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「えっ?! もし僕が離婚を提案したら君はちゃんと復讐してくれるのかい?!」
「だから、何度も言っているとおり、その辺はしっかりとさせていただきますので大丈夫ですよ」
「ほ、ほんとに?? じゃあ、今からするね」
「そうですか。短い間でしたがありがとうありがとうございました」
私の旦那様は最近、婚約破棄や離婚ものにハマっておられる。そのせいか、どうしても離婚して復讐されてみたいという。
おっかないマゾ体質なのだ。
「アルシア、君とはもうこれ以上考えられない。別れることにしよう!!」
「そ、そんな……私は今でも貴方のことが!」
「すまない……もう僕は限界なんだ。それに、他に好きな女性ができてしまった」
「なぁにぃ~!! やっちまったなぁ。どうやって罪を償いたい!」
「つ、罪ってそんな……僕はただ離婚しようって言ってるだけじゃないか!」
「だからそれが問題なんです。慰謝料はいくら払ってくれるんです?? えぇ??」
「そんなもの払うわけがないだろ!」
「では、もう致し方ありません。このダイナマイトクラッカーを使って爆破したいと思います」
「なっ! あれは前作にも登場した危険すぎるで有名なダイナマイトクラッカーじゃないか!」
「フフフ、それではもう行きますよ」
全身の神経という神経を一点に集中させて、渾身の発射を決める!
「エイッ‼︎」
『バアアアアアアアアアアアアアアン』凄まじい轟音が空気を大きく震わせる。
「ぎゃあああああああああ」
5分後……
「ああ、旦那様はお星様になってしまったわ。ちゃんと帰ってこられるかしら」
5年後……
「やあ、久しぶりだねアリシア」
「あ、あなた! 無事だったのね」
「まあな。ただ、帰ってくるのにかなりの時間を要してしまった。今からでも遅くないやりなおそう!」
「ええ!」
「だから、何度も言っているとおり、その辺はしっかりとさせていただきますので大丈夫ですよ」
「ほ、ほんとに?? じゃあ、今からするね」
「そうですか。短い間でしたがありがとうありがとうございました」
私の旦那様は最近、婚約破棄や離婚ものにハマっておられる。そのせいか、どうしても離婚して復讐されてみたいという。
おっかないマゾ体質なのだ。
「アルシア、君とはもうこれ以上考えられない。別れることにしよう!!」
「そ、そんな……私は今でも貴方のことが!」
「すまない……もう僕は限界なんだ。それに、他に好きな女性ができてしまった」
「なぁにぃ~!! やっちまったなぁ。どうやって罪を償いたい!」
「つ、罪ってそんな……僕はただ離婚しようって言ってるだけじゃないか!」
「だからそれが問題なんです。慰謝料はいくら払ってくれるんです?? えぇ??」
「そんなもの払うわけがないだろ!」
「では、もう致し方ありません。このダイナマイトクラッカーを使って爆破したいと思います」
「なっ! あれは前作にも登場した危険すぎるで有名なダイナマイトクラッカーじゃないか!」
「フフフ、それではもう行きますよ」
全身の神経という神経を一点に集中させて、渾身の発射を決める!
「エイッ‼︎」
『バアアアアアアアアアアアアアアン』凄まじい轟音が空気を大きく震わせる。
「ぎゃあああああああああ」
5分後……
「ああ、旦那様はお星様になってしまったわ。ちゃんと帰ってこられるかしら」
5年後……
「やあ、久しぶりだねアリシア」
「あ、あなた! 無事だったのね」
「まあな。ただ、帰ってくるのにかなりの時間を要してしまった。今からでも遅くないやりなおそう!」
「ええ!」
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