763 / 786
第五章・帝国の王女
676,5.Interlude Story:Odium
しおりを挟む
「……──ぅっ、ここ、は……?」
目を覚ませば、そこには見慣れた質素な天井がある。そして僕が目覚めたことに気づいたのか、同胞達がこちらを覗き込んできた。
「あ、センセー起きた? いやぁ流石っすよセンセー!」
「お目覚めですか、先生。お疲れ様です。あの怪物──リンデア教の教皇を相手取り五体満足で帰還されるとは」
いつもと変わらぬ明るい笑顔を作るインヴィダと、誇らしげに眼鏡を押し上げるインテレクトス。
どうやら僕は……あの怪物を前に生還することが出来たらしい。信じ難いが、確かにこの身は五体満足だ。
「……インヴィダ卿。インテレクトス卿。僕はどうやって戻ってきたんだ?」
「どうやって、って……いつもの調子で戻って来て、ジスガランド教皇と殺り合った話をしてくれたじゃないですか。一休みして忘れちゃったんすかー?」
「先生はきっと、同胞の件で心を砕いていらっしゃるのだろう。先生が駆けつけ、その死を見届けてくれたのならば、ストプロム卿も浮かばれるでしょう」
ですのでどうか気に病まず、とインテレクトスは言う。
……そうか。僕はストプロムを救えなかったのか。あの怪物の相手で精一杯で、救えたやもしれぬ同胞を見殺しにしてしまった。
「……明日にでも、彼を悼む葬儀を行おう。骨一つ拾ってやれない無様な教祖だが……それでも彼に追悼の意を表したい」
体を起こしながら告げると、
「先生ならばそう仰ると思っていました。出払っているロボラ卿やレヌンティアツォ卿、他拠点に滞在している同胞達にも知らせておきます」
「じゃあ俺は葬儀の準備でもしようかなー」
二つ返事で了承し、彼等は立ち上がった。そしてくるりと踵を返したその背に向け、僕は明かす。
「少し待ってくれるか、二人共」
「ん? どうしましたー?」
「はい、なんでしょうか」
「先程あなた達は僕がいつもの調子で戻ってきたと言ったが……それはありえないのだ。何故なら僕は──異教徒、ジスガランド教皇との戦いの最中で一度気を失った。そして、目を覚ましたのはつい先程。だから、あなた達が言葉を交わしたのは僕ではない僕だ」
欠けた記憶の中で、僕は異教徒との戦いから離脱し、この拠点まで無事に帰還してみせたようだ。何故そのようなことを成し遂げられたのか……一つだけ心当たりがないこともない。
「えーっと、つまりセンセーが多重人格ってコト? そんな話一度も聞いたことないけど」
「ふむ……言われてみれば、確かにあの時の先生は少しばかり“圧”が強かった気がしますね」
「うっそだぁ~! そんなの全然分からなかったよ」
「それはオマエの気が常に抜けているからだろう」
「失礼だなー。俺こう見えて結構真面目に生きてるんだけど」
「一度鏡を見てからものを言え」
インヴィダとインテレクトスがやいのやいのと口論を始めたところで、ため息混じりに切り出す。
「これはあくまで僕の推測だが──……おそらく、我らが神が僕を窮地からお救いくださったのだろう。僕の体を使って異教の怪物を退けることで、神は僕を守ってくださったのだ」
「! つまり、我らが神が意識を失った先生を安全地帯まで…………嗚呼、我らが神はなんと慈悲深い御方なのか。先生がとても献身的にお仕えしているからこそ、神も先生の為にご降臨されたのでしょうね」
「そうであればこれに勝るものなどない望外の喜びなのだが……」
「きっとそうです。そうに違いありません。先生程の信心深き方だからこそ、神は貴方を救ってくださったのです。──いつかは俺も、お救いしていただきたいものです」
眼鏡越しに見えるインテレクトスの瞳が、無垢な少年のように輝く。
「…………じゃあつまり、俺達、我が神と話しちゃったってコト!? えええっ! 一生モノの幸運だよねこれー!?」
「落ち着いて、インヴィダ卿。我らが神は僕達に慈愛の限りを尽くしてくださっている。あなたが変わらず神を信じていれば、いつかまた、神の御言葉を拝聴することが叶うだろう」
「──はい! 分かりました、先生っ」
遅れてはしゃぐインヴィダを諭すと、彼は相変わらずの眩い笑顔で無邪気に答えた。
この場に女性の信徒がいたならば、また戒律を破る者が続出したことだろう。容姿が整っている彼等が、こうも飾らない笑みを浮かべては……女性達の心を射止めてしまうこと、必至だ。まあ、既に射止めているやもしれないが。
