68 / 168
ジョーカー
しおりを挟む
「まだまだ俺の本気からは三割にも満たない程度だ」
その言葉に驚愕した様子を見せる“ネームレス”と“トライデント”の面々であったが、なぜかスズネたち“宿り木”のメンバーたちはその言葉が事実だと感じはするものの驚くことはなかった。
もちろんこれまでに見てきた魔法の数々、体術や剣術などの近接戦闘スキルに驚かされてきたのだが、どのような状況下においてもクロノにはまだまだ余裕があったからだ。
それを誰よりも間近で見てきたスズネたちだからこそ、その言葉に嘘や誇張といったものが一切無いと思えたのである。
「アレって絶対に冗談なんかじゃないわよね」
「間違いないっす。クロノがその気になれば ───── 考えただけでも恐ろしいっす」
「当然じゃ!旦那様とわっちの手にかかれば世界征服も容易いことなのじゃ」
「でも、クロノはそんなことしない・・・よね?」
これまでに幾度となくクロノの強さをその目で見てきたスズネたちであったが、その真の実力については誰も知らない。
それでも、長い魔族の歴史において最強と云われているクロノにとってはこのガルディア王国を滅ぼすことも不可能ではないのではないかとどこかで感じていた。
そうした中でそんなことは絶対に無いと思ってはいるものの心配そうにクロノへと視線を向けるスズネなのであった。
「しねぇ~よ、そんなくだらねぇこと」
「だよね、だよね!みんな、クロノもこう言ってるし何も心配ないよ」
「わ…私は、クロノさんに救われた身ですので、何があったとしても最後までついていきます」
「まぁ~アタシはクロノがそんなことをしようもんなら叩っ斬るだけよ」
「僕はそうならないことを祈ります」
クロノのことなど気にせず好き勝手言いたいことを言い合うスズネたち。
そんなスズネたちを呆れたように見つめ頭を抱えるクロノであった。
その時、少し苛立った様子のカネロが地面に向けて拳を振り下ろした。
───────── ドゴーーーーーン 。
グラグラグラグラ。
カネロによる強力な一撃によって地面が震える。
その人間離れした衝撃に一同が驚愕する中、カネロが吠える。
「俺様を~無視すんじゃねぇーーーーー!!」
「ヒャッヒャッヒャッ。カネロの旦那がキレちまったよぉ。切るかぁ、裂くかぁ」
自身のことをほったらかしにして楽しそうに話すスズネたちを見て怒り狂うカネロ。
再び暴れ出すのではないかと周囲にいた者たちが心配した、その時 ─────── 。
「そこまでだ!」
ザッザッザッザッ ─────── 。
さすがに王都のど真ん中で暴れ過ぎたようだ。
とうとう騒ぎを聞きつけた王国製騎士団が姿を現し周囲を取り囲む。
「ラモラック様、住民の避難及び現場の包囲完了致しました」
「それでは、総員その場に待機。私が話をつけてくる」
「ハッ!了解致しました」
─────────────────────────
大通りに姿を現した騎士団を率いるのは、十二の剣第六席ラモラック。
白い髪をしており、目は開いているのかいないのか分からないほどに細い、そして王都の街が破壊されるほどの騒動が起きているにも関わらず全くの無表情。
そんな何を考えているのかさっぱり分からない男がアルバート・カネロ・クロノたちが集まる場所へと近づいてきた。
「おい、ゴミクズ共。王都の街中で騒ぐな。胴と頭を分けられたくなければ、さっさと失せろ」
そう言い放つと、ラモラックは薄っすらと目蓋を開き眼光を光らせるのだった。
「なんだぁ~こいつは!?いきなり現れて何を言ってやがんだ?捻り潰すぞ」
「王国製騎士団団長ラモラック殿、我々トライデントはこの蛮族どもさえ攻撃を止めるのであれば立ち去りますよ」
「そこのお前は?」
「はぁ?なんで俺も入ってんだよ。こいつらが勝手に暴れ出しただけだろうが」
トンッ ───────── 。
ラモラックの問いに対して何故自分までもが加害者に含まれているのか納得が出来ずに苛立つクロノ。
そして、今にも胸ぐらを掴みにいきそうな勢いのクロノを手で制止したマクスウェルが二人の間に入る。
「失礼致しました、ラモラック様。我々はただ現場の近くを通りかかっただけですので、すぐにでもこの場から立ち去ります」
「おや?君は確かアーサー様のところにいた ────── 」
「はい、マクスウェルでございます」
「そうか。君がいるということは…彼女たちが“宿り木”、そしてその男が魔王クロノか ───── 理解した。それで、カネロ…貴様はどうする?」
アルバートとマクスウェルからは立ち去りの言質を取り、残すところはカネロのみ。
だが、立ち去れと言って素直に聞くような相手でないことは明白。
