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18.助言-3 *
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どうやら承諾してもらえたようだ。シュルークは寝台へ乗せていた足を下ろし、自分も帯を解いて、残りの服をはだけていく。後は袖から腕を抜けば裸になるというところで、オーランに背中と膝裏を支えられて寝台へ寝かされた。寝台は木枠だけなので、背中に木板の硬い感触が当たる。
シュルークの体を膝でまたぐようにして見下ろすオーランは、流石近衛兵だけあって鍛え上げられた肉体を持っていた。太い首に広い肩。胸筋は厚く膨れ、腹筋もはっきりと分かれている。ファルハードもいつでも前線で戦えそうな体をしているが、オーランはさらに加齢による脂の薄く乗った、円熟味のある身躯だ。
その広い背中の体が、シュルークに覆いかぶさり、乳房に触れながら首筋に舌を這わす。
「は……」
昨晩ファルハードを受け入れた場所が、その快楽を思い出して疼き、シュルークは溜息を漏らした。
オーランの手のひらは、ファルハードのものよりも広く、硬い。その少し荒れた手が、乳房の丸みをなぞり、腰をすべり、腿の内側を撫でてから足を開かせる。
既に滲んでいたぬめりを纏って、指が膣口へ入ってきた。まだ性感が高まっていないため、異物感の方が強い。普段ファルハードは指を入れるより前か同時に、陰核を舐めてシュルークを絶頂させるので、異物感はあまり気にならない。
オーランもそれなりに手慣れているのか、入り口寄りの浅いところにある感じる場所をすぐに探り当てた。
「んっ……、そこ……っ」
指先で撫でられ、やわやわと押されるうちに、徐々に尿意に近い感覚が湧き上がってくる。膣壁を広げる指はいつの間にか増え、シュルークの頭もぼんやりとしてきた。
オーランは引き続き難しい表情を浮かべているが、暑くもないのに薄っすら汗をかき、呼吸を荒くしているため、多少は興奮を覚えているようだ。
「オーラン、様……。もう……!」
オーランの手指がはっきりと水音を立てるほど解れきった頃、シュルークは達しそうだと彼に訴えようとした。
「ああ」
するとオーランの指が、シュルークの中から引き抜かれてしまった。絶頂を期待していたシュルークは少し残念に思った。
どうして途中でやめたのかと顔を上げると、オーランは脚衣を下ろして下穿きを寛げているところだった。どうやら、挿入へ進むらしい。
それはそれで構わないと挙動を見守っていると、視線に気づいたオーランが顔を上げた。
「……誘っておきながら、受け身だな」
「受け身……。何をすればよろしいですか」
「いや、いい」
受け身ということは、何らかの積極性を求められているということである。何か要求があればと尋ねるも、オーランは結局断って、緩く立ち上がる陰茎を自分で何度か扱いた。
すぐに大きさを増して水平より上に勃起したそれは、ファルハードのものといくらか違って見える。太さと長さは並べて比較しないと判断が難しい程度の差異だが、ファルハードよりも湾曲していた。
「脚を広げて自分で持て」
「こうですか」
自分の膝裏を左右それぞれの手で持てば、オーランに秘所を見せつける格好になる。
挿入しやすいようにだろうかと相手の出方を窺うシュルークに対し、オーランは観察するような冷めた態度にも見えた。だが、眼差しには欲情の火が灯っており、生唾を飲み下して喉が隆起している。
「挿れるぞ」
「ぁ……、どうぞ」
不安定な体勢のシュルークの腿の裏へ手を乗せ押さえつけると、オーランは男根を体液でべたべたになった秘所へ何度か擦りつけてから、膣口へ宛てがった。一番深い快楽を得られる挿入に、シュルークの期待も高まる。
シュルークの体を膝でまたぐようにして見下ろすオーランは、流石近衛兵だけあって鍛え上げられた肉体を持っていた。太い首に広い肩。胸筋は厚く膨れ、腹筋もはっきりと分かれている。ファルハードもいつでも前線で戦えそうな体をしているが、オーランはさらに加齢による脂の薄く乗った、円熟味のある身躯だ。
その広い背中の体が、シュルークに覆いかぶさり、乳房に触れながら首筋に舌を這わす。
「は……」
昨晩ファルハードを受け入れた場所が、その快楽を思い出して疼き、シュルークは溜息を漏らした。
オーランの手のひらは、ファルハードのものよりも広く、硬い。その少し荒れた手が、乳房の丸みをなぞり、腰をすべり、腿の内側を撫でてから足を開かせる。
既に滲んでいたぬめりを纏って、指が膣口へ入ってきた。まだ性感が高まっていないため、異物感の方が強い。普段ファルハードは指を入れるより前か同時に、陰核を舐めてシュルークを絶頂させるので、異物感はあまり気にならない。
オーランもそれなりに手慣れているのか、入り口寄りの浅いところにある感じる場所をすぐに探り当てた。
「んっ……、そこ……っ」
指先で撫でられ、やわやわと押されるうちに、徐々に尿意に近い感覚が湧き上がってくる。膣壁を広げる指はいつの間にか増え、シュルークの頭もぼんやりとしてきた。
オーランは引き続き難しい表情を浮かべているが、暑くもないのに薄っすら汗をかき、呼吸を荒くしているため、多少は興奮を覚えているようだ。
「オーラン、様……。もう……!」
オーランの手指がはっきりと水音を立てるほど解れきった頃、シュルークは達しそうだと彼に訴えようとした。
「ああ」
するとオーランの指が、シュルークの中から引き抜かれてしまった。絶頂を期待していたシュルークは少し残念に思った。
どうして途中でやめたのかと顔を上げると、オーランは脚衣を下ろして下穿きを寛げているところだった。どうやら、挿入へ進むらしい。
それはそれで構わないと挙動を見守っていると、視線に気づいたオーランが顔を上げた。
「……誘っておきながら、受け身だな」
「受け身……。何をすればよろしいですか」
「いや、いい」
受け身ということは、何らかの積極性を求められているということである。何か要求があればと尋ねるも、オーランは結局断って、緩く立ち上がる陰茎を自分で何度か扱いた。
すぐに大きさを増して水平より上に勃起したそれは、ファルハードのものといくらか違って見える。太さと長さは並べて比較しないと判断が難しい程度の差異だが、ファルハードよりも湾曲していた。
「脚を広げて自分で持て」
「こうですか」
自分の膝裏を左右それぞれの手で持てば、オーランに秘所を見せつける格好になる。
挿入しやすいようにだろうかと相手の出方を窺うシュルークに対し、オーランは観察するような冷めた態度にも見えた。だが、眼差しには欲情の火が灯っており、生唾を飲み下して喉が隆起している。
「挿れるぞ」
「ぁ……、どうぞ」
不安定な体勢のシュルークの腿の裏へ手を乗せ押さえつけると、オーランは男根を体液でべたべたになった秘所へ何度か擦りつけてから、膣口へ宛てがった。一番深い快楽を得られる挿入に、シュルークの期待も高まる。
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