「──とにかく。“浄化の儀”と並行してストプロム卿の葬儀の準備をしよう」
「分かりました。……先生、例のネズミの件についてなのですが」
「尻尾が掴めたのか?」
「いえ……相当な手練のようで、痕跡一つ残っておらず、正体を突き止めることは困難を極めるかと」
インテレクトス達でも正体を掴めぬ程の手練か……。
「最も怪しいのはジスガランド教皇だろう。あの怪物ならば、あなた達の目を掻い潜り我々について嗅ぎ回ることも出来よう」
「あー、やっぱりその線ですかねー。ジスガランド教皇が相手なら、尻尾を掴むことなんてほとんど不可能かも」
「いや、寧ろ好機かもしれない。仮にネズミがジスガランド教皇だったなら、あの男を誘き寄せられる罠を用意すればいいだけのことだからな」
「わぁお。卿ったら頭良いねぇ~~」
ジスガランドの怪物を誘き寄せられる罠。そんなものがあるのかと頭をひねった時。僕はあの男との会話を思い出した。
『……ジスガランド教皇よ。ここは貴殿の国より遠く離れた地。騒ぎを起こすなど、得策とは言えまい』
『私だって好きで騒ぎを起こす訳ではないさ。だがそなた等が、よりにもよって此処で悪巧みをしているようだから。この国に手を出すのであれば──私も、黙っているわけにはいかないのだよ』
あの男は確かにそう言っていた。この国に手を出すのであれば、と。つまり──……
「……フォーロイト帝国。この国に対し、あの男は並々ならぬ執着を見せていた。この遠き異国の地にて我々と衝突することとて厭わない程に。この国には、ジスガランドの怪物が執着する程の何かがあるのではないか?」
「国そのものへの執着、ですか。ふむ……不可解ではありますが──」
「現にあの男は完全に異国の地で布教活動なんてものをしていますし。フォーロイト帝国でなければならない理由が何かあるってことですよねー?」
インヴィダに被せるように発言され、インテレクトスは顔を顰める。
「……。その理由さえ分かれば、目障りなあの怪物を“救済”できるのだが。何故あの男は氷の国に執着しているんだ……?」
「考えられる可能性としては……国教会と友誼を結びながらも宗教統一が行われておらず、天空教信徒が周辺諸国と比べて少ない大陸西方有数の大国──なんて都合が良すぎるこの国を起点に、国教会に対抗できる勢力を築こうとしているとか」
「インヴィダ卿の意見はもっともだが、だとすれば怪物一人で布教活動をするのはあまりにも効率が悪すぎる。あの男には、単独行動でなければならない理由もあるのではなかろうか」
「それもそうかー。なんでジスガランド教皇は一人でこの国に滞在してるんだろー」
うーん、と二人は揃って首を傾げた。
その件についても調べる必要があるが……ひとまずは“浄化の儀”の準備とストプロムの葬儀に注力しよう。
あの男がフォーロイト帝国に執着しているのであれば──“浄化の儀”を行えば、自ずとあちらから姿を現すだろうから。
神よ。我らが神よ。忌まわしき怪物よりこの身をお救いくださり、心より感謝致します。そして、叶うならば──……この世界のあまねく全てに、あなたの救いが齎されますように。
その為に。僕は、あなたに救われたこの身を捧げましょう。
目を覚ませば、そこには見慣れた質素な天井がある。そして僕が目覚めたことに気づいたのか、同胞達がこちらを覗き込んできた。
「あ、センセー起きた? いやぁ流石っすよセンセー!」
「お目覚めですか、先生。お疲れ様です。あの怪物──リンデア教の教皇を相手取り五体満足で帰還されるとは」
いつもと変わらぬ明るい笑顔を作るインヴィダと、誇らしげに眼鏡を押し上げるインテレクトス。
どうやら僕は……あの怪物を前に生還することが出来たらしい。信じ難いが、確かにこの身は五体満足だ。
「……インヴィダ卿。インテレクトス卿。僕はどうやって戻ってきたんだ?」
「どうやって、って……いつもの調子で戻って来て、ジスガランド教皇と殺り合った話をしてくれたじゃないですか。一休みして忘れちゃったんすかー?」
「先生はきっと、同胞の件で心を砕いていらっしゃるのだろう。先生が駆けつけ、その死を見届けてくれたのならば、ストプロム卿も浮かばれるでしょう」
ですのでどうか気に病まず、とインテレクトスは言う。
……そうか。僕はストプロムを救えなかったのか。あの怪物の相手で精一杯で、救えたやもしれぬ同胞を見殺しにしてしまった。
「……明日にでも、彼を悼む葬儀を行おう。骨一つ拾ってやれない無様な教祖だが……それでも彼に追悼の意を表したい」
体を起こしながら告げると、
「先生ならばそう仰ると思っていました。出払っているロボラ卿やレヌンティアツォ卿、他拠点に滞在している同胞達にも知らせておきます」
「じゃあ俺は葬儀の準備でもしようかなー」
二つ返事で了承し、彼等は立ち上がった。そしてくるりと踵を返したその背に向け、僕は明かす。
「少し待ってくれるか、二人共」
「ん? どうしましたー?」
「はい、なんでしょうか」
「先程あなた達は僕がいつもの調子で戻ってきたと言ったが……それはありえないのだ。何故なら僕は──異教徒、ジスガランド教皇との戦いの最中で一度気を失った。そして、目を覚ましたのはつい先程。だから、あなた達が言葉を交わしたのは僕ではない僕だ」
欠けた記憶の中で、僕は異教徒との戦いから離脱し、この拠点まで無事に帰還してみせたようだ。何故そのようなことを成し遂げられたのか……一つだけ心当たりがないこともない。
「えーっと、つまりセンセーが多重人格ってコト? そんな話一度も聞いたことないけど」
「ふむ……言われてみれば、確かにあの時の先生は少しばかり“圧”が強かった気がしますね」
「うっそだぁ~! そんなの全然分からなかったよ」
「それはオマエの気が常に抜けているからだろう」
「失礼だなー。俺こう見えて結構真面目に生きてるんだけど」
「一度鏡を見てからものを言え」
インヴィダとインテレクトスがやいのやいのと口論を始めたところで、ため息混じりに切り出す。
「これはあくまで僕の推測だが──……おそらく、我らが神が僕を窮地からお救いくださったのだろう。僕の体を使って異教の怪物を退けることで、神は僕を守ってくださったのだ」
「! つまり、我らが神が意識を失った先生を安全地帯まで…………嗚呼、我らが神はなんと慈悲深い御方なのか。先生がとても献身的にお仕えしているからこそ、神も先生の為にご降臨されたのでしょうね」
「そうであればこれに勝るものなどない望外の喜びなのだが……」
「きっとそうです。そうに違いありません。先生程の信心深き方だからこそ、神は貴方を救ってくださったのです。──いつかは俺も、お救いしていただきたいものです」
眼鏡越しに見えるインテレクトスの瞳が、無垢な少年のように輝く。
「…………じゃあつまり、俺達、我が神と話しちゃったってコト!? えええっ! 一生モノの幸運だよねこれー!?」
「落ち着いて、インヴィダ卿。我らが神は僕達に慈愛の限りを尽くしてくださっている。あなたが変わらず神を信じていれば、いつかまた、神の御言葉を拝聴することが叶うだろう」
「──はい! 分かりました、先生っ」
遅れてはしゃぐインヴィダを諭すと、彼は相変わらずの眩い笑顔で無邪気に答えた。
この場に女性の信徒がいたならば、また戒律を破る者が続出したことだろう。容姿が整っている彼等が、こうも飾らない笑みを浮かべては……女性達の心を射止めてしまうこと、必至だ。まあ、既に射止めているやもしれないが。
「──とにかく。“浄化の儀”と並行してストプロム卿の葬儀の準備をしよう」
「分かりました。……先生、例のネズミの件についてなのですが」
「尻尾が掴めたのか?」
「いえ……相当な手練のようで、痕跡一つ残っておらず、正体を突き止めることは困難を極めるかと」
インテレクトス達でも正体を掴めぬ程の手練か……。
「最も怪しいのはジスガランド教皇だろう。あの怪物ならば、あなた達の目を掻い潜り我々について嗅ぎ回ることも出来よう」
「あー、やっぱりその線ですかねー。ジスガランド教皇が相手なら、尻尾を掴むことなんてほとんど不可能かも」
「いや、寧ろ好機かもしれない。仮にネズミがジスガランド教皇だったなら、あの男を誘き寄せられる罠を用意すればいいだけのことだからな」
「わぁお。卿ったら頭良いねぇ~~」
ジスガランドの怪物を誘き寄せられる罠。そんなものがあるのかと頭をひねった時。僕はあの男との会話を思い出した。
『……ジスガランド教皇よ。ここは貴殿の国より遠く離れた地。騒ぎを起こすなど、得策とは言えまい』
『私だって好きで騒ぎを起こす訳ではないさ。だがそなた等が、よりにもよって此処で悪巧みをしているようだから。この国に手を出すのであれば──私も、黙っているわけにはいかないのだよ』
あの男は確かにそう言っていた。この国に手を出すのであれば、と。つまり──……
「……フォーロイト帝国。この国に対し、あの男は並々ならぬ執着を見せていた。この遠き異国の地にて我々と衝突することとて厭わない程に。この国には、ジスガランドの怪物が執着する程の何かがあるのではないか?」
「国そのものへの執着、ですか。ふむ……不可解ではありますが──」
「現にあの男は完全に異国の地で布教活動なんてものをしていますし。フォーロイト帝国でなければならない理由が何かあるってことですよねー?」
インヴィダに被せるように発言され、インテレクトスは顔を顰める。
「……。その理由さえ分かれば、目障りなあの怪物を“救済”できるのだが。何故あの男は氷の国に執着しているんだ……?」
「考えられる可能性としては……国教会と友誼を結びながらも宗教統一が行われておらず、天空教信徒が周辺諸国と比べて少ない大陸西方有数の大国──なんて都合が良すぎるこの国を起点に、国教会に対抗できる勢力を築こうとしているとか」
「インヴィダ卿の意見はもっともだが、だとすれば怪物一人で布教活動をするのはあまりにも効率が悪すぎる。あの男には、単独行動でなければならない理由もあるのではなかろうか」
「それもそうかー。なんでジスガランド教皇は一人でこの国に滞在してるんだろー」
うーん、と二人は揃って首を傾げた。
その件についても調べる必要があるが……ひとまずは“浄化の儀”の準備とストプロムの葬儀に注力しよう。
あの男がフォーロイト帝国に執着しているのであれば──“浄化の儀”を行えば、自ずとあちらから姿を現すだろうから。
神よ。我らが神よ。忌まわしき怪物よりこの身をお救いくださり、心より感謝致します。そして、叶うならば──……この世界のあまねく全てに、あなたの救いが齎されますように。
その為に。僕は、あなたに救われたこの身を捧げましょう。
10
お気に入りに追加
638
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界成り上がり物語~転生したけど男?!どう言う事!?~
繭
ファンタジー
高梨洋子(25)は帰り道で車に撥ねられた瞬間、意識は一瞬で別の場所へ…。
見覚えの無い部屋で目が覚め「アレク?!気付いたのか!?」との声に
え?ちょっと待て…さっきまで日本に居たのに…。
確か「死んだ」筈・・・アレクって誰!?
ズキン・・・と頭に痛みが走ると現在と過去の記憶が一気に流れ込み・・・
気付けば異世界のイケメンに転生した彼女。
誰も知らない・・・いや彼の母しか知らない秘密が有った!?
女性の記憶に翻弄されながらも成り上がって行く男性の話
保険でR15
タイトル変更の可能性あり
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
婚約したら幼馴染から絶縁状が届きました。
黒蜜きな粉
恋愛
婚約が決まった翌日、登校してくると机の上に一通の手紙が置いてあった。
差出人は幼馴染。
手紙には絶縁状と書かれている。
手紙の内容は、婚約することを発表するまで自分に黙っていたから傷ついたというもの。
いや、幼馴染だからって何でもかんでも報告しませんよ。
そもそも幼馴染は親友って、そんなことはないと思うのだけど……?
そのうち機嫌を直すだろうと思っていたら、嫌がらせがはじまってしまった。
しかも、婚約者や周囲の友人たちまで巻き込むから大変。
どうやら私の評判を落として婚約を破談にさせたいらしい。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
困りました。縦ロールにさよならしたら、逆ハーになりそうです。《改訂版》
新 星緒
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢アニエス(悪質ストーカー)に転生したと気づいたけれど、心配ないよね。だってフラグ折りまくってハピエンが定番だもの。
趣味の悪い縦ロールはやめて性格改善して、ストーカーしなければ楽勝楽勝!
……って、あれ?
楽勝ではあるけれど、なんだか思っていたのとは違うような。
想定外の逆ハーレムを解消するため、イケメンモブの大公令息リュシアンと協力関係を結んでみた。だけどリュシアンは、「惚れた」と言ったり「からかっただけ」と言ったり、意地悪ばかり。嫌なヤツ!
でも実はリュシアンは訳ありらしく……
逃げて、追われて、捕まって
あみにあ
恋愛
平民に生まれた私には、なぜか生まれる前の記憶があった。
この世界で王妃として生きてきた記憶。
過去の私は貴族社会の頂点に立ち、さながら悪役令嬢のような存在だった。
人を蹴落とし、気に食わない女を断罪し、今思えばひどい令嬢だったと思うわ。
だから今度は平民としての幸せをつかみたい、そう願っていたはずなのに、一体全体どうしてこんな事になってしまたのかしら……。
2020年1月5日より 番外編:続編随時アップ
2020年1月28日より 続編となります第二章スタートです。
**********お知らせ***********
2020年 1月末 レジーナブックス 様より書籍化します。
それに伴い短編で掲載している以外の話をレンタルと致します。
ご理解ご了承の程、宜しくお願い致します。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
3年前にも召喚された聖女ですが、仕事を終えたので早く帰らせてもらえますか?
せいめ
恋愛
女子大生の莉奈は、高校生だった頃に異世界に聖女として召喚されたことがある。
大量に発生した魔物の討伐と、国に強力な結界を張った後、聖女の仕事を無事に終えた莉奈。
親しくなった仲間達に引き留められて、別れは辛かったが、元の世界でやりたい事があるからと日本に戻ってきた。
「だって私は、受験の為に今まで頑張ってきたの。いい大学に入って、そこそこの企業に就職するのが夢だったんだから。治安が良くて、美味しい物が沢山ある日本の方が最高よ。」
その後、無事に大学生になった莉奈はまた召喚されてしまう。
召喚されたのは、高校生の時に召喚された異世界の国と同じであった。しかし、あの時から3年しか経ってないはずなのに、こっちの世界では150年も経っていた。
「聖女も2回目だから、さっさと仕事を終わらせて、早く帰らないとね!」
今回は無事に帰れるのか…?
ご都合主義です。
誤字脱字お許しください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
モブはモブらしく生きたいのですっ!
このの
恋愛
公爵令嬢のローゼリアはある日前世の記憶を思い出す
そして自分は友人が好きだった乙女ゲームのたった一文しか出てこないモブだと知る!
「私は死にたくない!そして、ヒロインちゃんの恋愛を影から見ていたい!」
死亡フラグを無事折って、身分、容姿を隠し、学園に行こう!
そんなモブライフをするはずが…?
「あれ?攻略対象者の皆様、ナゼ私の所に?」
ご都合主義です。初めての投稿なので、修正バンバンします!
感想めっちゃ募集中です!
他の作品も是非見てね!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
前世では美人が原因で傾国の悪役令嬢と断罪された私、今世では喪女を目指します!
鳥柄ささみ
恋愛
美人になんて、生まれたくなかった……!
前世で絶世の美女として生まれ、その見た目で国王に好かれてしまったのが運の尽き。
正妃に嫌われ、私は国を傾けた悪女とレッテルを貼られて処刑されてしまった。
そして、気づけば違う世界に転生!
けれど、なんとこの世界でも私は絶世の美女として生まれてしまったのだ!
私は前世の経験を生かし、今世こそは目立たず、人目にもつかない喪女になろうと引きこもり生活をして平穏な人生を手に入れようと試みていたのだが、なぜか世界有数の魔法学校で陽キャがいっぱいいるはずのNMA(ノーマ)から招待状が来て……?
前世の教訓から喪女生活を目指していたはずの主人公クラリスが、トラウマを抱えながらも奮闘し、四苦八苦しながら魔法学園で成長する異世界恋愛ファンタジー!
※第15回恋愛大賞にエントリーしてます!
開催中はポチッと投票してもらえると嬉しいです!
よろしくお願いします!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる