつかまって!」
アーロンは戦斧ハルバードを差し出した。
地面がハチミツでヌルヌルと滑り、しっかりふんばっていないとアーロンも落ちてしまいそうだ。
ルーイが戦斧ハルバードの柄を掴んだのを確認すると、アーロンはルーイをたぐりよせ、どうにか引き上げた。
「ぜえ、はぁ、ぜえ、はあ……」
全身ハチミツまみれになって、どうにかルーイは立ち上がった。
「アーロンがいなかったら危なかった……」
「ルーイ大丈夫? ハチミツ飲んじゃった?」
「ああ、ちょっとな……」
そう言うとルーイは、落とし穴から離れて、角を曲がり、小屋の壁に体を寄りかからせた。
「なんか……気分悪い……」
ハチミツの効果だろうか。
毒消しなどのポーション類は、ルーイが持っていたが、バックパックごとハチミツ溜まりに沈んでしまった。
「ルーイ、自分に状態異常回復の魔法かけられる?」
「……」
アーロンは声をかけたが、だんだんルーイの目つきが胡乱になってきた。
──どうしよう、どうしよう。
カイラとニーアを呼んだ方がいいのだろうが、匂いがだいぶ遠い。声を出しても聞こえないだろう。
「……服がベタベタして気持ち悪い……。アーロン、着替え持ってるか」
そう言うとルーイは服を脱ぎ始めた。
アーロンが自分のバックパックから、念のため持ってきた着替えを出して振り返ると、ルーイはもう、パンツ一枚になっていた。
ドックン、ドックンとアーロンの心臓が激しく音を立てている。
ルーイの上半身に、首筋からハチミツがしたたり落ち、陽光に反射してキラキラと光っている。
アーロンの喉が、ゴクリと鳴った。
──なんか……すげー、エロいぞ……。どうしよう……
たらっとハチミツがルーイの乳首に垂れた。
──ルーイと一緒にお風呂に入ったことだってあるのに……。ルーイも俺も、男なのに……。
動悸は静まるどころか、どんどん高まっていく。
「アーロン……?」
ルーイは、アーロンを見上げ、力のない声で尋ねた。
アーロンはルーイに近づき、ハチミツまみれになった元の服を受け取り、自分の持っていた手ぬぐいでルーイの頭や顔を拭き始めた。
手ぬぐいごしにルーイの肌を感じ、何年かぶりにルーイの身体に触れていることを実感した。
──ルーイと、最後に手をつないだの、いつだっけ……。
どうしても直接触れてみたくなってしまい、アーロンは、ルーイの頬にべたっと張り付いている髪を、耳にかけなおした。
久しぶりにルーイの肌に直接触れると、触れたところが痺れたようになって、アーロンは震えるほどの動悸を覚え、自分で驚いた。
指についたハチミツをじっと見つめ、ドキドキしながら、ぺろっと舐めてみた。
──甘い……。
普通においしいハチミツだった。人間が一口含んだだけで錯乱するわけではないようだ。
──服を着替えるんだったら、もっとルーイの身体をキレイにしてからにしないと……。
アーロンは、ルーイの頬をぺろぺろと舐めた。
「ちょ、ちょっと……やめろ……」
ルーイは、ヘロヘロとした声で言ったが、気分が悪いのか、ぐったりと小屋の壁によりかかったままだ。
ペロペロと舐めるとハチミツの甘ったるい匂いに混ざって、ルーイの身体のいい匂いがする。
──ぺろぺろすると、匂いってより深く味わえるんだな……。
さっき一瞬だけ嗅いだ、これまでにないいい匂いもする。
アーロンは、止まらなくなって、ルーイの顔についたハチミツを、全部ぺろぺろと舐めまわした。
──なんか頭がぐわんぐわんする……。
マッドハニーの効果なのだろうか。でもルーイをぺろぺろするのはやめられなかった。
首筋に垂れたハチミツも、ぺろぺろと舐めとる。
「ひゃっ……」
ルーイが力なく叫んだ。
脚に力が入らないようで、小屋の壁にもたれかかり、ズルズルとずり落ちそうになっている。
アーロンはルーイの肩を抱き、首筋から鎖骨や胸に伝ったハチミツを舐めた。
ぺろぺろしていては、いっぺんにぬぐい取れないので、唇を押し付けて、ちゅぱちゅぱとしゃぶった。
甘ったるいハチミツと、かぐわしいルーイの香りを、アーロンは夢中で吸った。
乳首に垂れたハチミツをちゅぱちゅぱと吸い取ると、ルーイが、
「あんっ」
と喘いだ。
その声を聞いたら、アーロンの身体は勝手に、ルーイの唇に唇を押し当てていた。
──ルーイの唇、甘い……。
ルーイも少しハチミツを飲んでしまったと言っていた。舐めとってあげないと……。
アーロンはルーイの口の中に舌を差し入れた。
ちゅぱちゅぱと唇を吸い、舌でルーイの口内を探ると、ルーイの舌が絡みついてきた。
アーロンの服を、ルーイの手がぎゅっと掴んだ。
焼け付くような胸の痛みと、激しい動悸とともに、アーロンは心の中で叫んだ。
──ルーイ、ルーイ大好き……! 俺、ルーイに恋してる……。
立っていられなくなり、小屋の壁にルーイの背をもたせかけ、二人で地面に座り込み、夢中で唇を交わし、舌を絡めた。
髪の毛から垂れてきたハチミツがルーイの裸の乳首にかかったので、アーロンが親指でぬぐい取ると、ルーイがビクッと体を震わせた。
服にハチミツが付くのも構わず、ルーイの裸の背中に腕を回し、ぐっと抱きしめると、ルーイが、
「あっ……」
と喘いだ。
アーロンは、熱い欲情に喉を鳴らしてハチミツ混じりの甘い唾液をごくんと飲み込み、意識を失った。
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