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第五章・帝国の王女
番外編 ある少女の秘めごと
しおりを挟むこちらの話は、十月三日になろう版三周年記念で投稿した記念番外編になります。
♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢
それは、我が兄フリードルの十七歳の誕生日──その翌日のこと。
まだ満足に陽も昇っていない明け方。私は日課の素振りやランニングを颯爽と終わらせて、中庭に面した外廊下に一人で居た。
石柱の影に隠れ、キョロキョロと周囲の様子を窺いながら、中庭を眺める。皇宮の中庭はかなり広大な庭園となっていて、それを囲うように建造された三つの宮殿は外廊下のみが繋がっている状態だ。『コ』のような形状で西宮・北宮・東宮があり、それを結ぶ外廊下の曲がり角部分は、大きな東屋のようになっている。
っと、皇宮の話はこれくらいにして。とにかくこの皇宮の中庭が大規模なものだから、向かいに建つ西宮の外廊下の様子なんてまったく分からないし、北宮の外廊下の様子だって分からない。それ程に大きい庭園。そう、言わばクソでかガーデンなのだ。
とはいえ、私はこの中庭に足を踏み入れたことがない。何故なら、かつてフリードルに『あそこは父上の庭だ。何があろうと、お前だけは入ってはいけない。絶対にだ』と言われたから。その言葉が呪いのようにアミレスの中に残り、今もなおこの身を蝕んでいる。中庭に入ろうとすれば足が動かなくなってしまうのだ。
それに、この中庭は皇帝──お父様のお気に入りの場所らしく。下手に入って出くわした日には即死亡間違いなしなので、中庭には興味を抱かないようにしてきた。
なのに何故、今更こんな風に中庭に興味を持ったか。さぞや疑問だろう。べつに、大した理由ではない。
ただ──……お母様のお墓参りをしたいと、そう思っただけ。
今まで一度もお墓参りをしてこなかった。したくてもできなかったから、死ぬ前に一度くらいはお墓参りをしたいと思ったのだ。
二つあるというお母様のお墓。うち一つはお母様の生家──グレイ男爵家の領地だった場所(グレイ男爵家はお母様の祖父母の代で既に没落していたらしい)にあるという、一族の墓地に。そしてもう一つが、なんとこの中庭にあるという。
皇族専用の墓地がちゃんとあるのにもかかわらず、お母様は何故か皇宮の中庭にお墓を持っていると、以前イリオーデから聞いた。
なのでこうしてお母様のお墓参りをしようと、こんな朝早くから行動を起こしているのだが……
「案の定立ち入れないし、中庭に人が居るかどうかなんて分かるわけないよねー……」
体は動かず、広大な中庭の全容など到底把握できず。
くそぅ! 私はこのまま、死ぬまで一度もお母様のお墓参りをしない最低最悪の親不孝者になってしまうの!?
「──王女殿下? こんな早い時間から、そのような所で何をしていらっしゃるのですか?」
「ケイリオル卿!」
こんな朝早くにもらかかわらず、北宮方面からケイリオルさんが悠々と歩いてきた。
今の私はポニーテールに鍛錬用のシャツとズボン、そして素振りの為に愛剣白夜を腰に帯びた状態だ。ふむ。どこからどう見ても不審者だね。
「さっきまで日課のトレーニングをしてたところです」
「日課……このような時間に? 朝の四時過ぎですよ?」
「今日は事情があって。いつもはあと二時間は寝ています」
「事情ですか。中庭を眺めていらっしゃったことに何か繋がりが……?」
流石に分かっちゃうか。別に隠す程のことでもないので、大人しく訳を話す。お母様のお墓参りがしたくて、と。するとケイリオルさんは氷のようにぴたりと固まり、やがて膝を折って屈んだ。
「…………アーシャに、会いに行ってくれるの?」
こちらを見上げ、どこか弱々しい声で彼はそう言った。こくりと頷くと、
「君は、彼女に会いたくないものとばかり思っていたよ」
ケイリオルさんは、安堵の息と共に呟いた。
何故そんな風に思われていたんだろう。私はこんなにも、お母様のことが気になっているのに。
「でも、そうか。君は彼女を恨んでいないんだね。会いたいと、知りたいと言ってくれるんだね。──ありがとう。きっとアーシャも喜んでくれるよ」
「そうだといいんですが……どうして、私がお母様を恨む必要があるんですか?」
「だって、君が冷遇されているのは──……いいや、よそう。君はアーシャを恨まず、彼女を『母』として認めてくれているのだから」
途中で言葉を切り捨て、彼は私の問いに答えを出さなかった。……その答えを出してしまえば、私がお母様を恨むような結果になってしまうと、そう考えたのだろう。
「……足元に置かれた花束はこの為のものなのか。花が少ないこの国で、そんなにも綺麗な花束を用意してくれたんだ」
「はい。あまりお墓参りっぽくはない花束なんですけど……お母様は花が好きだって聞いて。お母様、喜んでくださるでしょうか」
足元に置いていた花束にめざとく気付き、ケイリオルさんはふっと笑った。
シャンパージュ夫人から、『皇后陛下はよく花の世話をされておられたそうですよ』と聞いたことがあったので、ナトラに頼んで色とりどりの花を咲かせてもらい、こうして花束にしたのだ。
「絶っ対に喜ぶよ。何せアーシャは、僕等が他所から盗んできた花で作った花束でも一応喜んでくれたからね。可愛い娘がわざわざ用意してくれた花束とあれば大喜び間違いなしさ」
「……だといいのですが」
本当にクソガキだったんだな、この人。
十五歳の誕生日前日に皆が開いてくれたバースデーパーティーで衝撃のカミングアウトをされてからというものの、ケイリオルさんと二人きりになると、たまにこうして素を見せてくれるようになった。それにより、ケイリオルさんへのイメージが徐々に崩れ去りつつある。ああ、れみぜらぶる……。
「アーシャの墓参りをしようとしていたのは分かったけれど……どうして中庭に入らないんだい? もしかして、エリドルがいるかもって二の足を踏んでいたのかい」
スッと立ち上がりながら、彼は言う。
「それもあるんですが、その……入れないんです」
「え?」
「昔、お兄様に『お前だけは入ってはいけない』と言われて。この歳にもなってまだその言葉に縛られているみたいで……いざ中庭に入ろうとすると、体が動かなくなるんです」
だから困っていて。と、愚痴のようにこぼす。
「……そんなことがあったのか……エリドルの入れ知恵だろうな」
ぽつりと呟き、ケイリオルさんは地面に置かれた花束を取って手を差し出してきた。いったいどういうことなのかと彼の手を眺めていると、「ごほん」と咳払いをして彼は切り出した。
「──お手をどうぞ、お姫様。もしよろしければ……貴女をエスコートする褒美を、僕に与えていただけませんか?」
「……エスコート、ですか?」
「はい。フリードル殿下の言いつけでも、僕が一緒ならば問題は無いでしょう。何故なら僕は──この国で唯一にして絶対なる皇帝陛下の側近ですから」
皇帝の側近として、彼は私に手を貸してくれるらしい。
ケイリオルさんとならば本当に大丈夫かもしれない。そんな思いから恐る恐る彼の手に私のそれを重ね、先導する彼に引っ張られる形で私は一歩を踏み出した。
「……! 入れた……!」
「フォーロイト帝国が誇る皇宮庭園へようこそ、王女殿下」
この世界に来てから、ずっと眺めるだけだったこの庭園。季節の花々が愛くるしく咲き誇るこの中庭に入れる日が来るなんて。
「っありがとうございます、ケイリオル卿!」
「いえいえ。ささ、早く行きましょう。今は陛下もご就寝されてますが、いつ起きるか分かりませんからね。軽く花の解説でもしつつ、彼女の墓に向かいましょう」
「はい!」
ケイリオルさんに手を引かれ、広大な中庭を進んでゆく。彼は園芸にも詳しいようで、花の育て方を次から次へと教えてくれた。あれはあまり水をやりすぎてはいけないとか、あれはよく日に当てなければならないとか。どうやらケイリオルさんは、かなりの園芸経験者のようだ。
そういえば……ナトラが前に、『あの庭の花々はしっかり世話をされているようじゃな。相当、あの庭園に愛着がある者が世話をしておるのじゃろう』って褒めてたっけ。もしかして、中庭を管理しているのはケイリオルさんだったり……? いや、流石にそれはないか。超多忙な彼にそんな時間があるとは思えない。
じゃあ趣味で花を育てているのかな。…………花と言えば。去年まで、毎年私の誕生日に窓際に花が一輪置かれていたけど……まさか、ね。
「──到着しました。ここが、貴女の母君であるアーシャ・ヘル・フォーロイト皇后陛下の墓になります」
「ここがお母様のお墓…………」
既に芽をつけている木の下で、寒さに強い花々に囲まれながら佇む墓標。そこには私の母親であるアーシャ・ヘル・フォーロイトの名前が刻まれている。
じんわりと熱くなってきた目頭もそのままに、ケイリオルさんから花束を受け取り、屈んでお墓に供える。
「……やっと、会えましたね。はじめまして、お母様。アミレスです。先日十五歳になりました。……十五年間、一度も来られなくてすみませんでした」
顔も声も知らない私のお母様。私達の記憶の中に、彼女の姿はないけれど……それでも母親であることに変わりはない。
「こんなこと、私だけは言ってはいけないってずっと思っていたけれど……どうしても、伝えたいんです。──私を産んでくれてありがとうございます、お母様。貴女が私をこの世界に連れて来てくれたから……私、すっごく楽しい日々を過ごせているんです」
ずっと、お母様にこう言いたかった。感謝を伝えたかった。この世界で私達だけは、私が生まれたことを……こうして、母親を殺して生まれのうのうと生きていることを喜んではいけないのだろうけど。
それでも、どうしても伝えたかった。だって、この言葉は──
「大切な人達と出会わせてくれて、本当にありがとうございます」
きっと前世の『私』も、誰かに伝えたかった言葉だから。
どうしても伝えたかった言葉を言い終わるやいなや、ふっと意識が落ちてゆく。真っ暗な空を揺蕩うような錯覚に包まれながら、『私』は宙から降ってくる声に耳を傾けた。
「……──お母様。親不孝な娘でごめんなさい。これまで一度もご挨拶できず、本当にごめんなさい。私はお母様の顔も存じ上げないような親不孝娘ですが……それでも、お母様のことを尊敬し、愛しております。だって──お母様の優しい声は、ほんの少しだけ覚えていますから」
なんと彼女には、胎児の頃に聞いたのであろう──誰かが歌ってくれた優しい子守唄の記憶があるというのだ。
これにはとても驚いた。記憶力には自信がある『私』も、流石に胎児の頃に聞いたことなんてまったく覚えていない。
「残念ながら、お母様が私の名前を呼んでくださったかどうかは覚えていませんが……お母様の子守唄は、ほんの少しだけ覚えています」
そう言って、アミレスは小さく口ずさむ。ほんの数分、彼女はうろ覚えの子守唄を歌い切り、恥ずかしそうに「ふふ」とはにかんだ。
「……やっぱり、お母様みたいには歌えませんね。お母様の子守唄、もっと聞きたかったです」
と、彼女が伝えるやいなや。釣り上げられるように、早くも『私』の意識が表層に引き上げられる。
「それじゃあ……またね、お母様。今度はお母様の誕生日をお祝いさせてください」
言いたいことを全部言い終えたのか、アミレスは『私』を表層に押し出し、そそくさと深層に潜ってしまった。表に出てすぐ、私はとんでもないものを目にする。
「……っ」
ケイリオルさんが震えてる!?
「け、ケイリオル卿!? どうされたのですか?!」
「……いえ、なんでも……っ、ただ、まさか、あの歌を……また、聞ける日が、来る、とは……思わず…………っ」
肩と声を震わせ、彼は布の下で目元を強く拭っていた。どうやら、アミレス歌唱のお母様の子守唄が、お母様と長い付き合いだった彼にダイレクトヒットしたらしい。
「この歳にもなってこんな風に泣いてしまうなんて、情けない限りです」
「そんなことは……」
「──君以外に知られた日には情けなさのあまり仕事を放り投げたくなるから、このことはどうか内密に……」
私の口ひとつに皇帝の側近のやる気がかかってしまっただと!?
「で、では……私も本当は言っちゃいけないことを言ってしまったので、このお墓参りの間の出来事は、私達だけの秘密ということにしていただけますか?」
このお墓参りのこと全てを秘密にすれば、ケイリオルさんが泣いちゃった件をうっかり流布することもないだろう。我ながら妙案である。なんとも天才的な提案をすると、
「…………そうだね、そうしよう。この墓参りのことは、僕達だけの秘密だ」
何か言いたげな様子で、彼は承諾してくれた。「指切りしましょうよ」と言えば、彼はクスッと笑ってわざわざ手袋を外し、
「はい、どうぞ」
「ありがとうございます!」
しなやかな手指を出してくれた。相変わらず冷たい指先に小指を絡め、二人でお決まりの言葉を歌って約束する。約束も終わればお墓参りも終わり、ケイリオルさんに中庭の外まで送っていただいて、その場で解散と相成った。
かなり遅れてしまったが……こうしてお母様のお墓参りをできて、私達は、幸せな気分のまま二度寝と洒落込んだのであった。
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