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ゼリック
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獣王国からの使者であるドラーがガルディア王国国王レオンハルトと謁見をしていたその日、ガルディア王国中の冒険者ギルドと商業都市ロコンにある商業ギルドにも獣王国へ赴いていた使節団が壊滅させられて戻ってきたという情報が届いていた。
そして、それは全ての冒険者と商人に衝撃を与え、早くも獣王国との戦争になるのではないかという憶測まで飛び交っていたのだった。
もちろんその噂話レベルの内容はスズネたちの耳にも入っていた ──────── 。
「ちょっとマクスウェル、ガルディア王国が獣王国と戦争するって話は本当なの?」
「そんなの僕が知ってるわけないじゃないですか。最近は王城へも行っていませんし、何度も言っているように僕はまだ正式な騎士ではありませんからね。そのような重要機密を知らされるわけないじゃないですか」
「でも、ガルディア王国が送った使節団が獣王国によって壊滅させられたんすよね」
「戦争なんて絶対にダメだよ。ねっ!クロノ」
「はぁ?お前らヒト族と獣風情の争いなんて知ったことかよ」
「もう、素直じゃないんだから」
ガルディア王国と獣王国ビステリアによる戦争は起こってしまうのか ──────── 。
これはガルディア王国に住む全ての者たちにとって無視することの出来ない問題。
そして、この噂は冒険者や商人たちによって瞬く間にガルディア中へと広まったのであった。
【ガルディア王国内 ~ とある町 ~】
「お父さん、僕たちの国ってどこかの国と戦うの?」
「そんなこといったい誰に聞いたんだ?」
「町中の大人の人たちがみんなその話をしてるよ」
「そんなことは起きないさ。それにもし仮に争いが起こったとしても聖騎士様がこの国を守ってくれるさ」
【ガルディア王国内 ~ とある教会 ~】
「シスター、ぼくたちはこれからどうなっちゃうの?」
「そうじゃよ。あたしら年寄りは戦争なんてもんが始まっても逃げることすら出来んわ」
「皆さん、安心してください。神は決して私たちを見捨てたりなんてしませんよ」
「本当かい?それならそうであってほしいがのう」
「ええ。それでは今日も神を信じてお祈りをしましょう」
【ガルディア王国内 ~ とある商店街 ~】
「戦争か~」
「しかも獣王国ってのがな」
「本当にそうだよ。獣王国とは長らく取引してたのに、今回の件で全ての取引が停止しちまったよ」
「獣王国にはここらでは見かけない珍しい食材や素材も多いからな」
「マジで勘弁してほしいよな。いったいこの国の王様は何を考えているのやら・・・」
ガルディア王国中を駆け巡るこの噂は国民に一抹の不安を与えることとなった。
そして、一人また一人と伝染するように自身に生まれた小さな不安を口にし始める。
ある者は誰かに任せ。
ある者は誰かを頼り。
ある者は誰かのせいにした。
その結果 ───────── 。
ガルディア王国に大きな混乱が生まれることになるのであった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
ブンッ!ブンッ!ブンッ!
ブンッ!ブンッ!ブンッ!
ミリアとマクスウェルは今日も早朝からミロクによる剣の指導を受けながら鍛錬に勤しんでいた。
二人とも全身から吹き出す汗など気にも留めず一心不乱に剣を振る。
その剣筋は心做しか無駄な力が抜けており、その分鋭さだけが増したように思える。
しかし、二人とも自身の現状には何一つとして満足してはいなかった。
「止め!!」
ミロクの号令と共に二人は剣を振るうことを止める。
こうして一日の始まりである自身の剣の確認作業が終了したのであった。
「ハァ~疲れた。今日は何かイマイチだったわ」
「毎日意識しながら振っていると違和感に気づいたりしますよね」
「二人とも大分マシにはなってきたのう。して、ミリアのいう”イマイチ“とはなんじゃ?マクスウェルのいう“違和感”とはなんじゃ?」
突然言われたミロクからの問いに一瞬戸惑ってしまう二人。
そして少し考えた後、それぞれが己の考えを口にする。
「う~ん。イマイチっていったら・・・なんとなく何かしっくりこないって感じよ」
「違和感…なんというか、何かいつもと違うような不自然な感覚とでもいいましょうか。そんな感じです」
「お主らのいう“何か”が具体的に何であるかを考えなさい。それが何であるかを理解し言語化できるようになった時、お主らの迷いも少しは晴れるじゃろう。精進しなさい」
「「 ハイ!! 」」
こうしてミロクより新たな学びを得た二人の早朝練が終了したのだった。
その後三人がひと息入れつつ話をしていると、俗世から離れた生活をしているミロクにミリアが今ガルディア横行が置かれている状況について話し始めた。
「師匠、最近王国内ではガルディアと獣王国ビステリアの間で戦争が起こるんじゃないかって話で持ちきりなんですけど ───── ホントに起こると思いますか?」
「ほ~う、世間ではそのようなことになっておるのか。いつの世も争い事は消えんのう。それにしても戦争か・・・。まぁ~両国の王がどう考え判断するかによるじゃろうな」
「実際に始まった場合には、騎士団はもちろんのこと冒険者にも招集がかけられる可能性があるようなんですが、やはりミロク様は今回も静観なされるおつもりですか?」
「ああ、わしは過去の者であるからな。今起こっている物事に関しては、今を生きる者たちでなんとかするべきじゃ」
ミリアの問いに対しては、国と国の争いという大きな問題に関してはそれらを束ねる者たちの考えによって大きな影響が与えられるという考えを示したミロク。
そして、マクスウェルからの問いには、これまでと同様に我関せずという意思を貫き通すことを示したのであった。
「それにしても獣王国とはな。今の獣王は血の気が多いからのう。私欲で戦争を吹っ掛けるようなこともしてきそうじゃ」
「師匠は獣王のことを知ってるんですか!?」
「ああ、もちろん知っておるよ。奴の名はゼリック、わしの二番弟子じゃ。まぁ~お主らからしてみれば兄弟子にあたる男じゃな」
「えっ!?・・・。ええぇぇぇーーーーー!?」
そして、それは全ての冒険者と商人に衝撃を与え、早くも獣王国との戦争になるのではないかという憶測まで飛び交っていたのだった。
もちろんその噂話レベルの内容はスズネたちの耳にも入っていた ──────── 。
「ちょっとマクスウェル、ガルディア王国が獣王国と戦争するって話は本当なの?」
「そんなの僕が知ってるわけないじゃないですか。最近は王城へも行っていませんし、何度も言っているように僕はまだ正式な騎士ではありませんからね。そのような重要機密を知らされるわけないじゃないですか」
「でも、ガルディア王国が送った使節団が獣王国によって壊滅させられたんすよね」
「戦争なんて絶対にダメだよ。ねっ!クロノ」
「はぁ?お前らヒト族と獣風情の争いなんて知ったことかよ」
「もう、素直じゃないんだから」
ガルディア王国と獣王国ビステリアによる戦争は起こってしまうのか ──────── 。
これはガルディア王国に住む全ての者たちにとって無視することの出来ない問題。
そして、この噂は冒険者や商人たちによって瞬く間にガルディア中へと広まったのであった。
【ガルディア王国内 ~ とある町 ~】
「お父さん、僕たちの国ってどこかの国と戦うの?」
「そんなこといったい誰に聞いたんだ?」
「町中の大人の人たちがみんなその話をしてるよ」
「そんなことは起きないさ。それにもし仮に争いが起こったとしても聖騎士様がこの国を守ってくれるさ」
【ガルディア王国内 ~ とある教会 ~】
「シスター、ぼくたちはこれからどうなっちゃうの?」
「そうじゃよ。あたしら年寄りは戦争なんてもんが始まっても逃げることすら出来んわ」
「皆さん、安心してください。神は決して私たちを見捨てたりなんてしませんよ」
「本当かい?それならそうであってほしいがのう」
「ええ。それでは今日も神を信じてお祈りをしましょう」
【ガルディア王国内 ~ とある商店街 ~】
「戦争か~」
「しかも獣王国ってのがな」
「本当にそうだよ。獣王国とは長らく取引してたのに、今回の件で全ての取引が停止しちまったよ」
「獣王国にはここらでは見かけない珍しい食材や素材も多いからな」
「マジで勘弁してほしいよな。いったいこの国の王様は何を考えているのやら・・・」
ガルディア王国中を駆け巡るこの噂は国民に一抹の不安を与えることとなった。
そして、一人また一人と伝染するように自身に生まれた小さな不安を口にし始める。
ある者は誰かに任せ。
ある者は誰かを頼り。
ある者は誰かのせいにした。
その結果 ───────── 。
ガルディア王国に大きな混乱が生まれることになるのであった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
ブンッ!ブンッ!ブンッ!
ブンッ!ブンッ!ブンッ!
ミリアとマクスウェルは今日も早朝からミロクによる剣の指導を受けながら鍛錬に勤しんでいた。
二人とも全身から吹き出す汗など気にも留めず一心不乱に剣を振る。
その剣筋は心做しか無駄な力が抜けており、その分鋭さだけが増したように思える。
しかし、二人とも自身の現状には何一つとして満足してはいなかった。
「止め!!」
ミロクの号令と共に二人は剣を振るうことを止める。
こうして一日の始まりである自身の剣の確認作業が終了したのであった。
「ハァ~疲れた。今日は何かイマイチだったわ」
「毎日意識しながら振っていると違和感に気づいたりしますよね」
「二人とも大分マシにはなってきたのう。して、ミリアのいう”イマイチ“とはなんじゃ?マクスウェルのいう“違和感”とはなんじゃ?」
突然言われたミロクからの問いに一瞬戸惑ってしまう二人。
そして少し考えた後、それぞれが己の考えを口にする。
「う~ん。イマイチっていったら・・・なんとなく何かしっくりこないって感じよ」
「違和感…なんというか、何かいつもと違うような不自然な感覚とでもいいましょうか。そんな感じです」
「お主らのいう“何か”が具体的に何であるかを考えなさい。それが何であるかを理解し言語化できるようになった時、お主らの迷いも少しは晴れるじゃろう。精進しなさい」
「「 ハイ!! 」」
こうしてミロクより新たな学びを得た二人の早朝練が終了したのだった。
その後三人がひと息入れつつ話をしていると、俗世から離れた生活をしているミロクにミリアが今ガルディア横行が置かれている状況について話し始めた。
「師匠、最近王国内ではガルディアと獣王国ビステリアの間で戦争が起こるんじゃないかって話で持ちきりなんですけど ───── ホントに起こると思いますか?」
「ほ~う、世間ではそのようなことになっておるのか。いつの世も争い事は消えんのう。それにしても戦争か・・・。まぁ~両国の王がどう考え判断するかによるじゃろうな」
「実際に始まった場合には、騎士団はもちろんのこと冒険者にも招集がかけられる可能性があるようなんですが、やはりミロク様は今回も静観なされるおつもりですか?」
「ああ、わしは過去の者であるからな。今起こっている物事に関しては、今を生きる者たちでなんとかするべきじゃ」
ミリアの問いに対しては、国と国の争いという大きな問題に関してはそれらを束ねる者たちの考えによって大きな影響が与えられるという考えを示したミロク。
そして、マクスウェルからの問いには、これまでと同様に我関せずという意思を貫き通すことを示したのであった。
「それにしても獣王国とはな。今の獣王は血の気が多いからのう。私欲で戦争を吹っ掛けるようなこともしてきそうじゃ」
「師匠は獣王のことを知ってるんですか!?」
「ああ、もちろん知っておるよ。奴の名はゼリック、わしの二番弟子じゃ。まぁ~お主らからしてみれば兄弟子にあたる男じゃな」
「えっ!?・・・。ええぇぇぇーーーーー!?」
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