13 / 78
第一部
@13 名前
しおりを挟む
「おはようお兄ちゃん、よく眠れた?」
朝か。僕はベッドから起き上がる。
「久しぶりにね。良いベッドのおかげだ」
僕はベッドを撫でた。寮のベッドは少し固かったが、ここのベッドは身体を包み込むような不思議な素材だった。
僕は足元で何かが動いていることに気がついた。猫かと思ったがそれは自動掃除機だった。
「親への気持ちの整理はもうついているって、自分ではそう思っていた」
僕は昨夜の夢を思い出しながらそう呟く。
「でもでも、心の底じゃついていなかった」
幽霊が僕の心を代弁した。
「そう、父親ですら。小学四年生から一度も会っていないのに、棘のように心に刺さっている」
僕は床を走る掃除機を踏まないようにして部屋を出て洗面所に向かった。この家の風呂場は一階だけだが、トイレは各階にある。
「過去に囚われてるんだね」
僕は洗面台の鏡越しに幽霊を見つめた。ゆらゆらと揺れる白い服は何かに似ていた。
「そうだ、いいことを思いついた」
僕がそう言うと幽霊はキョトンとした顔で首をかしげた。
「君に名前をつけよう。ただただ幽霊って呼ぶのはいささか味気ない気がするんだ」
幽霊は浮かび上がって僕に顔を近づける。僕は振り向いて微笑んだ。
「どうだい、何か希望はあるか?」
「ううん、お兄ちゃんがつける名前なら何でもいいよ」
僕は幽霊をまじまじと観察した。何か特徴になる要素はないだろうか。数分間の奇妙な空白ののち、僕は口を開いた。
「雪(ゆき)というのはどうだろう」
「ゆき、降りしきる雪?」
幽霊は雪降る景色を思い浮かべるように目を上に向けた。
「そう、君は真っ白だから雪。すこし安直すぎたかな」
僕は照れを隠すための笑みを顔に浮かべた。
「雪、気に入ったな。ボクは今日からそう名乗るよ」
幽霊は目の前でスケート選手のように一回転した。
「そうか、うん、気に入ってもらえて良かった。あらためてよろしく、雪」
僕は手を差し出した。雪と触れ合うことはできないと知っていても身体が勝手にそう動いた。雪はそれに応じて手を重ね合わせてくれた。
「夢の中とはいえ、君の言葉は確かに僕を励ましてくれた。僕に取り入るための作戦だったとしたら僕の負けだ」
お兄ちゃん、すごいや。何て簡単な言葉だろう、でも僕が欲してたのはそういった言葉だったのかもしれない。今や僕の中の雪に対する嫌悪の感情は確実に薄まっていた。
「あれは作戦なんかじゃないよお兄ちゃん。本心なんだ」
雪は本当に触れ合いそうになるくらいに僕に顔を近づけた。
「僕はお兄ちゃんに嘘をつかない」
真剣な眼差しだった。紅い眼の奥に何か蠢くものを見た気がした。
「コズ?」
ユヅハの声だ。僕は幽霊に目配せをしてトイレを出た。
「おはよう、顔を洗っていたんだ」
そこには寝間着姿のユヅハが立っていた。でもよく考えたら僕だってそうだ。
「おはよう。部屋にいなかったからこっちに、朝食を用意したから呼びに来た」
僕は感謝の言葉を述べて一階に戻る彼女の後を追う。彼女のすぐ後には猫も歩いていた。ユヅハに懐いているのだろうか。
「よく眠れた?」
本日二回目の質問だった。
「ああ、おかげさまで」
「よかった、運動は好き?」
「嫌いじゃないけど、得意ではないかな」
「後で庭でテニスでもどうかなって」
意外な提案だったが、僕には断る理由もなかった。
「もちろん、お手柔らかに」
軽い朝食を済ませたあと、僕は彼女が用意してくれたテニスウェアに着替えた。
「似合ってる」
ユヅハが言う。サングラスをかけたユヅハは表情が隠れて更に謎めいた雰囲気があった。僕はすこし安心した。今の彼女はそれほど悲観的な表情をしていなかったから。
僕たちはラケットを持って濁りのない青空の下に立った。
「テニスのルールを知らない」
僕はネットの向こうにいるユヅハにそう言った。
「じゃあ、先に五回ポイントをとった方が勝ちっていうのはどう?」
「そうしよう、わかりやすい方が助かる」
ユヅハは頷いてボールをサーブした。僕は走ってそれを打ち返し、彼女もまた走ってそれを打ち返した。
最初、僕は彼女の動きを緩慢だと思い、勝てると思っていた。しかしよく観察するとそれはあくまで最低限の動きでボールを取りに行っているのだと気づいた。
後半戦になると僕は息切れが目立つようになった。自分の体力を全く把握できていなかったのが原因だ。
結局二対五で僕は負けた。僕は負けた瞬間、綺麗なコートに寝そべった。真っ白な太陽が目に入り思わず目を閉じた。
「僕の負けだ」
「初めてにしては悪くない」
「ありがとう、自分の体力の無さに驚いたよ」
僕は自嘲気味に笑った。
「仕方がない、寮生活じゃ身体も鈍る」
「体育プログラムだけじゃ健康に必要な運動量はこなせないからね」
経馬みたいな人間なら休み時間や休日に友達とバスケットボールなんかもしているが僕がそれほど活発な人間じゃないのは自明だ。
「家の中にはジムもある、この夏休みのうちに体力をつけてもいいかも」
「至れり尽くせりだな、ここでの生活は最高だ」
僕は立ち上がって地面から拾い上げたボールを思いっきり打った。小気味良い音を立ててボールが吹っ飛ぶ。
僕の心は今やこの青空のように晴れ上がっていた。
「君が望むならいつまでもここに居てもいい」
「はは、できるならそうしたいね」
僕はユヅハの冗談に笑顔でそう返した。しかし冗談ですら真顔で言うのは少し反応しにくかった。
朝か。僕はベッドから起き上がる。
「久しぶりにね。良いベッドのおかげだ」
僕はベッドを撫でた。寮のベッドは少し固かったが、ここのベッドは身体を包み込むような不思議な素材だった。
僕は足元で何かが動いていることに気がついた。猫かと思ったがそれは自動掃除機だった。
「親への気持ちの整理はもうついているって、自分ではそう思っていた」
僕は昨夜の夢を思い出しながらそう呟く。
「でもでも、心の底じゃついていなかった」
幽霊が僕の心を代弁した。
「そう、父親ですら。小学四年生から一度も会っていないのに、棘のように心に刺さっている」
僕は床を走る掃除機を踏まないようにして部屋を出て洗面所に向かった。この家の風呂場は一階だけだが、トイレは各階にある。
「過去に囚われてるんだね」
僕は洗面台の鏡越しに幽霊を見つめた。ゆらゆらと揺れる白い服は何かに似ていた。
「そうだ、いいことを思いついた」
僕がそう言うと幽霊はキョトンとした顔で首をかしげた。
「君に名前をつけよう。ただただ幽霊って呼ぶのはいささか味気ない気がするんだ」
幽霊は浮かび上がって僕に顔を近づける。僕は振り向いて微笑んだ。
「どうだい、何か希望はあるか?」
「ううん、お兄ちゃんがつける名前なら何でもいいよ」
僕は幽霊をまじまじと観察した。何か特徴になる要素はないだろうか。数分間の奇妙な空白ののち、僕は口を開いた。
「雪(ゆき)というのはどうだろう」
「ゆき、降りしきる雪?」
幽霊は雪降る景色を思い浮かべるように目を上に向けた。
「そう、君は真っ白だから雪。すこし安直すぎたかな」
僕は照れを隠すための笑みを顔に浮かべた。
「雪、気に入ったな。ボクは今日からそう名乗るよ」
幽霊は目の前でスケート選手のように一回転した。
「そうか、うん、気に入ってもらえて良かった。あらためてよろしく、雪」
僕は手を差し出した。雪と触れ合うことはできないと知っていても身体が勝手にそう動いた。雪はそれに応じて手を重ね合わせてくれた。
「夢の中とはいえ、君の言葉は確かに僕を励ましてくれた。僕に取り入るための作戦だったとしたら僕の負けだ」
お兄ちゃん、すごいや。何て簡単な言葉だろう、でも僕が欲してたのはそういった言葉だったのかもしれない。今や僕の中の雪に対する嫌悪の感情は確実に薄まっていた。
「あれは作戦なんかじゃないよお兄ちゃん。本心なんだ」
雪は本当に触れ合いそうになるくらいに僕に顔を近づけた。
「僕はお兄ちゃんに嘘をつかない」
真剣な眼差しだった。紅い眼の奥に何か蠢くものを見た気がした。
「コズ?」
ユヅハの声だ。僕は幽霊に目配せをしてトイレを出た。
「おはよう、顔を洗っていたんだ」
そこには寝間着姿のユヅハが立っていた。でもよく考えたら僕だってそうだ。
「おはよう。部屋にいなかったからこっちに、朝食を用意したから呼びに来た」
僕は感謝の言葉を述べて一階に戻る彼女の後を追う。彼女のすぐ後には猫も歩いていた。ユヅハに懐いているのだろうか。
「よく眠れた?」
本日二回目の質問だった。
「ああ、おかげさまで」
「よかった、運動は好き?」
「嫌いじゃないけど、得意ではないかな」
「後で庭でテニスでもどうかなって」
意外な提案だったが、僕には断る理由もなかった。
「もちろん、お手柔らかに」
軽い朝食を済ませたあと、僕は彼女が用意してくれたテニスウェアに着替えた。
「似合ってる」
ユヅハが言う。サングラスをかけたユヅハは表情が隠れて更に謎めいた雰囲気があった。僕はすこし安心した。今の彼女はそれほど悲観的な表情をしていなかったから。
僕たちはラケットを持って濁りのない青空の下に立った。
「テニスのルールを知らない」
僕はネットの向こうにいるユヅハにそう言った。
「じゃあ、先に五回ポイントをとった方が勝ちっていうのはどう?」
「そうしよう、わかりやすい方が助かる」
ユヅハは頷いてボールをサーブした。僕は走ってそれを打ち返し、彼女もまた走ってそれを打ち返した。
最初、僕は彼女の動きを緩慢だと思い、勝てると思っていた。しかしよく観察するとそれはあくまで最低限の動きでボールを取りに行っているのだと気づいた。
後半戦になると僕は息切れが目立つようになった。自分の体力を全く把握できていなかったのが原因だ。
結局二対五で僕は負けた。僕は負けた瞬間、綺麗なコートに寝そべった。真っ白な太陽が目に入り思わず目を閉じた。
「僕の負けだ」
「初めてにしては悪くない」
「ありがとう、自分の体力の無さに驚いたよ」
僕は自嘲気味に笑った。
「仕方がない、寮生活じゃ身体も鈍る」
「体育プログラムだけじゃ健康に必要な運動量はこなせないからね」
経馬みたいな人間なら休み時間や休日に友達とバスケットボールなんかもしているが僕がそれほど活発な人間じゃないのは自明だ。
「家の中にはジムもある、この夏休みのうちに体力をつけてもいいかも」
「至れり尽くせりだな、ここでの生活は最高だ」
僕は立ち上がって地面から拾い上げたボールを思いっきり打った。小気味良い音を立ててボールが吹っ飛ぶ。
僕の心は今やこの青空のように晴れ上がっていた。
「君が望むならいつまでもここに居てもいい」
「はは、できるならそうしたいね」
僕はユヅハの冗談に笑顔でそう返した。しかし冗談ですら真顔で言うのは少し反応しにくかった。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
アルビオン王国宙軍士官物語(クリフエッジシリーズ合本版)
愛山雄町
SF
ハヤカワ文庫さんのSF好きにお勧め!
■■■
人類が宇宙に進出して約五千年後、地球より数千光年離れた銀河系ペルセウス腕を舞台に、後に“クリフエッジ(崖っぷち)”と呼ばれることになるアルビオン王国軍士官クリフォード・カスバート・コリングウッドの物語。
■■■
宇宙暦4500年代、銀河系ペルセウス腕には四つの政治勢力、「アルビオン王国」、「ゾンファ共和国」、「スヴァローグ帝国」、「自由星系国家連合」が割拠していた。
アルビオン王国は領土的野心の強いゾンファ共和国とスヴァローグ帝国と戦い続けている。
4512年、アルビオン王国に一人の英雄が登場した。
その名はクリフォード・カスバート・コリングウッド。
彼は柔軟な思考と確固たる信念の持ち主で、敵国の野望を打ち砕いていく。
■■■
小説家になろうで「クリフエッジシリーズ」として投稿している作品を合本版として、こちらでも投稿することにしました。
■■■
小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+でも投稿しております。
どうぞ二人の愛を貫いてください。悪役令嬢の私は一抜けしますね。
kana
恋愛
私の目の前でブルブルと震えている、愛らく庇護欲をそそる令嬢の名前を呼んだ瞬間、頭の中でパチパチと火花が散ったかと思えば、突然前世の記憶が流れ込んできた。
前世で読んだ小説の登場人物に転生しちゃっていることに気付いたメイジェーン。
やばい!やばい!やばい!
確かに私の婚約者である王太子と親しすぎる男爵令嬢に物申したところで問題にはならないだろう。
だが!小説の中で悪役令嬢である私はここのままで行くと断罪されてしまう。
前世の記憶を思い出したことで冷静になると、私の努力も認めない、見向きもしない、笑顔も見せない、そして不貞を犯す⋯⋯そんな婚約者なら要らないよね!
うんうん!
要らない!要らない!
さっさと婚約解消して2人を応援するよ!
だから私に遠慮なく愛を貫いてくださいね。
※気を付けているのですが誤字脱字が多いです。長い目で見守ってください。
揺れる波紋
しらかわからし
ライト文芸
この小説は、高坂翔太が主人公で彼はバブル崩壊直後の1991年にレストランを開業し、20年の努力の末、ついに成功を手に入れます。しかし、2011年の東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故によって、経済環境が一変し、レストランの業績が悪化。2014年、創業から23年の55歳で法人解散を決断します。
店内がかつての賑わいを失い、従業員を一人ずつ減らす中、翔太は自身の夢と情熱が色褪せていくのを感じます。経営者としての苦悩が続き、最終的には建物と土地を手放す決断を下すまで追い込まれます。
さらに、同居の妻の母親の認知症での介護が重なり、心身共に限界に達した時、近所の若い弁護士夫婦との出会いが、レストランの終焉を迎えるきっかけとなります。翔太は自分の決断が正しかったのか悩みながらも、恩人であるホテルの社長の言葉に救われ、心の重荷が少しずつ軽くなります。
本作は、主人公の長年の夢と努力が崩壊する中でも、新たな道を模索し、問題山積な中を少しずつ幸福への道を歩んでいきたいという願望を元にほぼ自分史の物語です。
涙の跡
あおなゆみ
ライト文芸
臆病でいつも半端な自分を変えたいと思い引っ越してきた街で、依子は不思議な魅力を持つ野島と出会う。年も離れているし、口数の少ない人であったが依子は野島が気になってしまう。大切な人との思い出、初恋の思い出、苦い思い出、そしてこの街での出来事。心の中に溢れる沢山の想いをそのまま。新しい街で依子はなりたい自分に近づけるのか。
法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 『特殊な部隊』の初陣
橋本 直
SF
その文明は出会うべきではなかった
その人との出会いは歓迎すべきものではなかった
これは悲しい『出会い』の物語
『特殊な部隊』と出会うことで青年にはある『宿命』がせおわされることになる
地球人が初めて出会った地球外生命体『リャオ』の住む惑星遼州。
理系脳の多趣味で気弱な『リャオ』の若者、神前(しんぜん)誠(まこと)がどう考えても罠としか思えない経緯を経て機動兵器『シュツルム・パンツァー』のパイロットに任命された。
彼は『もんじゃ焼き製造マシン』のあだ名で呼ばれるほどの乗り物酔いをしやすい体質でそもそもパイロット向きではなかった。
そんな彼がようやく配属されたのは遼州同盟司法局実働部隊と呼ばれる武装警察風味の『特殊な部隊』だった。
そこに案内するのはどう見ても八歳女児にしか見えない敗戦国のエースパイロット、クバルカ・ラン中佐だった。
さらに部隊長は誠を嵌(は)めた『駄目人間』の見た目は二十代、中身は四十代の女好きの中年男、嵯峨惟基の駄目っぷりに絶望する誠。しかも、そこにこれまで配属になった五人の先輩はすべて一週間で尻尾を撒いて逃げ帰ったという。
司法局実動部隊にはパイロットとして銃を愛するサイボーグ西園寺かなめ、無表情な戦闘用人造人間カウラ・ベルガーの二人が居た。運用艦のブリッジクルーは全員女性の戦闘用人造人間『ラスト・バタリオン』で構成され、彼女達を率いるのは長身で糸目の多趣味なアメリア・クラウゼだった。そして技術担当の気のいいヤンキー島田正人に医務室にはぽわぽわな詩を愛する看護師神前ひよこ等の個性的な面々で構成されていた。
その個性的な面々に戸惑う誠だが妙になじんでくる先輩達に次第に心を開いていく。
そんな個性的な『特殊な部隊』の前には『力あるものの支配する世界』を実現しようとする『廃帝ハド』、自国民の平和のみを志向し文明の進化を押しとどめている謎の存在『ビックブラザー』、そして貴族主義者を扇動し宇宙秩序の再編成をもくろむネオナチが立ちはだかった。
そんな戦いの中、誠に眠っていた『力』が世界を変える存在となる。
その宿命に誠は耐えられるか?
SFお仕事ギャグロマン小説。
桜の華 ― *艶やかに舞う* ―
設樂理沙
ライト文芸
水野俊と滝谷桃は社内恋愛で結婚。順風満帆なふたりの結婚生活が
桃の学生時代の友人、淡井恵子の出現で脅かされることになる。
学生時代に恋人に手酷く振られるという経験をした恵子は、友だちの
幸せが妬ましく許せないのだった。恵子は分かっていなかった。
お天道様はちゃんと見てらっしゃる、ということを。人を不幸にして
自分だけが幸せになれるとでも? そう、そのような痛いことを
仕出かしていても、恵子は幸せになれると思っていたのだった。
異動でやってきた新井賢一に好意を持つ恵子……の気持ちは
はたして―――彼に届くのだろうか?
そしてそんな恵子の様子を密かに、見ている2つの目があった。
夫の俊の裏切りで激しく心を傷付けられた妻の桃が、
夫を許せる日は来るのだろうか?
―――――――――――――――――――――――
2024.6.1~2024.6.5
ぽわんとどんなstoryにしようか、イメージ(30000字くらい)。
執筆開始
2024.6.7~2024.10.5 78400字 番外編2つ
❦イラストは、AI生成画像自作
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる