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自分たちに出来ること
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先日ギャシャドゥルの街で起きた一件は各冒険者ギルドにも伝えられ、支部長ホークの活躍は冒険者たちの間で大きな話題となっていた。
さらに獣王国ビステリアの精鋭である十二支臣の内二人を相手取り返り討ちにしたその活躍は、“轟撃のホーク”の健在を内外に知らしめる結果となり、その情報はもちろんスズネたち“宿り木”にも伝わっていた。
─────────────────────────
「さぁ~みんな、ミーティングを始めるよーーー」
スズネの呼び掛けによってメンバーたちがリビングへと集まり席に着く。
これまでにも何かある度にミーテイングが開かれていたのだが、今回は全員いつもと顔つきが異なる。
それもそのはず、基本的に和気藹々とした雰囲気の中で話し合いが行われることの多い宿り木なのだが、今回扱われる議題がこれまでとは比べ物にならないものであったからだ。
その議題とは ───── もちろんガルディア王国と獣王国ビステリアによる戦争についてである。
スズネたちにとっては生まれてからこれまでの間にここまで大きな争いを経験したことがなく、さらに今回の件は他人事としてやり過ごすことも難しい状況となっていた。
何故なら今回冒険者ギルドを通じて王国から出された戦争への参加依頼がBランク以上の冒険者とされていたからである。
たとえBランクに上がったばかりとはいえ、スズネたちも依頼を受けるか受けないかという選択を与えられている以上は決断しなければならない。
そんなわけで、今回のミーティングはパーティとして戦争への参加をどうするのか話し合うために開かれたものであった。
「みんな集まったね。それじゃ、今回のガルディア王国と獣王国ビステリアの戦争への参加をどうするか話し合っていこう」
開始の合図と同時に真っ先に意見を述べたのはミリアであった。
「アタシはもちろん参加よ!この一戦で国がどうなるかが決まるっていうのに黙って見てるなんて絶対に無理!!それに先日のホーク支部長の活躍でこっちの士気は確実に上がってるわ。このままやられる前にやるべきよ」
「ウチは…今回は見送った方がいいと思うっす。Bランクになったとはいえまだ日も浅いですし、何より本気の殺し合いの場に行って何か出来る気がしないっすよ」
「何ビビってんのよ。そんなこと言ってたらいつまで経っても何も出来ないじゃない!!出来るか出来ないかじゃなくて ──────── 」
「ミリア!落ち着いて。まずは一人一人の意見を聞こうよ」
戦争への参加以前につい最近まで交流のあった者たちと殺し合いをするということに気持ちが追いついていないシャムロム。
そんな彼女の意見に対して語気を強めるミリアであったが、まずは各自の意見や思いを聞くということを優先させるスズネであった。
「分かった。ゴメン、ちょっと冷静さを欠いてたわ」
「それじゃ、次はセスリー」
「わ…私は、今回のような大規模な戦いは初めてなので正直言って不安です。だ…だから出来ることならば参加したくはないですね」
「うん、ありがとう。次、ラーニャちゃんは?」
「うん?わっちか?わっちは・・・なんでもいいのじゃ。やることは変わらんからのう。参加するなら出会す敵を消し炭にしてやるだけじゃし、参加せんでも向かってくる敵を消し炭にするだけじゃ」
「アハハハハ…ラーニャちゃんらしいね。マクスウェル君はどう?」
「僕は・・・僕は冒険者ではありませんし、宿り木の正式なメンバーでもありません。そして、これからも僕の進む道は変わりません。僕はガルディア王国を護るために聖騎士を目指していますので、たとえ皆さんが参加しないとしても一人で参加します」
「そう…だよね。ありがとう」
ひと通り全員からの意見を聞いたスズネはフゥーと息を吐き出す。
それぞれの意見を聞いた上でパーティとしてどうするのかを決めなければならない。
しかも今回は見事に意見が分かれる結果となってしまった。
どちらの思いも理解出来るがゆえに言葉が詰まる。
そんな時、スズネの胸中を察したミリアが優しく声を掛ける。
「それで、スズネはどうしたいの?」
「えっ!?わっ…私?」
「そりゃそうでしょ。メンバー全員の意見を聞かなきゃ ───── でしょ?」
ミリアの言葉に思わず笑みが溢れるスズネ。
「うん、そうだね。ありがとうミリア」
そして、自身に視線を向けるメンバーたちに対してゆっくりと視線を送ったスズネは自分の思いを話し始める。
「私は…ヒト族も獣人族も傷付くところなんて見たくない。それに殺し合いの場なんて恐いから参加したくない。でも、何もせずに誰かが傷付いているのを見過ごすことはもっとしたくない。綺麗事だと思われるかもしれないけど、戦うためじゃなくて一人でも多くの人を助けるために参加したい ───── な~って思ってる・・・」
スズネの思いを受け取ったメンバーたちの間に沈黙が広がる。
ハッキリ言ってスズネの言っていることは戦場を知らない甘過ぎる考えだ。
そんなことが出来るのならみんながそうしたいと願うだろう。
しかし、現実とは時として残酷なものである。
そんな思いがあるからこそメンバーたちは言葉を発することに苦心しているのだ。
そして、そのことをスズネ自身もまた十分に理解していた。
「クロノはどう思う?」
「はぁ?お前らのくだらない争いなんかに興味ねぇ~よ。勝手にやってろ」
「もう、真面目に聞いてるのに」
「まぁ~ただこれだけは覚えておけ。やったら絶対にやり返される。これは世の理だ。殺し合いをするつもりならその覚悟を持って臨め」
クロノの言葉に全員が凍りつく。
『やったらやり返される』
それは小さな事象でも大きな事象でも変わることはない。
そして、その力が大きければ大きいほどその反動もまた大きくなる。
そんなことは誰もが知っている。
しかし、知っているだけで理解はしていない。
特に負の感情は理屈ではなく、返ってくる負の力が想像を絶するものと成りうるのだ。
そのことを未熟な彼女たちに強く伝えたかったのか。
はたまたいつもの気まぐれなのか。
それはクロノ本人にしか分からない。
それでもその言葉によってより強く深く考え始めるスズネたちの姿を前にしたクロノの表情はどこか満足そうにも見えた。
「あーーーもうどうしたらいいのよ!こんな迷った状態じゃ戦えないじゃない」
「それでいいと思うっす。ウチらは冒険者であって殺し屋じゃないっすよ。向かってくる敵は倒したとしても、自ら進んで誰かを殺しにいくのは違うと思うっす」
「わ…私もそう思います。ミリアもそのことを理解しているからこそ迷うんだと思います」
「僕も覚悟を決めたと思っていましたが、クロノの言葉を聞いて決めきれていなかったと気づきました。そして決めました!僕は殺すためではなく護るために参加します!!」
「はぁ~もう訳分かんない。でも、なんかスッキリした気もする。変に気負ってもいい結果は得られないもんね。今のアタシが出来ることに集中するわ」
スズネたちの表情に変化が起こる。
ミーティング開始当初の強張ったものからまだ迷いはありながらもどこかスッキリしたような清々しいものとなっていた。
「それじゃ、今回の戦争への参加依頼は受けるってことでいいよね!今の私たちに出来る最大限のことをやろう!」
「「「「「 おーーーーー!! 」」」」」
こうして話し合いの結果今回の戦争に参加することを決めたスズネたち。
まだまだ戦況に影響を与えるほどの力は無いかもしれない。
それでも目の前で起こっている出来事を見て見ぬふりするのではなく、それと向き合い自分たちに出来ることをすると決めて一歩を踏み出したのだった。
そしてスズネたちが大きな決断をしていたその時、王宮では再びスズネたちを王城に召喚することが決定していたのだが ──────── この時のスズネたちには知る由もなかった。
さらに獣王国ビステリアの精鋭である十二支臣の内二人を相手取り返り討ちにしたその活躍は、“轟撃のホーク”の健在を内外に知らしめる結果となり、その情報はもちろんスズネたち“宿り木”にも伝わっていた。
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「さぁ~みんな、ミーティングを始めるよーーー」
スズネの呼び掛けによってメンバーたちがリビングへと集まり席に着く。
これまでにも何かある度にミーテイングが開かれていたのだが、今回は全員いつもと顔つきが異なる。
それもそのはず、基本的に和気藹々とした雰囲気の中で話し合いが行われることの多い宿り木なのだが、今回扱われる議題がこれまでとは比べ物にならないものであったからだ。
その議題とは ───── もちろんガルディア王国と獣王国ビステリアによる戦争についてである。
スズネたちにとっては生まれてからこれまでの間にここまで大きな争いを経験したことがなく、さらに今回の件は他人事としてやり過ごすことも難しい状況となっていた。
何故なら今回冒険者ギルドを通じて王国から出された戦争への参加依頼がBランク以上の冒険者とされていたからである。
たとえBランクに上がったばかりとはいえ、スズネたちも依頼を受けるか受けないかという選択を与えられている以上は決断しなければならない。
そんなわけで、今回のミーティングはパーティとして戦争への参加をどうするのか話し合うために開かれたものであった。
「みんな集まったね。それじゃ、今回のガルディア王国と獣王国ビステリアの戦争への参加をどうするか話し合っていこう」
開始の合図と同時に真っ先に意見を述べたのはミリアであった。
「アタシはもちろん参加よ!この一戦で国がどうなるかが決まるっていうのに黙って見てるなんて絶対に無理!!それに先日のホーク支部長の活躍でこっちの士気は確実に上がってるわ。このままやられる前にやるべきよ」
「ウチは…今回は見送った方がいいと思うっす。Bランクになったとはいえまだ日も浅いですし、何より本気の殺し合いの場に行って何か出来る気がしないっすよ」
「何ビビってんのよ。そんなこと言ってたらいつまで経っても何も出来ないじゃない!!出来るか出来ないかじゃなくて ──────── 」
「ミリア!落ち着いて。まずは一人一人の意見を聞こうよ」
戦争への参加以前につい最近まで交流のあった者たちと殺し合いをするということに気持ちが追いついていないシャムロム。
そんな彼女の意見に対して語気を強めるミリアであったが、まずは各自の意見や思いを聞くということを優先させるスズネであった。
「分かった。ゴメン、ちょっと冷静さを欠いてたわ」
「それじゃ、次はセスリー」
「わ…私は、今回のような大規模な戦いは初めてなので正直言って不安です。だ…だから出来ることならば参加したくはないですね」
「うん、ありがとう。次、ラーニャちゃんは?」
「うん?わっちか?わっちは・・・なんでもいいのじゃ。やることは変わらんからのう。参加するなら出会す敵を消し炭にしてやるだけじゃし、参加せんでも向かってくる敵を消し炭にするだけじゃ」
「アハハハハ…ラーニャちゃんらしいね。マクスウェル君はどう?」
「僕は・・・僕は冒険者ではありませんし、宿り木の正式なメンバーでもありません。そして、これからも僕の進む道は変わりません。僕はガルディア王国を護るために聖騎士を目指していますので、たとえ皆さんが参加しないとしても一人で参加します」
「そう…だよね。ありがとう」
ひと通り全員からの意見を聞いたスズネはフゥーと息を吐き出す。
それぞれの意見を聞いた上でパーティとしてどうするのかを決めなければならない。
しかも今回は見事に意見が分かれる結果となってしまった。
どちらの思いも理解出来るがゆえに言葉が詰まる。
そんな時、スズネの胸中を察したミリアが優しく声を掛ける。
「それで、スズネはどうしたいの?」
「えっ!?わっ…私?」
「そりゃそうでしょ。メンバー全員の意見を聞かなきゃ ───── でしょ?」
ミリアの言葉に思わず笑みが溢れるスズネ。
「うん、そうだね。ありがとうミリア」
そして、自身に視線を向けるメンバーたちに対してゆっくりと視線を送ったスズネは自分の思いを話し始める。
「私は…ヒト族も獣人族も傷付くところなんて見たくない。それに殺し合いの場なんて恐いから参加したくない。でも、何もせずに誰かが傷付いているのを見過ごすことはもっとしたくない。綺麗事だと思われるかもしれないけど、戦うためじゃなくて一人でも多くの人を助けるために参加したい ───── な~って思ってる・・・」
スズネの思いを受け取ったメンバーたちの間に沈黙が広がる。
ハッキリ言ってスズネの言っていることは戦場を知らない甘過ぎる考えだ。
そんなことが出来るのならみんながそうしたいと願うだろう。
しかし、現実とは時として残酷なものである。
そんな思いがあるからこそメンバーたちは言葉を発することに苦心しているのだ。
そして、そのことをスズネ自身もまた十分に理解していた。
「クロノはどう思う?」
「はぁ?お前らのくだらない争いなんかに興味ねぇ~よ。勝手にやってろ」
「もう、真面目に聞いてるのに」
「まぁ~ただこれだけは覚えておけ。やったら絶対にやり返される。これは世の理だ。殺し合いをするつもりならその覚悟を持って臨め」
クロノの言葉に全員が凍りつく。
『やったらやり返される』
それは小さな事象でも大きな事象でも変わることはない。
そして、その力が大きければ大きいほどその反動もまた大きくなる。
そんなことは誰もが知っている。
しかし、知っているだけで理解はしていない。
特に負の感情は理屈ではなく、返ってくる負の力が想像を絶するものと成りうるのだ。
そのことを未熟な彼女たちに強く伝えたかったのか。
はたまたいつもの気まぐれなのか。
それはクロノ本人にしか分からない。
それでもその言葉によってより強く深く考え始めるスズネたちの姿を前にしたクロノの表情はどこか満足そうにも見えた。
「あーーーもうどうしたらいいのよ!こんな迷った状態じゃ戦えないじゃない」
「それでいいと思うっす。ウチらは冒険者であって殺し屋じゃないっすよ。向かってくる敵は倒したとしても、自ら進んで誰かを殺しにいくのは違うと思うっす」
「わ…私もそう思います。ミリアもそのことを理解しているからこそ迷うんだと思います」
「僕も覚悟を決めたと思っていましたが、クロノの言葉を聞いて決めきれていなかったと気づきました。そして決めました!僕は殺すためではなく護るために参加します!!」
「はぁ~もう訳分かんない。でも、なんかスッキリした気もする。変に気負ってもいい結果は得られないもんね。今のアタシが出来ることに集中するわ」
スズネたちの表情に変化が起こる。
ミーティング開始当初の強張ったものからまだ迷いはありながらもどこかスッキリしたような清々しいものとなっていた。
「それじゃ、今回の戦争への参加依頼は受けるってことでいいよね!今の私たちに出来る最大限のことをやろう!」
「「「「「 おーーーーー!! 」」」」」
こうして話し合いの結果今回の戦争に参加することを決めたスズネたち。
まだまだ戦況に影響を与えるほどの力は無いかもしれない。
それでも目の前で起こっている出来事を見て見ぬふりするのではなく、それと向き合い自分たちに出来ることをすると決めて一歩を踏み出したのだった。
そしてスズネたちが大きな決断をしていたその時、王宮では再びスズネたちを王城に召喚することが決定していたのだが ──────── この時のスズネたちには知る由もなかった。
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