咽ぶ獣の恋渡り綺譚

洪紆は駆けていた。
龍の干支神として選ばれた彼が真っ先に伝えたかったのは、五十年前に娶った贄の青年、与嘉。彼を妻として溺愛する洪紆だが、与嘉はにっこり笑んだあと、こう言った。「おめでとうございます。では、離縁いたしましょう」。
 
お嫁さん(♂)溺愛の龍神攻め×贄として捧げられた過去を持つしっかり者受け
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