面倒ではあるが、カネロに対してだけは剣気をを飛ばし圧をかけるラモラックなのであった。
「あぁ?俺様は逃げも隠れもしねぇ~ぞ」
「止めろ!今の状況で十二の剣まで相手にするのはさすがに分が悪い。ここは一旦引くぞ、カネロ」
「リコ~~~俺様に指図すんじゃねぇ~よ ───── と言いたいところだが、まぁ~そうだな。命拾いしたなあ~雑魚騎士ども。それから魔王クロノ・・・また遊ぼうぜぇ~」
そう言い残すと、カネロたちは堂々と大通りの真ん中を歩いてメルサの街をあとにしたのだった。
─────────────────────────
「ハァ~やっと終わったわね」
「本当、一時はどうなるかと思ったね」
「国王様に謁見しに来て、とんでもない場面に出くわしたっすよ」
「ん?君たちはこれから国王様と謁見するのか?」
「は…はい。今日はそのために王都までやってきたんです」
こうしてラモラックに状況と王都に来た目的を話したスズネたちは、アルバートたちに別れを告げ王城へと向かうのであった。
ようやく当初の目的である国王への謁見に臨むことが出来ると思い、自然とスズネたちの足取りが軽くなる。
「さぁ~みんな早く行こ」
足早に先頭を駆けていくスズネ。
それを追うようにしてあとに続く他のメンバーたち。
タッタッタッタッタッ ─────── 。
─────── ドンッ 。
「キャッ!?」
先頭を走っていたスズネが突然路地から現れた男性とぶつかる。
完全に前方不注意であったスズネが悪いのだが、男性の方から謝罪の声を掛けてきた。
「おやおや、これは失礼致しました。可愛いお嬢さん」
「あっ…いえ、私の方こそ前も見ずにすみませんでした」
男性の謝罪を受け、即座に自身の不注意が招いたことだと謝罪するスズネであったのだが、その者の姿を見て目を丸くする。
その者は紫色のタキシードに同色のシルクハットを被っているのだが、注目すべき点はそこではない。
その顔には白い仮面が着けられており、右目部分には黄色で星が描かれ、左目部分には青色で涙のようなものが描かれていた。
そして、何よりも目立つのが赤色で描かれた両方の口角が大きく上がった口元である。
その面妖な姿に遅れてきたメンバーたちも警戒を強めたのだった。
「おや?もしかして、ワタクシ警戒されてます?」
「えっ…いや、そういうわけではないです」
「いやいや、この姿を見れば大抵の者は怪しみますからね。慣れておりますのでご心配なく。それより何かお急ぎのご様子でしたが、大丈夫ですか?」
「あっ!?そうだ!すみません、私たち急ぎの用があるのでこれで失礼します」
「はいはい、それではお気をつけて」
そうして再び王城へ向けて走り出したスズネたち。
それを見送る怪しげな男はいつまでもその後ろ姿を見つめているのだった。
「フフフフフッ。また、お会いしましょう ───── 魔王クロノさん」
その言葉に驚愕した様子を見せる“ネームレス”と“トライデント”の面々であったが、なぜかスズネたち“宿り木”のメンバーたちはその言葉が事実だと感じはするものの驚くことはなかった。
もちろんこれまでに見てきた魔法の数々、体術や剣術などの近接戦闘スキルに驚かされてきたのだが、どのような状況下においてもクロノにはまだまだ余裕があったからだ。
それを誰よりも間近で見てきたスズネたちだからこそ、その言葉に嘘や誇張といったものが一切無いと思えたのである。
「アレって絶対に冗談なんかじゃないわよね」
「間違いないっす。クロノがその気になれば ───── 考えただけでも恐ろしいっす」
「当然じゃ!旦那様とわっちの手にかかれば世界征服も容易いことなのじゃ」
「でも、クロノはそんなことしない・・・よね?」
これまでに幾度となくクロノの強さをその目で見てきたスズネたちであったが、その真の実力については誰も知らない。
それでも、長い魔族の歴史において最強と云われているクロノにとってはこのガルディア王国を滅ぼすことも不可能ではないのではないかとどこかで感じていた。
そうした中でそんなことは絶対に無いと思ってはいるものの心配そうにクロノへと視線を向けるスズネなのであった。
「しねぇ~よ、そんなくだらねぇこと」
「だよね、だよね!みんな、クロノもこう言ってるし何も心配ないよ」
「わ…私は、クロノさんに救われた身ですので、何があったとしても最後までついていきます」
「まぁ~アタシはクロノがそんなことをしようもんなら叩っ斬るだけよ」
「僕はそうならないことを祈ります」
クロノのことなど気にせず好き勝手言いたいことを言い合うスズネたち。
そんなスズネたちを呆れたように見つめ頭を抱えるクロノであった。
その時、少し苛立った様子のカネロが地面に向けて拳を振り下ろした。
───────── ドゴーーーーーン 。
グラグラグラグラ。
カネロによる強力な一撃によって地面が震える。
その人間離れした衝撃に一同が驚愕する中、カネロが吠える。
「俺様を~無視すんじゃねぇーーーーー!!」
「ヒャッヒャッヒャッ。カネロの旦那がキレちまったよぉ。切るかぁ、裂くかぁ」
自身のことをほったらかしにして楽しそうに話すスズネたちを見て怒り狂うカネロ。
再び暴れ出すのではないかと周囲にいた者たちが心配した、その時 ─────── 。
「そこまでだ!」
ザッザッザッザッ ─────── 。
さすがに王都のど真ん中で暴れ過ぎたようだ。
とうとう騒ぎを聞きつけた王国製騎士団が姿を現し周囲を取り囲む。
「ラモラック様、住民の避難及び現場の包囲完了致しました」
「それでは、総員その場に待機。私が話をつけてくる」
「ハッ!了解致しました」
─────────────────────────
大通りに姿を現した騎士団を率いるのは、十二の剣第六席ラモラック。
白い髪をしており、目は開いているのかいないのか分からないほどに細い、そして王都の街が破壊されるほどの騒動が起きているにも関わらず全くの無表情。
そんな何を考えているのかさっぱり分からない男がアルバート・カネロ・クロノたちが集まる場所へと近づいてきた。
「おい、ゴミクズ共。王都の街中で騒ぐな。胴と頭を分けられたくなければ、さっさと失せろ」
そう言い放つと、ラモラックは薄っすらと目蓋を開き眼光を光らせるのだった。
「なんだぁ~こいつは!?いきなり現れて何を言ってやがんだ?捻り潰すぞ」
「王国製騎士団団長ラモラック殿、我々トライデントはこの蛮族どもさえ攻撃を止めるのであれば立ち去りますよ」
「そこのお前は?」
「はぁ?なんで俺も入ってんだよ。こいつらが勝手に暴れ出しただけだろうが」
トンッ ───────── 。
ラモラックの問いに対して何故自分までもが加害者に含まれているのか納得が出来ずに苛立つクロノ。
そして、今にも胸ぐらを掴みにいきそうな勢いのクロノを手で制止したマクスウェルが二人の間に入る。
「失礼致しました、ラモラック様。我々はただ現場の近くを通りかかっただけですので、すぐにでもこの場から立ち去ります」
「おや?君は確かアーサー様のところにいた ────── 」
「はい、マクスウェルでございます」
「そうか。君がいるということは…彼女たちが“宿り木”、そしてその男が魔王クロノか ───── 理解した。それで、カネロ…貴様はどうする?」
アルバートとマクスウェルからは立ち去りの言質を取り、残すところはカネロのみ。
だが、立ち去れと言って素直に聞くような相手でないことは明白。
面倒ではあるが、カネロに対してだけは剣気をを飛ばし圧をかけるラモラックなのであった。
「あぁ?俺様は逃げも隠れもしねぇ~ぞ」
「止めろ!今の状況で十二の剣まで相手にするのはさすがに分が悪い。ここは一旦引くぞ、カネロ」
「リコ~~~俺様に指図すんじゃねぇ~よ ───── と言いたいところだが、まぁ~そうだな。命拾いしたなあ~雑魚騎士ども。それから魔王クロノ・・・また遊ぼうぜぇ~」
そう言い残すと、カネロたちは堂々と大通りの真ん中を歩いてメルサの街をあとにしたのだった。
─────────────────────────
「ハァ~やっと終わったわね」
「本当、一時はどうなるかと思ったね」
「国王様に謁見しに来て、とんでもない場面に出くわしたっすよ」
「ん?君たちはこれから国王様と謁見するのか?」
「は…はい。今日はそのために王都までやってきたんです」
こうしてラモラックに状況と王都に来た目的を話したスズネたちは、アルバートたちに別れを告げ王城へと向かうのであった。
ようやく当初の目的である国王への謁見に臨むことが出来ると思い、自然とスズネたちの足取りが軽くなる。
「さぁ~みんな早く行こ」
足早に先頭を駆けていくスズネ。
それを追うようにしてあとに続く他のメンバーたち。
タッタッタッタッタッ ─────── 。
─────── ドンッ 。
「キャッ!?」
先頭を走っていたスズネが突然路地から現れた男性とぶつかる。
完全に前方不注意であったスズネが悪いのだが、男性の方から謝罪の声を掛けてきた。
「おやおや、これは失礼致しました。可愛いお嬢さん」
「あっ…いえ、私の方こそ前も見ずにすみませんでした」
男性の謝罪を受け、即座に自身の不注意が招いたことだと謝罪するスズネであったのだが、その者の姿を見て目を丸くする。
その者は紫色のタキシードに同色のシルクハットを被っているのだが、注目すべき点はそこではない。
その顔には白い仮面が着けられており、右目部分には黄色で星が描かれ、左目部分には青色で涙のようなものが描かれていた。
そして、何よりも目立つのが赤色で描かれた両方の口角が大きく上がった口元である。
その面妖な姿に遅れてきたメンバーたちも警戒を強めたのだった。
「おや?もしかして、ワタクシ警戒されてます?」
「えっ…いや、そういうわけではないです」
「いやいや、この姿を見れば大抵の者は怪しみますからね。慣れておりますのでご心配なく。それより何かお急ぎのご様子でしたが、大丈夫ですか?」
「あっ!?そうだ!すみません、私たち急ぎの用があるのでこれで失礼します」
「はいはい、それではお気をつけて」
そうして再び王城へ向けて走り出したスズネたち。
それを見送る怪しげな男はいつまでもその後ろ姿を見つめているのだった。
「フフフフフッ。また、お会いしましょう ───── 魔王クロノさん」
0
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜
EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」
優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。
傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。
そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。
次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。
最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。
しかし、運命がそれを許さない。
一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか?
※他サイトにも掲載中
少年神官系勇者―異世界から帰還する―
mono-zo
ファンタジー
幼くして異世界に消えた主人公、帰ってきたがそこは日本、家なし・金なし・免許なし・職歴なし・常識なし・そもそも未成年、無い無い尽くしでどう生きる?
別サイトにて無名から投稿開始して100日以内に100万PV達成感謝✨
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。(先行)
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。
この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。
この作品は「pixiv」にも掲載しています。

のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。

爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
世界中にダンジョンが出来た。何故か俺の部屋にも出来た。
阿吽
ファンタジー
クリスマスの夜……それは突然出現した。世界中あらゆる観光地に『扉』が現れる。それは荘厳で魅惑的で威圧的で……様々な恩恵を齎したそれは、かのファンタジー要素に欠かせない【ダンジョン】であった!
※カクヨムにて先行投稿中
悠久の機甲歩兵
竹氏
ファンタジー
文明が崩壊してから800年。文化や技術がリセットされた世界に、その理由を知っている人間は居なくなっていた。 彼はその世界で目覚めた。綻びだらけの太古の文明の記憶と機甲歩兵マキナを操る技術を持って。 文明が崩壊し変わり果てた世界で彼は生きる。今は放浪者として。
※現在毎日更新中
英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜
駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。
しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった───
そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。
前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける!
完結まで毎日投稿!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる